著者
徳田 直子 杉澤 秀博
出版者
桜美林大学
雑誌
老年学雑誌 (ISSN:21859728)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.39-54, 2011-03-20

男性の場合,高齢期の生活に対して定年退職前の就業経験が大きく影響し,定年後の生活への適応に努力を要する場合が少なくないことなどが,量的・質的分析で行われた先行研究で明らかになっている.しかし,女性の場合,定年を伴うような職業キャリアを経験した人が絶対的に少ないこともあり,高齢期の生活に現役時代の経験がどのように影響しているかについてはほとんど研究されていない.本研究では,対象を女性に限り, 10名の女性定年退職者にインタビューを行い,定年退職後の生活の楽しみ・生きがいに対して,退職前の職業・家庭・地域生活がどのような影響をもたらしているかを質的に分析した.分析の結果,既存の研究で明らかにされた男性の知見と異なり,本調査の対象となった女性たちは,職業経験と全く別の世界を志向する傾向も見られ,定年後の生活に概ねスムーズに適応していることが示された.
著者
薄 充孝 中川 知香 佐藤 智和 横矢 直和
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.161-170, 2008
被引用文献数
15

In this paper, we propose a novel method that estimates camera position and posture from a single image using a feature landmark database. Conventionally, several kinds of camera parameter estimation methods are proposed in which pre-constructed database is used to estimate the camera parameters. In the most of these methods, they achieve fast and high accurate estimation by limiting searching range for the database using the assumption that camera motion for successive image frames is small. However, if the input is a single image, these approaches do not work because there is no good initial parameter to limit the searching range for the database. In this research, we gradually limits the searching range for the landmark database by using GPS position, SIFT distance, and consistency of camera position and posture. The validity of the proposed method has been shown through experiments for an outdoor environment.
出版者
中央大学仏語仏文学研究会
雑誌
仏語仏文学研究 (ISSN:02865920)
巻号頁・発行日
no.28, pp.13-17,肖像1枚, 1996-02

1 0 0 0 OA 日本経済叢書

著者
滝本誠一 編
出版者
大鐙閣
巻号頁・発行日
vol.續 第1巻, 1923
著者
松川二郎著
出版者
誠文堂
巻号頁・発行日
1932
著者
占部 武
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.707-716, 1979-06-01

Mepivacaine(Carbocain R)の高感度,高精度な血中濃度測定法を新たに開発し,持続腰部硬膜外麻酔による無痛分娩例と手術例において,初回注入,追加注入後の経時的血中濃度推移,局麻中毒発症時の血中濃厚,分娩時の母体静脈血および膀帯動静脈血濃度を測定し以下の成績を得た.1)mepivacaine 100mg注入後の母体静脈血中濃度の推移は,5分後には母体血中へ出現しO.97±0.07μg/ml(M±SE)となり,15分後に1.38±0・13μ9/mlのピーク値を示し,以後,漸減して60分後では,0・96土0.09μg/mlであった.2) 追加注入 (60分後,同量) 後の血中濃度の推移は,初回注入と同様にピークは15分後に認められ2.23±0.18μg/mlの値を示し,60分後は1.78±0.27μg/mlとなり,累積的濃度変動が認められた.3) mepivacaine 200mgを注入した手術例においては,2分後には血中濃度は0.63±0.02μg/mlとなり,15分後に3.02土0.30μg/mlの最高値を示し,以後,緩除に減少し60分後の値は2.10±0.15μg/mlであった.4) 無痛分娩例においては局麻中毒の症状は認められなかった.手術例においてminor intoxicationを認めた6例の平均血中濃度は5.17μg/mlであった.5) 注入量別にみた分娩時の母体静脈血,臍帯静脈血,臍帯動脈血中濃度は,いずれも400mg注入までは注入量に応じて直線的に上昇し,それぞれ一次回帰式で示された.6) 胎盤通過性については,注入量に関係なく,臍帯静脈血中濃度と母体静脈血中濃度の比は0.53土0.02と一定の値をとり,母児間に平衡関係が認められた.なお,臍帯動脈血中濃度と母体静脈血中濃度の比も同様に注入量に無関係に0.41土0.02と一定の値を示していた.
著者
東川 健
出版者
The Japan Society of Logopedics and Phoniatrics
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.407-415, 2002-10-20

