著者
川村 軍蔵 安樂 和彦
出版者
鹿児島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

1)蛍光灯照明下においてキンギョを用いて縦縞と横縞を識別する学習を完成後、紫外線LED照射下において紫外線反射縞模様に置き換えて識別学習行動をみた。供試魚は紫外線模様に対して識別行動を示さなかったことより、紫外錐体のみでは高度な形状識別が困難であると考えられた。2)上記の実験方法を変えて、心電図条件付法による形状識別能を確認する実験を行っているが、まだ結論を得られていない。3)紫外線LED照射下においてウグイを用いて紫外線縞模様に対する視運動反応を調べた。視運動反応装置内において、ウグイは弱い視運動反応を示したことより、紫外線視覚で運動視は可能であるが通常光下における反応より精度が低いと考えられた。4)上記の実験はテレビでモニタするため背景光に近赤外線(波長860nm)を用いたが、供試魚はこの近赤外線に感度をもつ可能性がみられた。コイを用いて近赤外線応答を網膜電図と心電図法によって調べ、両方で応答が見られた。ティラピアを用いた同様な実験では、波長860nmと940nmに心電図応答がみられ、近赤外線受容器は眼であり、上生体は近赤外線感度をもたなかった。網運動反応による受容視細胞の特定を行った結果、完全な暗順応でも近赤外線に心電図応答があることから、桿体が近赤外線受容視細胞であることが明らかであるが、錐体の可能性は否定できなかった。
著者
佐藤 進一
出版者
中央大学
雑誌
中央史学 (ISSN:03889440)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.166-172, 1987-03

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1895年01月07日, 1895-01-07
著者
堀内 茂木 山本 明 松沢 暢 河野 俊夫 長谷川 昭 高木 章雄 伊神 輝 山田 守 青木 治三
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.529-539, 1985-12-25 (Released:2010-03-11)
参考文献数
11
被引用文献数
1

A real-time system of automatic detection and location of seismic events has been developed by using a personal computer. Since speed of computation by a personal computer is low, a simple digital band-pass filter has been developed for the real-time system. The band-pass filter needs only several times of addition and subtraction to get an output. Event dection is based on a ratio of short to long term average of outputs of the filter whose cutoff frequencies are set to decrease amplitude of long period noise owing to microtremor and amplitude of short period noise owing to culture. Arrival times of the P and S waves are determined by applying Akaike Information Criterion (AIC) to outputs of the band-pass filter with narrow band whose central frequency is set to be a value of predominant frequency of the seismic signal.A temporary seismic observation with 8 stations for the aftershocks of the 1984 Western Nagano Prefecture Earthquake has been made by the use of radio and telephone telemetries. The real-time system of the automatic location of the seismic events was tested to demonstrate that hypocenter distribution obtained by the real-time system is nearly consistent with that determined from arrival time data which were read manually. It is shown that hypocenters of 60% among triggered events can be determined by this real-time system.
著者
金子 智行
出版者
一般社団法人日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.312-314, 2001-11-01
参考文献数
6
被引用文献数
1
著者
藤崎 久雄
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.195-198, 0001-01-01 (Released:2001-04-26)
参考文献数
10
著者
合川 正幸 藤本 正行 加藤 幾芳
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.99, no.5, pp.E123-E128, 1999-08-20

球状星団中で、他の星とは異なる組成を持つ星が観測されている。その中で、^<24>Mgが減少し、Alが増加しているが、MgとAlの和が一定の星がある。しかし、現在までのデータによる反応率や星のモデルを用いて行なわれた計算では、観測値を説明できず、何らかの補正が必要であることがわかっている。そこで、反応率、あるいは星の構造の修正によって、この問題が解決できるかどうかについて議論をおこなった。

1 0 0 0 Wnn+GMW入門

著者
KABA著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1990
著者
石野 尚吾
出版者
日本評論社
雑誌
からだの科学 (ISSN:04533038)
巻号頁・発行日
no.198, pp.90-95, 1998-01
著者
牛山 武久
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.673-677, 2004-10-18
参考文献数
18

