著者
三浦 昭 武井 悠人 山口 智宏 高橋 忠輝 佐伯 孝尚 Miura Akira Takei Yuto Yamaguchi Tomohiro Takahashi Tadateru Saiki Takanao
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告: 宇宙科学情報解析論文誌: 第8号 = JAXA Research and Development Report: Journal of Space Science Informatics Japan: Volume 8 (ISSN:24332216)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RR-18-008, pp.27-41, 2019-03-08

2014年12月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」 は, 2018年の夏から小惑星リュウグウ(162173, 1999 JU3)の探査を続けている.係る探査においては, 探査前に情報が得られないような状況下で, 様々なクリテイカル運用が予定されており, 係る事前訓練や検証等が欠かせないものとなった. 同様に関連する科学者も実際の観測に先立って訓練を積む必要があった. 来たる実運用に向けて, 信頼性を上げるための一助としてハードウェアシミュレータが開発された. その構成要素の一つとして, 画像生成装置が開発され, 「はやぶさ2」搭載の様々な光学機器の模擬データを生成することとなった. 本稿においては, 光学機器模擬の概要を記すと共に, そこで使われるレイトレーシング機能について, 性能評価の概要を述べる.
著者
梅田 千尋
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = National Institure of Japanese Literature (ISSN:18802249)
巻号頁・発行日
no.06, pp.137-154, 2010-03-26

近年、中世寺院史料論は大きく進展し、とくに東大寺・東寺に関する研究は、中世史上の重要な論点を提起してきた。一方これらの史料群に含まれる近世史料は多くの場合研究の対象外とされ、中近世史の断絶という問題も生じている。本稿では、中世・近世史料が混在する権門寺院(旧仏教系大寺院)の一つである興福寺史料の整理と目録編成の事例をとりあげ、構造的把握の方法と若干の見通しを述べる。興福寺は、中世以降の複雑な寺院組織のため一元的な史料管理が行われにくく、さらに明治維新期の寺院組織解体によって史料の分散が進んだ結果、現在は20以上の所蔵機関に関連史料が分散している。本稿では、先行研究を手がかりに現段階での興福寺関連史料の伝来・所蔵関係を明らかにし、文書群の全体像把握を試みた。その上で、興福寺一乗院坊官二条家史料(京都大学総合博物館蔵「一乗院文書」)の調査に即して、寺院組織という観点から文書群の構造的分析のための試案を提示した。さらに、「一乗院文書」の事例によって導き出された構造分析が、他の文書群にも適用しうることを指摘した。以上の考察を通じて、各史料群の調査において、できるだけ興福寺関連資料群全体の関連を念頭に置き、相互参照可能なフォンド・サブフォンドの設定を行うことを提案した。Historical records accumulated in whole Kofuku-ji temple (興福寺) since Nara period have drained off at the era of Meiji Restoration, then museums, libraries and universities most of the records are scattered over more than 23 organizations. In this situation, it is difficult to determine even the exact volumes of the whole Kohuku-ji temple records. This article surveys present condition of records and examines how to reconstruct lost structure of records generated by Kohlku-ji. Among these Kofilku-ji records, so called "Ichijoin-documents” (一乗院文書) kept in Kyoto university museum (京都大学総合博物館) has rich documents about early modern temple administrator Nijo family (二条家). Through archival research on this "Ichijoin-documents”, I try to develop a methodology to figure out archival system of Kofuku-ji and governance system of the temple. For example, "Ichijoin-documents” Ford includes amount of books about Daigyoji (大行事), a sort of operating officer Analyzing this kind of documents, we can find distinctive style documents made by Daigyoji. Then, comparing style of documents to another Fords of Kofuku-ji records, relation among the records can be apprehensible.
著者
倉持 武 クラモチ タケシ Takeshi Kuramochi
雑誌
松本歯科大学紀要
巻号頁・発行日
vol.28, pp.1-27, 1999
著者
大杉 昭英
巻号頁・発行日
2017-03