本稿では, 言語・コミュニケーション訓練のなかで用いたコミュニケーションボード・ブックを, 主にコミュニケーション機能の観点から分析した.症例は, 就学前の文字未学習の脳性麻痺 (車椅子使用) と知的障害を伴う3症例である.訓練開始時の3症例の言語理解面は1歳後半レベルだが, 表現面は有意味語がないか, あっても数語であった. (1) ユーザーはコミュニケーションボード・ブックと身ぶりを並行して, 相補的に用いていた. (2) ユーザーのコミュニケーション態度によって, コミュニケーションボード・ブックを要求機能主体に用いたほうがよい場合と要求機能から報告機能に広げたほうがよい場合に分かれた. (3) コミュニケーション意欲が低く, 変化への抵抗を示す症例には, 写真を受信に用いることが有効だった. (4) コミュニケーション態度の良好な2人のユーザーは, 過去の事象を想起するリマインダーとしてコミュニケーションブックを用いていた.このリマインダーとしての機能は, 過去の事象の報告を促すために有効な方法であることが示唆された.

1 0 0 0 点訳例文集

著者
本間一夫編著
出版者
日本点字図書館
巻号頁・発行日
1971
著者
立津 元正
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.16, no.5, pp.337-344, 1964-05-01

人胎盤が絨毛間腔を通じて母児間の栄養物質代謝に重要な役割を果していることは知られた事実であるが, 胎児蛋白・核酸代謝の亢進に伴なう絨毛組織の機能についての酵素学的な研究は極めて少ない. 私は人胎盤絨毛組織における蛋白及び核酸代謝に与かるアンモニアの生成とその処理機構を究明せんとして, 酵素学的に次の実験を行なった. 1. 人胎盤絨毛組織におけるアデニール酸及びアデノシン脱アミノ酵素 : 人胎盤絨毛組織にはアデニール酸, アデノシンをそれぞれ脱アミノ化する酵素が存在することを認め, その至適pHはそれぞれ5.9〜6.3と7.0であることを知った. 2. 人胎盤絨毛組織におけるグルタミナーゼ : 人胎盤絨毛組織にはグルタミンの脱アミド反応の存在を認めることができなかった. 3. 人胎盤絨毛組織におけるグルタミン合成酵素 : 人胎盤絨毛組織にはグルタミン合成酵素が存在すること, 及びその至適PHが7.0であり, 本反応にはATPの添加が必要とされ, Mg⫲の添加が必要とされ, F-の添加によって本反応の阻害されることを知った. 4. 人胎盤絨毛組織におけるグルタミン酸脱水素酵素二人胎盤絨毛組織にはグルタミン酸脱水素反応の逆反応が存在し, その至適pHは7.0〜7.5であることを知った. 5. 人胎盤絨毛組織における尿素生成反応 : 人胎盤絨毛組織にはアルギナーゼが存在し, その至適pHは9.5であること, 及びMn⫲の添加によって著しく賦活されることを知った. 又, 人胎盤絨毛組織においてはオルニチン及びチトルリンとアンモニアからの尿素生成は微量ではあるが認めた. 従って人胎盤におけるアンモニアの生成にはVilleeらの証明したグルタミン酸のほかにアデニール酸及びアデノシンが関与し, アンモニアの処理に向ってグルタミン合成反応やグルタミン酸脱水素反応の逆反応などが行なわれていることを知った.
著者
三枝 正彦 庄子 貞雄
出版者
日本ペドロジー学会
雑誌
ペドロジスト (ISSN:00314064)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.2-16, 1992-06-30

