著者
宇原 郁世
出版者
日本図書館研究会
雑誌
図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.526-535, 2002-03-01

1997年の学校図書館法「改正」や東京都の学校司書制度「見直し」,さらにはボランティアの進出など,学校図書館職員をめぐる状況は混沌としており,めざす職員像についてもいまだに関係者の共通理解は図れていない。一方,近年進んでいる小中学校図書館への「人」の配置に大きな役割を果たしてきたのが住民たちを中心とする運動である。市民たちは,なぜ学校図書館の充実・なかでも人の配置を強く求めたのか。また,現場の学校図書館員たちは自らの仕事をどのようなものと考えてきたのか。ここ10年ほどの当事者の発言をひろうことで,学校図書館制度を議論する際の参考にしたい。
著者
冨田 爽子 水野 晶子
出版者
拓殖大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は1603年から1642年に英国で出版された ‘Italian Books’ を調査し、研究者が確立したメソッドで、書誌学的記述を試み、イタリア ルネッサンスの大きな影響を受けて英国文化を開花させたその過程で、出版の果たした役割を明らかにすることを目的とする。1642年以降、大変容を遂げる英国の出版活動の直前に、‘Italian Books’ が英国の文人や知識階級、及び、劇作家とどのような文化的邂逅を遂げたかを実証的に検証し、当時の英文学や英国演劇にどのような影響を与えたかを明らかにしようとするものである。研究は概ね順調に進んだ。まだしばらく修正作業が続くが、無事に完成させたい。
著者
野中 秀俊 伊達惇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.268-274, 1990-02-15
被引用文献数
4

新しいポインティング装置として慣性マウスを提案し その試作を行い その有効性を検討した.慣性マウスは通常のマウスに拡張機能として慣性機能を付加したもので 近年マウスがパーソナルコンピュータやワークステーションの入力装置として急速に普及し 操作性向上の必要性が高まっていることに応えるものである.慣性機能は人間の自然な動作に整合した機能であるため この機能を使いこなすために特に練習を行う必要がなく また既存のハードウェアやアプリケーション・ソフトウェアを変更することなく実現することができる.この慣性マウスをパーソナルコンピュータ上のデバイスドライバとして設計・試作した.本論文ではその効用について説明すると共に 被験者を用いた実験を行うことにより ユーザがどの程度この機能を活用するかを調べ その活用度・有効性を検証した結果を紹介する.
出版者
京都大学附属図書館
雑誌
静脩
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.7-7, 1977-06
著者
今村 明恒
出版者
震災豫防調査會
雑誌
震災豫防調査會報告
巻号頁・発行日
vol.70, 1910-11-20

付録17頁
著者
高見 真也 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.65, pp.283-288, 2007-07-03

ウェブ検索エンジンは、ウェブページを発見するためだけではなく、知識やサービスにアクセスするための道具としても使われるようになってきている。そのため、ユーザが入力した検索語に応じて、広告コンテンツやサービスへの誘導リンク等も検索結果に表示されるようになった。しかし、検索語だけでますます多様化するユーザの検索目的を把握することは難しく、検索語で表示内容、表示順序が一意に決定される検索結果では、求める情報までの経路が最適化されているとはいえない。我々はユーザの検索目的に適した検索結果を提供するために、検索結果として示すべき概要文(スニペット)を二種類の軸で分類した。そして、最適化された検索結果を実現するためのスニペットの動的再生成を紹介する。我々は、このように検索目的に適した検索結果表示を行うことを SPO (Search Purpose Optimization) と呼んでいる。Web search engines are used as a tool not only to find web pages but also to access some knowledge and services. Therefore, the links to advertising contents and services etc. came to be displayed in the search results according to the search query that the user had input. However, it is difficult for such systems to know user's search purpose because it is more and more diversified. The route to target information is not necessarily optimized in the search results when the search query defines both the ranking and the content in the search results. We classified the outline (Web-Snippet) in the search result by two criteria to offer a suitable search result for user's search purpose. Then we introduce dynamic re-generation of the Web-Snippet to achieve the optimization of search results. We call such display of search result suitable for the search purpose SPO (Search Purpose Optimization).
著者
水谷 房雄
出版者
愛媛大学
雑誌
愛媛大学農学部農場報告 (ISSN:09147233)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.9-16, 2003-09

