著者
佐藤 英文
出版者
日本動物分類学会
雑誌
動物分類学会誌 (ISSN:02870223)
巻号頁・発行日
no.28, pp.49-56, 1984-06-25

小笠原諸島の土壌性カニムシの2新種を記載し,海岸性カニムシの1種を記録した.2新種のうちTyrannochthonius similidentatus(オガサワラトゲツチカニムシ,新称)はT. takashimaiと類似するが,頭胸毛式,触肢の縁歯が1種であること,基節棘の数と形態の相違によって容易に区別され,またCheiridium aokii (グンバイウデカニムシ,新称)は体表毛が軍配形をしており,他のウデカニムシから区別される.軍配形体表毛はNeocheiridiumに多く見られるが,触肢動指の感覚毛数によって本種はCheiridium属に分類される.この他にコイソカニムシNipponogarypus enoshimaensisを記録した.
著者
高下康浩 宮本陽介 飯塚佳代 飯塚泰樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.255-257, 2013-03-06

コミックマーケットなど参加者の多いイベントの開催時、その参加者の整理において混雑状況を把握する事は重要である。しかし、会場が広く参加者が多い場合等はその把握が困難である。これに対し、混雑状況をリアルタイムで把握共有する事により、効率的な参加者整理や参加者自身による混雑箇所の回避が可能である。本発表では、参加者が普段からもっている携帯端末を用いてそれぞれの移動速度等を取得し、それを元に会場内の混雑状況を把握・共有するシステムを提案し試作結果を報告する。本システムの応用として使用者の移動手段を自動判別することで、移動手段別の渋滞情報システムの構築も可能になると考えられる。
著者
小原 一馬
出版者
日本教育社会学会
雑誌
日本教育社会学会大会発表要旨集録
巻号頁・発行日
no.51, pp.107-108, 1999-10-01

本発表は、現代の若者、特に女子のライフコースのイメージの変化に関して、「かわいいおばあちゃん」をキーワードとする一連の調査・研究の発表の初回となる予定である。本発表では、現代女子大学生における「かわいい」という言葉の語法、特に、従来「かわいい」という形容がほとんどもちいられなかったと考えられる年上の男性、中高年の女性(特に両親、おじいちゃん、おばあちゃん)に対する「かわいい」の語法についての調査結果を示す。
著者
古本 勇記 峯松 信明 廣瀬 啓吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.32, pp.25-30, 2002-04-18

本報告では,これまで定常音とみなせる音でしかなされなかった音のモーフィングを,非定常音,なかでもドラム音に対して行う.ウェーヴレット変換を用いた年行研究[4]の分析手法をモーフィング用に改良してドラム音のパラメトリックな表現を得,このパラメータの補間によりドラム音のモーフィングを実現する.バスドラム(BD)・スネアドラム(SD)・タムドラム(TD)に対してモーフィングを行い,提案手法のモーフィングの品質と,モーフィング率と原音への心理的類似性との相関を調べる聴取実験を行った結果,全般的に高い品質でモーフィングが実現できていることが示された.
著者
葛西 恭一 石田 恵梨 小林 由佳 曽我 幸一 金光 大石 坂本 京子 竹中 信也 柳田 國雄 伊谷 賢次
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.257-261, 2013-02-20

症例1は75歳男性.心房細動にてダビガトラン220mg/日服用開始したところ,5日後より食道閉塞感,ゲップを自覚.上部消化管内視鏡検査にて中部食道に白色の膜様付着物を伴った潰瘍性病変を認めた.ダビガトランを継続しながらプロトンポンプ阻害剤(以下PPI)を服用したところ潰瘍は治癒した.症例2は68歳,女性.発作性心房細動に対しダビガトラン300mg/日服用開始77日後より胸焼けを自覚.上部消化管内視鏡検査にて中部食道に白色の膜様付着物を伴った潰瘍性病変を認めた.ダビガトランを中止しPPI投与したところ潰瘍は治癒した.ダビガトランは循環器領域で使用頻度が高まると予想される薬剤であり,薬剤性食道潰瘍の原因となり得ることを念頭に置く必要がある.
著者
中野 敬一
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.101-106, 2013-11-15

2011年6〜12月に,東京都港区にある超高層ビルの公開空地と都市公園の樹木の樹洞において,粘着トラップによるゴキブリの捕獲調査を行った.両方の場所でクロゴキブリ成虫と幼虫が6〜11月まで捕獲された.捕獲数における幼虫の比率は,公開空地では90.5%,公園樹木では73.7%であった.公園樹木ではヤマトゴキブリ成虫と幼虫も捕獲されたが,その捕獲数はクロゴキブリよりも少なかった.公開空地や公園緑地の植栽はクロゴキブリやヤマトゴキブリの生息環境として重要である.
著者
後藤 真孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1210-1216, 2002-11-15
被引用文献数
7

ユーザがある単語を一部しか思い出せずに断片だけを言って言い淀むと,計算機側がその残りを補って入力することを可能にする「音声補完」という音声インタフェース機能を紹介する.これにより,入力中に困って言い淀めば手助けが受けられる使いやすい音声入力が実現できた.音声補完の研究は,今後他の非言語情報も活用していくことで,さらに使いやすい音声インタフェースの構築を目指していこうというメッセージも持っている.
著者
徳永 弘子 湯浅 将英 武川 直樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.241, pp.7-12, 2007-09-23
被引用文献数
8

ノンバーバル情報に基づく複数人会話の発話交替モデルを提案する.3人が会話をしている映像から会話参与者の視線行動,特に話者が発話中に,一人の聞き手がもう一人の聞き手を見る行動に着目し,分析をした.このときの聞き手の発話したい/したくないというマインドを評定し,その後の発話行動との関係を調べた.その結果,聞き手の視線には,次に発話したい/したくないというマインドが表出され,そのマインドを参与者が相互に理解して,円滑な発話交替がなされることが示唆された.これらの結果から,発話交替における意図理解の階層モデルを提案する.最後に擬人化エージェント,映像対話システムへの応用について述べる.