著者
矢口 竜太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.230, pp.58-61, 2012-06

「不具合対応、完了しました」。その報告を受けると、センテンスの吉田敬氏(業務部 業務チーム リーダー)は腕時計に目をやった。午後6時30分。残された時間はあと30分だ。「7時のリリースは間に合いますか」。担当者に吉田氏は尋ねた。「この調子でいけば大丈夫でしょう」。担当者はそう言うと、新システムへの切り替え作業を進めた。「なんとか成功してくれ」。
著者
平嶋 義宏
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, 1969-05-31
著者
椎名 豊 本間 康彦 三神 美和 周 顕徳 吉川 広 石原 仁一 佐藤 美智子 東野 昌史 木下 栄治 田川 隆介 玉地 寛光 友田 春夫 中谷 矩章 五島 雄一郎
出版者
The Japan Geriatrics Society
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.573-579, 1984

健常者6名に, 2日間同一の食事を摂取させ, 2日目に毎食時30grの脂肪 (P/S比1.2) を摂取させ, LCAT活性, 血清総コレステロール (TC), トリグリセライド (TG), 遊離コレステロール (FC), HDLコレステロール, 遊離脂肪酸 (FFA), 血糖 (BS), IRI値を, 空腹時, 朝食後, 1, 3時間, 昼食後2, 4時間, 夕食後2, 4時間の7時点で測定し, 日内変動を検討した. 空腹時LCAT活性は, 第1日目59.8±14.2 (平均±標準偏差) nM/m<i>l</i>/hrで, 第2日目58.4±13.3nM/m<i>l</i>/hrであり, 日内変動は認められず, 脂肪負荷の影響も認められなかった. TG値は昼食後2時間がピークで, その後低下する傾向が認められ, 脂肪負荷で食後上昇した. TC, FC, HDL-C値は日内変動, 脂肪負荷の影響とも認められなかった. FFAは, 空腹時最も高く, 食後低下した. 脂肪負荷で昼食後2時間目以後, 負荷前日の値より高値であった. BSの変化は軽微で, 午後わずかに上昇した. IRI値は午後以後高値で推移し, このことがTGの処理を亢進させ, 血清TG値が, 昼食後2時間をピークに低下することの原因と考えられた. LCAT活性と空腹時のTC (r=0.632, p<0.05), TG (r=0.793, p<0.01), FC (r=0.855, p<0.001), HDL-C (r=0.577, p<0.05), と正相関が認められた. 測定全時点で検討すると, LCAT活性はTC (r=0.403, p<0.001), TG (r=0.508, p<0.001), FC (r=0.415, p<0.001), HDL-C (r=0.503, p<0.001), FFA (r=0.266, p<0.02) と正相関が観察されたが, 空腹時のみの場合よりTG, FCとの相関係数は低下した. 脂肪負荷テストのように大量でしかも脂肪のみ負荷した場合とは異なり, 日常摂取しているような食事ではLCAT活性の日内変動はあっても極く軽微と考えられた.
著者
山下 勉 香西 かおり 井上 典子 三村 幸一 松岡 瑛
出版者
The Japanese Society on Thrombosis and Hemostasis
雑誌
日本血栓止血学会誌 (ISSN:09157441)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.49-56, 1992
被引用文献数
2

We have investigated the use of synthetic thrombin inhibitors in assays of thrombin-antithrombin III complexes (TAT). In a purified system, when antithrombin III (AT-III) was incubated with thrombin, a complex of 90KD was formed gradually during the first 60 minutes and this complex was converted to lower molecular weight species (78-86×10<sup>3</sup>) within 48 hours. Additionally, the interaction of thrombin and AT-III was studied in the presence of heparin. A 93KD complex was formed immediately and then lower molecular weight complexes (78-86×10<sup>3</sup>) were formed during 60 minutes of incubation. In these circumstances, therefore, heparin seemed to accelerate the breakdown of TAT complexes. Plasma values of TAT were measured by ELISA in the presence of heparin and were reduced by approximately 55per cent during 48 hours of incubation. These findings suggested that the biochemical nature of TAT was modified during incubation, and that the assays for TAT in plasma might not detect lower molecular weight forms of the complex. However, a synthetic thrombin inhibitor, argatroban (0.1mM/<i>l</i>) prevented these changes. The levels of TAT in plasma were increased by adding tissue factor or contact factor activator to the assay mixture. Argatroban (0.01mM/<i>l</i>) or another synthetic protease inhibitor, FOY (4.3mM/<i>l</i>), inhibited this generation of TAT. These observations suggested that argatroban minimized the changes of TAT molecular weight and prevented generation of TAT <i>in vitro</i>. The data indicated that the addition of argatroban (final concentration 0.1mM/<i>l</i>) to plasma would permit more accurate measurements of circulating levels of TAT.
著者
塚田 貴文 古田 雄大 奥川 雅之
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp."2P1-J05(1)"-"2P1-J05(2)", 2007-05-11

