著者
長野 真紀 齊木 崇人
出版者
Architectural Institute of Japan
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.75, no.650, pp.829-835, 2010

The purpose of this study is to redefine Hakka village in the whole land of Taiwan by using the Taiwan Bao-tu in which the spread of residential area and their spatial compositions of each ethnic groups can be recognized, and to clarify the characteristics of the locations and the forms of village. Moreover, I intend to grasp systematically the viewpoint of environment to Hakka, beyond the countries and districts, through the shares of the research of Hakka in Taiwan and the communications with local researchers. The results of this study are as follows. The Hakka village is classified into 4 types by village form and the characteristic of location space : these are 1)Independent Defense Type and 2)Scattered Adaptation Type and 3)Scattered Stably Type and 4)Scattered Cooperation Type.
著者
里見 龍樹
出版者
くにたち人類学会
雑誌
くにたち人類学研究 (ISSN:18809375)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.26-53, 2011

ソロモン諸島マライタ島北部に住むラウあるいは「海の民」(アシ)と呼ばれる人々は、人工島と呼ばれる独自の海上居住の形成・拡大過程を物語る一群の移住伝承をもつ。本稿ではこれらの伝承を、オーストロネシア語地域で広く見られるとされる「トポジェニー」、すなわち一連の場所・地名への言及を含む、神話的祖先や集団の移動についての語りの一事例として考察する。アシの伝承は、マライタ島内の各地に「山の民」(トロ)として居住していた諸氏族の祖先が、多様な移住の過程で海上居住を開始し、また拡大させることで、「アシ」という集団的アイデンティティを形成してきた過程を語っている。こうした過程はまた、植民地時代に入っても持続していたものと認められる。本稿では、このようなアシの移住伝承を、他地域の「トポジェニー」をしばしば特徴付ける排他的なテリトリー性や、メラネシア人類学を一面で規定してきた機能主義的な「社会統合」モデルには適合しない独自の集団性のあり方を示すものとして考察する。
著者
イリーイン パーヴェル 山田 晴通
出版者
Japan Cartographers Association
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.13-41, 1995-06-30

ボリシェヴィキ革命から1991年12月の消滅に至る旧ソ連について, 人名が付けられた都市地名の改称の流れを, 長老都市地理学者が検討する. 特に注目される改称の波には,(a)政治的・軍事的指導者を讃えた1920年代・1930年代,(b)スターリン色を払拭し, 自国の作家・作曲家・詩人を讃え, 社会主義圏諸国との友好関係を持ち上げた1950年代,(c)共産主義時代の好ましくない痕跡を消し去ろうとする1980年代後半から現在に至る時期のものがある.
著者
八木 意知男
出版者
京都女子大学国文学会
雑誌
女子大国文 (ISSN:02859823)
巻号頁・発行日
no.159, pp.100-115, 2016-09

神社祭礼の後には直会と称する神と共食の事がある。基本的には神前に供えられた品々を撤下して頂くのである。故に、神前に供進されることのない獣肉が直会の場に出ることは稀となる。一方、近年の結婚披露宴では、獣肉は当然の様に見うけられる。これは一体何時の頃からの風潮であろうか。明治初期に肉食は解禁されたのであるから、結婚披露宴に出ても何程も問題ではない。この点を確認の為に、敢えて資料一点を開示する。また、皇族・宮家・華族等に属さぬ人々の晴儀の食事の実質を知る為の資料である。食材の把握は、風俗文化史の一面を知る大きな鍵である。かかる立場から資料を開示するものである。

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著者
阿久津 智
出版者
筑波大学留学生センター
雑誌
筑波大学留学生センター日本語教育論集 (ISSN:13481363)
巻号頁・発行日
no.8, pp.49-62, 1993-02-20
著者
秦郁彦著
出版者
冬樹社
巻号頁・発行日
1980
著者
秦郁彦著
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1995