著者
池田 定博 金田 重郎 金杉 友子 加藤 恒昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.708, pp.113-120, 2000-03-17
参考文献数
6
被引用文献数
2

商品開発やマーケティングでは、効果的なコンセプトの作成が極めて重要である。しかし, 思いついた多数のコンセプトや広告コピー案の中から, 戦略の柱となるキーワード候補を絞り込んでゆく方法は知られていない.本稿では, この問題を解決するため, 「流行ことば予測」手法を提案する.そこでは, まず, 過去・現在・将来における流行語の背景となる社会的要因を、「ことば」として表現する.そして, 今後流行の可能性がある新しい「ことば」と, これら社会的要因との距離を計算し, 「近い」と算出されたことばから, 流行のキーワードを開発する.過去の「ことば」としては, 自由国民社発行の「現代用語の基礎知識」を使用し、距離計算にはベクトル空間法を利用した。1998年度の流行語大賞である「ショムニ」等が, どのような背景により流行したかを実験的に分析する。
著者
銭谷 誠司 加藤 恒彦
出版者
京都大学生存圏研究所
雑誌
生存圏研究 (ISSN:1880649X)
巻号頁・発行日
no.14, pp.62-77, 2018

宇宙プラズマ研究では、電磁場の中で荷電粒子の運動を解き進めるプラズマ粒子シミュレーション(Particle-in-cell; PICシミュレーション)が広く活用されている。本稿では、相対論的な粒子運動および全体運動を伴う相対論的プラズマ系をPICシミュレーションで扱うための数値解法を、大きく2つのカテゴリに分けて解説する。前半は、Sobol法などの粒子分布を静止系で初期化する数値解法を紹介する。そして、このような粒子分布にローレンツ変換を施す方法を解説する。後半は、粒子運動の時間積分法としてBoris法とvay法を紹介し、相対論的プラズマ流に特有の数値問題を議論する。This tutorial article describes numerical methods to deal with a relativistic plasma in particle-in-cell (PIC) simulation. We first overview numerical methods to in itialize particles that follow relativistic velocity distribution functions. Then we describe how to Lorentz-boost the plasma distribution. Next, we introduce two particle integrators, the Boris method and the Vay method. We further present a numerical problem in a magnetized plasma ow at a relativistic speed. It is found that the Boris solver leads to a numerical boost in the momentum space, which depends on the square of the timestep.
著者
横山 諒 加藤 恒夫 山本 誠一
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.325-334, 2019-08-25 (Released:2019-08-25)
参考文献数
13

Flick text entry on smartphones is so popular that a majority of users prefer it to the more conventional QWERTY keyboard. Yet, the typing speed and accuracy of such text entry varies greatly depending on the individual. Focusing on eye-gaze behavior, we analyzed typing data of 33 individuals recorded with a touch logger and eye tracking data of 31 individuals recorded with a glass-type eye tracker to clarify what causes the individual variability. Correlation analysis revealed the following four findings. 1) The typing speed and the reciprocal of time interval from a release to the next landing showed a high correlation over 0.90. 2) The higher the gazing ratio at the keyboard was, the slower the typing speed and the higher the accuracy tended to be. 3) Some expert users achieved a fast typing speed and a high accuracy. 4) The majority of errors were landing errors to adjacent keys. On the basis of these findings, we propose a keyboard layout that considers eye gaze.
著者
加藤恒昭 松下 光範 平尾 努
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.108, pp.89-94, 2004-11-05
被引用文献数
13

動向情報は,製品価格や内閣支持率の変化など,時系列情報に基づき,それを総合的にまとめ上げることで得られるものである.このような動向情報の効率的な提供には,文章だけでなくグラフなどの視覚的手段を利用し,それらを協調させることが必要となる.本稿では,複数文書に分散した様々な動向情報を文章や図表で要約・可視化するという研究課題を提案し,その処理の枠組みを示す.加えて,この課題の研究に有益であろうコーパスについて説明し,これを共通の研究素材とし,動向情報の要約と可視化への関心を共有する研究者によるワークショップを提案する.Trend information is obtained by synthesis and organization of series of temporal information such as transitions of a product price and a degree of public support for a cabinet. Effective communication of trend information should employ as its media not only text but also visual ones such as charts, and use those in a cooperative manner. In this paper, a research theme is proposed, that allows trend information scattered in multiple articles to be gathered, summarized, and provided in linguistically and/or visually. We show a framework to accomplish this research and explain a corpus useful for that purpose. We also propose a workshop on this research on summarization and visualization of trend information in which the researchers share this corpus as a common material.
著者
堀井 統之 加藤 恒昭 大山 芳史
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.183-184, 1990-09-04