目次本プロジェクト研究の目指すもの ………………… 1目次 ……… 3研究組織名簿 ………………………………………… 5研究成果の概要 ……………………………………… 9第Ⅰ部 校長の資質・能力と職能成長に関する調査研究 …………………………………… 191.本調査の概要 …………………………………… 21(1)本調査の目的 ……………………………… 21(2)調査日程・調査対象者の概要 …………… 222.資質・能力習得度,資質・能力必要度,今後特に必要とされる資質・能力 ………… 27(1)資質・能力習得度 ………………………… 27(2)資質・能力必要度 ………………………… 43(3)今後特に必要とされる資質・能力………… 503.校長を志望した時期・動機,成長機会の有益度,メンター,キャリア・ステージごとの大学院での学習に対する期待 ……………… 54(1)志望した時期・動機 ……………………… 54(2)成長機会の有益度 ………………………… 57(3)メンター …………………………………… 62(4)キャリア・ステージごとの大学院での学習に対する期待 ………………………… 634.リーダーシップ効力感 ………………………… 69(1)リーダーシップ効力感 …………………… 695.職務満足度 ……………………………………… 73(1)職務満足度 ………………………………… 736.主幹教諭,事務職員による校長の補佐体制及び教育委員会の支援体制 ……………… 82(1)主幹教諭による校長の補佐体制 ………… 82(2)事務職員による校長の補佐体制 ………… 85(3)教育委員会の支援体制 …………………… 927.学校改革で直面している課題 ………………… 96(1)学校改革で直面している課題 …………… 968.資質・能力習得度,リーダーシップ効力感,職務満足度に関連する要因 …………… 101(1)資質・能力習得度 ………………………… 104(2)リーダーシップ効力感 …………………… 107(3)職務満足度 ………………………………… 111参考文献 … 115回答者の属性 ………………………………………… 120調査票 …… 1294第Ⅱ部 学校の役割・教職員等指導体制の海外比較研究 …………………………………… 1431.本調査の概要 …………………………………… 145(1)本調査の目的 ……………………………… 145(2)本調査の対象国と調査対象 ……………… 146(3)調査結果 …………………………………… 147<各国の分析>・アメリカ合衆国 ………………………………… 179・イギリス(イングランド)……………………… 191・中国 … 205・シンガポール …………………………………… 217・フランス ………………………………………… 225・ドイツ ……………………… 233・韓国 ………………………… 245
著者
柿沼 美紀 畠山 仁 土田 あさみ 野瀬 出
雑誌
日本獣医生命科学大学研究報告 (ISSN:18827314)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.68-75, 2013-12

飼育下にある大型類人猿の育児放棄は,母や育つ環境が影響していることが以前から報告されている。さらに育児放棄された個体はヒトが育てることになり,チンパンジーらしさが十分育たず,チンパンジーの群れに入れないという悪循環を繰り返してきた。近年,そういった負の連鎖を断ち切るためにさまざまな試みがなされるようになった。多摩動物公園では2008年に生まれた人工哺育個体(ジン,オス,GAIN識別番号0705)の群れ入りに成功している。 本研究では多摩動物公園で母親に育てられた7 個体の発達と群れ入り後のジンの行動を比較し,早期の環境剥奪が発達過程に及ぼす影響について検討した。ジンは群れ入り直後は他の個体に比べて,運動発達,認知発達,社会性発達に遅れが見られたが,いずれも半年後には改善していた。特に道具操作の発達は短時間で他の個体に追いついていた。一方,指しゃぶりや,肛門に指を差し込むなどの行動が観察されているが,日常生活に支障をもたらすものではなかった。大型類人猿の母子関係はヒトのそれと比較されてきた。本稿では,人工哺育個体の群れ適応の難しさや,適応の必要要件について取りあげ,ヒトの子育ての特性についても併せて考察した。
著者
小畑 郁男
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.127(2004-MUS-058), pp.1-6, 2004-12-12

楽曲の統一感は素材の同質性に、変化感は素材間の対照性に起因すると考えられる。旋律素材の同質性という視点から主要テーマの関係を分析していくことによって、ベートーヴェンの“ピアノソナタ第28番”の作品としての統一性について考察し、以下の3つの結論を得た。(1)第1楽章第1主題の冒頭にあり、楽曲全体を通して現れ、作品の統一に寄与する音程をレティ(R師i Rudolph)が提唱した概念「原細胞」によって説明することができる。(2)先行する主題の中に、後続する主題の要素、あるいはその源となる旋律素材が含まれている。(3)楽曲全体を3部分形式的な統一体として考えることができる。
著者
毛利 数馬 平野 砂峰旅 片寄 晴弘
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2019論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.410-412, 2019-09-13

ライブ演奏においてギタリストの多くがエフェクタによる音色の操作を行うが、通常用いられるペダルやノブでの操作では視覚的な演出が制限されるという課題がある。本研究ではステージでの視覚的な演出を考慮し、ジェスチャによりエフェクトの切り替えやパラメータ制御を行う機構を構成する。ライブ演奏用途においては、ミュージシャンの思考の妨げとならないUIの提供と時間的に厳格なジェスチャ認識が求められる。ジェスチャの予備動作への着目、wekinatorの利用によって、これらの課題の解決に当たる。
著者
吉川 昌伸
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.267-287, 1999-03-31