The occurrence of halloysite in Towada Holocene and Pleistocene Tephras was investigated. Formation of halloysite took place in the buried tephras occurring in "Si accumulating zone" where thickness of overburden tephra. deposits were mostly 2 m or greater, and the following forms of halloysite were observed ; spheroidal, elongated spheroidal, twin of spheroidal, chestnut-sheell-like and tubular. Tubular halloysite was dominated in buried A horizon or crack zone of outcrop, whereas spheroidal halloysite was dominated in B, C horizons or noncrack zone of outcrop. The absence of chestnut-shell-like halloysite in Holocene tephras indicate that spheroidal and tubular forms of halloysite were formed concurrently in these tephras. On the other hand, in Pleistocene tephras, the following transformation of halloysite was also suggested ; spheroidal → chestnut-shell-like → tubular. The mean size of spheroidal halloysite in B or C horizon or noncrack zone of outcrop and that of tubular halloysite in all tephras increased with age of tephra. Beside, the mean diameter of spheroidal halloysite in buried A horizon or crack zone of outcrop increased till Takadate tephra, but decreased in Tengutai tephra indicating the depletion of Al supply in this oldest tephra. Results obtained in this study thus indicate that surface weathering of tephra influenced the form and amounts of halloysite formed by geochemical weathering.
著者
Hye-Young JEOUNG Dae-Sub SONG WooSeog JEONG Won-Ha LEE Jae-Young SONG Dong-Jun AN
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.12-0287, (Released:2012-09-05)
被引用文献数
2 12 3

A multiplex reverse transcription polymerase chain reaction (mRT-PCR) assay was developed for the simultaneous detection of canine distemper virus (CDV), canine respiratory coronavirus (CRCoV), and canine influenza virus (CIV). These viral pathogens are all causative agents of canine infectious respiratory disease (CIRD). The sensitivity and specificity of the mRT-PCR were determined by comparing it to a rapid antigen test (RAT) or immuno-chromatography test kit and reverse transcription-polymerase chain reaction (RT-PCR) in the detection of CDV, CRCoV, and CIV antigens present in 100 clinical samples (nasal swabs and whole blood samples) from 50 dogs with respiratory disease symptoms. This study revealed that mRT-PCR had almost exactly the same performance or results were almost 100% in agreement with that of RT-PCR and RAT both in terms of the assay sensitivity and specificity which was more highly evident in detecting CIV, CDV, and CRCoV antigens present in canine nasal swab samples. Therefore, this assay could be a better alternative for the definitive and simultaneous ante-mortem detection of the three viral pathogens that cause CIRD by using nasal swabs.
著者
冨田 健太郎
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.1033-1042, 2010-10

中米力リブ諸国におけるマメ科牧草アラキスの活用事例。コスタリカにおける乳用子牛の成育にとってのタンパク銀行としてのアラキスおよび文献調査からの野外科学的方法の一考察。コスタリカでは、乳用牛の子牛肥育にかかるコストは牧畜経営支出の25%にも相当し、とくに、配合飼料のコストはバカにならず、全餌代の約66%にも達するという。これら配合飼料のほとんどが輸入一次産品であることから、外部からの投入資材に依存せざるを得ないということであり、実際の牧畜生産システムにおいては一つの限界要因となっているのである。そのため、生産者水準において、餌代を極カ抑えることが要求されるのは当然である。そこで、アラキスのような適用可能かつ高品質牧草類が、熱帯環境下の牧畜生産にとっては有益であるとして考慮されている。また、イネ科牧草類とこのマメ科牧草類の間混作は、牧畜生産にとって良好な挙動が認められ、肉ならびに乳生産にとっても適当な水準にまで増大させていることは明白である。
著者
北川 大智 野口 拓 川合 誠
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2012-MBL-61, no.42, pp.1-7, 2012-03-05

近年急速に携帯電話が普及し,生活圏の非常に広い範囲でインターネットにアクセスできるようになった.しかし,悪条件の屋内や地下鉄のような遮蔽物に囲まれた場所など,未だにネットワークインフラが整備されていないエリアも存在し,これに対しては新たに通信基地局を設置するなどの対策が必要となる.本研究ではそのような通信不能であるエリアにおいて,複数のAndroid端末でアドホックネットワークを構成することでインターネットへのアクセスを可能とするWebアクセスシステムを構築した.また,性能評価により端末数3のアドホックネットワーク上でデータ数20のWebページの表示を約8秒で表示できる性能であることを確認した.