著者
家近 良樹
出版者
新人物往来社
雑誌
歴史読本
巻号頁・発行日
vol.45, no.17, pp.164-169, 2000-12
著者
三上 啓太
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

WWWには膨大な情報が溢れており、Vernoはそのリソースを有効に活用するための手段である、全文検索システムの一つである。Vernoは「プログラマブルな検索エンジン」をコンセプトとし、Schemeを元にした検索クエリ言語により高度な検索を可能としている。しかし、クエリの自由度が高い反面、クエリが複雑かつ大規模になってしまうという問題を抱えていた。そこで、本研究ではPrologの記述性の高さに着目し、処理系の性能測定と、Prologをベースとした検索言語「Verno-SP」の設計・実装を行った。Verno-SPの実装においては、Prologの内部DB以外に、外部のシステムも利用するが、本研究では、これら外部システムも、内部DB同様に扱えるという「データの単一ビュー」を実現した。この結果、検索クエリが大幅に簡易化・短縮化され、また実行速度面においても優れた性能を示した。
著者
米澤 宏一
出版者
大阪大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

発電用水車の羽根車下流に設置された吸出し管(ドラフトチューブ)に生じる流動不安定現象(サージ)について縮小モデルを用いた実験および数値解析による研究を行った.その結果,設計流量と比べて過大流量および低流量のいずれの運転条件においてもサージの発生が確認され,その周波数は渦芯の振れ回り周波数とは異なることが明らかとなった.また,流れの加振実験を行い,キャビテーションの動特性を調べた.
著者
浦口 晋平 渡邉 泉 久野 勝治 星野 義延 藤井 義晴
出版者
日本雑草学会
雑誌
雑草研究 (ISSN:0372798X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.117-129, 2003-10-10
被引用文献数
3 11

外来種の侵入,河原固有の在来種の衰退が顕著な多摩川中流域の河川敷から,56種の葉部を採取し,サンドイッチ法により他感作用活性を検定した。ハリエンジュ,アレチウリ,オオブタクサのように大きな群落を形成する外来種や,クズ,ススキ,イヌコリヤナギなど安定的な植生を形成する在来植物がレタスの幼根伸長を強く阻害した。また,絶滅が危惧されるカワラノギクとその周辺に多く生育する植物10種を砂耕栽培し,サンドイッチ法,プラントボックス法により他感作用活性を検定した。オニウシノケグサなどカワラノギク周辺の外来種は葉部,根部ともにレタスの幼根伸長を著しく阻害し,強い他感作用活性が示唆された。これらの結果は,多くの外来種の侵入と優占に他感作用が関与している可能性を示唆した。また,カワラノギクの葉部,根部にも強い他感作用活性が示唆され,成立から10年ほどで衰退・消失するというカワラノギク個体群の特性の原因として,他感作用の自家中毒的作用の関与が示唆された。カワラヨモギなど,他の河原固有種は強い活性を示さなかった。また,河川敷植生構成種の他感作用は,生育段階および,環境条件により変動する可能性が推察された。
著者
井上 栄二 仲吉 一男
出版者
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

DAQ(Data Acquisition)ミドルウェアを使ったCC/NET用データ収集システムにワークフローの技術を導入した枠組みを作った。DAQミドルウェアはRT(RobotTechnology)ミドルウェアという国際規格のロボット技術をベースにしたネットワーク分散型のデータ収集システムのフレームワークである。DAQミドルウェアとDAQワークフロー処理を一つGUI上で操作ができるようにしたことで、分散型DAQの利点を活かすことが可能になった。
著者
南澤 良彦
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究は、中国の先秦から隋唐に至る科学技術の直面した諸問題を、社会思想的に研究し、科学技術の社会的意義を究明した。前近代中国において科学技術は国家経営の基盤の一つであり、科学技術者たちは官僚制の中に組み込まれた。科学技術は自然科学のみならず人文科学や社会科学と密接に関係しており、科学史研究に止まらず、広く社会思想的研究の対象とされるべきであり、本研究により、従来、理系出身学者が行ってきた科学技術史研究を補完し、中国古代中世科学技術史研究を、より有意義で実り豊かなものとした。
著者
保世院 座狩屋
出版者
三重大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究では、建設廃棄物を用いた透水性セメント複合材による盛土堤防の安全率を求めた。 各種盛土堤防に対する所要の安全率が確保できる補強材の最適設計を行った。仮定した盛土法面を対象にエクセルソフトを用いた安定解析を提案し、デザインチャート化を試みた。計算内容がわかりやすく、誰にでも扱いやすいエクセルソフトによる解析を行い、各種盛土堤防に対する設計手法を確立した。補強してない盛土堤防の安全率を仮定した3種の法面勾配(30°,45°,60°)についてそれぞれ求めた。
著者
松岡 俊佑 日野 善規 市川 周一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J94-D, no.10, pp.1696-1700, 2011-10-01

AES暗号とCamellia暗号について,暗号鍵を定数に固定した回路を設計し,FPGAによる実装評価を行った.その結果,従来回路と比較して論理規模が削減され,最大動作周波数が改善された.
著者
寺島 幹彦 白谷 文行 山本 公明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.7, pp.1280-1290, 1996-07-25
被引用文献数
28

