著者
小野 芳彦
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.404-414, 1990-03-15

2ストロークコード入力であるTコードの使い勝手を良くし また実務に就くまでの練習期間を短くするために 二つの補助入力方式を開発した.一つは字単位の合成を行うもので Tコードで入力した2文字の字形を組み合わせてその字形をもつ漢字を入力フロントエンドが探索することによってコード化されていない文字でも入力できるようにしたものである.JIS X 0208の全漢字について字形を二つの部品に分ける試みを行い 2文字から直接 あるいはその部品から間接に合成を行って目的の漢字を検索するアルゴリズムを実現した.これは 従来の字形入力がもつコードの重なりを極端に低くしている.もう一つはコード化入力方式に熟語のカナ漢字変換機能を融合したもので 被変換表記にTコードで入力できる漢字を交ぜるようにした方式である.これによってカナ漢字変換の欠点である同音語の選択の濃度を低くでき 変換結果を目視しないで打鍵を続ける可能性を高くした.通常の設計では辞書の大きさが数倍にふくれるのを コードの習得グレード別の辞書を作るという方式で押さえている.
著者
景山 佳代子
出版者
日本マス・コミュニケーション学会
雑誌
マス・コミュニケーション研究 (ISSN:13411306)
巻号頁・発行日
no.61, pp.107-120, 2002-07-31

In this paper, I investigate how the Japanese weekly Asahi Geino generated sei-fuzoku (popular attitudes toward sexual behavior). I conducted interviews with Asahi Geino editors, then analyzed the data I obtained with the KT2 software system. From the results, I conclude that sei-fuzoku exist in a fantastic binomial context (G. Rodari) made up of two heterogeneous elements: one a sexual element that loses its inherent meaning in people's memories, the other a non-sexual element that is stable in meaning. New combinations of these elements are produced by, and themselves produce, new sei-fuzoku.

5 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年09月30日, 1915-09-30

5 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1937年10月26日, 1937-10-26
著者
Timothy A. Jinam Hideaki Kanzawa-Kiriyama Naruya Saitou
出版者
The Genetics Society of Japan
雑誌
Genes & Genetic Systems (ISSN:13417568)
巻号頁・発行日
vol.90, no.3, pp.147-152, 2015-06-01 (Released:2015-10-27)
参考文献数
49
被引用文献数
9 27

The Japanese Archipelago stretches approximately 3,000 kilometers from Hokkaido in the north to the Ryukyu Islands in the south, and has seen human activity since at least 30 thousand years ago (KYA). The Jomon period from 16 to 3 KYA is associated with cord-marked pottery and the people at that time, who were hunter-gatherers, occupied a range of locations across the Japanese Archipelago. The Yayoi period from 3 to 1.7 KYA saw the introduction of migrants from the Asian Continent who brought rice agriculture to the archipelago. The dual-structure model, which is based on craniofacial measurements, proposes that admixture between the Jomon and Yayoi people resulted in current-day Japanese. Subsequent genetic studies using uniparental and autosomal markers in current-day and ancient human samples are widely in support of the dual-structure model. These genetic data have also unveiled the uniqueness of the indigenous Ainu and Ryukyuan people while further demonstrating the genetic substructure within the Mainland Japanese.
著者
渡辺 啓真
出版者
大谷学会
雑誌
大谷学報 = THE OTANI GAKUHO (ISSN:02876027)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.p33-46, 1994-04
著者
滝澤 旭 佐々木 文雄 大沢 伸孝 奥田 舜治
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.204-209, 2018-03-25 (Released:2018-03-27)
参考文献数
18

我々は簡易紫外線ランプ(ブラックライト)を用いた方法で12種類の尿中蛍光物質を検出,確認した。今回,ろ紙を使った蛍光スポットテスト及び薄層クロマトグラフィー(TLC)分離により,さらに12種類の蛍光物質を検出,確認した。今回使用したブラックライトの主励起波長は350 nm,370 nmであるが,300 nm以下の紫外線も放出しており,300 nm以下に励起波長を持つ蛍光物質の検出が可能であった。ろ紙を使った蛍光スポットテスト及びTLC分離により,アミノ酸(トリプトファン,ヒスチジン),フラビン化合物(FMN, FAD),芳香族アミノ酸代謝物(ゲンチジン酸,トリプタミン,セロトニン,5-ヒドロキシインドール酢酸,スカトール,インドール),ヘモグロビン代謝物(コプロポルフィリン,ウロビリン)など12種類の蛍光物質を尿中に検出,確認した。
著者
岡田 航
出版者
林業経済学会
雑誌
林業経済研究 (ISSN:02851598)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.58-68, 2017 (Released:2017-10-10)
参考文献数
57

元来,「里山」は地域社会の中で地理区分を表す用語として使用されてきたが,戦後復興の際,防災と森林資源の安定利用を図る過程で政策用語としての「里山」が登場した。1950年代,森林資源の高度利用が目指されると,農用林として使用されてきた「里山」は低位生産力地帯であるとされ,林業基本法制定の際の議論では「里山」における論争が行われた。1960年代末には逆に農用林が利用されないことが問題視され,農政も含めた総合利用のための施策として「里山再開発事業」が行われた。他方,林学の研究者の間では,1970年代以降社会文化的な要素も含んで人と「里山」との関わり合いの意味を捉える考え方が登場し,自然保護運動からは,二次的自然環境保全の重要さを訴えるための旗印として「里山」が積極的に用いられた。他方林業政策では,森林の多面的機能の観点から「里山」の意義を再考しようとする諸調査が行われるが,1990年以後は自然保護分野で「里山」が頻用されていくのとは対照的に,林業政策(森林・林業政策)においては次第に影が薄い用語となっていった。
出版者
国立国会図書館
巻号頁・発行日
vol.2015年, no.(651), 2015-07-01
著者
五十嵐 悟 長渡 真弓 細井 俊宏 松井 晋
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.147-160, 2015 (Released:2015-12-13)
参考文献数
26

福島第一原子力発電所の事故により放射性セシウムが降下した環境において,事故前から長期的な鳥類相が調べられている地域は非常に限られる.福島市小鳥の森における2003年4月から2013年3月までの10年間(合計3,078日間)に長期的に記録した合計103種の鳥類の在/不在データを集計した結果,一年を通してみられる留鳥34%(35種),平均3.7ヶ月滞在する夏鳥9.7%(10種),平均4.4ヶ月滞在する越冬種18.4%(19種),渡り鳥4.9%(5種),不定期飛来種11.7%(12種),偶発的飛来種21.4%(22種)となった.各種の出現率の経年的な増減を調べると,原発事故以前からメジロZosterops japonicusは繁殖期と越冬期,キビタキFicedula narcissina,ツバメHirundo rusticaは繁殖期,ヒガラPeriparus aterは越冬期に増加傾向が見られ,スズメPasser montanusは減少傾向が見られた.原発事故後に繁殖期におけるウグイスCettia diphone,ハクセキレイMotacilla alba,スズメの出現率が上昇し,アオゲラPicus awokera,センダイムシクイPhylloscopus coronatus,キセキレイMotacilla cinereaの出現率は低下した.
著者
町田 守弘
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2007

制度:新 ; 文部省報告番号:乙2159号 ; 学位の種類:博士(教育学) ; 授与年月日:2008/2/26 ; 早大学位記番号:新4790
著者
景山致恭,戸松昌訓,井山能知//編
出版者
尾張屋清七
巻号頁・発行日
vol.外桜田永田町絵図, 1849