著者
若島 純一 原渕 保明 山口 治浩 形浦 昭克
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.90, no.6, pp.693-697, 1997-06-01 (Released:2011-11-04)
参考文献数
14

Ulcerative colitis is an idiopathic, non-specific inflammatory disorder of the colon, and its etiology remains unknown. We present a case of ulcerative colitis in which clinical symptoms were remarkably improved by palatine tonsillectomy. The patient was diagnosed with severe ulcerative colitis and treated with internal medicine. When pharyngitis and aphthous stomatitis developed, his bowel symptoms worsened. A tonsillar provocation test was performed, and the result was positive. Moreover, bowel symptoms worsened after the tonsillar provocation test and the patient developed a sore throat and fever. Therefore, we suspected tonsillar focal infection and carried out palatine tonsillectomy. In the early postoperative period, bloody diarrhea recovered despite the interruption of sulfasalazopiridine and lymphocyte afferesis. In addition, recurrent pharyngitis and aphtous stomatitis were resolved entirely.
著者
金水 敏 定延 利之 渋谷 勝己 山口 治彦 鄭 惠先 松井 智子 山口 治彦 定延 利之 鄭 惠先 勅使河原 三保子 渋谷 勝己 松井 智子 吉村 和真 岡崎 智子 菅 さやか
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

役割語とは、一定のキャラクタと対応関係を持つ話し方(語彙、語法、音声的特徴等)のヴァリエーションのことである。本研究では、1)役割語の理論的基盤、2)幼児の役割語獲得のプロセス、3)個別の役割語についての記述的研究と歴史的起源の探求、4)日本語と外国語との対照研究、5)教育への応用、という5つの問題について、検討してきた。その結果、社会的属性が役割語の中核となること、役割語の知識が5歳までに獲得されること等を明らかにした。
著者
村松 浩幸 川俣 純 山口 治 森山 潤
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.41-49, 2009-12-18

本研究は,CMSによる情報共有システムを用いて,中学校技術・家庭科技術分野において,ロボット製作に関するアイデアを模擬特許として共有する知的財産学習を実践した.実践には,2006年度から2008年度の間に計20校が参加した.実践の結果,(1)CMSの活用により複数データベースの連携と管理作業の軽減が図れた.(2)共有された特許情報の進歩性,有用性を評価した結果,アイデアの質が年々向上していることが確認された.(3)抽出した中学校1校の生徒を対象に,知的財産に対する意識の変容を調査した結果,「F1:アイデア共有の価値認識」,「F2:創造的活動の意欲」,「F4:発明への関心」,「F5:知財の尊重」の4因子において事前・事後間の有意な伸びが確認された.(4)使用した情報共有システムに対して生徒は,アイデアの発想や製作上の課題解決,工夫する意欲の向上に有用であったと回答した.以上の結果から本実践の有効性が検証された.
著者
上田 裕巳 山口 治男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.95, no.393, pp.19-24, 1995-11-27
参考文献数
13

現在の網同期は従属同期方式であり,基準クロック(PRC; Primary Reference Clock)を生成する装置(マスタ)とPRC と同期したクロックを各局で生成するクロック供給装置(スレーブ)およびマスタとスレーブ間のクロック分配網から構成される.クロック分配網は多リンク構成をとっており,クロック分配網のリンク数が多くなり過ぎると同期品質上問題となる.本論文では,同期品質の向上をねらいとしてATM技術を用いたクロック分配法を提案する.本提案方式は既設のATMトランスポートシステムにも適用でき,1リンクのクロック分配網が構成できる.
著者
初瀬 龍平 野田 岳人 池尾 靖志 堀 芳枝 戸田 真紀子 市川 ひろみ 宮脇 昇 妹尾 哲志 清水 耕介 柄谷 利恵子 杉浦 功一 松田 哲 豊下 楢彦 杉木 明子 菅 英輝 和田 賢治 森田 豊子 中村 友一 山口 治男 土佐 弘之 佐藤 史郎 上野 友也 岸野 浩一 宮下 豊
出版者
京都女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、戦後日本における国際関係論の誕生と発展を、内発性・土着性・自立性の視点から、先達の業績の精査を通じて、検証することにあった。研究成果の一部は、すでに内外の学会や公開講座などで報告しているが、その全体は、『日本における国際関係論の先達 -現代へのメッセージ-(仮)』(ナカニシヤ出版、2016年)として集大成、公開する準備を進めている。本書は、国際政治学(国際政治学、政治外交史)、国際関係論(権力政治を超える志向、平和研究、内発的発展論、地域研究)、新しい挑戦(地域研究の萌芽、新たな課題)に分けた先達の業績の個別検証と、全体を見通す座談会とで構成されている。
著者
川俣 純 山口 治 村松 浩幸 高崎 満 中村 雅俊 吉田 吉美
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.23, pp.256-257, 2007-08-20

茨城県南地区の中学校技術・家庭科(技術分野)におけるロボット製作とそのロボットコンテスト大会において,CMSを用いた情報共有システムを構築し共同学習をおこない、その効果を検証した。実践の結果、10校の生徒達から参考資料を明記した120件のアイディアが出願された。さらに出願時に参考資料を明記させたことで,アイディアが学校を越えて連鎖し,新たな技術開発につながったことも確認することができた。これらの成果は情報共有システム上に残され次年度へ継承された。生徒を対象した調査でも、学校を越えたアイディアの交流の効果が確認された。