著者
樋浦 郷子
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2011-11-24

新制・課程博士
著者
田中雄一郎 笹河良介 佐藤真平 吉瀬謙二
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2013-EMB-28, no.26, pp.1-6, 2013-03-06

近年では,ソフトプロセッサがFPGAを使用するシステムにおいて一般的なコンポーネントとなっており,制御やデータ処理などの幅広い機能を実現するために使用されている.小型デバイスにおいてハードウェア容量は限られており,多機能・高性能化においてその容量制限が障害となる.ゆえに,小さいソフトプロセッサの開発が重要である.このようなソフトプロセッサの既存研究に,Supersmall Soft Processorが存在する.本研究ではSupersmall Soft Processorを元に使用面積の削減,並びに性能向上を目指すUltrasmall Soft Processorを提案する.Supersmall Soft Processorに対し,主要データパスの2ビット化,状態遷移の最適化,マルチプレクサの入力ロジックを含む最適化を施す.その結果,Virtex-7においてハードウェア量の削減を達成し,1.88倍のIPCを実現した.また,Ultrasmall Soft Processorの応用としてメニーコア化を検討する.
著者
山内 真理/ STOUT Michael
出版者
千葉商科大学
雑誌
千葉商大紀要 (ISSN:03854566)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.83-100, 2012-09
被引用文献数
1
著者
東 淳樹 時田 賢一 武内 和彦 恒川 篤史
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.253-258, 1999-11-20
被引用文献数
5 10

サシバの繁殖期間中である1998年5月から6月にかけて千葉県北西部の手賀沼流域の22カ所の谷津環境において、サシバの生息分布調査を行ないサシバの生息地の土地環境条件について考察した。その結果、サシバの生息確認地点は、谷津田の面積、斜面林の面積、稲作面積、谷津田に接する斜面林の面積のそれぞれの値が、非生息確認地点よりも有意に大きかった。サシバの保全を意図した谷津環境のあり方として、水田耕作された谷津田面積が十分確保され、谷津田が斜面林に覆われ、その面積が広いことが重要であることが示された。これらは、サシバの採食地点とパーチング・ポイントの確保の面から説明されることが考察された。
著者
大塚 敏史 石郷岡 祐
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2013-EMB-28, no.6, pp.1-5, 2013-03-06

近年の自動車では,制御の電子化と情報機器連携によりネットワークの重要性が高まる一方で,接続機器増加によりセキュリティリスクも高まっている.特に不正データを侵入させシステムを異常動作させるなりすまし攻撃は,論文等で実車での攻撃が実証されており対策が急務である.一方で,車載LANはすでに広く普及しており,既存ECU(Electronic Control Unit)の変更はコストおよびシステム信頼性に影響を及ぼす.本研究では,既存ECUに変更を行わずになりすまし攻撃の検知および防止が可能な侵入検知手法の実現を目的としており,本報告では,車載LANデータの周期性を活用して高い検知精度と侵入防止機能を実現する周期検知方式を提案する.
著者
中西恒夫 久住憲嗣 福田晃
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2013-EMB-28, no.9, pp.1-6, 2013-03-06

XDDP4SPLは,派生開発の中で現有ソフトウェア資産に関する理解を深め,コア資産の新規開発や現有ソフトウェアからの発掘を進め,コア資産の蓄積を進め,プロダクトライン開発に漸次的に移行するべく提唱された開発プロセスである。その過程においては,ソフトウェアプロダクトラインのパラダイムに基づく開発と派生開発による開発が併走し,現有ソフトウェア資産については,プロダクトライン全体の中での位置づけが定まっている部分とそうでない部分,コア資産として管理される部分とそうでない部分とが併存するため,プロダクトライン開発への移行,コア資産の蓄積の現況の把握が欠かせない。この目的のため,現有ソフトウェア資産の理解の深化にあわせて,徐々にトレーサビリティ管理の詳細度を向上できる,階層化トレーサビリティマトリックスの記法,ならびにフィーチャモデルの変化に伴う更新の方法を述べる。
著者
阪本 浩
出版者
日本西洋古典学会
雑誌
西洋古典学研究 (ISSN:04479114)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.91-100, 1987

Greek writers rarely mentioned about the imperial cult Our author Aelius Aristides, however, frequently attended at the meetings of the provincial assembly So we may expect his orations to tell us something about the Greek attitudes toward the Roman imperial cult The Cyzicus speech (Or 27 K), one of such orations, is delivered at Cyzicus on the occasion of the dedication of Hadrian Temple, a temple for the provincial imperial cult This panegyric consists of three parts the praise of the city of Cyzicus, the description of the Temple, the encomium of two emperors But, as G Bowersock pointed out, nowhere in this panegyric does he call an emperor as a god He explicitly distinguishes the emperor from the traditional gods Instead, he calls the Hadrian Temple as "a thank offering to the gods," and says as follows, "We should be grateful to the gods, but we should congratulate the emperors and join in prayer for them" The Greeks erected many temples and cult images of the emperors, nevertheless, they did not call the emperor as a god, and in practice did pray for the emperors Here at least we may see one aspect of the Greek attitudes toward the imperial cult Another feature of the Cyzicus Speech is its patriotic tone He speaks of the temple of the imperial cult in terms of the Greek mythology and the glory of the Greek past. He refers to the temple as the pride of a Greek city. It it true that praise of the city where the festival is located is conventional in the panegyrics And yet, at the same time, we ought to pay attention to some passages in his other orations, where Anstides suggested how the leading Greek cities engaged in strife because of the temples and festivals of the koinon. And, judging from other sources, the title of neokoros, "temple warden," was such a distinction for the Greek cities that it became a cause of the struggles among them. It seems that the temple of the provincial imperial cult was recognized as the pride of a Greek city. We may be justified in pointing out another aspect of the Greek attitudes toward the imperial cult.
著者
豊田 新 成瀬 敏郎
出版者
日本地形学連合
雑誌
地形 (ISSN:03891755)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.811-820, 2002-12-25
参考文献数
23
被引用文献数
15

