2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1934年03月15日, 1934-03-15
著者
スチュアート ヘンリ 大村 敬一 常本 照樹 落合 一泰 佐々木 利和 岸上 伸啓 窪田 幸子 葛野 浩昭 室 淳子
出版者
放送大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

北米、北欧、オーストラリアを中心に、先住民をめぐる異化と同化について、先住民が宗主国の主流社会とどのように異化を表象しているかを追究した。生業活動、世界観、文学、博物館展示を対象とした調査成果に基づいて、異化の方法とそのダイナミズムを提示した。さらに、先住民集団同士、そして同一の先住民集団の中で生じている異化の力学についても成果を挙げることができた。

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1907年04月06日, 1907-04-06
著者
久保田 達矢 近貞 直孝 日野 亮太 太田 雄策 大塚 英人
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2020
巻号頁・発行日
2020-03-13

沖合の海底に設置された海底圧力計 (Ocean bottom pressure gauge; OBP) は,これまでスロースリップや巨大地震後の余効変動による地殻変動の検出や地震発生の物理の理解に大きな役割を果たしてきた (e.g., Ito et al. 2013 Tectonophys; Iinuma et al. 2016 Nature Comm; Wallace et al. 2016 Science).2011年東北沖地震を受け,東北日本沈み込み帯では日本海溝海底地震津波観測網 (Seafloor observation network for earthquakes and tsunamis along the Japan Trench; S-net) が展開された (Kanazawa et al. 2016).本観測網におけるOBPは東北日本沈み込み帯における地殻変動シグナルの検出に大きな役割を果たすと期待される.本研究ではS-netのOBPを用いた地殻変動の検出に向け,数日から数週間程度の時間スケールの定常的な変動について,近傍に展開された東北大学の自己浮上式OBP (Hino et al. 2014 Mar Geophys Res) と比較を行い,その品質を評価した.本研究では低周波微動 (Tanaka et al. 2019 GRL; Nishikawa et al. 2019 Science) や超低周波地震 (Matsuzawa et al. 2015 GRL; Nishikawa et al. 2019) などのスロー地震活動が活発な岩手県三陸沖の海域に着目した (Figure 1a).S-netの記録を目視で確認し,海洋潮汐を比較的精度よく観測できている品質の良い観測点 (近貞ほか 2020 JpGU S-CG70) にのみ注目し,比較を行った.また,近傍に展開された東北大学OBP観測と観測期間が重なっている2016年の約2ヶ月間の記録を比較した.解析では両者の記録を30分値にリサンプルし,BAYTAP-G 潮汐解析プログラム(Tamura et al. 1991 GJI) を用いて潮汐変動成分を推定し,また線形ドリフト成分を推定した.解析の結果,推定された潮汐変動はよく一致した (Figure 1b –1e).潮汐変動成分ならびに線形ドリフト成分を取り除き,圧力時系列の標準偏差σを計算したところ,東北大のOBPではσ = 2.6 hPa (観測点SN2, Figure 1b) および σ = 2.2 hPa (観測点SN4, Figure 1c)であった.これらの観測点に最も近いS-netのOBPではσ = 11.4 hPa (S4N11, Figure 1d),σ = 3.5 hPa (S4N22, Figure 1e) となった.これ以外のS-netのOBPも含め,標準偏差は東北大のOBPよりも系統的に大きかった.また,S-netのOBPの記録では数日かけて10 hPa以上変化するような圧力変動が見られた (Figure 1de).このようなシグナルは,ごく近傍に設置された東北大OBPでは見られなかったことから,海洋物理学的な変動に起因するものではないと考えられる.また,いずれのOBPにおいてもParoscientific社製のセンサを使っていることから,センサの違いに由来するものでもないと思われる.両者の異なる部分として,S-netでは水圧センサが油で満たされた金属製の耐圧筐体の内部に封入されており,直接海水に触れているわけではない,という点が挙げられる.圧力観測の方式と,原因不明の圧力変動の因果関係は今後さらに詳細に検討する必要がある.ここまでの検討から,比較的品質の良いOBP (S4N22) では,東北大OBPよりわずかに劣る程度の地殻変動検出能力を持つと考えられる.一方,品質のさほど高くないOBP (S4N11) では数日をかけて大きく圧力が変動することがあるため,数日程度のタイムスケールの地殻変動現象の検出は難しいことが示唆される.非潮汐性の海洋変動成分 (Inazu et al. 2012 Mar Geophys Res; 大塚ほか 2020 JpGU S-CG66) を取り除くことにより地殻変動検知能力が向上することが期待されるが,そのためには,まずはS-net水圧計の比較的短期間での圧力変動の原因をさらに詳細に検討し,それらの成分を取り除く必要がある.

