著者
別府 まゆみ 北島 宣 長谷川 耕二郎
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.83-88, 2001-01-15
被引用文献数
3 19

'水晶文旦', '晩白柚', '晩王柑', ブッシュカン, '興津早生'ウンシュウミカン, コウジおよび'ダンカン'グレープフルーツの幼葉を用いて, 酵素解離法により染色体標本を作製し, (1)ギムザ, (2)クロモマイシンA_3 (CMA), (3)キナクリンマスタード(QM)で順に染色し, 染色体長の調査およびCMAバンドパターンに基づく染色体の分類を行った.染色体構成は, '水晶文旦'では3A+3C+3D+9E, '晩王柑'では2A+1B+3C+3D+9E, ブッシュカンでは2B+8D+8E, '興津早生'では1A+1C+8D+8E, コウジでは1C+8D+9E, 'ダンカン'では2A+1B+1C+6D+8Eであった.'晩白柚'では17本の染色体構成は1A+2B+2C+4D+8Eであり, 残る1本はA型またはB型のいずれであるか判別できなかった.ブッシュカンを除く種および品種において, A型からE型のいずれかで染色体数が奇数であり, 部分相同染色体を含んでいることが示唆された.ブッシュカンやマンダリンは, 比較的早く分化したと考えられており, ブッシュカン, '興津早生'およびコウジでは, 染色体構成が単純でD型およびE型染色体が多くの割合を占めたことから, D型およびE型染色体がカンキツ染色体の基本型である可能性が示唆された.
著者
藤井 治彦 武井 英明 中里 加奈 庵祥子 三宅 延久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.17, pp.39-46, 2001-02-24
被引用文献数
6

近年、音楽配信などインターネットを介したコンテンツ流通ビジネスの発展に伴い、著作権保護方式の重要性は増している。しかし、従来の著作権保護方式は、コピー制限など、ユーザの自由度を制限するものが多く利便性が低い。本稿では、再生装置とコンテンツに所有者証明情報を付加し、両者の所有者が等しい人物であると証明できた時のみ再生する方式を提案する。本方式を用いれば、従来のようにコンテンツに対するコピー制限などが不要となり、共有(複数の再生装置間でのコピー)、購入(配信サーバから再生装置などへのコピー)、再発行(コンテンツを誤削してしまった場合の再ダウンロード)といった操作の利便性を向上させることができる。The contents distribution business such as music distribution has recently expanded. But exiting copyright protection methods have many restrictions such as restricting the number of copies, so their usability is low. This paper describes a new type of copyright protection method. In this method, the certificate issuer attaches owner information to the contents player at first, and the contents server also attaches owner information to the content. The user is permitted to view or listen to the content only when the two pieces of owner information show the same person. This method allows the user to purchase and copy contents among several players easily and allows the reissue of contents by the server easily.
著者
Park So-Young Song Jin-Su Kim Hyoung-Deug Yamane Kenji Son Ki-Cheol
出版者
園芸学会
雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.447-454, 2008-10
被引用文献数
4

Case studies were performed in two high schools (designated K and J) in Seoul, Korea in order to examine how in-class plantscapes consisting of ornamental plants affected the indoor environment and the stress level of students. Forty-two healthy female students, 16 to 17 years old, were assigned to classrooms with or without plantscapes. Although the differences were small, plants lowered the temperature, raised the relative humidity in the classrooms, and reduced the amount of airborne fine particles. Positive descriptors such as 'clean', 'soft', 'comfortable', and 'fresh' were used by the students to describe the classrooms with plants in both schools after installation of the plants. The stress level of the students was lower in rooms with plants than without in school K and but not in school J; students in control rooms in both schools did not show a significant change in stress. Saliva cortisol content, a physiological indicator of stress, was not reduced by the presence of plants in either school; however, the number of visits to the infirmary was lower for students in rooms with plants than in the control rooms at both schools. The results indicate that the presence of plants improved the physical environment, the general ambience (i.e., appropriate place for classes' and 'relaxed place'), and reduced the level of stress among the students. The role of the interior plantscapes in living spaces is discussed.
著者
大前 清嗣 小川 哲也 吉川 昌男 新田 孝作
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.317-323, 2010-03-28

