著者
後藤 哲哉
出版者
信州医学会
雑誌
信州医学雑誌 (ISSN:00373826)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.67-69, 2014-02-10 (Released:2014-04-08)
参考文献数
4
著者
後藤 哲朗
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.65-69, 2010 (Released:2011-05-10)
参考文献数
3

'61にソ連・ガガーリン飛行士が地球周回軌道の飛行に成功した後,米国が同等のミッションに成功したのはグレン飛行士による翌'62のマーキュリー6計画用フレンドシップ7号であった.アメリカ航空宇宙局(NASA)はそれ以前から撮影機材を多用しており,膨大な事象記録と解析データ取得に成功している.ニコンはアポロ計画以来スペースカメラを提供し続けており,NASAから求められる信頼性・高品質と極限状態に耐える性能をすべて実現して多大な貢献をしている(Fig. 1).以下にその改造内容と実績などについて,また情報は少ないもののニコン以外のスペースカメラについても言及する.
著者
中川 裕太 笠松 悠 福岡 里紗 森田 諒 山根 和彦 小西 啓司 麻岡 大裕 中河 秀憲 白野 倫徳 天羽 清子 外川 正生 後藤 哲志
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.94, no.6, pp.814-820, 2020-11-20 (Released:2021-06-10)
参考文献数
11

大阪市立総合医療センターに入院したCOVID-19関連肺炎13例において,再検例を含むのべ20件の胸部CT画像について検討した.全例で胸膜直下の病変とground-glass opacity(GGO)を認めたが,胸水,心嚢水,縦隔・肺門部リンパ節腫脹,空洞形成は認めなかった.また,酸素投与を要した3例は下葉のvolume loss とともに胸膜直下の病変と結合する気管支血管束の病変が認められた.発症時期から画像所見を分類するとGGOは発症早期(10日未満)に多く認められ,crazy-paving pattern,consolidation,背側のconsolidation の帯状の融合像は発症後期(10日以降)に多く認められた.鑑別疾患としてはインフルエンザなどによるウイルス性肺炎と器質化肺炎が重要と考えられた.詳細な問診による発症からの期間と胸部CT画像の特徴的な所見や経時的変化を合わせて理解することで,COVID-19の事前確率を適切に評価し,診断と治療および感染対策につなげることが重要である.
著者
後藤 哲久
出版者
日本マイコトキシン学会
雑誌
マイコトキシン (ISSN:02851466)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.57-62, 2016-01-31 (Released:2016-02-16)
参考文献数
18

Aspergillus section Flavi にはアフラトキシン産生菌,非産生菌が含まれていることが知られている.しかし,アフラトキシン産生菌と,非産生菌あるいは分類的には産生菌でありながら産生能を持たない(失った)菌との関係,あるいはカビは何故アフラトキシンを産生するのか,という疑問にはまだ明確な答えは見つかっていない.
著者
後藤 哲久 堀江 秀樹 大関 由紀 増田 英昭 藁科 二郎
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.80, pp.23-28, 1994-12-28 (Released:2009-07-31)
参考文献数
11
被引用文献数
9 12

市販緑茶7茶種87点を集め,その一般化学成分として全窒素,全遊離アミノ酸,タンニン,カフェイン,中性デタージェント繊維(NDF),アスコルビン酸,また,個別遊離アミノ酸としてアスパラギン酸,アスパラギン,グルタミン酸,グルタミン,セリン,アルギニン,テアニンの含有量を測定した。全窒素,全遊離アミノ酸含有量は,玉露,抹茶が煎茶等と比較して多く,タンニンは逆に煎茶が多かった。煎茶,釜いり製玉緑茶,むし製玉緑茶の3茶種の間では,今回測定した6種類の主要化学成分の含有量に有意差は見られなかった。番茶,ほうじ茶の全窒素含有量は下級煎茶に近いものであったが,NDFはほうじ茶において極端に多かった。アルギニン,テアニンの含有量は同一茶種のクラス間で差が大きく,全窒素,全遊離アミノ酸とともに品質の指標として用いうる可能性が示された。
著者
後藤 哲二
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.60, no.12, pp.1257-1258, 1991-12-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
1
著者
クラーク ジェイムズ・エイチ ネイラー ジャネット・エム バンクス ジョン・エヌ スキュウーダモア キース・エイ 伊藤 陽子 向井 俊博 堀江 秀樹 後藤 哲久
出版者
日本茶業技術協会(農林省茶業試験場内)
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.79, pp.31-36, 1994
被引用文献数
1