2 0 0 0 OA 史料大成

著者
笹川種郎 編
出版者
内外書籍
巻号頁・発行日
vol.続編 第41 (親長卿記 第3), 1941

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1886年04月17日, 1886-04-17
著者
古川 正樹
雑誌
哲学会誌 (ISSN:03886247)
巻号頁・発行日
no.12, pp.25-44, 1988-03-01
著者
住吉 朋彦
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.186, pp.31-81, 2014-03-26

国立歴史民俗博物館は、開館当初から日本の印刷文化を重視し、中世以前将来の中国刊本、日本中世の刊本や、朝鮮版など、多くの古版本を蒐集して来た。その中でも、中世の印刷文化を体現する諸版本の収蔵は特に篤く、二十餘種もの五山版を擁することは、新設の機関として極めて異例である。これらの五山版を通覧すると、禅籍を中心として、一般の仏典、漢籍の外典、国書を数点ずつ収め、五山版全体の構成が再現されているのみでなく、南禅寺、臨川寺、天龍寺といった、当時の主要な禅院の出版書を含む他、臨川寺版『禅林類聚』や兪良甫版『唐柳先生文集』等、禅院の出版事業に関与して南北朝後半の展開を担った、来朝刻工の代表的な版本を収めている。さらに外典では、室町期出版の地方的展開にも及ぶ所である。こうした収蔵の副産物として、中世の印刷技術を垣間見ることができる点も意義深く、伝存の殆どない南北朝の五山版の版木について、一面に二、三張を配し、一版の両面に四、六張を列した版木の様式が類推される資料を、いくつか含んでいた。特に来朝刻工関与の版本では、六張一版の様式を確認できる場合があった。これらの五山版が禅院の学問を潤した様子も、その書入や蔵印から明らかな伝本が多い。また地方の禅院や、禅宗以外の寺院への流布を示す等、五山版の流通を基礎とする、中近世の学問の広がりを証言する点は貴重であり、その他、近世、近代の学者、蔵書家に用いられた点も注意される。そして、当時一流の蔵書家の見識により選択された諸伝本には、整った早印の完帙が多く、書物としての五山版の意義をよく発揚している。本稿は、上記の諸点を書誌学的に整理し、目録解題として記述、当館収蔵の五山版コレクションの特色を示したものである。
著者
大関 純平 深堀 辰彦 藤野 洋佑 倉富 慎介 杉山 進 小野 英規 中尾 一久 山田 道廣
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.27-32, 2012 (Released:2013-03-08)
参考文献数
21
被引用文献数
1

〔目的〕FineWire 電極を使用し,股関節屈曲(以下,下肢動作)を行うことで,下肢動作に伴う体幹深層筋の筋活動性を検討する。〔方法〕整形外科学的疾患を有さない健常男性一名を対象とし,FineWire 電極を右腹横筋・右内腹斜筋に刺入した。測定課題は,両股関節屈曲位の背臥位での下肢動作,端座位での下肢動作,バルーン上の端座位での下肢動作,端坐位での風船膨らましとした。下肢動作は左右行い,自動運動と抵抗運動を行った。〔結果〕下肢動作に抵抗を加えると体幹深層筋の筋活動が高値を示した。体幹深層筋の体幹安定化への貢献度は肢位や重力の影響を受ける。また,腹横筋には同側への体幹側屈作用を有している可能性を認めた。〔結論〕体幹深層筋は,下肢動作に伴う姿勢変化に活動形態を変化させ,下肢動作を行う際の土台として関与している可能性がある。しかし,体幹深層筋の体幹安定化への貢献度は肢位や重力の影響を受けることが推察された。

