著者
宮本 洋文 平川 正人
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.7, pp.1-6, 2010-01-15

近年,情報化社会の構築に伴い Web の世界は飛躍的な成長を続けている.現代の Web データは個性的な特徴を持つようになっている.しかし,従来の Web 検索のほとんどがキーワードに頼っている.個性的な特徴を持つ Web データの特徴をキーワードだけで表現することが困難であることは Web 検索における課題の一つである.本研究では,レイアウト及び色彩の情報を検索キーとして,類似する Web ページを抽出する新しい Web 検索システムを提案する.提案システムはソーシャル・ブックマーク・サービスのシステム上に構築しており,Web ページには,ユーザによりレイアウトと色彩情報が付与される.ユーザは,情報付与時と同様の方法により条件付けして関連ページの検索を行うことができる.The Web continues rapid growth with the development of information-oriented society. Web pages in recent days have unique features in their contents. However, the web search is still carried out by placing textual keyword(s). Users find difficulties in choosing appropriate keywords. This paper proposes a web search system which is capable of finding similar web pages based on their layout and color. The system is built on a social bookmark system. When the user adds a certain web page to his/her bookmark, the layout and color of its blocks are specified as well by the user. It is allowed for the user to search web pages by specifying a condition of layout and/or color in the same way with page registration.
著者
竹森 幸一 山本 春江 浅田 豊
出版者
青森県立保健大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

本研究の目的は、大学における新たな教育方法、すなわち学生がある事例をもとにしたシナリオに基づいて、自主的、自立的に学習し、学生間で相互に助け合いながら学習するという教育方法であるPBL (Problem Based Learning)の手法を、地域住民の生活習慣改善に応用した新しい教育モデルを開発することである。平成15,16年度は青森県N町、17年度は青森県T町で減塩を中心とした食生活改善教室を開催しながら、新教育モデルの開発を行った。教室参加住民は、開発したTYA方式の主特徴であるシナリオを基盤として、チューターによるサポートを受けて、減塩を中心とする生活習慣改善のための知識やスキルを習得することができた。各年度のグループワークの質的分析の結果、前半の学習では(1)自分の減塩行動・工夫点の振り返り、(2)自分の食生活の振り返り等の学習過程、後半では(1)確実かつ長期的に実行可能な目標の導出・再構築、(2)生活習慣全体に関わる健康行動の重要性の理解等の学習過程を経た。参加住民同士が、お互いの生活経験を学習資源とした自由な討議を行なうことが減塩に関する行動変容・実践につながったと捉えられる。N町教室終了後の追跡において、教室参加群は教室終了後の低下した食塩レベルを維持していたグループ(維持群)とリバウンドがみられた群(戻り群)に分けられた。維持群の喫煙、飲酒、運動などの健康習慣レベルが戻り群や検査群のレベルより高かった。このことから食習慣は他の生活習慣と関連しあっており、生活習慣改善を目指す健康教育は主目的とする生活習慣と共に他の生活習慣の改善も組み込んだプログラムが効果的であると考えた。
著者
川田 正美
出版者
法政大学
雑誌
日本文学誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
no.38, pp.p48-56, 1987-12
著者
嶋田 義仁 DUCROS Garance GARANCE Ducros
出版者
名古屋大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

嶋田はDr.Ducrosとともに、変革期にある日仏家族内における非物質的相続関係の研究をおこなった。Dr.Ducrosは、フランスにおける「家族の記憶」をめぐる研究史(M.Halbwachs、A.Gotman、B.Le Wita,J.Coenen-Huther,I.Bertaux-Wiane,A.Muxel)を通じて析出した「家族の記憶」分析の諸カテゴリーをふまえて、日本における「家族の記憶」のあり方を探った。本年その事例としたのは、70歳後半の新宗教教団幹部で支部大教会の会長である。海外布教に専心し、ヨーロッパ、東南アジア、アルゼンチンなど海外数カ国での布教活動をおこなった。家族の財はその祖父の代に教団に寄贈したという家族であった。ライフ・ヒストリーを通じて衝撃であったのは、家族と言うよりも教団の一員としての意識が強烈であったことである。とりわけ教団の組織確立者であり、教団の海外布教の推進者であった教祖を深く尊敬していた。ただし、これは教団への盲目的な服従心とことなり、その後の教祖たちについては批判的であった。特集技能者の成長過程は、家族という親族的論理と、特殊技能であるがゆえに家族の親族的論理の枠を超えた社会集団の論理(宗教団体、茶道や華道団体、学問や大学組織、企業、スポーツ界)がかかわる。職業的社会集団は、フランスではデュルケーム社会学が個人を越えた独自の存在として重視した社会集団である。家族/職業的社会集団という異なる2種の社会原理の相克と補完関係についてのよい事例が得られた。他方嶋田は、この2組織原理にくわえて、地縁原理の重要さを指摘し、家族、職業的社会集団、地縁社会という、3つの原理がどのようにかみあっているのかを考察した。この3原理は、世界の諸社会・諸文化の比較研究のうえにも役立つことが、嶋田の研究しているアフリカ社会の考察でも明らかになった。部族主義の伝統のあるアフリカでは、家族親族集団が部族あるいはその下位単位のリニージにまで広がる。他方、イスラムなどの世界宗教が広がる地域では、宗教的アイデンテティが第4の要素として巨大化する。
著者
石田 光晴 武田 武雄 斎藤 孝夫 鹿野 裕志 松本 忠 高橋 功
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.6, pp.496-501, 1988
被引用文献数
4 2