10種の茶試料と1つの生葉の菌類を,3種類の培地を用いた希釈平板法で調べた。生葉からもっとも多くの菌類が検出された。その主なものはCladosporium cladosporioidesとピンク色のコロニーを作る酵母であった。10種の茶試料中7点の試料からは,5×10<sup>2</sup>cfu/g以下の菌しか検出されなかった。紅茶3点はいずれもこの7点の中にあった。後発酵茶である碁石茶からは1.5×10<sup>3</sup>cfu/gの菌が検出され,すべて1種類の酵母であった。中国産のプーアル茶1点から4.1×10<sup>3</sup>cfu/gの菌が検出されその主なものはアスペルギルス属のAspergillus versicolorとA. sydowiiであった。今回分離された菌のうち,A. sydowiiはいずれもステリグマトシスチンを産生しなかった。また,A. versicolorのうちの一株は,穀類の培地上にステリグマトシスチンを産生したが,緑茶や緑茶に10%穀類を添加した培地では,ステリグマトシスチンの産生はみられなかった。
著者
後藤 哲朗
出版者
THE SOCIETY OF PHOTOGRAPHY AND IMAGING OF JAPAN
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.65-69, 2010

'61にソ連・ガガーリン飛行士が地球周回軌道の飛行に成功した後,米国が同等のミッションに成功したのはグレン飛行士による翌'62のマーキュリー6計画用フレンドシップ7号であった.アメリカ航空宇宙局(NASA)はそれ以前から撮影機材を多用しており,膨大な事象記録と解析データ取得に成功している.<br>ニコンはアポロ計画以来スペースカメラを提供し続けており,NASAから求められる信頼性・高品質と極限状態に耐える性能をすべて実現して多大な貢献をしている(Fig. 1).<br>以下にその改造内容と実績などについて,また情報は少ないもののニコン以外のスペースカメラについても言及する.
著者
江原 昭三 後藤 哲雄
出版者
日本ダニ学会
雑誌
日本ダニ学会誌 (ISSN:09181067)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.17-25, 1996-05-25
被引用文献数
11

Panonychus osmanthi Ehara et Gotoh, sp. nov.(モクセイハダニ, 新称)とTetranychus pueraricola Ehara et Gotoh, sp. nov.(ナミハダニモドキ, 新称)を記載した。P.osmanthiは, ミカンハダニP.citri(McGregor)の同胞種であるが, 雌の第3背側後体毛が第3背中後体毛よりも顕著に短く(ミカンハダニでは, 前者が後者よりやや短いか, または後者とほぼ同長), 挿入器はミカンハダニよりも弱い角度で背方に曲がる。本種はモクセイに寄生し, 模式産地は茨城県竜ヶ崎市(キンモクセイ)である。福岡県久留米市産の標本も検し得た。ナミハダニT.urticae Kochの同胞種であるT.pueraricola(休眠性)は, 夏型雌がナミハダニの黄緑型と異なって赤色であるほか, 挿入器の末端の拡張部の径がナミハダニよりもやや短くて約2.1μmである(ナミハダニではこの径は2.5&acd;2.6μm)。この種の模式産地は茨城県常陸太田市で, 寄主はクズである。
著者
向井 俊博 堀江 秀樹 後藤 哲久
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.76, pp.45-50, 1992-12-10 (Released:2009-07-31)
参考文献数
8
被引用文献数
27 25

