著者
二宮 三郎
出版者
流通経済大学
雑誌
流通經濟大學論集 (ISSN:03850854)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.46-62, 1992-07
著者
Hilaire Jean 小梁 吉章
出版者
広島大学法学会
雑誌
広島法学 (ISSN:03865010)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.172-129, 2007-03

本稿は,フランスの法律雑誌「仲裁雑誌」 (Revue d'arbitrage)に2000年に掲載された論文, L'arbitrage dans la période moderne (XVIe-XVIIIe siècle)の翻訳である。
著者
笠井 津加佐 新谷 佳冬
出版者
金沢大学大学院人間社会環境研究科
雑誌
人間社会環境研究 (ISSN:18815545)
巻号頁・発行日
no.14, pp.115-132, 2007-09

金沢大学社会環境科学研究科地域社会環境学専攻新国立劇場バレエ研修所講師
著者
熊谷 信司
出版者
東京大学大学院教育学研究科
雑誌
東京大学大学院教育学研究科紀要 (ISSN:13421050)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.33-42, 2010-03-10

In the cities of South Korea, general high schools have been equalized by education policy after 1970s, but diversification is proceeding recently. In the former part of this paper we will review this diversification trend, and in the latter we will introduce the case study which was conducted in March 2009. In the case study we visited five types of schools (including three high schools, one prep school, and one elementary school), and the main focus in this paper is on a foreign language high school and a charter school which are the new types of high school in South Korea. Features of these schools and some interview data are discussed.
著者
神山 みを カミヤマ ミヲ
雑誌
日本文學 (ISSN:03863336)
巻号頁・発行日
vol.108, pp.55-75, 2012-03-15
著者
大下 卓司
出版者
日本教育方法学会
雑誌
教育方法学研究 : 日本教育方法学会紀要 (ISSN:03859746)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.121-132, 2011-03-31

本稿の目的は数学教育改造運動(以下,改造運動)の契機となったペリーの数学教育論を,その核心にある「有用性」概念を軸に据えて,明らかにすることである。まず,1901年の英国学術協会の年次大会において,ペリーが講演「数学の教育」で提起した8点の「有用性」を概観した。次に,ペリーの実践の歩みに即した教育論の形成過程から「有用性」の背後にある実践・理論を明らかにした。さらに,古典としての性格が顕著に表れていた幾何学とペリーが考案した方眼紙の使用に焦点を絞って「有用性」に基づいたカリキュラムを検討した。最後に,ペリーの数学教育論が当時のイギリスでどのように議論され,数学教育改革に至ったのかを描いた。改造運動は,これまで日本では関数や微分積分学など教育内容が近代化された点に意義があるとされてきた。しかしながら,古典に基礎をおく旧来の数学教育と科学を基礎とするペリーの数学教育論との相克は,教育観の変革をも意味していた。ペリーは「有用性」を軸に据え,科学の基礎をなす数学科による実質陶冶を打ち立てた。この時,教育内容の近代化だけでなく,カリキュラム原理の転換,子ども観・学習観の転換がその背景にあった。改造運動は必ずしもペリーが思い描いた通りに進まなかったものの,内容論にとどまらず,教育の近代化までも志向していた点に意義があった。
著者
安宅川 佳之
出版者
日本福祉大学
雑誌
日本福祉大学経済論集 (ISSN:09156011)
巻号頁・発行日
no.40, pp.1-32, 2010-03-31

民主党の 「子ども手当の給付」 等 「所得移転政策に重点を置いた少子化対策」 が功を奏しても, 人口構成が若返りを開始するのは早くても 30 年後からであろう.少子高齢化によって深刻化する社会保険財政問題を解決するために, 社会保障制度は不断の改革を進める必要がある. また, 異常ともいえる少子化現象を回避するためにも, 年金・医療・介護の社会保障制度の在り方を見直す必要がある.公的年金保険制度の財政安定化のためには, 第 1 に, 年金財政に対する直接的対策 (給付の削減もしくは掛金の引上げ) が必要である. 2004 年改革時には想定できなかったデフレ現象によって, 毎年上昇を続けている所得代替率を引き下げる措置などが必要である.第 2 に, 若年労働者の就業環境の改善や保険料支払支援によって, 年金納付率を引き上げることは, 将来の生活保護所帯の増加を抑制させる重要な施策である.第 3 に, 根本的解決手段は, 適切な 「少子化対策」 の実行であることは言うまでもない.民主党を中心とする新政権は, 最低補償年金制度を導入, 「基礎年金の全額税負担」 を政策方針に掲げているが, 社会保険制度と高齢者福祉政策としての生活保護制度の役割分担を明確にする必要がある.医療保険制度の財政対策としては, 現在実施されている医療費適正化の二本柱, 高齢者の健康増進のための 「生活習慣病対策」 と, 医療の効率化を目指す 「平均在院日数の短縮」 は引き続き重要な課題であろう.長寿医療保険制度は 「はしご受診」 等のモラルハザード現象を防ぐことに加え, 国民健康保険に集中する高齢者医療費負担を健康保険組合等が均等に負うことにある. その意義は十分に評価すべきだが, 家族単位の負担原則復活に十分配慮する必要がある.日本医師会主導で形成されてきた診療報酬体系の見直しによって, 病院の勤務医と診療所の医師の間の労働条件や収入の格差が解消できれば, 医療サービスの質の向上にも資するものと期待できる. しかし, 医療の効率を高めるには, 医療機関の経営マインドを高める必要があり, 医療機関に非営利性を求め過ぎるべきではないだろう.日本は世界一高齢化しているのに, 社会保障費が比較的安価で済んでいるのは, 「医療に対する公的関与の手厚さ」 によることを肝に銘じるべきである.介護保険財政は, 労働力人口に占める後期高齢者の割合の増加 (2005 年 13.8%→2030 年 33.6%→2055 年 51.9%) により急速にひっ迫するであろう. 介護保険料引き上げに限度があるとすれば, 介護報酬引き下げへの強い圧力が働きがちである. つまり, 少子高齢化が介護保険制度の財政を通じて, 介護事業の経営に影響を与え, 介護労働者の労働条件に圧力をかける形となる. 介護保険制度の財政対策としては, 以下の 4 点が上げられる.第 1 に, 公正な基準による要介護度認定・施設入所判定の厳格化,第 2 に, 家族介護に現金給付を実施すること,第 3 に, 高度のサービス提供には高い報酬を求めること,第 4 に, 事業所の統合による経営力の向上を政策的に促進すること.
著者
赤林 伸一 坂口 淳 佐藤 悠一
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.52, pp.247-250, 2009-07-12