慢性透析患者において,心電図(ECG)上のST-T変化と心臓超音波検査(UCG)上の異常所見は,それぞれ独立して心不全死の予測因子となることが報告されている.今回われわれは,維持透析患者を対象に安静時ECG上のST-T変化に関連する因子を同定した.対象は,吉川内科小児科病院の外来透析患者のうち,6か月以上安定した透析が行われUCGを施行している149例(男性88例,女性61例)である.安静時ECG上のST-T変化の有無を目的変数に,左房径(LADs),左室拡張末期径(LVDd),左室後壁壁厚(PWT),左室短縮率(%FS),左室心筋重量(LVM)のほか,年齢,性別,原疾患(糖尿病DM,非糖尿病nonDM),冠動脈疾患(CAD)の合併,透析歴,血圧,透析間の体重増加量,生化学末梢血検査値,使用薬剤を説明変数に用い多変量解析を行った.UCGは透析後もしくは透析翌日午前に施行され,検査値については6か月間の透析前平均値を用いた.多変量解析はステップワイズ法による多重ロジスティック解析を用いた.特定されたST-T変化関連UCG異常について,ST-T変化の有無により2群に分類し,重回帰分析を用い各群のUCG異常に影響する因子の抽出を行った.平均年齢は66.7歳で,平均透析期間は14.4年であった.原疾患はDMが41例で,26例にCADの合併が認められた.UCG所見は,平均LADs 42.4 mm,LVDd 52.4 mm,PWT 10.8 mm,%FS 36.3%,LVM 224.4 gであった.内服治療は,アンジオテンシン変換酵素阻害薬8例,アンジオテンシンII受容体拮抗薬103例,βもしくはαβ拮抗薬52例,カルシウム拮抗薬(CCB)116例であった.ST-T変化は79例に認められ,多重ロジスティック解析ではCADの合併,LADsおよびCCBの使用が関連因子であった.オッズ比は,それぞれ5.141,1.087,0.339であった.ST-T変化を有する症例ではLADsがLVMと正に相関し,左室肥大を反映する可能性が示唆された.
著者
角 明夫 森 彩恵 村田 和代 朝比奈 愛 郡山 朋子 下敷領 耕一 矢ヶ崎 和弘 箱山 晋
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.344-349, 2005-09-05

乾物生産量と蒸発散量の測定を介して共生窒素固定量を評価する可能性を探るために, 根粒着生に関するダイズの同質遺伝子系統, T201(根粒非着生系統)とT202(根粒着生系統)をそれぞれ3段階および5段階の窒素(N)施用条件下で栽培した.T201の葉緑素含量(SPAD値)はT202より低く推移し, また両系統の差は無Nから多N区へと順次拡大した.さらに, 根粒重(Ndw)とSPAD値における系統間・処理区間差が大きくなるにつれて, 乾物生産量(DM)と蒸発散量(ET)の間の量的関係における違いが拡大した.生育期間中のDMとETとの間には1次回帰式で表せる関係が認められ, DMが0のときを仮定したET (ET_<w=0>)はT201よりもT202で大きく, またT201におけるET_<w=0>は地面蒸発量(E_0)にほぼ一致した.一方, N施用量によりT202のNdwとET_<w=0>はともに変動し, 両者には密接な関係が認められた.T201とT202の間のET_<w=0>差(δET_<w=0>)から推定したDM差(δW)と両系統間のN集積量の差から評価した固定N量との間に有意な正の相関関係が認められた(P<0.001).これらの結果はN固定のエネルギー・コストに着目した共生窒素固定量の推定が可能であることを示している.
著者
種村 剛 小林 泰名
出版者
関東学院大学経済学部教養学会
雑誌
自然・人間・社会 : 関東学院大学経済学部総合学術論叢 (ISSN:0918807X)
巻号頁・発行日
no.53, pp.61-104, 2012-07

札幌のインディーズ・ミュージシャンがおこなった、USTREAMを用いたライブイベント、UST ROOM FESを事例として、ミュージシャンとライブ配信サービスの関係について考察した。本稿の中心となる問いとして「なぜ札幌のインディーズ・ミュージシャン達は、UST ROOM FESを企画し実践したのだろうか」を設定した。問いに対する仮説として、UST ROOM FESを、地方から全国への音楽活動をプロモーションする手段として考えているのではないか(1)、UST ROOM FESのメリットを、楽曲のダウンロード販売につながる点にあると、考えているのではないか(2)、の二つを提示した。仮説の検証のために、フェスを企画した、札幌のミュージシャン3名にインタビューをおこなった。インタビューの結果、1)ライブ配信サービスを、全国の人びと、地域の人びと、地元のミュージシャンに対する音楽活動のプロモーションとして用いていること、2)実際に観客にライブ会場に足をはこんでもらい、CDを販売したいと考えていること、を明らかにした。最後に、以上の考察をふまえ、地域レーベルの可能性について検討した。
著者
持橋 大地 菊井 玄一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.36, pp.47-53, 2006-03-27
被引用文献数
2

