著者
加藤 信哉
巻号頁・発行日
2013

第2回みちのく図書館情報学研究会. 2013年12月28日(土)東北大学
著者
酒井 昭 石川 雅也
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.15-20, 1979-01-25

亜高山または亜寒帯性針葉樹の冬芽は-30〜-40℃の温度範囲で枝条原基のみが凍死することが知られている。このことは枝条原基がこの温度範囲まで過冷却後細胞内凍結をおこして死ぬ可能性を示している。このことを確かめるために, 針葉樹の冬の芽の示差熱分析を行なった。亜高山または亜寒帯性モミ属の冬芽は-5〜-8℃で外部芽鱗が凍結したのち, 枝条原基は約-30℃まで過冷却した。また, 芽から枝条原基, その直下にある厚角組織およびそれらの外側をとりまくうすい内部芽鱗をとり出し熱分析したところ, 枝条原基は約-30℃まで過冷却した。しかし, 開舒20日前の春の芽の枝条原基は-15℃までも過冷却しなかった。暖帯性モミ(A.firma)の冬芽の枝条原基は, その凍死温度である-20〜-22℃まで過冷却した。しかし, トウヒ属の冬芽では-5〜-8℃での外部芽鱗の凍結につづき, または少しおくれて枝条原基が凍った。カラマツ属の冬芽の示差熱分析では, 葉原基の凍結に由来すると思われる多数の小さい熱の放出が認められた。温帯性落葉広葉樹と異なり, 針葉樹の枝の木部では-30〜-40℃までの過冷却は認められなかった。
著者
宗野 隆俊
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
法社會學 (ISSN:04376161)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.140-144,287, 1998

The land is not only subject to each owner, but also must be under the public control. This is clearly true of neighborhood-building process. In this article, I treat the district-planning as model case of consensus-making among various residents who has his or her own interests respectively. Each resident participates in the process of making rules of how to use his or her own land, how to reside in neighborhood surrounding them. Because of their two contrary orientations (one, to maintain the present state as a quiet residental area, the other, to make efficient economic use of the land), two parties stood in opposition. In this case, although the autonomous participation of residents in the district-planning process is of great importance, the involvement of planner as specialist of planning is inevitable, too. So, it must be investigated how to make the best use of his knowledge, experience, information, and persuasiveness as resources for enabling each participants to argue and agree on the present and future of the area. The condition of agreement can be seeked in the consensus-making process in which each participant shares 'common recognition' that manifests shared intention to maintain the present residental environment that enables to live under the fine condition.
著者
村上 尚 村橋 正武
出版者
The City Planning Institute of Japan
雑誌
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning (ISSN:09131280)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.757-762, 2003-10-25
被引用文献数
3

現行の斜線制限等に代表される形態規制によって導かれる市街地景観は混乱している。このような市街地景観の現状に対して街並み誘導型地区計画は全国一律の形態規制を地域の実情に即した規制に置き換え、一定の市街地環境を確保しつつ、土地の有効利用の促進に併せて整った街並みの形成を誘導することが可能となった制度であり、その効果が期待される。 そこで本研究では、本制度が導入された事例を対象として制度導入の背景・目的、計画内容を分析し、制度の運用実態を明らかにする。次に適用地区における更新建築物、敷地状況より景観形成への実効性を分析し、制度の適用効果を明らかにし、本制度の効果と課題を明らかにすることを目的としている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.799, pp.70-73, 2005-06-27

神奈川県の最西部に位置する真鶴町は、箱根の外輪山と相模湾に突き出した真鶴半島からなる起伏に富んだ町だ。森と海に恵まれたこの小さな町は「美の条例」を持つ町として、まちづくり専門家の間では知られている。美しい景観を守ろうと、1994年に町が施行した「真鶴町まちづくり条例」のことだ。 この真鶴町で、15年ぶりに動き出したある計画が物議を醸している。
著者
小田 福男 加藤 敬太 乙政 佐吉 西本 章宏
出版者
小樽商科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

北海道から極東ロシアまでの北方圏における、北海道地域企業の産業クラスター形成と極東ロシア地域とのリンケージ・需要搬入による継続的活性化、地域ブランド強化の現状と方策を究明した。その結果、次のような知見が得られた。(1)産業クラスター形成における企業家活動、地域オープン・イノベーションのユニークな重要性。(2)地域ブランド・マネジメントにおける新規顧客とリピート顧客の異質性、各々で異なったアプローチを適用することの重要性。(3)北海道と極東ロシアとの地域間国際交流に関して、特に住宅・住宅建材分野でのロシア極東地域の現状の厳しさと長期的視点の重要性。
著者
羽賀 浩一
出版者
仙台高等専門学校
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

本装置は太陽光追尾可能なパラボラ反射板で太陽光を蒸発容器に集光し,蒸発容器内壁に霧状の微細水滴を噴霧して瞬時に蒸発させる高効率な単蒸留法を用いて淡水が得られる。使用した微細水滴は,スリットが形成された回転円盤への海水の導入により得られた。加熱した蒸発容器から黒体輻射による多大な熱輻射損失が発生するが,熱輻射損失を防ぐ選択吸収素材を導入し,淡水化効率40%を達成した。