著者
川崎 順久 福田 宏之 辻 ドミンゴス浩司 大築 淳一 高山 悦代 磯貝 豊
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.36, no.6, pp.1232-1235, 1990

喉頭の非特異性肉芽腫と声帯後部のsevere dysplasiaと診断され外科的鉗除を行つて経過観察中に5年3カ月後に肉芽腫上皮から扁平上皮癌が証明された1症例を報告した. 喉頭の非特異性肉芽腫は再発しやすい炎症性腫瘤であるが, 本症例のように悪性化することもあり, 自覚症状や音声障害が少ないからといつて放置せず, 声帯全体を十分に観察し治癒するまで経過観察を続けることが重要である.
著者
井手 純一 中本 高道 森泉 豊榮
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) (ISSN:13418939)
巻号頁・発行日
vol.116, no.6, pp.213-218, 1996-07-20 (Released:2009-04-01)
参考文献数
19
被引用文献数
2

Since odor sensing system is required in many fields, we have developed the system using QCM (Quartz Crystal Microbalance) array and neural-network pattern recognition. Moreover, the system for measuring many samples by an automatic sampling stage has been developed. In the present study, the characterization of the sensing films deposited on QCMs was performed. Responses of 37 kinds of films exposed to 14 sorts of organic vapors were studied to classify sensing films and investigate sensor response models. As a result of the research, it was found that the similarities among films were obtained using principal component analysis, and the frequency shifts could be estimated using multiple regression analysis.
著者
村上 隆之 斎藤 勇夫 望月 公子
出版者
宮崎大学農学部
雑誌
宮崎大学農学部研究報告 (ISSN:05446066)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.p1-8, 1986-10

鳥類19種の冠状動脈を肉眼的に観察した.### 一般に,左・右大動脈洞から起始し,深枝と浅枝に分岐する2本の冠状動脈が認められたが,これらに加え197例中5例に別の細い動脈が大動脈洞から直接起始している所見がえられた.### 右冠状動脈は一般に左冠状動脈と同大か,やや太かったが,フクロウ目では逆に左大動脈の方が太い傾向が認められた.### 右深枝は右浅枝より太いのが一般的であるが,ゴイサギの9例中3例に両者の太さの等しいものが見られた.### キジ目,ツル目, ミズナギドリ目,チドリ目,フラミンゴ,スズメ目では左深枝が左冠状動脈の主幹をなしていたが,ガンカモ目,フクロウ目,ゴイサギ,シュバシコウでは左浅枝の旁円錐室間枝が主幹をなしていた.ワシタカ目とヘラサギでは左深枝と旁円錐室間枝が同大であった.### 鳥類心臓の動脈分布様式を比較検討した結果,観察した19種の鳥類のそれらは8型に分類された.The coronary arteries were macroscopically investigated in 19 species of aves.### There were usually two coronary arteries arising from the left and right aortic sinuses, each dividing into a deep and a superficial branch. However, in five of 197 specimens examined, other small arteries arose directly from the aortic sinus.### In general, the right and left coronary arteries were of equal size or the former was slightly larger than the latter. However, in the hearts of Strigiformes the left artery was larger than the right.### The right deep branch was larger than the right superficial branch, but in 3 of 9 hearts of Nycticorax nycticorax they were equally developed.### In the hearts of Galliformes, Anseriformes, Procellariiformes, Charadriiformes, Phoenicopterus###ruber chilensis and Passeriformes the main trunk of the left coronary artery was formed with the left deep branch, but was formed with the paraconal branch of the left superficial branch in Anseriformes, Strigiformes, Nycticorax nycticorax and Ciconia ciconia. In the Falconiformes and Platalea leucorodia the deep and the paraconal interventricular branches were equally developed.### Eight patterns of arterial distribution were thus recognized in the hearts of 19 species of aves.

1 0 0 0 OA 改正五十三驛

著者
廣重 畫圖
出版者
山清
巻号頁・発行日
1875
著者
須原 啓一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス
巻号頁・発行日
vol.112, no.370, pp.1-6, 2012-12-14

アーク放電を含む電気回路の電圧電流計算には、アーク電圧電流特性が欠かせない。アーク電圧電流特性は、アーク長・アーク電流・アーク電圧の三つの関係を示すものであり、その関係は実測によって求められる。実測方法には、大別して(1)固定電極のアークを利用する方法、(2)開離電極のアークを利用する方法、がある。筆者は、(2)の方法、しかもインダクタンスを含む回路を遮断するときの開離アークを利用し、実行している。この方法によってアーク電圧電流特性を求めると、開離アークの電圧電流計算に応用するに際して、他の方法にはない有利なことがいくつかある。ここでは、この測定方法の特徴を説明し、測定例を示す。

1 0 0 0 柳津町誌

著者
柳津町教育委員会編集
出版者
柳津町
巻号頁・発行日
1977

1 0 0 0 会津大事典

著者
会津事典編纂会編纂
出版者
文栄堂書店(発売)
巻号頁・発行日
1985
著者
渡邉 美乃里 須原 啓一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.466, pp.33-36, 2009-02-27

電気接点における、アークによる電流遮断を解析するためには、アーク電圧電流特性とアーク消滅特性が重要になる。アーク電圧電流特性については、AyrtonやHolmなどによって代表される多くの研究者による研究がある。しかし、アーク消滅特牲に関しては、Ayrtonの場合はアークが安定である電流を研究対象にしているため、消滅特性には触れていない。一方Holmの場合は最小アーク電流を提案しているが、実際はしばしば最小アーク電流とされる電流を下回って放電が観測される。本研究ではアーク放電の消滅特性を調べることを目的とし、アークが消滅する電流付近でのアーク放電継続時間を調べた。アーク電流が小さくなるにつれ、継続時間が短くなった。継続時間の平均は、最小アーク電流付近で、W電極、Cu電極、C電極が0.01〜0.1ms、Ag電極、Pd電極が0.1〜1.0msになった。
著者
古市照人
雑誌
Geriatr Med
巻号頁・発行日
vol.38, pp.577-585, 2000
被引用文献数
1
著者
飯山 悟 池田 知宏 都甲 潔 八尋 美希
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.615-622, 1997-09-15 (Released:2009-05-26)
参考文献数
19
被引用文献数
2 2

日本古来の調味料である醤油の味の客観的評価を目指し,味覚センサを用いた醤油の測定を行った.(1) 合成基準液を作ることにより,識別能力ならびに再現性のよい測定法を確立することができた.(2) 各地から集めた25種の醤油を測定したところ,濃い口,うす口,さしみの3種に分類できなかったが,同一メーカーの醤油は味が比較的似ていることを示唆する結果が得られた.(3) 同一メーカーの醤油の類似性は,アミノ酸分析や官能検査でも確かめることができた.それぞれの醤油メーカーの味の独自性が強いのは醤油製造の伝統に基づくものと考えられる.今後,味覚センサを用いて醤油の製造工程の管理や最終製品の品質管理の簡易迅速化が可能になるものと期待される.
著者
中本 高道 森泉 豊栄
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.1045-1054, 1989-07-10 (Released:2009-02-09)
参考文献数
32
被引用文献数
1

人間のきゅう覚では,多数の特牲の異なる受容器からの応答パターンを,パターン認識することにより,においを識別しているらしい.このような生体きゅう覚機構を模擬した,人工的なにおいセンシングシステムについて述べる.受容器の代わりに水晶振動子センサー,脳の代わりにニューラルネットワークを用いて,アルコール飲料のにおいを識別するシステムを試作した.センサーの動作原理,パターン認識手法について解説し,その実験例を紹介する.