文書があるトピックの持つ確率分布から生成されたと仮定し その確率分布パラメータと文書のトピックへの帰属確率を求めるモデルに ナイーブベイズ法を Polya 分布を用いてベイズ的に精密にとらえ直した混合ディリクレモデル(DM)があるが この方法はトピック数を事前に与える必要があるという欠点があった.これに対し 本論文では可算無限個の混合比にディリクレ過程事前分布を与えることにより データの複雑さに合わせて混合数を自動推定するディリクレ過程混合モデルによる方法を検討する. モデル選択により混合数を決定する方法と異なり この方法は混合数の事後分布をパラメータと同時に推定し 期待値を取ることで予測を行うことができる. 実験の結果 必要な混合数の上限を推測することができ 特に小規模データに対しては性能がさらに上昇することがわかった.This paper proposes a Dirichlet process mixture modeling approach to Dirichlet Mixtures (DM). Endowing a prior distribution on an infinite number of mixture components, this approach yields an appropriate number of components as well as their parameters at the same time. Experimental results on amino acid distributions and text corpora confirmed this effect and show comparative performance on large datasets and better performance on small datasets avoiding overfitting.
著者
矢野 正 下村 容子 橋本 健次郎 金谷 末子
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.107-118, 1993-08-01
被引用文献数
12

照度レベル, および, 光源の光色が高齢者と若年齢者の色識別性に与える影響を調べるために100hueテストを用いて実験検討した。実験条件は, 照度レベルが10, 100, 1000lxの3条件で, 相関色温度が3000, 5000, 6700Kの3段階で, 光源として3波長域発光形蛍光ランプを用いた。その結果, (1)照度レベルが1000lxの場合は, 高齢者, 若年齢者ともに光源の光色によって色識別性に差はなかったが, 照度レベルが100lxの場合は, 高齢者のみで, その識別性が3000Kと6700Kとで差がみられ, 照度レベルが10lxでは, 高齢者, 若年齢者ともに光源の光色によって色識別性に差が生じた。(2)高齢者は若年齢者の色識別能カよつどの色相でも劣り, 特に紫赤色系で劣った。(3)各色票に対するエラースコアは, 隣合う色票の色相差と関係があった。(4)高齢者が若年齢者と同等に色識別を有するためには約1.5倍の色相差が必要であった。
著者
上田 学 橋本 孝之
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. V, 教科教育 (ISSN:03893480)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.133-143, 1989-08

市販のソフトウェアの1つであるグラフィック・ツールを用いて,「情報基礎」の授業を試みた。指導時間は6時間とし,グラフィックスの製作課題は「歴史上の人物」とした。その結果,生徒は短時間で,完成度の高い作品を製作した。また,生徒の授業に対する興味・関心についてアンケート調査をした結果,生徒は「1 マウスでのグラフィックスの入力に難しさを感じながらも,授業に高い興味・関心を示し,積極的に参加していること」および「2 課題を仕上げながら,課題そのものの知識を増やしていること」が分かった。これらの諸結果から,グラフィック・ツールを用いて授業を展開した場合でも,第1報,第2報で述べたプログラミング学習の場合と同様に,学習意欲の高揚,課題解決学習,自己教育力の育成に効果があることが示唆され,コンピュータ・リテラシー教育の観点からも望ましく,「情報基礎」教育の1方法として非常に有効であることが明らかになった。The authors tried to have pupils use the computer graphic-tool,one of the application softwares,as a method of teaching Basic Information Science.We gave them six classes and made the subject"a historical person".During the class,the pupils were accustomed to using the computergraphic-tool and could create fine graphics of the historical person.And the authors gave a questionnaire to pupils on their emotional factors such as curiosity and interest in studying Basic Information Science.As a result,we found that the pupils were interested in studying Basic Information Science by the teaching method tried here,and that this method had remarkable effects on awaking pupils' desire to use the computer graphic-tool,finding and solving problems and developing pupils' selfeducating-ablilty,as well as learning their computer-literacy.And this method will thus surely became one of the valuable methods for teaching Basic Information Science.
著者
崔 昌玉
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学ユーラシア言語文化論集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-28, 2002-03-20

本稿の目的は,レニングラード学派の提示するdiathesisの理論を現代朝鮮語におけるヴォイスに適用し,そこから得られた結果を記述することである.

1 0 0 0 塑性と加工

著者
塑性加工研究会
出版者
塑性加工研究会
巻号頁・発行日
1960
著者
川井 謙一
出版者
日本塑性加工学会
雑誌
塑性と加工 (ISSN:00381586)
巻号頁・発行日
vol.30, no.345, pp.p1387-1394, 1989-10
被引用文献数
1
著者
安藤 裕 松本 義信
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.43-53, 1981-03-31 (Released:2012-09-01)
著者
長井 暁
出版者
NHK放送文化研究所
雑誌
放送研究と調査 (ISSN:02880008)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.46-59, 2008-03
被引用文献数
5
著者
脇 綾子
出版者
東京女子大学
雑誌
史論 = Historica (ISSN:03864022)
巻号頁・発行日
no.7, pp.478-480, 1959-11