著者
浅井 康男
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.898, pp.107-110, 1997-07-07

会員の東京・練馬生活協同組合が,無謀な出店のあおりで解散した。何度も経営改善を求めたが,「内政干渉だ」と突っぱねられた。「連合会は会員生協への発言力を強める必要がある」と指摘する。練馬生活協同組合(東京・練馬区)は,バブル期の過剰投資がもとで経営が破綻し,今年5月に解散いたしました。
著者
宮尾 淳一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.723, pp.51-56, 2000-03-22
被引用文献数
1

筆者らは, 現在, 手話単語特徴に基づく教授法を用いた手話学習システムの開発を行っている.この教授法で用いる手話単語特徴の時間軸上の解析において, 単語認識に最低限必要なキーとなる動作(意味的特徴点)は, 通常数ヶ所程度であることが分かった.そして, この意味的特徴点に対応する静止画像のみから動画像を再構成すると, 滑らかではないが十分認識できることも分かった.本稿では, この意味的特徴点による手話動画像フレームの最小化に関する実験について述べると共に, 実用化の観点より形式的に意味的特徴点に近いものをヒユーリスティックに選択する方法を提案し, その実験結果についても述べる.さらに, この形式的手法をテレビ手話ニュースに適用した場合の結果についても報告する.
著者
Spencer Mark
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.487, pp.53-55, 2007-06-01

オープンソースのIP-PBXソフトウエア,Asterisk(アスタリスク)。日本でもこれを利用した製品やサービスが登場し,導入企業も現れて存在感が高まってきている。なぜAsteriskは注目されるようになったのか。そしてこのソフトと開発会社である米ディジウムは今後どこへ向かうのか。Asteriskの"生みの親"であるディジウムのスペンサーCTOに聞いた。
著者
山崎 洋一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.483, pp.72-77, 2007-04-01

電話の通話料を安く済ませたり,より便利に使いたい企業にとって,IP電話の導入は選択肢の一つだ。方法は「格安製品で置き換える」「一部だけ置き換える」「機器を加えて充実させる」のようにいくつかある。その手立てとして,オープンソースのIP-PBXであるAsterisk(アスタリスク)の活躍場面が増えている。
著者
冨田 優子 中尾 彰宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.273, pp.17-22, 2009-11-05

インターネットにおけるエンドシステム間の経路を調べるためには,通常tracerouteを用いることが多いが,このtracerouteの返す情報は不完全な場合がある.これは,ルータに送られたtracerouteのUDPパケットの応答であるICMPパケットが生成されないことに起因する.一方,インターネットの経路情報は,通常経路とは異なる代替経路(disjoint path)を探索するための基本情報として重要である.オーバーレイルーティングでは,代替経路を利用し,リンク障害を回避することで経路の堅牢性を向上するなどの応用がある.そこで本稿では,通常経路をルータレベルで完全な推測することは一般に困難であること,代替経路の検索には,ASレベルの情報で十分な場合が多いことなどの理由から,不完全なtraceroute情報からASレベルでの完全な経路を推測する手法を提案する.本手法は,ASペア間のピアの関係を調べることにより,tracerouteでICMPパケットが返らないルータ(アスタリスクとして表示される)が属するASを推測する.また,サブネットの異なる191のPlaneLabのノードから得られたtracerouteの結果とASのピアリング関係を用いて,不完全なtracerouteのサンプルの71.4%に対して,通常経路をASレベルで推測可能であることを示す.
著者
疋田 真 大庭 直樹 今村 三郎 クディエル カクラウス 有本 好徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.167, pp.1-6, 1999-07-09
被引用文献数
3

Gbps級の宇宙光通信用に, 衛星から送信されたレーザ光を受光する部品として, 積層型ポリマ導波路を作製した。導波路は, マルチモード2個, シングルモード1個, マルチモード2個と, 3層構造で5個の導波路を有する構造であり, コアにはPMMAを, クラッドにはUV硬化エポキシ樹脂を用いた。受光面と反対側端面は, 5個の導波路全てが光ファイバとピッグテール接続されている。この素子の挿入損失を測定したところ, 1.55μmで1dB程度と低損失であった。
著者
村岡 貴子 因 京子
出版者
専門日本語教育学会
雑誌
専門日本語教育研究 (ISSN:13451995)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.35-40, 2015