男性であれ女性であれ, 脊髄損傷者(以下, 脊損者)の方が「子供が生まれた」と報告してくる時ほど嬉しいことはない. 脊髄損傷の性機能障害は男性では勃起, 射精障害であり女性では妊娠, 出産の問題である. 両者共通の問題では性感覚障害(オーガスム障害を含む), 結婚, 離婚がある. こうした脊損者の性機能障害に関する情報の中で, 特に女性に関する情報が少なく, また簡単に解決できない課題も多いのが現状である. 筆者は現実的にその解決の難しさを十分味わってきたが, 近年になって勃起障害や射精障害の治療面でいくつか改善されてきたし, 女性の性機能や出産に関する情報も増えてきた. 本邦では女性に関する情報がまだ少ないのでここでは文献的考察を付加して述べることにする. 性機能の抱える問題に向かうには, 一人ひとりが単独で活動していては解決の道は遠く, 各専門家とネットワークを作ることが今後の課題となろう. 男性脊髄損傷の性機能障害 1. 勃起障害とその治療 脊髄損傷に起因する勃起障害は, 精神的あるいは身体的に性的刺激があっても反応せず勃起しないことが第一の問題である.
著者
井伊 博行 平田 健正 松尾 宏 田瀬 則雄 西川 雅高
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.594, pp.57-63, 1998-05-22 (Released:2010-08-24)
参考文献数
9
被引用文献数
2 4

茶畑からの湧水には肥料からの硝酸イオン, 硫酸イオンなどの酸性物質と共にアルミニウムイオン, リンなどが多量に含まれている. 湧水が池に入ると, 光合成, 脱窒, 硫酸還元によって, 中和され, 場合によっては, アルカリ性にもなる. 池内での短期間のpHの大きな変化には, 窒素, リンによる池の富栄養化に伴って起こる光合成が大きく貢献していた. 年間通じての硝酸イオンの池内での消失には, 脱窒が関与していたと考えられる. 池の水が中和されることで, 湧水に含まれていたアルミニウムイオンは水酸化物として沈殿し, 硫酸還元によって硫酸イオンも池から除去されたと考えられる. リンは生物 (有機物) として池内に貯蔵された. 池内で, 有害なアルミニウムイオンや硝酸イオンの濃度が下がるため, 池の存在は重要と考えられる.
著者
佐川 隆一 加藤 幸三 松田 裕昌 蔵田 親利 森 鋭和
出版者
The Japan Institute of Marine Engineering
雑誌
日本舶用機関学会誌 (ISSN:03883051)
巻号頁・発行日
vol.8, no.9, pp.697-708, 1973

近年, 舶用主機の大容量化に伴い, ボイラ燃焼室の発熱負荷は大幅に増大している.これにより加熱管の局所過熱や熱計算法の再検討等の問題が起きている.これらの問題点に関する情報を得るために, 自然循環ボイラ (蒸発量30T/H) を用いて実験を行なった.<BR>本報告は, これらの問題に大きな関連を持つ燃焼ガスのフローパターン, 炉内温度分布, 熱流束分布等の実験結果について示す.<BR>まず, 炉内フローパターンの観察を5孔ピトー管, 発煙筒等を用いて行なった結果, 以下のことが判明した.<BR>(1) フロパターンは燃焼時でも非燃焼時でもほとんど同様である. (2) 火炎形状は卵形であり, 燃焼室の形状には無関係である. (3) 火炎と底面の間の狭い領域に強い逆流が存在している. (4) 上部空間には炎がなく, ガスは停滞している.<BR>次に, 吸引式温度計を用いて炉内温度分布を測定した結果, フローパターンの計測並びに火炎形状の観察結果と良い対応を示した.最高温度は火炎のバーナ寄り約1/3の所で記録された.燃焼室出口ガス温度は計算結果と大体一致した.<BR>最後に, 手製の熱流束計を用いて熱流束の分布を測定した.本装置は全熱流束だけでなく, ふく射成分のみの分離計測も可能である.最大熱流束は火炎の中央で記録され, その値は燃焼室平均値より67~84%大きかった.その結果, 各々の水冷管の熱吸収割合にはかなり大きな差が現われた.この差異はボイラの循環や安全性に大きな影響を持っているであろう.<BR>全熱流束に対するふく射成分は2/4負荷時に約84%であった.
著者
稲垣 良典
出版者
九州大学文学部
雑誌
哲学年報 (ISSN:04928199)
巻号頁・発行日
no.39, pp.p1-25, 1980-03