黒毛和種去勢牛8頭を用いて,屠殺前1年間の肥育期間中における皮下脂肪をバイオプシーによって採取し,その脂肪酸組成を調査した.供試牛は4頭ずつA,B2群にわけ,A群は主に濃厚飼料を多給,B群では濃厚飼料と稲ホールクロップサイレージを給与し,飼料による差を検討した.さらに屠殺後の皮下脂肪,筋肉間脂肪および腎臓周囲脂肪の脂肪酸組成を比較した.バイオプシーによる皮下脂肪の脂肪酸組成は,肥育期間中徐々に全飽和脂肪酸の割合が増加し,試料採取開始から最終時期までに8-10%程度増加した.季節的には,寒い時期の12月から2月にかけて,飽和脂肪酸のパルミチン酸とステアリン酸の割合が低くなり,不飽和脂肪酸のパルミトオレイン酸とオレイン酸の割合が高くなった.5月から10月の暖かい時期はその逆の傾向がみられた.飼料別では,A群はB群と比較して,全不飽和脂肪酸の割合は肥育期間中約5%高い値を示したが,飼料の差異は脂肪酸組成に有意な差を示さなかった.この傾向は,屠殺後の各蓄積脂肪においても同様であった.部位別では,体表部に近い皮下脂肪から深部の腎臓周囲脂肪にかけて,全不飽和脂肪酸の割合が減少し,部位間で有意差が得られた.また,皮下脂肪の腹側と背中側では,背中側の方が不飽和脂肪酸の割合がやや高かった.
著者
大石 正
出版者
奈良佐保短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13485911)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.35-39, 2010-03-31

外国人介護福祉士候補者が、インドネシア、フィリピンからEPA(二国間経済連携協定)に基づいて日本に受入られている。その現状について調査し、どのような問題点があるのか、そしてその解決はどのようにしたら良いのかを検討するために、新聞、Web等のメデイアによる情報を集め、現状を知るとともに課題を整理した。 現状は、高齢社会の日本において、介護需要が増加しているにもかかわらず、介護労働現場では、低賃金、3K職場といわれ、人材が不足している。EPAがフィリピン、インドネシアと締結され、その一環として、外国人看護師、介護士候補者の受入れが行われた。日本にとっては、人手不足の解消というよりも経済協力の強化が目的であり、相手国にとっては、人的交流が目的である。 相手国候補生に関する課題、日本側の課題、これからの課題の3つについて、検討した。特に、介護福祉士が国家資格である日本は、このシステムの国際化を図り、これから高齢化を迎える東アジアの諸国に貢献する必要があることを指摘した。
著者
Yu-Ching Chou Chi-Hong Chu Mei-Hsuan Wu Giu-Cheng Hsu Tsan Yang Wan-Yun Chou Hsin-Ping Huang Meei-Shyuan Lee Cheng-Ping Yu Jyh-Cherng Yu Chien-An Sun
出版者
Japan Epidemiological Association
雑誌
Journal of Epidemiology (ISSN:09175040)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.329-336, 2011-09-05 (Released:2011-09-05)
参考文献数
50
被引用文献数
11 16

