著者
小林 健彦
出版者
新潟産業大学附属研究所
雑誌
新潟産業大学経済学部紀要 (ISSN:13411551)
巻号頁・発行日
no.39, pp.45-60, 2011-06

日本列島の中では、文献史資料に依って確認を取ることが可能な古代以降の時期に限定してみても、幾多の自然災害―気象災害、津波や地震災害、、火山噴火、伝染病の蔓延等―に見舞われ、その度に住民等を苦しめて来た。現在の新潟県域に該当する地域に於いても、当該地域特有の気象条件より齎される雪害を始めとして、大風、大雨、洪水、旱魃、地震、津波、火山噴火、そして疫病の流行といった災害が発生当時の民衆に襲い懸っていた。しかし、民衆はそれらの災害を乗り越えながら現在に続く地域社会を形成し、維持して来たのである。日本人に依る地域社会の形成は、災害に依る被害とその克服の歴史であると言っても差し支えは無いであろう。筆者は従前より、当時の人々がこうした災害を如何にして乗り越えて来たのかという、「災害対処の文化史」を構築するのに際し、近年自然災害が頻発している現在の新潟県域を具体的な研究対象地域として取り上げながら、その検証作業を行っている処である。本稿では、平安時代より鎌倉時代にかけての時期に発生し、当該地域に甚大な被害を齎したとされる、「謎の巨大地震」に関して、文献史学の分野より接近可能な事象に就いて、その事例検証と、当時の人々に依る対処法とに就いて、検討を加えたものである。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1932年03月19日, 1932-03-19
著者
山田 朋子
出版者
中村学園大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

幼稚園教諭と保育士が存在する認定こども園での実習評価票の課題を明らかにした上で現在の幼稚園と保育所の実習評価項目をもとに「認定こども園の現状に即し、自己評価と実習評価を兼ね備えた」新たな保育教諭育成の実習評価票を開発する研究である。全国保育士養成協議会策定のMS実習評価票と保育者自己評価項目案をもとに自己評価も可能な新たな評価項目を検討した。結果、幼保連携型認定こども園も従来の実習に準拠した受け入れ状況にある。双方の組織理解のもと保育教諭、幼稚園教諭、保育士に共通する普遍的な保育者の資質を発揮する保育実習で、実習評価票には自己評価と保育者実習のポートフォリオの役割が求められることが示唆された。
著者
後藤 昌弘 岩田 惠美子 大久保 郁子 西中 未央 森 元幸 森 一幸 中尾 敬
出版者
神戸女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

北海道産5品種,長崎県産5品種2系統を用いて,化学成分分析,テクスチャー測定,官能検査を行い,品種による調理適性を明らかにすることを試みた。官能検査の総合評価から,北海道産ジャガイモの収穫直後では,「ピルカ」が揚げ加熱,「はるか」がゆで加熱に,貯蔵6ヵ月では「ピルカ」が電子レンジ加熱,「はるか」が揚げ,蒸し,電子レンジ加熱に,長崎県産春作の「西海31号」は電子レンジ加熱,「西海37号」は蒸し加熱,ゆで加熱,秋作では「アイユタカ」は揚げ加熱,「さんじゅう丸」は揚げ加熱,「西海31号」は電子レンジ加熱,「西海40号」は揚げ,電子レンジ,ゆで,焼き加熱に適していると考えられた。

1 0 0 0 OA 御六戦記

著者
古河古松軒<古川古松軒>//図
出版者
巻号頁・発行日
1807
著者
横田 雅紀
出版者
九州大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

現地での測定が極めて困難な超強風条件における海面抵抗係数について,暴風域外で観測された波浪観測データから逆推定可能なデータ同化システムに現地データを適用し,海面抵抗係数を風速の関数として推定した結果,風速30m/s以下の風速範囲については,複数の擾乱事例について,任意に設定した複数の初期値からほぼ同様の推定結果を得ることができ,従来,利用されているMitsuyasu・Hondaの式が概ね妥当であることが確認できた.さらに,強風が発生していない観測地点であっても,強風域で発生し伝播してきたうねりが観測されていれば,データ同化により強風速範囲の海面抵抗係数が推定可能であることを明らかにした.
著者
平林 義彰
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.41, no.8, pp.p511-514, 1993-08
被引用文献数
1

1 0 0 0 OA 全国農産表

出版者
農商務省農務局
巻号頁・発行日
vol.明治9年, 1884
著者
寿栄松 宏仁
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.14-16, 1988-06
著者
大塚 正博
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2002-06

制度:新 ; 文部省報告番号:乙1713号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2002/6/20 ; 早大学位記番号:新3401 ; 理工学図書館請求番号:2725
著者
出牛 真
出版者
気象庁気象研究所
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

全球化学輸送モデルのシミュレーションと航空機・ゾンデ観測を組み合わせて、アジアモンスーン循環がインド上空における物質輸送過程に与える影響を、その年々変動とともに明らかにした。また、等温位面の質量重み付き帯状平均を用いた解析をおこない、大気中の一酸化炭素のグローバルな輸送収支を平均子午面輸送・渦輸送・積雲鉛直輸送のそれぞれからの寄与を分離して評価した。北半球亜熱帯域の上部対流圏から下部成層圏においては夏季アジアモンスーン循環によって高気圧性循環が形成されるが、その領域では平均子午面輸送による一酸化炭素の収束が卓越している事がわかった。

1 0 0 0 萬福和合神

著者
葛飾北斎
出版者
木楽舎
巻号頁・発行日
2013
著者
押味 和夫
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.83, no.6, pp.958-961, 1994-06-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5
被引用文献数
4

末梢血中の顆粒リンパ球が2000/μl以上に増えている疾患を顆粒リンパ球増多症(GLPD)と呼ぶ.ただしウイルス感染による一過性の増加を除く, GLPDは, T細胞が増えるT-GLPDと, NK細胞が増えるNK-GLPDに分けられる. T-GLPDが多い. T-GLPDでは赤芽球癆による強い貧血が合併することがあるが,シクロホスファミドが著効を示す. NK-GLPDには,急性に経過し腫瘍死する予後不良の亜型もある.
著者
佐藤 瑠威
出版者
別府大学文学部芸術文化学科
雑誌
芸術学論叢
巻号頁・発行日
no.18, pp.144-145, 2009-03

09卒業制作展エッセイ