Kohonenの自己組織化特徴マップを用いて教師なしクラスタ分類を行う従来の方法の多くは, 既知のクラスタ数にSOMの素子数を一致させる限定方法であるため, クラスタ数が未知の分類には適用できない. また, それと既存のクラスタ分類法との比較が不十分であり, 自己組織化特徴マップを用いることの優位性が明確にされていない. 本論文ではクラスタ数が未知のデータにも適用できるクラスタ分類法を提案している. まずクラスタ数より多い素子数を有する自己組織化特徴マップから, クラスタの集積度を表すヒストグラムを作成する. 次にその山と谷を分割することによってクラスタ数を推定し, かつデータを分類する. いくつかのデータに適用し, k-means法とも比較しながら本手法の有効性を立証している.
著者
金 明哲
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.89-103, 2009 (Released:2010-06-29)
参考文献数
27
被引用文献数
2 3

In this research, as a basis of studies regarding when certain works were written, an estimation was attempted using the works of Ryunosuke Akutagawa. In the experiment, two types of data sets were created from the text with part-of-speech tagging, and a comparative analysis was performed using three methods: Linear Regression, Support Vector Regression, and Random Forest Regression. As a result, when the works were written was estimated with rather high accuracy. The average of absolute value of estimation error and standard deviation was approximately 1.4 years. The order of high accuracy of estimation was Random Forest Regression, Support Vector Regression, and Linear Regression.
著者
祖父江 勇気 堀内 孝次 大場 伸哉 森 健司
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会東海支部会報
巻号頁・発行日
no.129, pp.45-48, 2000-06
被引用文献数
1

本研究は連作障害が最も起こりやすい作物のひとつであるエンドウを用いて, ポット栽培における栽培後土壌の湛水処理が作物の連作障害抑制を可能とするかどうかについて検討した.実験は岐阜大学農学部付属農場のビニールハウス内で行った.具体的には1作終了後に短期間湛水処理【実験1】および長期間湛水処理【実験2】を行い, 2作目のエンドウの生育をそれぞれ無湛水処理区と比較した.
著者
堀内 孝次 高橋 敬一郎 林 三喜子
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学農学部研究報告 (ISSN:00724513)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.1-8, 1987-12-25
被引用文献数
1

エンドウの連作障害回避対策を検討する目的で,地力維持に関する現地調査と現地より採取した土壌を用いて,1)前作株元からの採土距離別土壌と2)耕うんによる土壌攪はんを想定した採取土壌間の土壌混合によるエンドウの生育を土壌の種類毎に比較検討し,以下の結果を得た。現地(岐阜県下,主として中山間地)で見られる連作障害対策としてa)別の畑に移す(畑地が複数枚あるか,やや規模の大きい場合),b)同一畑地内で栽培する場合は前作跡から一定の距離(1畦〜5m)をおく方法が取られる。なお,エンドウの休閑年数は通常,3年間が最も多かった。前作株元からの採土距離別にみた連作エンドウの生育は土壌の種類によって異なり,壌土の30cm区で最も生育が劣った。砂壌土と埴壌土では採土距離の影響は明瞭ではなかった。採取土壌の混合についてはいずれの土壌の種類においても前作株元から70cm離れた地点での混合であれば連作による生育抑制などの悪影響はでないことが明らかとなった。
著者
西田 正吾 才脇 直樹 仲谷 美江 加藤 博一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.88, pp.147-154, 2003-09-08
参考文献数
31

近年,ヒューマンインタフェースの分野では,ヒューマンインタラクションやコミュニケーションを扱う研究が増加しており,その分析手法や支援のあり方に関する議論が盛んに行われるようになってきている.本稿では,「感性協調に基づいたインタラクティブな音コミュニケーション環境の構築」というテーマに対し、筆者らの研究グループで取り組んできた研究成果について紹介する.具体的には,感性協調による共感世界構築の枠組みについて述べた後,エージェントにおける仮想感性構築法,共通の場構築のためのインタフェース,感情表現を介したダンスと音楽の関連づけ等の要素技術について述べる.Human interaction and human communication are hot topics in the field of Human Interfaces recently. This paper deals with design and implementation of interactive sound communication environment based on Kansei coordination, by focusing on affective aspects of human interaction. Concretely, a framework to support Kansei coordination is discussed, and component technologies, such as realization of artificial Kansei in agent, interfaces for common platform and analysis of relations between dance and music etc., are introduced.
著者
中村 敦夫 金子 憲治
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.66, pp.136-139, 2004-12

なかむら・あつお氏:1940年生まれの64歳。63年東京外国語大学を中退後、俳優座に入団。「木枯らし紋次郎」に主演など俳優業のほか小説家、情報番組キャスターとして活躍。98年参議院議員に当選。2000年「公共事業チェック議員の会」会長。2002年「みどりの会議」代表——代表を務めた「みどりの会議」は、7月の参議院選挙で議席を無くし、10月に解散しました。