メッセージ、特に電報文を対象として、その効率的な蓄積方法について検討を行なっている。できるだけ少ない蓄積メッセージから多様なメッセージを生成するためには、蓄積されている複数のメッセージの各部分を組み合わせて新たなメッセージを合成できると都合がよい。これは、たとえば、(例1)新郎、新婦の誕生バンザイ。人生は七転八起。二人三脚で長い旅路のゴールを目指そう。(例2)ご結婚おめでとうございます。北の町の春は、お二人の愛から始まります。末長くお幸せに。という2つの電報文が蓄積されているときに、これらから、ご結婚おめでとうございます。人生は七転八起。二人三脚で長い旅路のゴールを目指そう。末長くお幸せに。を合成できるということである。このような処理を考えた場合、メッセージをそのまま蓄積するのではなく、新たなメッセージを合成する際の一部分となり得るような単位、すなわち「人生は七転八起。二人三脚で長い旅路のゴールを目指そう。」などのような、意味的につながりを持つまとまりに分割して蓄積する必要がある。我々はそのような単位のことをセグメントと呼んでいるが、本稿では、各文の言語行為に着目して、メッセージを自動的にセグメントごとに分割する手法について述べる。
著者
呉 剣明 加藤 晴久 加藤 恒夫
雑誌
研究報告システムLSI設計技術(SLDM)
巻号頁・発行日
vol.2010-SLDM-144, no.69, pp.1-8, 2010-03-19

多数の携帯電話とデジタルサイネージのインタラクションを可能にするクライアントサーバー型 Bluetooth 通信方式を提案する.Bluetooth は省電力であり,携帯電話機にも普及が進んでいるが,多数の端末の同時接続と,双方向かつデータサイズを制限されないインタラクションは実現できなかった.これに対して,本論文は,ロールチェンジと複数の Bluetooth レシーバーの管理手法により,Bluetooth 仕様の制約を超える多数の携帯電話との同時接続を実現し,携帯電話とデジタルサイネージの間に大容量・双方向データ通信を可能とした.本方式に基づいて複数の携帯電話が同時接続する対戦型ゲームを試作し,レスポンス時間と通信速度の性能評価実験を通して,提案方式の有効性を検証した.
著者
馬田 一郎 伊集院 幸輝 加藤 恒夫 山本 誠一
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.163-173, 2022-06-01 (Released:2022-06-15)
参考文献数
40
被引用文献数
1

This paper examines the characteristics of face-to-face communication and online communication from the viewpoint of group co-creation. First, we review the previous studies of face-to-face communication and that of online communication to discuss the merits and demerits of each communication style. Then we present observational results of our pilot face-to-face co-creation conversation data that shows the collage nature of such interaction: the ideation process often consisted of step-by-step accumulations of fragmentary pieces of information that were incomplete and vague per se, fully utilizing the abundant nonverbal cues and a shared collaboration environment. These findings are expected to contribute to designing matching strategies of communication styles and the characteristics of collaborative tasks.
著者
土居 大夢 加藤 恒夫 山本 誠一
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.23-24, 2019-02-28

バスや電車など振動環境下でスマートフォンを操作する際,タップした座標が意 図した位置から大きくずれることがある.このタップ位置ずれを,スマートフォ ンの加速度センサから取得した加速度信号に対する線形予測分析と,無相関化し た加速度信号の重回帰分析により補正する方式を提案する.路線バス車内で10名 の実験協力者から収集した加速度信号とタップ位置のデータより個人毎に線形予 測分析と重回帰分析を行った結果,タッチスクリーン上の2軸それぞれのタップ 位置ずれについて,真値と推定値との相関係数0.40を得,補正により位置ずれの 平均平方二乗誤差を1.92mmから1.44mmに25%削減した.
著者
加藤 恒一 寺田 政信 岩城 正道
出版者
公益社団法人 日本マリンエンジニアリング学会
雑誌
日本舶用機関学会誌 (ISSN:03883051)
巻号頁・発行日
vol.32, no.11, pp.851-862, 1997-11-01 (Released:2010-05-31)
参考文献数
1