温州ミカンは日本で重要な果実の一つで、生産量は果樹のうちで最も多い。最近、温州ミカンは隔年結果のため、生産量と卸売価格が年ごとに高下の変動を示している。しかしながら、その変動も収束する傾向があり、生産量は110万トン、卸売価格は155円程度になりそうな傾向である。年間の一人当たりの購入量は最近約6kgで維持されており、近い将来、この量が劇的に上昇することは期待できそうにない。最近のデータを利用して、回帰直線から計算すると、300円/kgの卸売価格を得るためには、生産量を約87万トンにしなければならないと思われる。
著者
楠 義彦
出版者
西洋史研究会
雑誌
西洋史研究 (ISSN:03869288)
巻号頁・発行日
no.17, pp.p57-78, 1988
著者
AKIRA TSUJI HIDEKI HIROOKA IKUMI TAMAI TETSUYA TERASAKI
出版者
JAPAN ANTIBIOTICS RESEARCH ASSOCIATION
雑誌
The Journal of Antibiotics (ISSN:00218820)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.1592-1597, 1986 (Released:2006-04-19)
参考文献数
18
被引用文献数
12 16

Transport of a new cephalosporin developed for oral use, FK089, has been studied with the rat everted small intestine in vitro. Uptake was found to be pH-dependent with the maximum rate at an acidic pH below 5 and with a 5-fold lower rate at pH 7.0. The shape of the pH-rate profile was very similar to that of cefixime and different from that of pH-lipophilicity profile of FK089. The saturation kinetics of the uptake of FK089 were demonstrated at pH 5.0. By correcting the nonsaturable rate process, the kinetics of the mutual inhibition of FK089 uptake by cefixime and cefixime uptake by FK089 were all consistent with competitive type inhibition. The results indicate that carrier-mediated transport is responsible for transport of cephem antibiotics without an α-amino group in the side chain at the 7-position of the cephem nucleus in the intestinal brush-border membrane.
著者
生田 恵子 高橋 宏子 勝家 美江子
出版者
松本短期大学
雑誌
松本短期大学研究紀要 (ISSN:09107746)
巻号頁・発行日
no.16, pp.111-123, 2007-03

本大学の看護学科は、看護の専門性を駆使し、人々がその人らしく「生きる」「生活する」ことを支援できる所謂「地域に根ざした福祉に強い看護師の育成」を教育目標に平成18年4月に開学した。教育の目標達成に欠かせないカリキュラム内容については検討に検討を重ね、それに相応しい教育課程・科目の入ったものを作成し、それを下に授業を開始している。今後はこのカリキュラム内容の妥当性・効果について検証をし、より良いものにしていく必要がある。そう考えていたところへ前期に「人権と福祉」「看護福祉論」を受講した学生が授業中モデルとして上げられた施設でボランティアをしたいとの申し出があり、それを実現することができた。体験後その学生から「地域に根ざした福祉に強い看護師」とはどんなことかが実感できたとの報告があった。その実感には、本看護学科の教育内容をよりよくするための示唆が含まれていたので、他の関連事例を含めて検討をした結果、教育内容見直しに必要な多くの示唆を得ることが出来たので報告する。
著者
由田 美津子 道下 千春
出版者
北陸学院短期大学
雑誌
北陸学院短期大学紀要 (ISSN:02882795)
巻号頁・発行日
no.39, pp.199-208, 2007

2005年度に厚生労働省の施策変更により急遽導入された介護福祉士国家試験の実技試験に代わる介護技術講習会について、本県への開催要請を達成するために、県内の介護福祉士養成施設4校と介護福祉士会が協議を重ねながら、本講習会の開催を決定した。本学においても様々な課題解決を図りつつ、これを実施して2年が経過している。本講習会のために作成されたテキストの中核をなす考え方は、ICF(国際生活機能分類)による『人が生きること』の総合的把握による介護過程展開の基礎理解を意図して編集されている。この新しいICFの考え方は、現状の介護福祉教育の中において、また、現場の介護職の中においても浸透しているとは云えない情況にあった。この情況の中、今回、学習背景が多彩な受講生に対し、本講習会の重要な教育目標であるICFの考え方を取り入れた介護過程展開の基礎を限定された時間の中で教授するにあたり、ICFモデルを活用した本学独自の介護過程展開シートの考案に至った。これを用いて介護過程展開の基礎を初心者に理解してもらうために行った教育実践の効果について報告する。