著者
Sarengerile 児玉 香菜子 Badma コダマ カナコ KODAMA Kanako
出版者
千葉大学ユーラシア言語文化論講座
雑誌
千葉大学ユーラシア言語文化論集 (ISSN:21857148)
巻号頁・発行日
no.12, pp.187-203, 2010-03

This oral history was told by Ms. Badma (1932, born in Ejene) on May 11, 2005. She was a herder and now she lives in the center of the Ejene banner with her retired husband. Ms. Badma is a great camel herders and her oral history gives us about her rich knowledge and experiences. She brought up her children by herself on grassland because her husband was a cadre. In her oral history, she often told not us but her husband about her hardship of heading. The oral history teaches us about history of the Ejene banner, relationship with Mongolia, nomadic life and changes of life and so on.
著者
吉田 力 粕渕 辰昭
出版者
山形大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1994

山形県置賜平野の北東に位置する屋代郷低位泥炭地を実験地として本研究を進めた。この地区の積は約950haであり、泥炭層の深さは深いところで約9mであり、最深部に位置する所には積が約5.3haの残存湖(白竜湖)が存在する。この湖周辺の湿原は県の天然記念物として指されている。現在この地区はほとんど水田として利用されているが、近年、営農の合理化のため、場の大型化、大型機械の導入のための乾田化の要求が強い。しかし、湿原保全と湿田の基盤整備相矛盾するところが多い。そこで本研究は以下のことを中心に検討した。1)本地区の地盤沈下の実態調査。2)循環灌漑が低位泥炭地水田におよぼす影響。3)地盤沈下や水環境とも関連の深い白竜湖の面積の推移、4)道路荷重と泥炭の圧密について、5)土壌汚と水質、6)泥炭地内の構造物の耐酸性得られた結果を要約すると以下のようになる。1)本地区は40年間で平均70cmの地盤の変動が確認された。この変動の主たる原因は表層の消失によるものであった。2)この変動は北海道の場合と比較するときわめて少ないものであた。その理由は、この地区は閉鎖系であり、末端部に水門を設け水位を常に一定に保ってるからである。さらに、灌漑期には水門を閉じ循環灌漑を行っているためである。このような水理と対応して白竜湖の面積の縮小速度も著しく遅くなってきた。3)道路荷重により泥炭は圧密れるが、泥炭の透水係数は水田の1/10〜1/15に低下することがわかった。4)かつて指された重金属汚染、水質については現在は問題はない。地区内構造物の酸化の問題も水質調査の果から問題はないことが明らかとなった。この結果は、湿原の保全と周辺地区の開発との両立に示唆を与えるものである。
著者
川西 哲也 佐々木 雅英 及川 哲 井筒 雅之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.639, pp.7-12, 2001-02-16

往復動作逓倍変調の原理確認と、光周波数変換への応用を目指して、往復動作逓倍変調による光周波数変換を提案し、光変調器に供給する電気信号の周波数の6倍分の光周波数シフトの実験結果を報告する。周波数30GHzの高周波電気信号による180GHzの光周波数シフトの場合で、従来の光変調器の非線形性による高調波発生に比べ、約250倍の強度の光出力が得られた。
著者
寺田 賢治 山中 理聖子 大恵 俊一郎
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.119, no.1, pp.37-43, 1999-01
被引用文献数
19 3

In this paper, we propose a method for recognizing phoneme by using a sequence of color lip images. The mouth images are obtained in series by using the color camera set at the front of the face. First, among the sequence of the images, each object image for processing is detected by using mouth movement information. Next step, in each image, the mouth region is detected by the color information. Then, the four shapes which are outside line of lip, the inside line of lip, the tangue and the center line of lip are extracted by using the change in distribution of gray level. Finally, the recognition of phoneme is carried out by the method based on the subspace method. As the training, the subspace method needs the 20 features extracted from the above four shapes. In this paper, the authors describe the results of the experiments which were performed to demonstrate the effectiveness of the proposed method.
著者
前田 亮 磯和 理貴 菊地 柳太郎
出版者
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.21, no.7, pp.871-876, 2007-11-15
被引用文献数
9 1

当院における急性膿胸に対する胸腔鏡下手術を検討した.2002年4月から2006年6月までに当院で急性膿胸に対して胸腔鏡下手術を施行した症例は12例であり,男性10例,女性2例,年齢は46歳から86歳までで平均66歳であった.術後ドレナージ期間は3〜17日(平均6.7日)で,術後在院日数は11〜33日(平均20.5日)であった.術後膿胸の再燃は認められず,手術死亡および在院死亡は認められなかった.急性膿胸手術に胸腔鏡を用いることは有効であると思われた.
出版者
武田とし
巻号頁・発行日
vol.2, 1886

1 0 0 0 OA 絵本三国誌

著者
青木恒三郎 編
出版者
青木嵩山堂
巻号頁・発行日
1890
著者
村松 和彦
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.32, pp.405-416, 2011-03-20

複製画の鑑賞について,マクルーハンらの「メディア・テトラッド」をもとにベンヤミンとマルローの言説を織り込みながら考察を行った。複製画は本物の美術作品が持つ意味や価値を失わせ,それ自体が別の価値を持つものに変容し,高精細のメディアとして作家の表現の証が残される。しかし複製画で行えるのは表層的な解釈にすぎない。試案として,複製画に失われた意味や価値を補い鑑賞の教材として用いるために,対象となる美術作品の表現技法を経験させ転移を起こさせる方法を提案する。
著者
千本 英史 小川 豊生 山口 眞琴 増尾 伸一郎 谷口 洋
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

サンスクリット仏典での「偽書」のあり方、中国漢文文献における「偽書」の取り扱い方について報告を受け、討議・調査した。それらが東アジアの漢字文化圏(朝鮮・韓国、ヴェトナム、日本)においてそれぞれどのように受け継がれて、「偽書」を生み出していったかについて、調査し、個々の事例に則してその実態を考究した。この三国にあっては、ことに中国との関係をめぐって、また近代植民地支配の中での「偽書」の性格に大きな違いが見られた。
著者
久保木 哲夫
出版者
おうふう
雑誌
言語と文芸 (ISSN:04523008)
巻号頁・発行日
no.126, pp.60-72, 2010-02