In our expectation, the demand of natural gas will increase follow the increase in demand of energy around the world. However many small gas fields and associated gas don't put to practical use, because the transportation cost for the construction of pipeline and any establishment is bulky on utilization of gas fuel. In many cases, the way for convert the natural gas into liquid fuel on the floating vessel is favorable, allowing for the estimated amount, because these gas fields are far from consumptive area. One of these ways is the floating methanol production system. The technology of floating plant has developed follow the oil production, and has given many actual result as the oil plant, but not as the methanol production system.In our research, we gave the feasibility study for floating methanol production system (FMPS), proved flexibility, safety and reliability of the floating plant toward technology of methanol production, designed FMPS plant and estimated the cost of methanol production in this case, in order to effective utilization of off-shore small scale gas fields and associated gas. Moreover, we proposed to test by running the demonstration plant on the sea for setting up a foundation and proving the technical reliability of this technology.
著者
加藤 恒雄
出版者
日本育種学会
雑誌
育種学雑誌 (ISSN:05363683)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.431-438, 1989-12-01
被引用文献数
3

粒大,粒数等,シンク関連形質が大きく異なるイネ29品種(Table1)を用いて,受精後の粒重増加・過程とシンク関連形質との関係を観察し,前者の遺伝的変異に後者のどのような形質が関与しているのかを検討した.ここでは,粒重増加過程を直線的粒重増加期における粒重増加速度と,最終粒重を粒重増加速皮で除した粒重増加期間とで表現した. その結果,粒重増加速度は最終粒重および粒大に関する形質との間に強い正の相関を,また粒数に関する形質との間に負の相関を示した(Table2).シンク関連形質内では粒大と粒教との間に負の相関が見られた(Table2).正準相関分析の結果,粒重増加速度は粒数よりも粒大と密接に関係していることが示唆された(Table3)、粒重増加速度は粒大に関わる何らかの要因によって制御されていると考えられる. 粒重増加速度と粒大との強い相関関係から,粒重増加速度は粒大に関する選抜によって間接的に,かつ比較的容易に選抜できることが期待される.また,大粒化によって粒重増加速度が速くなると胚乳組織がその影響をうけ,結果的に腹白米,心白米等が出現することが予想される.従って,粒重増加速度と粒大の相関は,大粒で良質なイネ品種の育成を困難にするが,他方,酒米品種の育成には好都合であると考えられる. 一方,粒重増加期間は粒重増加速度とも,またいずれのシンク関連形質とも有意な相関を示さなかった(Table2).粒重増加期間とシンク関連形質との間に相関がないことは,様々なシンクをもつものの登熟性等を粒重増加期間の調節によって改良しうることを示すと考えられる.さらに粒重増加速度と粒重増加期間は互いに異なる機構によって制御されていることが示唆される.
著者
加藤 恒一 深瀬 聡 石橋 泰 山本 学
出版者
The Japan Petroleum Institute
雑誌
石油学会誌 (ISSN:05824664)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.529-533, 1997-11-01 (Released:2008-10-15)
参考文献数
8
被引用文献数
2 2

固定床による新しいライトナフサ芳香族化 (LNA) プロセスを開発するため, 2250 BPD規模のデモンストレーションプラントによる実証化研究を行った。ペンタンを主成分とするライトナフサの芳香族化反応は, 従前は触媒の劣化が激しいため連続再生型か, またはスウィング再生型の反応器を用いるものであった。新規に開発されたゼオライト触媒を充てんした固定床反応器を中心とする実証化プラントにより転化率95wt%以上, 芳香族収率50wt%以上を与える1000h以上の長期連続運転が達成された。実証化プラントは, 通常タイプの重質ナフサ改質用の固定床プロセスの反応セクションを転用して建設され三個の断熱反応器および生成物の分離セクションを備えている。触媒再生は反応を中断して行う半再生式である。再生後の触媒を抜き出して, 物性, 活性を測定し, 本触媒の安定性を確認した。
著者
加藤 恒平 盛山 吉弘
出版者
金原出版
雑誌
皮膚科の臨床 (ISSN:00181404)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1763-1766, 2012-11
著者
猪谷 富雄 加藤 恒雄 藤井 光彦 富永 保人
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.25, pp.28-29, 1983-08-08

いわゆるデントライス構想として、超多収で作りやすく、しかも、食用米と識別可能な飼料専用米の育成が叫ばれている。その有望種として1978年現農業研究センターで育成、発表されたBG系統がある。この系統は、従来から知られていた大粒種であるイタリアのセシア、中国の長香稲ならびに日本のたいほうを母本として作出された。BG系統は粉質部の大きい超大粒種であり、荒砕きで自家用飼料として調整できるばかりでなく、食用米と玄米外観だけで明瞭に区別できる。一方、イタリアのアルボリオも各地で試作され、評価されている。演者らは、これら大粒系統の特性と利用面についての研究を行なっているが、今回、施肥量が生育、収量に及ぼす影響について実験を行ない若干の知見が得られたので、その概要を報告する。