著者
渋尾 欣弘 佐貫 宏 李 星愛 吉村 耕平 田島 芳満 古米 弘明 佐藤 愼司
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.100-109, 2017-05-01 (Released:2017-05-01)
参考文献数
15

近年,治水整備目標を超える規模の豪雨が増加傾向にあり,それに伴う水災害も深刻な問題となっている。これからの都市流域の浸水対策には,既存の治水施設や観測記録などの情報を効果的に活用していくことが求められており,特に浸水予測モデルが果たす役割は大きい。沿岸部低平地に都市部が広がるわが国においては,河川洪水,都市氾濫,沿岸部における高潮・高波などが複雑に都市浸水に影響し合うため,これらの事象を適切に評価しうるモデルが必要である。本稿では総合治水対策が進む鶴見川を対象に,河川・下水道・氾濫・海岸の各要素がシームレスに結合されたモデルを適用し,遊水地・雨水管理設備情報や時空間精緻なレーダー雨量等のデータを統合的に活用した,高度化された浸水対策への取り組みについて解説する。
著者
安 永一 有元 貴文
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.713-718, 1994-11-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
16
被引用文献数
4 6

The avoidance response of the jack mackerel Trachurus japonicus to a strobe light barrier was investigated in the laboratory, by electrocardiogram measurement. The avoidance response varied with the strobe flash frequency (1.7-430 Hz) and strobe light intensity. Avoidance was greatest at flash frequencies of 5 and 10 Hz and clearly decreased as the strobe light intensity (15 Ix•s) was reduced. Heart rate increased when the fish stayed in the dark section of the tank or approached the barrier, but decreased when fish avoided or passed through the barrier or strobe light. Therefore, heart rate change can be used as an index of fish response to the effect of strobe light stimuli.
著者
東京外国語学校 編
出版者
東京外国語学校
巻号頁・発行日
vol.自大正14年至15年, 1926
著者
東京外国語学校 編
出版者
東京外国語学校
巻号頁・発行日
vol.自大正10年至11年, 1926
著者
東京高等学校 編
出版者
東京高等学校
巻号頁・発行日
vol.第16(昭和14年4月至15年3月), 1939
著者
齋藤 實男
出版者
九州産業大学
雑誌
九州産業大学商經論叢 (ISSN:02867842)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.113-150, 2000-03-31

Why have different kinds of chemically contaminated foods been eaten by many people even after the warning by Green Consumerism? How will they eat the safe foods? This research interim report is written to solve this problem. This report has 2 view points. The one is to make clear consumers' illusion of a contaminated food and the state which is continued to be eaten and supported by them. The other is to make the way clear in which the illusion should be taken off. The illusion is given by advertisement of contaminated foods. And it will be taken off by the dia-log and value-free mind effected by Green Consumerism interacted by the illusion-free mind. This Green Consumerism inevitably develops to Green Prosumerism, which means the movement that consumers → end users take part in production process. Let us develop Green Prosumerism to keep our health and save the irreplaceable Earth.
著者
小谷 光正
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集 社会科学篇 = THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES (ISSN:03850048)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.13-24, 2016-07-31

1970年代,欧米で環境保全やエコロジーへの関心が高まり,エコロジー運動をはじめとする消費者運動が活発に展開された。その結果,環境を配慮した消費行動を推し進めるグリーンコンシューマーリズムの思想が確立され,そのような消費行動を実践する消費者はグリーンコンシューマーと呼ばれた。 さらに,「企業は環境に負荷をかけないマーケティング活動を行わなければならない。」とする環境マーケティングの考え方が生まれた。 国内外の環境問題の歴史は深く,環境の世紀といわれる21世紀の今,将来世代の暮らしをも思慮し,「持続可能な発展」に基づく解決策が問われている。 「社会」と「政府」という2つの次元の下で,「持続可能な発展」を目指す消費者のソサエタルな関心が,市場に向けてどのような消費パターンの選択を導くかが問題となる。 環境を配慮する消費行動により,企業,消費者,社会的環境の全てに利益がもたらされる社会の構築を目指す上で,私たち消費者が負う責務は重大である。 本稿ではグリーンコンシューマーリズムと消費者運動,環境マーケティングの発展の歴史的背景をまとめ,私たちの環境を守るために,政府,企業とともに消費者がなすべき課題と意義について考察する。
著者
志田諄一著
出版者
筑波書林
巻号頁・発行日
1988
出版者
第八高等学校
巻号頁・発行日
vol.第1・2年度, 1911