約12,000万年前以降の関東平野の層序と環境変遷史を検討し,変化期について考察した。完新世の有楽町層は,下部層は主に縄文海進期の海成層から,上部層は河成ないし三角州成堆積物から構成されるが,台地の開析谷内では上部層形成期にはふつう木本泥炭層が形成され,弥生時代以降に主に草本泥炭層に変化した。沖積低地では約4,000年前と約2,000年前には海水準の低下により浅谷が形成された。約12,000年前,冷温帯ないし亜寒帯性の針葉樹と落葉広葉樹からなる森林が,コナラ亜属を主とする落葉広葉樹林に変化した。クリは,約10,500年前以降に自然植生として普通に分布し,縄文中期から晩期(約5,000~2,150年前)には各地で優勢になった。クリ林の拡大が海退と関係することから,環境変化に起因して起こった人為的な変化と推定した。照葉樹林は,房総半島南端では約7,000年前に既に自生し,奥東京湾岸で約7,500年前に,東京湾岸地域の台地で約3,000年前に拡大したが,内陸部では落葉広葉樹林が卓越した。照葉樹林の拡大が関東平野南部から北部,沿岸域から内陸部へと認められたことから,海進による内陸部の湿潤化が関係すると考えた。スギ林は南関東では約3,000年前までに拡大し,その後北部に広がった。照葉樹林やスギ林は,弥生時代以降には内陸部の武蔵野台地や大宮台地,北関東でも拡大が認められたが,これら森林の拡大には生態系への人間の干渉も関係した。また,丘陵を主とするモミ林の拡大は古墳時代頃の湿潤化に起因して,マツ林は特殊な地域を除いては14~15世紀以降に漸増し18世紀初頭以降に卓越した。こうした関東平野の沖積低地の層序や植物化石群に基づき,約12,000年前以降にPE,HE1,HE2,HE3,HE4,HE5各期の6つの変化期を設定した。各変化期は,陸と沖積低地の双方で起こった変化であることを明らかにした。
著者
小西 瑞恵 コニシ ミズエ Mizue KONISHI
雑誌
大阪樟蔭女子大学学芸学部論集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.19-33, 2007-03-20

大阪中津にある南蛮文化館(北村芳郎館長)には、美しい黄金の十字架が保存されている。この十字架は、北村芳郎館長の解説によると、1951年に長崎県南有馬町(南島原市)の原城本丸跡から発見されたが、実は天正の遣欧少年使節がローマ教皇から託されて日本に持ち帰り、キリシタン大名有馬晴信(プロタジオ)に贈ったものであるという。この黄金の十字架について、最初に、これまで不明であった十字架発見の状況(発見者や発見場所)を初めて明らかにした。次に、文献史料(原文はイタリア語)により、これは十字架の形をした聖遺物入れであり、有馬晴信の遺品であることを確認した。天正遣欧使節については、織田信長が狩野永徳に描かせて託したローマ教皇への贈物(安土城の屏風絵)が探し求められているが、この十字架は使節が日本に持ち帰った教皇からの贈物である。なぜ島原の乱の舞台となった原城跡に、有馬晴信の遺品が埋もれていたかという問題については、同じく晴信の遺品である山梨県甲州市大和町栖雲寺蔵「伝虚空蔵菩薩画像」(最近、泉武夫氏により元末14世紀の景教聖像であることが実証された)について述べ、キリシタン大名として刑死した晴信の側近くにいた者が、島原の乱の際に原城跡で殉教したのであろうと推論した。
著者
皆川 諒 高田 哲司
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.726-736, 2020-03-15

セキュリティ警告はセキュリティ脅威への遭遇可能性をICT利用者に伝え,それを回避可能にするための仕組みである.しかし,利用者の多くはセキュリティ警告を有効活用していないという現状がある.そこで本研究では,セキュリティ警告の効果改善を目的とし,「かわいい」と感じる視覚的刺激による行動誘引効果をセキュリティ警告に応用することを提案する.このアイデアに基づき,セキュリティ警告内に「かわいい効果」をもたらしうる画像を導入したプロトタイプ警告を実装し,それを用いて実験参加者による評価実験を行った.その結果,かわいい効果を導入した警告は既存の“そうではない”警告と比較してセキュリティ警告内の警告文を理解するよう利用者を誘引できる,という結果を得た.
著者
YAMAZAKI Akio
出版者
GRIPS Policy Research Center
雑誌
GRIPS Discussion Papers
巻号頁・発行日
vol.19-32, 2020-02