This paper addresses the fusion of home electric appliances and the robot which has some functions of search and rescue activities support in the collapsed house. The mobile robot of the interphone type with crawler arms was developed and it is called HoVIT. This robot aims at a speedily and effectiveness of the search and rescue activities supports in the collapsed house. This paper discusses the trajectory tracking control system by using life style pattern for HoVIT. Experimental results were indicated the feasibility of the proposed control system.
著者
藤田 誠
出版者
愛媛県農林水産研究所林業研究センター
雑誌
愛媛県林業研究センター研究報告 (ISSN:13489534)
巻号頁・発行日
no.27, pp.31-35, 2009-03

県産スギ材の需要拡大を目的として、中小径木から製造した木製防護柵と床面材料の性能把握を実施した結果、車両用木製防護柵の横梁に必要な曲げ強度性能を十分有していることが判明した。また、既に使用されている歩行者・自転車転落防護柵についても、設置基準の強度を満たしていた。県産中小径木から製造したスギ合板(t=28mm)とスギ3層クロス積層板(t=30mm)、スギ幅はぎ板(t=30mm)による床材の水平せん断試験を行った結果、せん断性能は合板>3層クロス積層板>幅はぎ板の順であった。
著者
三浦 寿男
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.247-256, 1994-08-31
著者
君嶋 亜紀
出版者
大妻女子大学
雑誌
大妻国文 (ISSN:02870819)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.71-93, 2016-03
著者
サワダ ハンナ・ジョイ
出版者
日本ニュージーランド学会
雑誌
日本ニュージーランド学会誌
巻号頁・発行日
vol.13, pp.45-55, 2006-06-17

ギャビン・ビショップの絵本、『ジャックが建てた家』はニュージーランド・ポスト・チルドレンズ・ブック・アワードを2000年に受賞し、幅広い年齢層に読まれ、反響を巻き起こした。この絵本について様々な解釈が提示されてきたが、その中で際立つのは、この作品が今後のマオリとパケハの文化間の争いを予告し、二つの文化が共通のアイデンテティをもつ可能性を拒んでいると主張するクレア・ブラッドフォードの分析である。しかし、この論文はビショップ自身のバイカルチュラルな生い立ち、彼の作品にたびたび登場するハイブリディティ、そして彼の他の作品が提供するコンテクストに基づき、ブラッドフォードと相反する解釈を提案するものである。著者がビショップと2006年3月に行ったインタビューを踏まえ、この作品が文化間の争いの可能性よりも今後の平和を築くために不可欠なマオリとパケハの共通の歴史理解、そして未解決の問題の早急な決着の重要性を強調している事を示唆する。
著者
松原 聰 宮脇 律郎 重岡 昌子 杉山 和正 毛利 孝明 中原 理栄 岡井 隆
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.76-76, 2010

山口県長門市川尻付近に産するアルカリ玄武岩中からオフレ沸石が産する。この沸石は、直径0.5 mm以下の短六角柱状あるいは板状結晶をしている。9個の平均化学組成は、SiO2 51.25, Al2O3 20.74, MgO 2.90, CaO 2.28, BaO 1.02, Na2O 2.74, K2O 3.77, 計 84.71 %である。
著者
山口 晴幸
出版者
水利科学研究所
雑誌
水利科学 (ISSN:00394858)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.24-73, 2009

自然科学紀行古水史跡編。沖縄水史観。最西端の島「与那国島」に湧くティンダハナタの断崖霊泉と水事情。断崖絶壁に囲まれた日本最西端の島。九州南端から台湾にかけて約1,200kmにわたって南西諸島が弧状に連なっている。その最南西端に形成する諸島が八重山諸島である。与那国島は、その八重山諸島の最西端、即ち日本の最西端に位置する島で、日本最後の夕日が見える西崎には、ここが日本最西端の地(東経122度56分9.33秒、北緯24度26分44.99秒)であることを記念した高さ2.5m程の2段重ねの大きな石碑が建立されている。沖縄本島まで509km、東京まで2,030km離れ、八重山諸島の主島である石垣島と117kmに位置し、稀に西方の海上に山並みを映し出す台湾と111kmの領海を隔てて対峙する、まさしく国境の島である。
著者
藤宮龍也
雑誌
法医学の実際と研究
巻号頁・発行日
vol.42, pp.209-213, 1999
被引用文献数
1