著者
ナラキョウイクダイガクキョウイクシリョウカン 奈良教育大学教育資料館
出版者
奈良教育大学教育資料館
雑誌
教育資料館だより
巻号頁・発行日
vol.10, 2003-03-28

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著者
Michel Wolfgang Wolfgang Michel-Zaitsu Werger-Klein Elke
出版者
Japan Society of Medical History
雑誌
日本医史学雑誌 (ISSN:05493323)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.463-492, 2004-09 (Released:2009-04-22)

本論文は宗田一が史上初の公式製薬伝習として紹介した寛文12年頃の薬油蒸留を取り上げながら、新しく見つかった史料に基づき、この欧日技術移転の経過及び背景を解明するものである。 カスパル流外科の写本や出島蘭館日誌などが示すように、初期紅毛流外科においては数々の薬油が適用されている。また慶安4年のカスパル・シャムベルゲルの離日後、オランダ東インド会社に対する医薬品の注文が著しく増え、その中で薬油は大きな比重を占めていた。高価な上に供給が不安定な薬品の輸入が問題視されたためか、幕府は寛文7年に両長崎奉行を通じ東インド会社に対し将軍及び老中の名において薬草の種や苗、また蒸留器一式及び薬草や蒸留技術に精通する専門家の派遣を求めた。 交易条件の改善を念頭に、オランダ東インド会社は寛文8年から薬草や薬草の種及び苗木を日本へ送ることを決定した。その翌年出島に派遣された若き薬剤師ゴットフリード(ホーデフリード)・ヘックは長崎周辺での薬草調査を行っているが、奉行の要請を受け寛文11年に出島へ派遣された経験豊富な薬剤師フランス・ブラウンの赴任によりヘックは更迭された。ブラウンとともにヨーロッパから取り寄せられた大型蒸留器がついに日本に上陸し、幕府の経費で出島の敷地内に「油取家」が建造された。翌年の春にブラウンが薬油の蒸留を開始し、その一部は献上品として江戸へ送られた。6名の阿蘭陀通詞がまとめた報告には、単純な蒸留法から7日間を要する複雑な樟脳油の製造方法の説明まで、また大型の釜、冷却装置、各種の容器など器物の図も見られる。 寛文11年5月にはブラウンの手を借りずに数名の日本人医師が出島の装置で丁子油などを蒸留できるようになり、それ以降もヨーロッパ人や日本人による蒸留に言及する記述が商館長日誌に見られることから、薬油蒸留の技術移転が成功したと言える。輸入薬草の国内栽培の試みは1670年代前半に失敗に終わったが、オランダ商館での薬油蒸留はしばらく続けられた。しかし第5代将軍綱吉が即位した直後、出島で製造した薬油ではなくバタビアからの薬油を献上品として求める通知が商館長に届いた。これにより蒸留装置を維持する会社の意欲は著しく低下したと思われる。元禄4年の商館日誌に、密貿易者の処刑が出島の「東端、皇帝の蒸留家の近く」で行われたという記述が見られるが、当時出島で勤務していた蘭館医ケンペルの資料には薬油製造に関するメモなどは全く見当たらないことから、出島の蒸留装置はもはや使用されていなかったことがうかがえる。 楢林鎮山、加福繕兵衛、嵐山甫安系の資料に残っている阿蘭陀通詞がまとめた報告は一連の写本及び版本を通じて19世紀まで受容された。蘭学の開花よりも遙かに早く行われたこの公式の技術移転は画期的な事であり、医療品に対する幕府の積極性を物語っている。
著者
小山 次郎
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.182-183, 1988-02-01
著者
小川 修三 長原 幸雄
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.104-114, 1949-11

上空(⪝1mH_2O)に於ける宇宙線東西強度の対称性は,地上及び地上より10,000m迄の高度に於ける各緯度で行われた東西強度の非対称性から予測されるproton primary hypothesisに対して困難を興えている. Arleyはこの困難を救うために, negative protonはprimary中に混在するとしている.然しながら彼のいうnegative protonが,π-中間子,μ中間子を経てsoftを興えるという現在容認されている立場から上空の東西効果の問題を如何なる点迄解決しうるかを判りさすために, primary protonとそれによるsoft componentの間の角分布を調べた.
著者
永井 正敏
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.218-219, 2008-05-20
著者
今井 真治
出版者
日本加除出版
雑誌
戸籍時報 (ISSN:09121579)
巻号頁・発行日
no.563, pp.34-39, 2003-11
著者
Hun-Young YOON Dong-Wook SHIN Keum Soon IM Soon-Wuk JEONG
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.12-0285, (Released:2012-10-09)

We report here the clinical presentation and successful surgical management of synovial hemangioma accompanied by cruciate ligament injury in a dog. Surgical correction of cruciate ligament injury was performed after removing torn cruciate ligaments, synovial mass and masses attached to the ligaments and distal femoral articular cartilage. At 10 months, the dog has showed no evidence of recurrence in the stifle joint. Synovial hemangioma, although a seemingly rare cause of stifle joint pathology, should be considered in the differential diagnosis for cruciate ligament injury when a circumscribed intra-articular soft tissue mass is evident radiographically with cranial or caudal drawer motion. This is the first case report in a dog to describe synovial hemangioma accompanied by cruciate ligament injury.
著者
山中 伸弥 一阪 朋子
出版者
京都大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2004

ES細胞は分化多能性を維持したまま半永久的に増殖することから、細胞移植療法の資源として価値が高い。しかしヒトES細胞には受精卵の利用という倫理的問題が影を落とす。成体からES細胞に類似した多能性幹細胞を樹立できたなら、細胞移植療法にとっての理想的な幹細胞となりうる。私たちは、これまでES細胞などの多能性幹細胞で特異的に発現する遺伝子群(ECAT : ES cell associated transcript)の同定と機能解明を進めてきた。本研究においてはECAT遺伝子群を選択マーカーとして、成体マウスからの多能性幹細胞分離を試みた。1.最適の多能性細胞マーカーの決定ECATの中でどの遺伝子が選択マーカーとして適しているかを検討した。ES細胞との融合によるリプログラミング系で検討した結果、ECAT3がマーカーとしてすぐれていることがわかった。2.細胞培養条件の最適化リプログラミングを誘導する培養条件として、LIFは必要であるが、フィーダー細胞は必須でないことを見いだした。3.クロマチン修飾薬剤の検討体細胞をアザデオキシシチジンやトリコスタチンで処理することにより多くのECAT遺伝子の発現が誘導されることを明らかとした。今後、これらの実験系を用いて、初期化能力のある因子や遺伝子の探索を行う。
著者
牛山 充
出版者
NHK交響楽団
雑誌
フィルハーモニー (ISSN:13445693)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.23-27, 1949-03
著者
小林 徹
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学論叢 (ISSN:13464094)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.149-156, 2005-01-31

茶道は平和を追求する作法であり、現代社会に受け継がれている。作法は無駄のない動作と静寂のなかにその価値がみいだされる。武士道は戦う武士が勝利のために規範とするものである。規範のなかに現代人が守り伝えるべき約束事は存在する。しかし武士が存在しない現代においては新しい規範をつくって精神的拠り所とする試みが必要である。