This paper investigates how environmental taxes affect manufacturing productivity by examining British Columbia’s revenue-neutral carbon tax. I develop a new hypothesis, the “Productivity Dividend Hypothesis,” to show that environmental taxes can positively affect productivity by recycling tax revenues to reduce corporate income taxes. This revenue-recycling increases investment and could raise productivity more than environmental taxes lower productivity by diverting resources from production. I evaluate this hypothesis using detailed confidential plant-level data. I find that the carbon tax lowers productivity, although this is offset to some extent by the revenue-recycling. For some plants, the policy generates a net gain in productivity.
著者
竹永 正輝 橋本 直
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2020-EC-55, no.16, pp.1-8, 2020-03-11

ゲーム内でカスタマイズ可能なアバターを作成する機能として,キャラクターメイキングがある.既存 UI では作成できるアバターのバリエーションの増加に伴ってデザインにかかる作業負担も増加する.そこで本研究では,モデルの連続変化映像の推薦からキャラクターメイキングを行う手法「SteerMorph」を提案する.提案手法では,StyleGAN によって生成されたアバター画像をアニメーションとして提示する.ユーザは提示画像に対して気に入った度合いを入力する.システムは一定の評価データ蓄積後に対話型進化計算を行い,ユーザの好みを反映させた出力画像を提示する.これらの処理は繰り返し行われ,ユーザはアニメーションを見ながら 1 軸のスティック操作を行うだけでアバターを作成できる.本稿では,顔画像を対象とした実装を行い,評価実験を行った結果について報告する.
著者
宮川 重義
雑誌
京都学園大学経済経営学部論集
巻号頁・発行日
no.8, pp.55-90, 2019-03-10

一昨年の2017年はミルトン・フリードマンがアメリカ経済学会会長講演でフィリップス曲線に関する記念すべき講演を実施してから丁度50年目の節目にあった。AEA会長講演は常に注目されるが、この講演ほどその後のマクロ経済学の発展に大きな影響力を及ぼしたものは他にない。そこで本稿ではこの機会にマクロ経済学の基本原理である、フィリップ曲線がそもそもどのような人物により発見され、その後どのような理論展開を見せ、フリードマンの主張は現在の経済学、とくにG.マンキューを中心とするニューケインジアン経済学の中にどのように生かされているかを理論、実証の両面より学説史的に考察するものである。
著者
山本 志乃
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.167, pp.127-142, 2012-01-31

漁村から町場や農村への魚行商は、交易の原初的形態のひとつとして調査研究の対象となってきた。しかし、それらの先行研究は、近代的な交通機関発達以前の徒歩や牛馬による移動が中心であり、第二次世界大戦後に全国的に一般化した鉄道利用の魚行商については、これまでほとんど報告されていない。本論文では、現在ほぼ唯一残された鉄道による集団的な魚行商の事例として、伊勢志摩地方における魚行商に注目し、関係者への聞き取りからその具体像と変遷を明らかにすると同時に、行商が果たしてきた役割について考察を試みた。三重県の伊勢志摩地方では、一九五〇年代後半から近畿日本鉄道(以下、近鉄)を利用した大阪方面への魚行商が行われるようになった。行商が盛んになるに従って、一般乗客との間で問題が生じるようになり、一九六三年に伊勢志摩魚行商組合連合会を結成、会員専用の鮮魚列車の運行が開始される。会員は、伊勢湾沿岸の漁村に居住し、最盛期には三〇〇人を数えるほどであった。会員の大半を占めるのは、松阪市猟師町周辺に居住する行商人である。この地域は、古くから漁業従事者が集住し、戦前から徒歩や自転車による近隣への魚行商が行われていた。戦後、近鉄を使って奈良方面へアサリやシオサバなどを売りに行き始め、次第にカレイやボラなどの鮮魚も持参して大阪へと足を伸ばすようになった。それに伴い、竹製の籠からブリキ製のカンへと使用道具も変化した。また、この地区の会員の多くは、大阪市内に露店から始めた店舗を構え、「伊勢屋」を名乗っている。瀬戸内海の高級魚を中心とした魚食文化の伝統をもつ大阪の中で、「伊勢」という新たなブランドと、当時まだ一般的でなかった産地直送を看板に、顧客の確保に成功した。そして、より庶民的な商店街を活動の場としたことにより、大阪の魚食文化に大衆化という裾野を広げる役割をも果たしたのではないかと考えられる。