著者
石井 久雄
出版者
日本語学会
雑誌
國語學 (ISSN:04913337)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.123-130, 2002-01-01

本書は、漢字と仮名とを日用の具とするなかで、うみはぐくんだ論である。読後、その感をふかくする。表語文字と表音文字とが知識にとどまる水準では、なかなかになしとげられなかったであろう。それが本書の存在意義である。初版刊行後一年余にして在庫がつきた由であり、おおかたの賛仰をえたと推測する。私は、しかし、著者のよい読者ではない。著者の主知的な論理には、いつも首をうなだれるしかなく、私はずぼらにいきるさと身をひくばかりである。本書もしかりであった。なにか得心がゆかないまま、世のながれにのることができない、そういう読者が片隅にのこっていると呟くことが、この文章の目的である。書評は、対象が読みたくなるように記すべきであるであろうが、この文章はそうなっていない。諸賢の寛恕をこいたい。

1 0 0 0 本語小考

著者
大塚 光信
出版者
中央図書出版社
雑誌
国語国文 (ISSN:09107509)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.364-376, 1954-06
著者
石田 晴久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.27, no.12, pp.p1341-1348, 1986-12-15
被引用文献数
2
著者
陣崎 明 中村 修 村井 純
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
巻号頁・発行日
vol.98, no.234, pp.15-22, 1998-08-05
被引用文献数
2

「並列ネットワークサーバComet」のアーキテクチャを述べ、Cometによる並列分散システムの構築および分散型インターネットルータへの応用について検討する。CometはPCIバスをもつ計算機にCometネットワークアダプタを搭載したもので、ネットワークアダプタにハードウェアサポートによる高速プロトコル処理機能をもたせることにより、Gigabitレベルのアプリケーションネットワーク性能やアダプタ内でのパケットフォワーディング機能を実現する。すでにCometネットワークアダプタの試作を完了し、広域のCometネットワークサーバ実験システムの構築を終わって、IEEE1394overIPを用いた実験評価を行っている。
著者
市来崎 哲雄 山本 郁夫
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
日本船舶海洋工学会論文集 = Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers (ISSN:18803717)
巻号頁・発行日
no.5, pp.9-13, 2007-06-01
被引用文献数
1

The authors developed a robotic fish that swim with fins that apply flexible oscillating fin technology. The Carp Robot, whose artificial appearance was created through three-dimensional CAD processing of numerical data for the outer shape of living carp sampled through three-dimensional laser digitizing. Although this robotic fish was developed for the amusement field, it is thought to contain key technologies for the development of work robots in the future. For example, "mechatronics" technology involving center-of-gravity shifts, FM radio wave technology for navigation, CCD image data transfer technology for observation, and other technologies were applied to the robotic fish. In this report this robotic fish will be used as examples to explain these development achievements.
著者
市来崎 哲雄 山本 郁夫
出版者
社団法人 日本船舶海洋工学会
雑誌
日本船舶海洋工学会論文集 (ISSN:18803717)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.9-13, 2007 (Released:2007-09-11)
参考文献数
8
被引用文献数
2

The authors developed a robotic fish that swim with fins that apply flexible oscillating fin technology. The Carp Robot, whose artificial appearance was created through three-dimensional CAD processing of numerical data for the outer shape of living carp sampled through three-dimensional laser digitizing. Although this robotic fish was developed for the amusement field, it is thought to contain key technologies for the development of work robots in the future. For example, "mechatronics" technology involving center-of-gravity shifts, FM radio wave technology for navigation, CCD image data transfer technology for observation, and other technologies were applied to the robotic fish. In this report this robotic fish will be used as examples to explain these development achievements.
著者
中川 慎也 片岡 隆浩 迫田 晃弘 石森 有 花元 克巳 山岡 聖典
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.241-251, 2008 (Released:2008-04-25)
参考文献数
23
被引用文献数
10 15

ラドン療法の適応症には活性酸素に由来する生活習慣病が多く,その機構の更なる解明が期待されている。また,汎用性があり医学的効果が再現できるラドン吸入装置の構築は意義が大きい。このため,著者らは共同で開発したラドン吸入試作装置を用い,マウス諸臓器中の抗酸化機能の変化特性を検討した。ラドン吸入試作装置は,特殊加工したラドン線源を収納したユニットの数量,それへの送風量及び湿度などを調節することによりラドン濃度を自在に調整可能にするものである。この装置によりマウスに400Bq/m3あるいは4000Bq/m3のラドンを吸入させた。その結果,脳・肺・肝臓・腎臓において,抗酸化系酵素であるSODとカタラーゼの両活性が増加し,過酸化脂質量が減少した。この抗酸化機能の亢進により,本実験条件でのラドン吸入は活性酸素障害の抑制,すなわち,生活習慣病の予防や症状緩和に効果のある可能性が改めて示唆できた。
著者
繁富 利恵 大塚 玲 小川 貴英 今井 秀樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.212, pp.9-16, 2002-07-12