1 0 0 0 OA 学習院一覧

出版者
学習院
巻号頁・発行日
vol.明治38年, 1912
著者
酒井 渉
出版者
富山大学保健管理センター
雑誌
季刊ほけかん (ISSN:13464191)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.1-2, 2013-03

カルトはすでに,あなたのそばにいる。少しでも迷うこと,不審な点があれば,各キャンパスの学務グループもしくは保健管理センターに,ただちに相談してほしい。
著者
伊礼 智
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1007, pp.80-82, 2013-09-10

住宅を構成する各部の意味について考えてきたこのシリーズ。最終回は、デッキやバルコニーを取り上げる。住宅では設計の全体像が固まった後に、おまけのように考えられることが多い部分だが、伊礼智氏は「住宅の新たなデザインの可能性を開く重要な部分」とみ…
著者
池田 光雪
出版者
千葉大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究は,画像化されている日本語資料に対するマイクロタスク型クラウドソーシングを用いた効率の良い文字起こし,いわゆるデジタル翻刻手法の設計及びシステムの構築を行うことにより,デジタルアーカイブの更なる利便化等に資することを目的としている.複数の形式や粒度のタスクを組み合わせることや,光学的文字認識の精度により一度に校正する文字数を動的に変化させることなどにより,少ないタスク数でより多くの翻刻を高品質に行うことを目指す.平成29年度の実施内容は次の通りである.(1)デジタル翻刻を複数の段階に分割する設計の検討:既存のデジタルコレクションに対し実際に行われた光学的文字認識の結果を検討した.それにより,まず図画部分のような偽陽性の要因となる部分を除去し,その後文字認識の結果を校正するという二段階にデジタル翻刻を分ける検討を行った.(2)マイクロタスクの粒度に応じたタスク設計:文字認識の校正において,選択式や入力式のタスクを組み合わせることにより少ないタスク数で多くの文字の校正が行えるようなタスクの設計を行った.また,スマートフォンやパソコンといった環境の異なる媒体へのタスクの配信を想定し,媒体それぞれに対するタスクの最適化の検討を行った.(3)試験的なデジタル翻刻システムの実装:(1)(2)の結果を踏まえたマイクロタスク型クラウドソーシングによるデジタル翻刻システムの実装を部分的に行った.
著者
樽本 英樹
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.382-397, 2001-03-31

21世紀の国際社会学は, どのような課題を背負わなければならないのか.20世紀末に生じた国際移民をめぐる「諸事件」を概観してわかることは, それら「諸事件」の核心が「国民国家への挑戦」だということである.そこで, 「国民国家への挑戦」を解消すること, すなわち国民国家に代わる市民権の新たなモデルを提示することが, 国際社会学の最重要課題のひとつとなる.「国民国家への挑戦」は, 「国際移民の増加・多様化」「普遍的人権の台頭」によって引き起こされ, 国民国家は「社会統合への不安」によって擁護されていた.国民国家モデルに代わりうるものとして現在提唱されている市民権のモデルは, それぞれ国民国家モデルと抵触する点を持っている.21世紀に存立しうる市民権の新たなモデルは, 出生や血縁によって仮定された「文化」に代わる要因から, 新たな正統性を供給されなくてはならない.現在優位な要因である「居住」が正統性を供給できるか否かを考察するためには, 国際社会学的想像力の獲得が必要とされるであろう.
著者
萩原 能久
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.76, no.12, pp.23-37, 2003-12

鷲見誠一教授退職記念号一 法と政治二 政治の法化と法の政治化三 正統性と合法性四 力ール・シュミットの問題視座五 法・政治の暴力と正義六 結語