2 0 0 0 長崎浮世絵

著者
樋口弘編著
出版者
味燈書屋
巻号頁・発行日
1971
著者
Kozo Okamoto Hiromi Owada Tadashi Fujita Masahiro Kazumori Michiko Otsuka Hiromu Seko Yoshifumi Ota Naotaka Uekiyo Hiroshi Ishimoto Masahiro Hayashi Haruma Ishida Akiyoshi Ando Masaya Takahashi Kotaro Bessho Hironobu Yokota
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
SOLA (ISSN:13496476)
巻号頁・発行日
pp.2020-028, (Released:2020-07-10)
被引用文献数
14

To discuss the feasibility of the Himawari follow-on program, impacts of a hyperspectral sounder on a geostationary satellite (GeoHSS) is assessed using an observing system simulation experiment. Hypothetical GeoHSS observations are simulated by using an accurate reanalysis dataset for a heavy rainfall event in western Japan in 2018. The global data assimilation experiment demonstrates that the assimilation of clear-sky radiances of the GeoHSS improves the forecasts of the representative meteorological field and slightly reduces the typhoon position error. The regional data assimilation experiment shows that assimilating temperature and relative humidity profiles derived from the GeoHSS improves the heavy rainfall in the Chugoku region of western Japan as a result of enhanced southwesterly moisture flow off the northwestern coast of the Kyushu Island. These results suggest that the GeoHSS provides valuable information on frequently available vertically resolved temperature and humidity and thus improves the forecasts of severe events.
著者
篠原 雅武
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2020
巻号頁・発行日
2020-03-13

エコロジカルな危機において、哲学では、人間生活の条件としての世界にかかわる新しい思考が始まっている。本報告では、「人間から離れた世界」、「人間世界と地球的世界の差異」という概念を起点にして、この思考の概要を述べてみたい。ここで起こりつつある近代的な世界像の見直しから、歴史学と地球惑星科学の協働を考えるうえでのいかなる示唆を与えるかを述べることが、最終的な目標となる。
著者
木下 龍馬
出版者
公益財団法人 史学会
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.128, no.1, pp.1-35, 2019

鎌倉幕府裁判研究では、訴状を取り次ぐ挙状と、有利な判決を求める口入はまったく別物として扱われてきた。しかし、近年の院政期裁判研究において、裁判像そのものの見直しが進み、挙状や口入などが同じく働きかけ(権限に基づく命令とは異なる要請)として捉えられるようになった。本稿はこの動向を踏まえ、口入的要素(挙状、口入、申入など)から幕府裁判を再考する。<br>第1章の主要な検討対象である本所挙状は、本所被管の訴を幕府に取り次ぐ文書である。初期の鎌倉幕府は、これらの訴に応じ、さしたる審理をせず武家被管を処分していた。つまり、本所挙状の要請の程度は強く、命令に近いものだった。しかし、承久の乱や御成敗式目制定を経た中期になると、本所側と武家被管側を問答対決させ、理非を判断するようになり、武家被管が勝訴する確率は上がった。本所挙状の効力は低下し、訴を幕府に伝達する役割に近くなっていく。<br>第2章の主要な検討対象である関東御口入は、鎌倉幕府が管轄していない事項(本所進止領や西国堺相論)について本所の審理・裁許を要請する行為である。関東御口入を行う文書は、関東挙状と呼ばれた。鎌倉中期までは、武家被管の訴状を幕府が本所に挙達し、本所が審理を行って裁許を下していた。関東挙状と本所挙状は鏡写しの関係にあった。しかし鎌倉後期になり、鎌倉幕府の実態的勢力が増大するにつれ、幕府からの要請の程度が強まり、本所の審理・裁許の自律性は失われた。すると幕府は、本所被管側と武家被管側を召出して、口入を行うべきかどうかの事前審理を行うようになった。<br>かくして、"武家への挙状"と"武家の挙状"は対照的な軌跡を描いたことを明らかにした。そして、直接命令せず口入を行う固有の領域を幕府が持ったことの意義を論じた。