Background: B vitamins, including vitamin B6, are coenzymes that are important for DNA integrity and stability. Deficiencies in B vitamins may promote tumor carcinogenesis.Methods: We examined the association of dietary vitamin B6 intake with overall breast cancer risk and breast cancers stratified by hormone receptor status. This case-control study included 391 breast cancer cases and 782 control subjects enrolled at the Tri-Service General Hospital in Taipei, Taiwan. Energy-adjusted intake of vitamin B6 was derived from a food frequency questionnaire. Odds ratios (ORs) and 95% confidence intervals (CIs) were estimated using logistic regression.Results: As compared with women in the lowest tertile, the multivariate-adjusted ORs for breast cancer among women in the second and highest tertiles of vitamin B6 intake were 0.78 (95% CI, 0.64–2.52) and 0.64 (0.26–0.92), respectively. In addition, higher vitamin B6 intake was associated with a significantly lower risk of developing ER-negative breast tumors.Conclusions: Our findings suggest that higher intake of vitamin B6 is associated with a reduction in breast cancer risk, particularly ER-negative tumors.
著者
尾上 直之 橋本 周司 田中 章喜
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-03-06

近年、マルチメディア技術はコンピュータの性能向上にともない、目覚ましい発展を遂げている。しかしながら、マルチメディア技術を用いた情報の制作のための環境は十分であるとはいえない。特に、映像のための背景音楽(BGM)の多くは、作曲家によって作曲されており、簡単なBGM制作についても自動化はほとんど行われていない。我々は、動画像から背景音楽を自動生成するシステムの制作を行っている[1,2,3]。BGMを生成する試みはこれまでにもいくつか報告されている[4]が、我々は動画像の内容に立ち入らず、動画像から単純な構造的特徴を抽出し、これらをリアルタイムで音楽的特徴と結び付けBGMを生成している。本稿では、システムをネットワーク上にエージェントとして分散させて置き、これを用いたリアルタイムでのBGMの生成について報告する。
著者
後藤 昭
出版者
日本評論社
雑誌
法律時報 (ISSN:03873420)
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.p97-102, 1986-06
著者
上野 大介
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

平成21年度では下記の2つの成果が得られた。1つ目の成果は、高齢者の感情が記憶の記銘と検索に及ぼす影響に関する脳機能データの収集を行った点である。これは、高齢者の感情を伴う記憶の記銘と検索の基礎メカニズムを明らかにし、本年度実施する予定であった研究の実施に寄与するものであった。具体的には、認知機能や気分調整機能を統制せずに、ネガティブとポジティブの感情が喚起される状況と感情が喚起されない状況を統制し、そこで記銘項目である文字の記銘時と検索時の脳機能をMEGによって測定した。用いた実験手続きは高齢の対象者に負担を与えるものではなく、おおむね順調に実施できた。しかしながら、本実験を一人で実施するには実施側の負担が大きかった。よって実験手続き自体は変えずに実施し、複数で実験を実施する、もしくは複数の対象者に対して同時に実験を実施するなどの改善点が得られた。2つ目の成果は、心理学評論に掲載された高齢者の記憶と感情に関する資料論文の執筆に携わることができた点である。これは研究代表者が特に従事していた研究テーマである「高齢者の記憶と感情」に関する研究を日本の研究者に紹介することができた点で意義があったと思う。そしてこの分野が主に欧米中心で実施されており、アジアにおけるこの分野の実施、さらなる分野の発展が多いに期待できると認識した。よって、高齢者の記憶と感情が日本国内でも発展するきっかけの一つにこの論文が寄与することを願う。しかしながら交付申請書の提出時に計画していた学会での発表などが実施できず、得られなかった成果もある。よって今後は柔軟に計画を立案し、見直しながら、研究を実施することも念頭に入れる必要がある。
著者
荒尾 与史彦 小柳 潤 武田 真一 宇都宮 真 川田 宏之
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集A編 (ISSN:18848338)
巻号頁・発行日
vol.77, no.776, pp.619-628, 2011 (Released:2011-04-25)
参考文献数
17
被引用文献数
7 8

