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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年06月26日, 1915-06-26
著者
Yoichi Takaya Reon Kumasaka Tetsuo Arakawa Takahiro Ohara Michio Nakanishi Teruo Noguchi Masanobu Yanase Hiroshi Takaki Yuhei Kawano Yoichi Goto
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-13-0779, (Released:2013-11-12)
参考文献数
36
被引用文献数
6 42

Background: Although there is a general fear that exercise training might deteriorate renal function in chronic kidney disease (CKD) patients, the effect of cardiac rehabilitation (CR) on renal function in acute myocardial infarction (AMI) patients with CKD remains unknown. We sought to determine whether CR is associated with amelioration or deterioration of renal function in such patients. Methods and Results: We enrolled 528 AMI patients who participated in a 3-month CR program. Clinical data before and after CR were compared according to participation in CR and comorbidities. In patients without CKD (estimated glomerular filtration rate [eGFR] ≥60ml·min−1·1.73m−2, n=348), peak oxygen uptake (VO2) and B-type natriuretic peptide (BNP) improved without a change in eGFR. In contrast, in patients with CKD (eGFR <60ml·min−1·1.73m−2, n=180), eGFR improved (48±12 to 53±15ml·min−1·1.73m−2, P<0.001), together with improvements in peak VO2 and BNP. When patients with CKD were divided into non-active (≤1time/week, n=70) and active participants (≥1.1time/week, n=110) according to attendance in CR, active participants showed an improvement in eGFR (50±10 to 53±13ml·min−1·1.73m−2, P<0.001), whereas eGFR did not change in non-active participants. Similar results were obtained in each subgroup of patients with hypertension, dyslipidemia, or diabetes mellitus. Conclusions: In AMI patients with CKD, active participation in CR was associated with improved peak VO2, BNP, and eGFR.
著者
山本 直彦 田中 麻里 牧 紀男
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究は、インド洋大津波後のバンダアチェ市内外に建設された再定住地を対象とした。まず、全住戸への質問紙調査を行い、被災前の住宅所有状況などを把握した。次に範囲を絞って悉皆調査を行い、再定住地入居後の生活について聞き取りを行った。以上から生活再建を、①仕事の再建(仕事があること)、②コミュニティ形成が進むこと、③住宅に住み続けられることを視点として、市内と市外の再定住地を比較した。市外の再定住地入居者は、市内の再定住地入居者より、いずれの生活再建状態も厳しく、今後の定住・転出動向は、インフォーマルセクターの仕事へ従事か否か、仕事場へ通勤可能か否かで分かれる可能性があることを指摘した。
著者
高橋 大輔 檜澤 伸之 前田 由起子 福居 嘉信 西村 正治
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.1071-1078, 2004
被引用文献数
8

喘息における抗原特異的IgE反応性の意義を検討する目的で, 喘息患者275名と非喘息健常者265名を対象とし, 血清総IgE値及び複数の吸入抗原に対する特異的IgE値を測定した. 少なくとも一つ以上の抗原に対する特異的IgEが陽性の場合にアトピーありと定義し, アトピーやそれぞれの抗原に特異的なIgE抗体陽性者の頻度などを比較検討した. 若年齢(41歳未満)及び中高年齢(41歳以上)健常者の76.5%, 35.7%, 喘息患者の92.1%, 53.4%が, それぞれアトピーと判定された. ダニに対する特異的IgE抗体価は喘息患者で有意に高かった. 一方, アトピーのない対象者でも健常人に比べ血清総IgE値は喘息患者が有意に高値であった. ダニなどの抗原に対するIgE応答(アトピー)は喘息発症のリスクと考えられる. しかし, 喘息病態に伴った抗原非特異的なIgE反応性の亢進が, 喘息患者に見られる種々の抗原に対する特異的IgE抗体の上昇に寄与している可能性も考えられた.
著者
北 研二 川端 豪 斎藤 博昭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.472-480, 1990-03-15
被引用文献数
32