現在、情報の電子化が進んでいることは周知の事実である。こういった電子情報は、非電子情報に比べ、情報の収集、検索や統合などが容易となるため、蓄積情報に対する配慮がより重要となっている。こういった中、貸し出しサービス(図書館、レンタルビデオ、借金など)は情報の電子化が非常に進んでいるサービスの一つである。また、貸し出しサービスにおける情報は、個人の趣味指向だけではなく、生活レベルさえも推測できるような情報を含んでいる。つまり、貸し出しサービスの情報の管理者は貸し出し情報を手にいれることができるだけでなく、各個人の個人的な情報を手にいれることもできる。また、情報が全て電子化されているため一度上記の情報がユーザの意図に反して貸出機関から流出してしまうと、電子情報の持つ特徴により、サービス利用者に関連する他の情報との統合が進む可能性が高く、このような電子化された情報が持つプライバシ問題は大きい。こういった問題を解決するため、"匿名貸し出し"を提案する。この"匿名貸し出し"は、貸し出しの際には匿名で貸し出し、返却期限を過ぎても未返却だった場合にはその匿名性を破るようなシステムである。この論文では、貸し出し機関が匿名で貸していた場合でもユーザ一人当たりの権利の数を制限することができ、(つまり図書館であれば何冊貸しているかを制限できること)しかも、ユーザのプライバシは保たれるような新しいシステムを提案し、耐タンパーデバイスおよびオフライン電子マネー方式を利用してこれを実現した。
著者
洲崎 誠一 吉浦 裕 永井 康彦 豊島久 佐々木 良一 手塚 悟
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.8, pp.2198-2207, 2000-08-15
被引用文献数
3

WWWシステムを単なる情報伝達の手段としてだけでなく,電子商取引システムのようにビジネスに活用しようという動きが顕著である.電子商取引システムでは,様々なマークが利用されている.販売者のWebページ上に,決済方法に関する情報として,利用可能なクレジットカード会社のロゴマークが貼付されているのはその一例である.しかし,従来のマークは単なる画像データなので,偽造や改ざん,不正コピーなどが容易にできてしまう.そこで,本稿では,販売者のWebページを閲覧する消費者が,当該Webサイトの真正性を確認可能とするインターネット・マークを提案する.インターネット・マークでは,Webページを構成するコンテンツや,そのWebページを公開するURL,IPアドレスなどといった複数の情報に対して,ディジタル署名を施し,その結果をマークに透かし込む.ブラウザを使ってWebページを閲覧した消費者は,当該Webページに貼付されたインターネット・マークに透かし込まれている埋め込み情報を抽出し,現在閲覧しているWebページのコンテンツ,URL,IPアドレスなどと比較・検証することで,不正の有無を確認することができる.実際にプロトタイプシステムを開発して評価を行い,インターネット・マークの有用性を確認した.Recently, various values visual marks are effectively used in business applications. For example, in many Web pages different credit card company's logo are attached as a source for payment information. In this case, one glance at these logos will make the customer able to recognize automatically the payment method. However, these marks are easy to forge, tamper with and copy into unauthorized Web site because they are only graphic data. And no method is offered to consumers to confirm the authenticity of logo marks. This insecurity causes serious problems with business application. To resolve these problems, in this paper, we propose Internet-Marks; reliable visual marks for the Web site authentication. Internet-Marks enables to detect illegal acts by the combination of traditional digital signature and digital watermarking techniques.
著者
松岡 正敬 日野 英忠 重井 文博 雨宮 光 上嶋 十郎
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.503-504, 1993-12-31

73歳,肝硬変女性例。肝性脳症に対するアミノ酸輸液製剤投与後,低血糖発作が頻発。さらに手袋靴下型の四肢しびれが急速に出現した。神経学的に両下肢筋力低下,四肢遠位部の全感覚鈍麻,また深部反射の低下が認められ,末梢神経伝導速度は遅延していた。本例にみられた末梢神経障害は,他に明らかな原因が認められないことから,低血糖が原因と推測した。さらに低血糖はアミノ酸製剤により生じたものと考えられた。
著者
YAO XiaoXia CHEN Ling:著 澤田 裕子:訳
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, pp.528-534, 2004 (Released:2004-11-01)
参考文献数
4

CALISは中国で資源共有の中心的存在である。本記事ではCALISが果たした役割,構築した運営サービスシステム,開発した資源,そして提供したサービスについて論じる。
著者
横山 詔一
巻号頁・発行日
1991

筑波大学博士 (心理学) 学位論文・平成3年11月30日授与 (乙第723号)