著者
島田 真琴
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.84, no.12, pp.575-600, 2011-12

斎藤和夫教授退職記念号はじめに一 情報開示命令二 金銭支払を命ずる判決の強制執行手続の種類三 TCE法による改正の目的及び概要四 TCE法による改正の検討
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.306, pp.16-18, 2010-03

福井県鯖江の眼鏡フレーム産地としての歴史は100年前から始まった。1905年、地元の名士だった増永五左衛門が、大阪や東京から職人を招き、工房を興した。眼鏡フレーム作りは農閑期の副業として地元に根づき、高度成長期を通じ、鯖江は国産の眼鏡フレームの90%以上を生産する一大産地となった。 そんな絶頂期から四半世紀。
著者
井上 能行
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.21-26, 2015-01-01

東日本大震災から4年近くが経つ。岩手,宮城の津波被災地では復興が進む一方,福島第一原発事故を抱える福島県では未だに12万人を超える人が避難を余儀なくされている。福島県内では政治不信,科学者不信に加えて,マスコミへの不信感も強い。不信の理由は,福島県の現状が伝わっていない,というものだ。象徴的な出来事がマンガ「美味しんぼ」騒動だ。作者の意図はどうであれ,マスコミが大騒ぎし,残ったのは風評被害だけだった。マスコミが伝えていることと,住民が伝えてほしいと考えることのギャップはどこから生まれるのか。解消法はないのか。福島市に住んでいる記者の視点から考察する。
著者
渡邊 由紀子 兵藤 健志
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会研究大会発表論文集 (ISSN:21879990)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.85-88, 2014

大学図書館の学生協働において図書館職員に求められる役割と専門性を明らかにすることを目的に、九州大学附属図書館の学生協働の実践例を対象として、その活動内容を業務日誌等の記録をもとに分析し、学生スタッフと図書館職員それぞれが果たしている役割を特定した。図書館職員には経営管理能力、コミュニケーション能力等の汎用的な能力に加えて、図書館固有の専門的な知識、教育工学等に関する知識、所属大学の教育に関する知識が必要であることがわかった。
著者
地村 彰之
出版者
広島大学
巻号頁・発行日
2002

博士論文
著者
片岡 勲人 森本 忠夫
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 開発工学部 (ISSN:09177612)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.133-137, 2011-03-31

CG(コンピュータグラフィックス)は,現在,映画,ゲームソフト,CM,シミュレーション,バーチャルリアリティなどに盛んに使われている.CG を作成するには,芸術(アート)的なセンスやデザインの知識も必要となる.CG には,2 次元CG と3 次元CG とがあるが,本科目では,主に2 次元CG を製作する上で必要な技術およびアートやデザインとCG との関係を理解することを目的としている.当初,授業プログラムはCG 作成のためのシステム,デジタル画像の表現方法,2 次元図形処理,座標変換などの基礎的な技術の解説,ペイント系,ドロー系の主要なツールの使い方と応用として広告デザイン,イラスト(マンガ)制作を課題とするもので,授業アンケートにおける総合評価では,満足している回答が60〜80%であったが,「問題を発見し解決する能力がついた」と答えた履修生は0〜10%,と改善が望まれた.その要因として,多様なCGソフトウェアの使用方法が学習の目的となり,デザインプロセスによって問題を解決する学習時間が少なく,課題の構想や批評まで至らなかったことがあげられる.この改善として,2007 年度から,携帯電話のデザインプロセスを学習の流れとし,CG ツールを扱う能力,アイデアを具現化する能力,評価する力,プレゼンテーションする能力を連携させた授業プログラムに変更した.再度,授業評価を行ったところ,「問題を発見し解決する能力」,「総合評価」,「関心が持てるような授業内容だったか」について学習効果の向上を確認した.その一方,課題が高度になるにつれ,「授業の内容は分かりやすいか.」「与えられた課題に取り組む時間が十分にあったか.」では,改善を求める意見にて10〜40%の増加を確認したが,制作のやり直しを行う時間的余裕を設けることで解決した.
著者
浅野 美智留 森 淑江 戸塚 規子 横川 裕美子
出版者
The Kitakanto Medical Society
雑誌
北関東医学 (ISSN:13432826)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.377-384, 2002

【背景と目的】青年海外協力隊経験者の8~9割は再参加を希望するが, 帰国後の還元に関する一連の研究は進んでいない.ゆえに看護職の場合の課題を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】協力隊帰国看護職397名に対し, 「再参加の希望」「希望理由」「障害」について郵送式質問紙から得られた回答を意味のある文に区切ってコード化し, 類似するコードごとにカテゴリー化して分析した.【結果】再参加希望者は多いが(289名・72.8%), 障害なしは14名(3.5%)だけであった.再参加希望の理由, 障害は, 1.一番多い理由は自己実現, 2.理由と障害の両方に「専門」と「語学」が挙がる, 3.障害は「家族」「自己」の個人的問題, であった.【結語】他職種と同じく再参加を希望しているが, 再参加者は少なく, 障害に「家族」や「健康」などの個人的問題がある, という女性の多い職種の特徴が浮かび上がった.
著者
松本 豊司 瀬川 忍 末本 哲雄 竹本 寛秋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.453, pp.71-75, 2010-02-26

昨今、我々は情報関連の授業の実践を通じて、自主的な学習の組み立て、グループワークなどをうまくこなせない学生の増加を懸念しており、かつ、きちんと指導をすれば学生は伸びることも感じている。そこで、我々は平成19年度から開講している選択科目「1歩進んだPC活用講座」において、ブレンディッドeラーニングの色々な工夫を実践しており、その取り組みを通じて協調学習を含んだ授業の効果的な構成方法が見えてきた。授業の前半はICTのエキスパート教職員により複数のPCソフトウェア活用法を教え、後半は3, 4人のグループ単位で学習した技術を活用した課題を行う授業構成を考えた。グループ作業の過程でお互いが教えあい、競いあいながら成長することを狙った授業設計である。授業スタート当初はグループ課題は1度であったが、これを2度に増加することにより、はっきりと効果が増加することが確認できた。本論文では、平成19年度後期から平成21年度前期までの授業における協調学習の効果を高める取り組みとその効果について報告する。
著者
鄭 実生 本安 竜平 萬本 義徳
出版者
岡山理科大学
雑誌
岡山理科大学紀要 A 自然科学 (ISSN:02857685)
巻号頁・発行日
no.30, pp.p103-113, 1994

The anomaly of transverse relaxation rate of YBa_2Cu_3O_<7-δ> is mainly observed at 35K and near superconducting transition. The anomaly at 35K can not be explained by dynamical factor. It is considered that the static factor causes the anomaly and it is the change of anisotropy of indirect interaction between nuclear spins because the change of shape of decay curve accompanies with the anomaly. If the interaction between electron spin and nuclear spin obeys Mila-Rice theory even in superconducting state, it is considered that the change of the anisotropy is owing to change of electron spin correlation. As for the anomaly near superconducting transition it seems to be owing to an extraordinarily slow motion such as softening.