大学でのアカデミック・ライティング教育を、学位取得への支援だけでなく、その後社会で専門家として活躍する可能性を拓くものとして展開するための要件を認識すべく、国内外の大学教員6名に面談し、職業の場での日本語の必要度、学習方法、日本語教育への要望などについて見解を調査した。6名の調査協力者は、専門分野や国籍を問わず多読を実践し、他者からのフィードバックを頻繁に受けて論文作成方法を獲得した経験を持つ。英語使用の傾向が強まる昨今においても、日本語使用が死活的に重要な局面があると考えている。周辺的文章から情報を得ることの重要性も指摘された。日本語教育学専攻の協力者は、日本での学位論文作成過程で得た知見を基に、自身は受ける機会のなかった学部生対象のライティング授業を自国において展開していた。以上から、AW教育では、社会での活躍の手段となる日本語能力の獲得に必要な学習内容と方法、特にその学習量についての適切な予測を与え、課題に取り組む態度と学習技能を獲得させる必要があることが示唆された。今後、学習者に適切な予測形成、主体的学習を促すリソースと提供方法を開発していくことが課題であると考えられる。
著者
平 将人 二瓶 直登 遠藤 あかり 谷口 義則 前島 秀和 中村 和弘 伊藤 裕之
出版者
日本作物學會
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.173-182, 2012

タンパク質含有率の増加を目的とした出穂期の窒素追肥が,硬質コムギ品種ゆきちからの中華麺適性に及ぼす影響を検討した.出穂期における窒素追肥量の増加に比例してタンパク質含有率は高くなり,SDSセディメンテーション沈降量および湿グルテン含量は増加して生地物性は強くなった.一方,グルテンインデックスは低下したが,中華麺官能検査におけるゆであげ7分後の食感の評点は有意に高くなった.したがって,出穂期の窒素追肥によりグルテンインデックスは低下してグルテンの質は変化するが,生地物性が強くなることで中華麺のゆでのびを抑えられることが明らかとなった.また,福島県でゆきちからを喜多方ラーメン用として栽培する際に目標となるタンパク質含有率を明らかにするために,製粉工場でゆきちから100%で製造されたタンパク質含有率が9.1,9.8および10.8%の中華麺用粉を用いて中華麺官能検査を行い,タンパク質含有率と中華麺適性との関係を検討した.外国産硬質コムギを原料に用いたタンパク質含有率が11.8%の中華麺専用粉と比べて,ゆきちからの色相およびホシの程度の評点は10.8%でも有意に高かった.また,ゆであげ7分後の食感の評点はいずれのタンパク質含有率においても有意差は認められなかったが,総合評価の評点は9.8%および10.8%で有意に高かった.したがって,福島県で喜多方ラーメン用にゆきちからを栽培する際には,出穂期の窒素追肥により,タンパク質含有率を粉で10.0~11.0%程度にすることが望ましいと考えられた.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.326, pp.32-33, 2003-04-25

長大橋やシールドトンネルの技術に代表される日本の土木技術は世界一——。こう考える土木技術者は珍しくない。 確かに吊り橋として世界最長の中央支間長をもつ明石海峡大橋や,斜張橋として世界最長の中央支間長をもつ多々羅大橋の記録は,いまのところ破られていない。
著者
姫野 友美
出版者
じほう
雑誌
性差と医療 (ISSN:13494589)
巻号頁・発行日
vol.2, no.10, pp.1195-1200, 2005-10
著者
田中 尚人 二村 春香 秋山 孝正
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.407-415, 2006

本論文は, 水辺を基盤として発展してきた都市形成におけるコミュニティの成立構造, 変化のプロセスについて考察し, 水辺のインフラストラクチャーとコミュニティのあり方について考察したものである.具体的には, 岐阜市中心部長良橋周辺を対象として, 文献資料から都市基盤整備の概要を把握, 特に水防と水辺利用の要として整備されてきた陸閘に着目し現地調査を行った.さらにヒアリング調査により, コミュニティの変遷と現況を整理し, 水辺に対する意識や工夫, ルールを抽出した.本論文の成果として, 水辺のコミュニティが自ら継承してきた水防システムを保持している場合適切な水辺利用が可能となり, 水防と水辺利用のバランスを保つシステムの運用には, 地域住民のインフラストラクチャーに対する理解が重要な要素となることが明らかとなった.
著者
日野 正輝 柳井 雅也 末吉 健治 石川 錬治郎
出版者
経済地理学会
雑誌
経済地理学年報 (ISSN:00045683)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, 2001-03-31

2000年の地域大会として11月25〜26日に上記シンポジウムを開催した.25日の午後はNEC秋田の液晶工場を見学し,26日の午前中には秋田市千秋公園内にある秋田県生涯学習センター分館・ジョイナスにおいてパネルディスカッションを行った.はじめに大内秀明北東支部長からの挨拶があり,山川充夫準備委員長より趣旨説明が行われ,引き続き日野正輝氏の基調報告と3名のパネル報告の後,討論が行われた.討論の後,矢田俊文会長よりシンポジウムの感想と御礼の挨拶がなされた.なお,巡検への参加者は32名,パネルディスカッションへの参加者は54名であった.パネルディスカッションの座長は冨樫幸一(岐阜大学)が務めた.以下には各報告の要旨,討論と巡検の記録を掲げる.