風成塵の主要鉱物である微細石英の電子スピン共鳴(ESR)分析によって最終氷期最盛期MIS 2と完新世MIS 1における日本列島および東アジア各地の堆積物を分析し,東アジアのジェット気流と北西季節風の挙動を復元した.MIS 2には韓国や瀬戸内海以北は酸素空格子信号強度が高く,シベリア高気圧から吹き出した北西季節風によって北部アジア大陸に広がった砂漠から風成塵が多量に運ばれた.瀬戸内海〜関東を結ぶ線から沖縄本島までは中国内陸砂漠から夏季亜熱帯ジェット気流によって風成塵が運ばれ,宮古島以南は中国南部あるいはチベット高原から冬季亜熱帯ジェット気流によって風成塵が運ばれた.台湾は第三紀が広く分布する台湾山脈から海岸にもたらされた酸素空格子信号強度の低い細粒物質が混入するために風成塵堆積物の信号強度が低い.当時はポーラーフロントの北限が瀬戸内海から関東を結ぶ地域にあった.MIS 1にはポーラーフロントが北海道まで北上したために,風成塵(黄砂)は中国内陸砂漠から韓国をはじめ,北海道にまで運ばれるようになった.
著者
桜井 淳
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.680, pp.80-90, 2011-05

2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0の東日本大震災によって、東北電力の女川電子力発電所(1・2・3号機運転中)、東京電力の福島第一原子力発電所(1・2・3号機運転中、4・5・6号機定期点検中)と同第二原子力発電所(1・2・3・4号機運転中)、日本原子力発電の東海発電所(2号機運転中)が震災した。この中で、福島第一原発だけが炉心冷却に失敗し、日本の原発史上…
著者
斉藤 静雄
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.358-364, 1968-04-01

妊娠時におけるestrogens (ES) 代謝は胎児・胎盤を1つの単位として複雑な過程で行なわれていると考えられている. 私は胎盤に含まれているESがどの様な割合で胎児または母体側へ移行し, それがどの様なES代謝上の意義を持つか, 特に estrone (EO), estradiol (ED) が estriol (ET) 合成に対して, どの程度の役割を演じているかを知る目的で, 臍帯動・静脈血液, 胎盤後血腫および母体末梢静脈血液中の遊離型および結合型ESの3分画を測定し検討を試みた. (1) 臍帯動・静脈血中ESの大部分は結合型ETで血清50ml当り動脈側67.0μg, 静脈側52.0μgと動脈側の方が高値を示した. このことは同一新生児について比較した値でも同様であった. 結合型EO, EDは動脈側0.7μg, 0.4μg,静脈側 0.5μg, 0.3μgと共に微量であった. 遊離型ESは動脈側はEO O.2μg, ED 0.2μg, ET 0.7μgと極めて微量であったが, 静脈側ではEO 0.9μg, ET 3.9μgが認められた. しかしEDは0.4μgと微量であった. これら遊離型ESは胎盤内のESが移行したものと思われる. (2) 胎盤後血腫および母体末梢血中ES量を比較すると, 末梢血中では遊離型ESは血清50ml当りEDが1.2μg認められたのみで, EO, ETは0.3μg, 0.4μgと微量であった. しかし胎盤後血腫中では遊離型のEO 0.9μg, ED 3.6μg, ET 3.7μg が認められた. 結合型ESはEO, EDは胎盤後血腫中では2.1μg, 0.6μg, 末梢血中では3.4μg, 0.8μgとほぼ同値を示したが, ETは胎盤後血腫中の方が8.2μgと末梢血中の4.6μgより高値を示した. 以上の結果より考えると, 胎盤内のEO, EDが胎児側へ移行する割合は極めて少ない事から, これらがETの主な前駆物質であるとは考えられない. また臍帯動脈側のETが静脈側より高値を示すことから胎児側でもETの産生が行なわれているものと考えられる.

3 0 0 0 OA 仏教軍歌集

著者
久保村憲介 著
出版者
仏教軍本営
巻号頁・発行日
1922
著者
崔 宰熏 河岸 洋和
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.299-301, 2011-05-01 (Released:2012-04-27)
参考文献数
13
被引用文献数
1