本研究では、焼肉店で主に使用されている卓上排気型ロースター(フードあり・なし)、無煙型ロースターを対象として、ロースターを単体で使用した場合の温度・汚染質濃度分布および店舗全体の室内温度・汚染質濃度分布を明らかにすることを目的とする。ロースター単体の場合の廃気捕集率は、卓上排気型(フードあり)、無煙型、卓上排気型(フードなし)の順で悪くなる傾向がある。呼吸域の汚染質濃度は、ロースター上に高濃度領域の集中が少ない無煙型で最も低い。
著者
和田 成一 倉林 秀光 小林 泰彦 舟山 知夫 夏堀 雅宏 山本 和夫 伊藤 伸彦
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.471-477, 2003-04-25
被引用文献数
2 18

三種類の細胞, CHO-K1, HMV-IIおよびL5178Yを用いてγ線照射によるDNA損傷と細胞死との関係を調べた.細胞の生存率はクローン形成法によって求められた.放射線照射によるDNA鎖切断とその再結合はアルカリ及び中性コメット法で測定された.三種類の細胞の中ではL5178Yが最も放射線感受性で,CHO-K1とHMV-IIは放射線抵抗性であった.これらの細胞の放射線感受性(2Gy照射時の生存率)と,アルカリ条件下での単位線量あたりの初期DNA損傷生成率の間には負の関係が認められた.一般に細胞の放射線感受性に関連すると考えられているDNA二本鎖切断の単位線量あたりの残存量(照射4時間後)と放射線感受性との間にも負の関係が認められた.今回用いた分析条件では,DNA初期損傷の評価にはアルカリ条件が,残存損傷の評価には中性条件が適することが分かった.今回用いたコメット法は,放射線によるDNA損傷を検出する他の方法よりも簡便で迅速であるので,放射線感受性を予測する方法として有用であると思われる.
著者
増田 聡
出版者
鳴門教育大学
雑誌
鳴門教育大学研究紀要. 芸術編 (ISSN:13434403)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.13-21, 2003-03-07

In this paper, it is discussed that Fumio Koizumi's famous studies in Japanese popular music have some problems. His studies have been influential in the Japanese musicological studies in popular music, and the method in that studies is mainly based on a theory of musical scales that used in the succeeding study by Yoshiaki Sato. Sato's study is better for explaining how some scales of Japanese popular music have taken roots, than Koizumi's, But Sato's study has same problem in Koizumi's, which became clear at Sato's appearance in a famous T.V. news show program, "News Station." Studies based on a theory of musical scales often cut the music to abstract entities which are not heard by audience, so the studies will fail to catch a whole of the musical event. This paper suggests that popular music studies should stare on three levels of productiveneutralreceptive in a music event, not accord a privilege to "music itself."
著者
五味 弘 高橋 順一 新谷 義弘 伊藤丹二 長坂 篤
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.24(1991-PRO-064), pp.17-24, 1992-03-16

COMMON LISP THE LANGUAGE SECOND EDITION 準拠の高速かつ高い移植性を持つCommon Lisp処理系であるTachyon Common Lispの実現方式について述べる。本処理系は現在i860^<TM> RISC CPUを搭載したUNIXワークステーションOKIstation 7300上で動作する。Tachyon Common Lispは実行速度を重視するため、i860^<TM> CPU特有の最適化を含む各種の高速化を行った。また、高い移植性を保証するためにその核言語のみをLispに似た構文を持つマクロアセンブラで記述し、その他の大部分をS式で記述している。さらに大きなメモリ空間を使用でき、またそのカスタマイズが容易にできるメモリマネジャと、GC時間の短縮のために圧縮領域を制御するGCを実現した。
著者
杉田 めぐみ 朴 シウォン
出版者
千葉県立衛生短期大学
雑誌
千葉県立衛生短期大学紀要 (ISSN:02885034)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.39-44, 2007

本研究は,千葉県立衛生短期大学第1看護学科1年生79名を対象とした英語リーディング授業におけるアクション・リサーチに関するものである。一学期(半期)を三つの段階(4月〜5月,5月〜6月,6月〜7月)に分け,授業観察,学生によるフィードバック,アンケート調査などから得た回答をもとに,それぞれの段階で担当教員がリーディングの指導法をどのように改善していったかについて報告する。
著者
宮川 尚理
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要. ドイツ語学・文学 (ISSN:09117202)
巻号頁・発行日
no.49, pp.197-226, 2012

大谷弘道教授退職記念号 = Sonderheft für Prof. Kodo OTANI1. 謎の画家アロイス・ツェトル2. 「そう名づけられる以前のシュルレアリスム」3. パルマの豪華本4. イマジナリア5. ツェトル再発見