出版者
名古屋逓信局
巻号頁・発行日
vol.大正13年6月15日現在, 1924
著者
間淵 領吾
出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.3-22, 2002

「日本人は、他国民と比較すると同質的であり、国民のあいだにコンセンサスが形成されている」と主張されることが多い。しかし、ここで「日本人同質論」と呼ぶことにするこの種の主張は、少数の事例から推論された場合が多い。一方、大規模なランダムサンプルを対象とした世論調査データによって、同一の質問内容に対する各国民の回答を計量的に分析し、この主張を検討した研究は見当たらない。そこで、国際共同世論調査であるISSP調査と世界価値観調査のデータを分析し、日本人同質論の検証を試みた。その結果、日本人の意識は必ずしも他国民より特に同質的とは言えず、家族・ジェンダー意識、政府役割観、職業意識についてはむしろ同質性が低い場合もあることがわかった。
著者
倉石 精一 梅本 堯夫 安原 宏 奥野 茂夫 村川 紀子 百名 盛之 添田 信子
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.23-31,67, 1969-10-15 (Released:2013-02-19)
参考文献数
4
被引用文献数
1 2

この研究の目的は, 数学学力の発達的な変化を, 知能との関係において分析することにあった。そのためまず小4, 小6, 中1, 中3, 高2の計491名の被験者に, 算数数学学力検査と京大NX知能検査を行なった。算数数学学力検査は学習指導要領に従って, 小中学校では数概念, 量概念, 図形概念, 関係概念, 実務, 問題解決の6下位検査からなり, 高校では数量概念, 図形概念, 関係概念, 問題解決の4下位検査からなるものを作成した。まずこのテストの内部関係を求めたところ, かなり高い相関係数がえられたが, 特に関係概念のテストは内部相関も総点との相関も高かった。また相関の比較的低いテストは低学年では実務, 高学年では図形概念のテストであつた。ついで知能検査の因子分析の結果に従い, 各生徒の因子点を算出し, この因子点と算数数学学力テストとの相関を発達的に検討した。その結果小4, 小6, 中1までは言語因子と数学学力テストの相関関係が密接にみられたが, 中3, 高2ではむしろ, 言語因子以外の因子と数学学力テストとの相関が高かつた。また知能偏差値と言語因子点の差によってGP分析を行なつたが, やはり小4, 小6では言語型群の方が算数学力テストの成績がよかったが, 中3, 高2ではむしろ非言語型群め方が数学学力テストの得点は高い傾向がみられた。これらの事実から知能と数学学力との関係は, 単に知能偏差値または知能指数と数学学力テストの総点との単純な相関では一見して発途的になんら変化しないように見えるが, 両者を分析して質的に考察をすれば, 小学校では知能のうちの言語因子と算数学力との相関が高く, それが中学, 高校となるにつれてしだいに言語因子以外の因子と関係が深くなると結論された。
著者
筒井 康隆
出版者
文芸春秋
雑誌
文芸春秋
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.291-296, 2002-03

4 0 0 0 OA 秋田叢書

出版者
秋田叢書刊行会
巻号頁・発行日
vol.第8巻, 1933
著者
古森厚孝 編
巻号頁・発行日
vol.[5], 1837
著者
森永 伊昭 白戸 香奈子 大髙 由美
出版者
一般社団法人 日本臨床栄養代謝学会
雑誌
学会誌JSPEN (ISSN:24344966)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.214-219, 2020 (Released:2021-02-12)
参考文献数
29

誤嚥性肺炎の入院後早期のエネルギー(以下,Eと略)摂取量は不足しやすく,不足は回復を阻害する可能性がある.誤嚥性肺炎382例を対象として生存退院と入院後3日目のE摂取量/体重(以下,3日目E摂取と略),入院後1週間の1日当たりE摂取量/体重(以下,1週間E摂取と略)との関係を調査した.生存退院は332例(86.9%)だった.A-DROPスコア,悪性腫瘍(転移を含む)併存,血清アルブミン値,body mass indexの4変数に,3日目E摂取または1週間E摂取のいずれか一方を加えた,計5変数を独立変数とするロジスティック回帰分析では生存退院に対する3日目E摂取の調整オッズ比は1.09(p=0.002),1週間E摂取の調整オッズ比は1.21(p<0.001)であった.E摂取が増加すると生存退院が増加した.入院後早期のE摂取量不足の回避は誤嚥性肺炎の回復に寄与する可能性がある.
著者
澤田 挙志
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.343-348, 2017-10-25 (Released:2017-10-25)
参考文献数
21

1980年代以降、文化や芸術に注目し都市の活性化を図ろうという取り組みが増加している。その代表的なものとして、創造都市と呼ばれる取り組みがあり、現在、世界で120を超える都市が創造都市を標榜した取り組みを行っている状況にある。このような現象に関して、現状においては、文化や芸術、特に創造都市をめぐる議論では事例紹介が多くを占め、具体的な政策内容や政策導入に至った経緯、そしてその意義等を詳細に検討したものはほとんどない。そこで、本研究では、日本でいち早く創造都市政策を進めてきた金沢市に注目し、市が文化や芸術の中でも特に注力してきた「工芸」に焦点を当てて論じる。そして、金沢の創造都市政策に連なる「工芸」関連施策の特質の一端及び「工芸」が金沢においてどのような意味を持って来たのかを明らかにした上で、都市の近代化においていかなる役割を果たしたのかという論点に立ち、金沢の創造都市政策に検討を加えた。結果として、「工芸」のあゆみは金沢の都市のあゆみを象徴していること、金沢の創造都市政策は「工芸」に関する各種の振興策や従来から進めてきた文化都市政策の延長線上に位置づけられることが明らかになった。
著者
青野 俊宏 小渡 武彦
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.892-898, 2002-10-31 (Released:2009-03-27)
参考文献数
4

A throttle-control algorithm that compensates for the delay in manifold filling is proposed. This algorithm takes into account the control characteristics of an electronic-throttle-control actuator and improves the engine output response. The performance of the-algorithm was evaluated in terms of the rising time of manifold pressure and the time needed for switching control. The results showed that the rising time and the time needed for switching control were less than 100ms.

4 0 0 0 OA はつ夏

著者
矢沢孝子 著
出版者
梁江堂[ほか]
巻号頁・発行日
1914

4 0 0 0 OA 南方の花

著者
近藤元 (元治郎) 著
出版者
文光堂
巻号頁・発行日
1912
著者
城内 明
出版者
末川民事法研究会
雑誌
末川民事法研究
巻号頁・発行日
vol.1, pp.29-40, 2017-07