著者
水上 裕造 山口 優一
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
no.116, pp.23-32, 2013 (Released:2014-04-25)
著者
魚谷 逸朗
出版者
日本水産學會
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.867-876, 1973 (Released:2011-03-04)
著者
Yoon C. Kang S.H. Yang J.O. Noh D.J. Indiragandhi P. Kim G.H.
出版者
日本農薬学会
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.77-88, 2009 (Released:2011-03-05)

T型チューブの嗅覚計を用いて、精油17種類のチャバネゴキブリに対する忌避効果を調べた。柑橘類であるグレープフルーツ、レモン、ライムおよびオレンジより得たものを含む5種類の精油は、70.0から96.7%の範囲で良好な効果を示した。各精油はワモンゴキブリおよびクロゴキブリに対しても同等の活性を示した。ガスクロマトグラフィー(GC)およびGC-質量分析の解析から、柑橘油類のこの効果における主成分はリモネン、β-ピネンおよびγ-テルピネンであり、特にリモネンが主な成分であることがわかった。これらの化合物の忌避効果は用量とゴキブリの種によって異なった。オレンジ油を除く柑橘類の精油では、微量成分も忌避活性に寄与しているようであった。オレンジ油の場合には、活性の発現にはほとんどリモネンのみがかかわっていた。柑橘油および各テルペン類の活性において、3種類のゴキブリに対する忌避効果にはほとんど差がなかった。
著者
松本 剛 佐藤 澄仁 櫻井 文隆
出版者
東京都農業試験場
巻号頁・発行日
no.32, pp.79-92, 2004 (Released:2011-03-05)
著者
一二三 達郎 池田 加江 江藤 良樹 井河 和仁 西村 耕一 小川 卓司 川口 博明 三好 宣彰
出版者
日本獸医師会
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.253-257, 2015 (Released:2015-07-06)

2012年7月から12月の6カ月間に福岡県のと畜場に搬入された馬610頭中53頭において肝臓に灰白色硬結節が認められた。硬結節の病理組織学的及び遺伝子検査を実施し,多包虫の感染状況を調査した。これらの検査結果から,39頭が多包虫症と診断された(感染率6.4%)。過去に報告されている軽種馬だけでなく,ポニー種,日本輓系種,北海道和種などのさまざまな品種で多包虫感染が確認された。疫学調査では,4頭が多包虫症の有病地である北海道での飼養歴が確認され,北海道で感染した可能性が考えられた。一方で,本研究の多包虫感染馬の多くは北海道での飼養歴は不明であり,これらの馬は感染地の特定が困難であった。しかし,日本での多包条虫の地理的分布や馬の生産状況を考慮すると,これらの馬も北海道で感染した可能性を完全には否定できないと思われた。
著者
力丸 宗弘 高橋 大希 小松 恵 石塚 条次 清原 玲子 山口 進 高橋 秀彰
出版者
秋田県農林水産技術センター畜産試験場
巻号頁・発行日
no.25, pp.75-83, 2011 (Released:2013-10-08)

比内地鶏は一般的なブロイラーより官能評価が良好である。本研究では,鶏肉のおいしさに影響する要因を特定するため,比内地鶏とブロイラーのもも肉における一般成分,遊離アミノ酸,イノシン酸,脂肪酸組成の分析および官能評価を行った。比内地鶏とブロイラーを同じ日にふ化し,(1)8週齢ブロイラー区,(2)22週齢ブロイラー区,(3)22週齢比内地鶏区の3区を設定した。比内地鶏とブロイラーを同じ環境下で飼育し,8および22週間同じ飼料を給与した。8週齢ブロイラー区は22週齢比内地鶏区より遊離アミノ酸とグルタミン酸含量が有意に高かった。22週齢比内地鶏区は8週齢ブロイラー区よりインシン酸含量が有意に高かったが,22週齢比内地鶏区と22週齢ブロイラー区に有意な差は認められなかった。これらの結果からイノシン酸含量は肉用鶏間の違いよりむしろ日齢(週齢)間の違いを反映していることが示唆された。一方,アラキドン酸含量は比内地鶏とブロイラーとの間で有意な差が認められた。また,「蒸し肉」あるいは「スープ」の官能評価においても22週比内地鶏区は22週ブロイラー区より有意に味,うまみ,こくみ,後味が強く,嗜好性が高かった。これらの結果からアラキドン酸が比内地鶏のおいしさに関与している可能性が示唆された。しかしながら,比内地鶏のアラキドン酸含量とおいしさとの関与を解明するためには更なる研究が必要である。
著者
松田 成弘 信澤 邦宏
出版者
群馬県水産試験場
巻号頁・発行日
no.11, pp.27-29, 2005 (Released:2011-03-05)

集落排水処理事業等の下水処理にあたっては、公共用水域へ処理水を放流する前に塩素等で消毒が義務づけられているため、残留塩素が河川へ流入することはある程度避けられない状況にあるものの、魚類死亡事故のうち残留塩素を原因とするものは少なくない。残留塩素には遊離残留塩素と結合残留塩素があるが、今回魚類に対して毒性がより強いと考えられる遊離残留塩素のアユとコイに対しての毒性試験を実施したので報告する。
著者
唐沢 重考 岩崎 朝生 中島 淳
出版者
東京農工大学農学部附属FSセンター
巻号頁・発行日
no.15, pp.29-34, 2017 (Released:2020-02-03)

九州本土において初めてワラジムシPorcellio scaberを確認した。本研究で採集した標本は,1)第1胸節背板の後縁中央部がほぼ直線であること,2)第1-4胸節背板の側部後縁がS字になること,3)第1,2腹肢外肢が1個の呼吸穴を持つこと,4)腹尾節の先端が尖ること,5)第2触角の鞭部が2節で構成されること,および,DNAバーコードによる類似度検索によりP. scaberであると判断した。また,福岡市内で採集された標本には体色に変異が認められた。
著者
近藤 高史 小野 武年 西条 寿夫
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.112, no.12, pp.812-821, 2017 (Released:2018-04-20)
著者
喜多村 尚 小原 郁夫
出版者
日本栄養・食糧学会
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.291-296, 2009 (Released:2011-03-28)

基本4味に対する味覚感度の月経周期における変動については明らかにはなっていない。本研究は、ヒトの月経周期による基本4味(甘味、酸味、苦味、塩味)に対する味覚感度の変動について検討した。卵胞期と黄体期が明らかである基礎体温パターンを示した11名の健常女子大生を、被験者とした。味覚感度の測定部位は、舌の前2/3の茸状乳頭が散在し、鼓索神経支配を受けている舌の7カ所とした。ついで、舌の先端部中央における4基本味に対する味覚感度の測定を行った。甘味の味覚感度は、卵胞期および黄体期が月経期および排卵期より上昇し、酸味の味覚感度は、黄体期が排卵期より低下した。しかし、塩味および苦味の味覚感度は、月経周期による変動は観察されなかった。これらのことから、甘味は、代謝リズムが急激に変わる月経および排卵期に味覚感度が低下するが、基本4味すべてにおいて卵胞期と黄体期の間で変動がないことが示唆された。