著者
前川 和子 Kazuko MAEKAWA
出版者
大手前大学
雑誌
大手前大学論集 (ISSN:1882644X)
巻号頁・発行日
no.15, pp.165-181, 2014

日本図書館学校(Japan Library School以下、JLS)は、日本で初めての大学学部レベルの図書館学教育が行われた。R. ギトラー(Robert Laurence Gitler, 1909-2004)が主任となり、アメリカから4人の教師と1人のライブラリアンが招聘され教育にあたった。そのレファレンスの科目では、担当者F. チェニー(Frances Neel Cheney, 1906-1996)によってMudge, Wyer, Bishopの各々のレファレンスの定義が紹介された。またこの科目では、日本の文献として渋谷国忠(1906-1969)の「参考事務要論」、今沢慈海(1882-1968)などが資料として使われている。これら日本の論文の何が評価されて、資料として使われることになったのか。本稿では、3人のレファレンス権威者とどのように繋がるのかを探り、渋谷の論文を評価したい。
著者
長谷川 由美 服部 圭子 坂田 直樹
出版者
近畿大学生物理工学部
雑誌
近畿大学生物理工学部紀要 (ISSN:13427202)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.25-33, 2014-03

[要旨]ランゲージスペース(以下LSとする)の学生参加率の向上を目的とし、2つの調査を行った。 1つは学生を対象にしたLSに参加可能な曜日・時間帯に関するオンラインアンケート, もう1つは履修登録状況のデータによる空き時間の調査である。 両調査結果の相関係数がある程度高かったため, 今後は履修状況の調査を行うことで, 学生の参加可能な時間帯を割り出すことが可能であることがわかった。 また, 1限・5限を中心に学生がLSに参加可能であることが判明したが, 多くの学生が遠方より通学している現実を鑑みると, これらの時間帯にLSを実施することが本当に参加者の増加を促すかどうかという点においては, 今後さらに調査を重ねる必要がある。 今回の調査結果を踏まえて, 今後も様々な学生が参加しやすい時間帯にLSを設定しすることを検討して行くとともに, 平成26年4.月度からの1年生対象科目である「総合英語1、2」と「基礎英語1, 2」受講者へのLS参加必修化に備える必要がある。 [Abstract] To increase the number of students participating in "Language Space," two surveys were conducted to determine which periods they are more likely to come: a) an on-line questionnaire asking students which periods they can come; b) analysis of 15'- and 2nd- year students' registration data. The results show that the two surveys show the similar tendency, indicating that students' registration information is relatively useful data for grasping students' overall probability to participate in LS. However, the results showing that l'`- and 5t- periods are good for students should be carefully interpreted because these periods may be possible but may not be feasible for students to come to LS, since many students commute long distance. This is virtually the first attempt to grasp students' probability to participate in LS. Its activities have not been necessarily conducted now on the periods this study found students are likely to come, but in the future, we may have to arrange LS schedule based on students' weekly schedules.
著者
藤田 圭一 宮田 篤 大野 睦雄 三反畑 勇 松本 江基
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学研究発表会 発表講演集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.611-612, 2003

標準貫入試験(SPT)で求めたN値は、現行の設計に広く利用されているが、精度が悪いため他の方法に移行したい希望が多い。計測した打撃効率で補正すると高精度のN値が求められるが、経験式を利用する限り構造物の経済性を追究することは難しい。実験土槽でのSPT時に打撃効率を計測し、補正して求められたサンプラーの動的貫入抵抗Rd100と、SPT直後の静的な押込み試験によるサンプラーの静的貫入抵抗(第1限界抵抗力Py、第2限界抵抗力Pu、最大抵抗力Pmax)との間に相関関係が認められた。SPTの結果をN値という無次元の数値でなく、Rd100(kN)という単位で表示することにより、コーン貫入試験に似たような形で設計に利用することが可能になる。
著者
岡村 忠生
出版者
税務経理協会
雑誌
税経通信
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.17-27, 1999-09
著者
賓珠山 務 佐伯 覚 高橋 謙 大久保 利晃
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.219-225, 1992-09-01
被引用文献数
2