Strict geometrical stability is required for the precise structures like telescopes. Unpredictable out-of-plane deformation is a serious problem when we use CFRP (Carbon Fiber Reinforced Plastic) laminate to the precise structure. This out-of plane deformation of symmetrical CFRP laminate mainly arise from combination effects of ply angle misalignment and temperature change. We discussed here is effective stacking sequence of CFRP laminate that mitigate the deformation caused by the ply angle misalignment. The analysis based on laminate theory was performed to calculate the thermal deformation. In this analysis, the random numbers were added to each layers as ply angle misalignments. The analytical results were obtained statistically by Monte Carlo method. Mohr's curvature circle was also incorporated to evaluate the deformation as P-V (peak to Valley) values. We performed the analysis with various stacking sequence. It was calculated that the symmetric cross-ply laminates deformed 10 times larger than the other quasi-symmetric laminates. In the case of the total ply number is less than 12, the stacking sequence in the laminate has a significant effects on the thermal deformation. However, if the total number ply number is more than 24, effect of stacking sequence on the thermal deformation becomes negligible. We also discussed the geometrical stability of CFRP mirror by considering unavoidable ply angle misalignment. It was presumed that the CFRP mirror can be used for wide range of wave length when the back structure was attached to CFRP laminates.
著者
桶田 洋明
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:03896684)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.89-102, 2005-03-25

アクリル絵の具を用いて写実的絵画を制作するための描画法を,代表的な作家の描画法から検証し,より客観的,概念的な描画法を導き出したうえで,それらの技法を自身の試作によって実証していく。本研究により,特にアクリル絵の具による,写実的な再現描写による作品の描画法を理解することで,本来アクリル画が苦手と見られていたタイプの絵を制作する時の手助けとなることができる。
著者
小林 晋一郎
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.30, no.8, pp.1087-1098, 1984-08-20 (Released:2011-07-25)
参考文献数
34
被引用文献数
1 1

In the present study, inorganic pyrophosphate (PPi), Mg, alkaline-phosphate activity (Al-pase), Ca, Pi and total protein in submandibular and parotid saliva were measured in 19 sialolithiasis and 61 age-matched control subjects in order to understand the possilbe etiologic factor (s) or disposition of this disease. The results can be summarized as follows:1. Saliva constituents in control subjects1) The concentrations of PPi and Mg, which are known to be potent inhibitors of calcium phosphate crystal formation, were significantly low in the submandibular gland as compared to those in the parotid. Since available clinical and statistical data on this kind of investigation so far performed show that sialolithiasis occurs most commonly in the submandibular gland, the lower inhibitory activity in this gland might be responsible for the formation of calculus.2) The concentrations of PPi, Ca and Pi in the submandibular saliva increased with age, while no distinct relationship was demonstrated between the concentrations of PPi, Ca and Pi and age. This finding seems not coincident with the clinical observation that sialolitiasis occurs most frequently in the second, third and fourth decades of life.3) As for saliva constituents, no significant difference was observed between males and females. This finding well coincided with the clinical observation that no sex difference exists in the incidence of sialolithiasis.2. Saliva constituents in patients with sialolithiasis1) With regards to all parameters examined, there was no significant difference between saliva constituents from non-diseased submandibular glands of sialolithiatic patients and those from normal subjects. This suggests that the submandibular gland in the non-diseased side functions normally even in patients with sialolithiasis.2) The diseased submandibular glands had significantly lower concentrations of Mg and Ca as compared to normal glands, which may indicate that some local disturbancees occur in the diseased submandibular glands from patients with sialolithiasis.3) The Al-pase activity in the diseased submandibular saliva from patients with sialolithiasis was considerably higher than non-diseased submandibular saliva from sialolithiasis and control subjects, In addition, the concentration of PPi showed a negative correlation to the Al-pase activity (r=0.822, P<0.05). It is assumed tha PPi may rapidly decomposed by high Al-pase activity, ultimately leading to crystal formation together with low Mg levels in the affected submandibular glands.
著者
早島 大祐
出版者
京都女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究でとりあげる守護創建禅院は,従来、せいぜい郷土史研究の一コマをいろどるものに過ぎなかった。しかし、本研究課題を遂行するなかで明らかにした通り、分国内の国菩提寺はまちがいなく、京都と分国をむすぶ、ターミナルの一つであり、室町期の社会を読み解くうえで、重要な検討課題であることが明らかになった。また京都にたてられた京菩提寺には、守護の分国に所領が設定されることに加えて、荘園経営の安定化をもとめる京都の寺社・公家たちが、集い、こちらもやはり都鄙交通の拠点の一つになっていた。以上の点は、従来、禅僧の荘園経営の様子が古記録などから断片的に指摘されてきたが、本研究課題では、西山地蔵院文書をもとに、その具体相を詳細に解明できた点に特色があり、禅僧の活動が、単なる一寺院の動向というにとどまらず守護の創建禅院の禅僧という、この時代の政治史の問題とも密接に関わる動きでもあったことが明瞭になった。
著者
戒能 通弘
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.165_a-94_a, 1999-09-30