出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.344, pp.52-53, 2004-01-23

前ページでは,工事現場の近隣住民や道路の利用者から寄せられたクレームを上手に処理した阪神高速道路公団の実例を取り上げた。なかでも近隣住民から寄せられるクレームの処理は,発注者だけでなく施工者にとっても大きな課題だ。工事に対するクレームをうまく処理できなければ,工事の中断に追い込まれることもある。
著者
長谷川 信美 西脇 亜也 平田 昌彦 井戸田 幸子 飛佐 学 山本 直之 多炭 雅博 木村 李花子 宋 仁徳 李 国梅 SCHNYDER HANS 福田 明 楊 家華 郭 志宏 李 暁琴 張 涵 李 海珠 孫 軍 宋 維茹 ガマ デチン NAQASH J&K Rashid Y KUMAR Ravi AUERSWALD Karl SCHÄUFELE Rudi WENZEL Richard 梶谷 祐介 小田原 峻吾 平川 澄美 松嶺 仁宏 佐野 仁香 長谷川 岳子 坂本 信介 樫村 敦 石井 康之 森田 哲夫
出版者
宮崎大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-11-18

中国とインドにおいて、放牧方式の違いが高山草原生態系へ及ぼす影響について調査を行った。東チベット高原では、暖季放牧地が寒季放牧地よりも植物種数が多く、種数密度と地上部現存量は低かった。土壌成分は、2012年と2004年間に差はなかった。牧畜経営では、ヤクが財産から収入源への位置づけに移行する動きが見られた。また、クチグロナキウサギの生息密度と植生との関係について調査した。インドの遊牧民調査では、伝統的な放牧地利用方法により植生が保全されていることが示された。衛星画像解析では、植生は日射、気温、積雪日数等に左右され、経年的な劣化も示された。ヤク尾毛の同位体元素組成は地域と放牧方式等で異なった。
著者
中村 和弘
雑誌
自律神経 = The Autonomic nervous system (ISSN:02889250)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.281-286, 2010-08-15
出版者
群馬県林業試験場
雑誌
研究報告 (ISSN:09186115)
巻号頁・発行日
no.4, pp.17-32, 1997-04

コナラ優良クローンについて腋芽培養による増殖を試みた。試験1.腋芽採取量 水差しした丸太(直径2~7cm、長さ30cm程度に調整した枝条)1本からクローン平均12.6個の腋芽を採取することができた。試験2.腋芽の雑菌汚染防止 培養時の雑菌汚染を材料採取法、培養法などを検討して、汚染率を1.7%まで低下させた。試験3.水差し丸太の冷温保存 水差し用丸太を冷温保存して2~10カ月の保存が可能になった。試験4.大量増殖試験 長さ約30cmの丸太430本を水差しし、4,916本の腋芽を採取した。その腋芽を培養して3,493本のシュートを採取してそれを発根培養し、716本の発根苗を得た。試験5.増殖試験のシュート増殖率、発根率の経年変化 試験4の培養方法を3年間継続して行った。初年度(平成3年度)、2年度及び3年度のシュート増殖率は各々0.73倍、0.53倍、0.62倍、発根率は25.6%、18.7%、19.6%となった。試験6.シュートの増殖方法の再検討 シュートの増殖率を高めるため増殖方法を再検討したが、試験4,5よりも効率の良い方法は検索できなかった。試験7.発根方法の再検討 発根率の改善のため発根培養の培地組成を変えた結果、試験4,5で用いた発根培地に比べ発根率は4倍に向上した。試験8.培養苗の順化 (1)試験管からポットへの順化は用土にバーミキュライトを用いた場合が順化率が最も高かった。(2)試験管からポットへの順化が終了し温室で育苗したものを苗畑に移植した。移植時372本であったが、枯死するものが多く移植3年目には51本になった。試験9.試植林造成 苗畑で3年間育苗したものを使い試植林を造成した。1年経過後の平均成長量は樹高で32.1cm、根元径は0.36cmであった。
著者
脇中 洋 中塚 圭子 GILCHRIST Alex 石橋 佳世子
出版者
大谷大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、NPO法人と連携しながら高次脳機能障害者ピアサポーターを養成し、概ね週1回以上の高次脳機能障害ピアサポート活動を継続して記録を収集し、社会的実装を果たした。また生活施設や就労支援施設の現場職員と当事者やその家族を交えた事例報告研究会を3か月おきに開催した。さらにこれまで連携してきたカナダのピアサポーター専門家との情報交換や共同の学会発表を行い、高次脳機能障害ピアサポートの有用性を実証した。
著者
中島 信博 松野 将宏
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

「地域密着」という概念を検討するため、プロサッカークラブのベガルタ仙台を事例として、質的データから分析を行った。特に、創設期に地域の多様なアクターが、どのように関与したのかについて史的に捉え、その上で全体の特徴を指摘した。仙台では、大企業が主導するビッグなクラブとは異なる様相を示していた。まず、県サッカー協会というボランタリー・セクターが先導し、行政への働きかけが、スタートであった。初期段階では、市民の運動やマスメディアのキャンペーンも後押しすることになる。その後に、地元の経済界が具体的に参加し、最終的に、多くのアクターが参加する形でスタートにこぎ着けた。
著者
後藤 恵之輔 立入 郁 小島 和紀
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.18-20, 2002-11-01
被引用文献数
2

Roof planting on the artificial foundation is noticed as an effective method for heat reduction, including upward radiation decrease and sun light insulation, in the city center. In this study, basic experiments by use of Normalized Differential Vegetation Index and radiation temperature, derived from ground-based remote sensing, depicted that the positive relation between the heat reduction and health condition for the same vegetation species, Zoysia tenuifolia. This relation, however, was not observed among the different vegetation species. Remote sensing provides operative data for choosing plant spices and maintaining suitable vegetation conditions, which are vital for efficient roof planting.