全国の専属産業医に質問票を送付し, 過去5年間の従業員の突然死について調査したところ, 241人(回答率61.5%)より回答を得た. 本調査では, このうち, さらに詳細な調査に同意した53名の産業医から報告された143例(男性141例, 女性2例)の突然死症例について, その特徴を記述疫学的に検討した. 発症場所・発症状況では, 自宅または独身寮, 夜間睡眠中がそれぞれ最多であり, 職場, 通勤行程内などの報告例は少なかったが, それが, 重篤な疾病の発症数そのものの差によるのか, あるいはその発症直後に死亡にいたった数の差によるものなのかは, 不明であった. 発症時刻・発症時期では, 月曜の早朝および木・金・土曜,4・11・12月への集中傾向がみられた. 特に, 発症月が職場の繁忙期にほぼ一致しており, 環境要因が発症に関与している可能性が示唆された. 死因は, 心血管系疾患が多かったが, 剖検診断は少数しか実施されておらず, 診断の信頼性は不十分であった.(1992年2月15日 受付,1992年4月27日 受理)
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.281, pp.42-47, 2008-02

「会社の時間割」を少しだけ前倒しし、従来より30分早く開店することで、固定客を着実に増やしている百貨店がある。「早起き百貨店」を掲げる飯塚井筒屋(福岡県飯塚市)だ。 飯塚井筒屋が長年続けてきた朝10時の開店を改め、9時30分のオープンにしたのは2005年2月。以来、同店では、毎朝9時過ぎから顧客が列を作る姿が当たり前になった。
著者
川村 健介 橋本 靖 酒井 徹 秋山 侃
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.83, no.3, pp.231-237, 2001-08-16
被引用文献数
6

林床の光の分布は, 空間的, 季節的に不均一であることが知られている。そこで本研究では林床の光環境に最も影響を与えると思われる林冠構成樹種のリーフフェノロジーを調査し, 同時に測定した林床の光環境の季節変化との関係を比較した。調査林分で優占している樹種ごとの葉の開葉から落葉までの季節変化は, 経時的な観察と, 各樹種葉の採取によって得られた葉面積の季節変化から調べた。試験林内各点の光の量的変化は簡易積算フィルム日射計を用いて, 経時的, 定量的に測定した。その結果, 調査林の優占種のうちダケカンバとシラカンバのカンバ類は, ミズナラより開葉および落葉時期が数日早いことが明らかになった。また, 調査林内で優占樹種が異なる場所の間での相対日射量の季節変化に違いがみられた。すなわち開葉期にはカンバ類が優占する場所がミズナラが優占する場所よりも早く暗くなり, 落葉期では反対に早く明るくなった。これは林冠の優占樹種のリーフフェノロジーを反映していると思われた。開葉の完了した夏期においては, 優占樹種が異なっていても相対日射量の値に違いはみられなかった。以上より, 林床の光環境は優占する林冠構成樹種のリーフフェノロジーの違いによって, 春期と秋期に影響を受けていると考えられた。

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著者
田辺福徳著
出版者
田辺福徳
巻号頁・発行日
1993
著者
青木 陽二
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.108-111, 1986-12-15
被引用文献数
8 2

公園緑地の快適な利用密度を利用者の心理的反応から明らかにするために,小石川後楽園の同時在園者数と来園者の混雑感の関連を分析した。混雑感が同時在園者数と関連することを明らかにし,また混雑感が在園者の増加にともなってゆっくり上昇するのに対し,在園者の減少は急激に下がることを明らかにした。
著者
高橋 幸太郎 西谷 隆夫 小松 広昭 加藤 博憲 小元 規重
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.476, pp.25-30, 2007-01-18
被引用文献数
2

20011年アナログ停波に向け、難視聴地区解消のために地上デジタル放送のマルチビーム衛星による再放送を検討した。このためには地上デジタル1チャンネル当たり23Mbpsの情報を10Mbpsにまで圧縮する方式が必要になり、H.264方式の採用と番組共用方式で対応する.但し、番組共用方式だけでは10Mbpsに対応できず、符号器側の量子化パラメータの簡単な制御が必要になることが明確になった。
出版者
日向興業銀行
巻号頁・発行日
1944
著者
外務省調査部 編
出版者
日本国際協会
巻号頁・発行日
vol.第6巻, 1940
著者
井田 進也
出版者
岩波書店
雑誌
文学 (ISSN:03894029)
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.p873-889, 1976-07