高精度の連続音声認識システムを構築するためには 言語情報の利用が不可欠であり これまでにも 統計的言語モデル 正規文法 文脈自由文法等を用いて音声認識システムの認識率を向上させる方法が提案されている.本論文では これらとは異なる新しい方法HMM-LR法を提案する.HMM-LR法は 拡張LR構文解析法で用いられる構文解析動作表から入力音声データ中の音韻を予測し 予測された音韻の尤度をHMM音韻照合で調べることにより 音声認識と言語処理を同時進行させる.この方式では 音声認識と言語処理の間に音韻ラティス等の中間的なデータを介する必要がなく 高精度のかつ効率的な認識処理系を構成することができる.また HMM-LR法に基づく日本語の文節認識システムを作成し 評価を行った.評価には 日本語の一般的な文節構造を扱うことのできる一般的文法(語彙数約1 000語)と認識対象となるタスクに現れる現象のみを扱うタスク向き文法(語彙数約270語)の2種類の文法を用いた.一般的文法に対する第1位での正答率は72.0% 第5位までで95.3%の正答率を達成した.タスク向き文法に対しては それぞれ79.9% 98.6%の正答率を達成した.
著者
持橋 大地 山田 武士 上田 修功
雑誌
研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.36(2009-NL-190), pp.49-49, 2009-03-18

本論文では,教師データや辞書を全く必要とせず,あらゆる言語に適用できる教師なし形態素解析器および言語モデルを提案する。観測された文字列を,文字 n グラム ‐ 単語 n グラムをノンパラメトリックベイズ法の枠組で統合した確率モデルからの出力とみなし,MCMC 法と動的計画法を用いて,繰り返し 「単語」 を推定する。提案法は,あらゆる言語の生文字列から直接,高精度で未知語のない n グラム言語モデルを構築する方法ともみなすことができる。
著者
田村 匡嗣 小川 幸春 井川 憲明
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.64, pp.19-23, 2010-03

ブラックチョコレート作製におけるより好ましいカカオバター量の割合や適切なヤシ油の添加割合を検討した。カカオバター量を調製した6条件(30.3から49.2%)、およびヤシ油を添加した2条件(0.5%、 1.0%)に対し粘度、破断エネルギ、色差の物理的測定と官能検査を行った。物理的測定の結果はカカオバター量の割合により大きく変化し、色彩に対する官能検査ではカカオバター量割合37.0%の試料が他と比較して有意に好まれた。口どけ、歯応えに対する官能試験の結果に顕著な差はみられなかったが、37.0%の試料が比較的好まれる傾向を示した。以上の結果を踏まえてカカオバター量割合37.0%の試料を基準にヤシ油の添加割合を変えて試料を試作した。ヤシ油添加試料の口どけ、歯応えに対する官能検査の結果に有意差はみられなかったが、口どけは添加量が多いほど好まれる傾向がみられた。色彩はヤシ油を添加した試料の方が有意に好まれた。以上より、ヤシ油はカカオバターの代用油脂となるだけではなく、0.5から1.0%程度添加することでチョコレートの食感を向上させ得ることが示唆された。
著者
細江 成洋 菊池 祥太郎 安田 孝美 水野 政司
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2013-IS-126, no.9, pp.1-6, 2013-11-25

昨今,ソーシャルメディアの特徴である,誰もが情報を発信でき,その情報が瞬時に広範囲に伝わるという特性から,口コミというものが期待されており,その重要性や効果に注目が集まっている.本研究では,ソーシャルメディアの中でも,マイクロブログサービス 「Twitter」 を取り上げ,Twitter 上での口コミ効果が,どのくらい商品の売れ行きに関わっているのを調査するために,Apple 社のモバイル端末 iPhone・iPod touch 向けアプリケーションのダウンロードサービスである 「iTunes App Store」 を対象とした.統計の結果,iTunes App Store ランキング急上昇前にはリツイートの増加が見られたが,ゲームなど特定のアプリにしか見られないことが判明した.さらに,ランキングが急上昇するには,リツイートの数よりも、リツイートの元となるつぶやきを発信した特定のユーザーが重要だということが明らかとなった.
著者
山野 清二郎
出版者
鎌倉女子大学
雑誌
鎌倉女子大学紀要 (ISSN:09199780)
巻号頁・発行日
no.20, pp.66-58, 2013-03-31

日本最古の漢詩集である 『懐風藻』 には、 「元日」 の題を持つ詩として、 藤原不比等と長屋王の作品が載せられている。 また、 その二首に加えて、 大伴旅人の 「初春侍宴」 という詩も、 同じく元日の作として認めてよいだろう。 しかし、 いずれの詩も、 制作された年代や情況などは明らかでなかった。 そこで、 改めて詩の内容を検討して、 作者の置かれた立場や、 同時代の史書 『続日本紀』 などを探ってみると、 不比等と旅人の詩が和銅三年正月、 長屋王の詩が同八年正月に作られたと判断できる。 これらの詩は、 官人のみならず、 異族とされる隼人や蝦夷の人々をも交えて盛大に催された元日の宴において詠じられたものであり、 その場の雰囲気や宴の変化の様相などを窺わせる貴重な作品群として評価できるだろう。