荒茶価格1kg当り560円から12,000円の煎茶61点を集めアミノ酸含量と全窒素量を分析した。上級煎茶と下級煎茶では,グルタミン酸含量にあまり大差がなく,テアニン,グルタミン,アルギニン含量に著しい差が見られた。また,グルタミンの割合が上級煎茶ではグルタミン酸よりも多い傾向があったが,下級煎茶では少なかった。価格と全窒素量は下級煎茶と中級煎茶に相関が認められるが,上級煎茶では認められないため,全窒素量は上級煎茶の品質判定の指標として使用出来ないと考えた。それに対して,全アミノ酸量は,全ての価格帯において相関が認められ,より広い範囲の品質の煎茶の判定に利用できるものと考えられた。また,17種類のアミノ酸の中で最も価格との相関が高かったのはアルギニンとテアニンであった。本研究を進めるにあたって,試料の収集に御協力いただいた静岡県茶商工業協同組合関係各位及び,分析を手伝っていただいた天野いねさんに深く御礼申し上げます。
著者
本郷 一博 柿澤 幸成 後藤 哲哉 堀内 哲吉
出版者
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.9, pp.666-672, 2008-09-20 (Released:2017-06-02)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

内頸動脈paraclinoid aneurysmの手術に際しては,硬膜輪およびこの近傍の解剖学的構造を十分に理解しておく必要がある.骨構造で重要なものは,前床突起,視神経管,optic strutなどであり,血管では,内頸動脈のほか,眼動脈,上下垂体動脈,海綿静脈洞などである.膜構造として硬膜輪のほか,falciform ligament,proximal ring,神経としては,視神経,動眼神経がそれぞれ重要な構造である.硬膜輪は,前床突起を除去すると内頸動脈を全周性に囲む膜様構造としてよく認識される.前床突起の底面の薄い膜はproximal ringと呼ばれ,この膜の近位側が海綿静脈洞である.眼動脈に注意しつつ硬膜輪を内頸動脈外膜から切離することにより内頸動脈に可動性が得られ,内頸動脈のさらに近位の処理が可能となる.本稿では,屍体脳で硬膜輪近傍のこれらの構造物の相互関係を示し,実際の手術症例も供覧しつつ解剖に基づいた内頸動脈paraclinoid aneurysmの手術の要点を述べる.
著者
小泉 静香 高木 祥示 後藤 哲二
出版者
The Vacuum Society of Japan
雑誌
真空 (ISSN:05598516)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.247-250, 2004-03-20 (Released:2009-10-20)
参考文献数
9

Permeation of hydrogen into the molybdenum disulfide crystal (MoS2) in the hydrogen atmosphere is investigated from a view point of gas release by cleavage. MoS2 crystals are exposed to H2 or D2 gas at temperatures between RT and 600°C, followed by the cleavage at the same temperatures after evacuation of H2 or D2 gas. The dependence of amount of outgassing on the exposed temperature shows similar tendency in H2 and D2 except maximum outgassing temperature. The concentration of hydrogen in the bulk increases at the temperature of 400 or 500°C due to permeation from the surface to the bulk. Beyond the temperatures the concentration in the bulk decreases due to thermal desorption. Regardless of the exposure to D2 gas, many D atoms are detected. The concentration of dissociated hydrogen atoms in MoS2 depends on the exposure temperatures.
著者
高砂 浩史 梶 友紘 松森 隆史 小野 元 後藤 哲哉 田中 雄一郎
出版者
一般社団法人 日本小児神経外科学会
雑誌
小児の脳神経 (ISSN:03878023)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.1-6, 2022 (Released:2022-03-15)
参考文献数
11

最近10年間に経験した虐待が疑われる小児頭部外傷18例を検討し当院での取り組みを報告する.被虐待児の年齢や外傷種別などの臨床像は過去の報告と同様であった.一方当院での虐待防止委員会の取り組みとして,病院職員全体への啓蒙活動を充実させ報告の敷居を下げることで取り扱い件数が増え,児童相談所通告には至らずも育児支援を要するネグレクト事案などがあぶり出されることが増えた.小児専門以外の脳神経外科医も虐待を念頭に置いた診療と虐待に伴う社会対応を熟知する必要がある.
著者
矢野 正雄 後藤 哲宏 北村 陽平 西尾 乾司 三浦 康誠 松井 聡
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.636-639, 2020 (Released:2020-10-31)
参考文献数
7

肝障害は薬物治療に際して普遍的に認められる副作用の一つである.従来,脂肪肝は良性可逆性肝疾患の病態とみなされ,有害な疾病としての認識に乏しかった.非アルコール性脂肪肝変性(NAFLD)もその一つであり,今回われわれはタモキシフェン(TAM)におけるNAFLDの発現頻度をレトロスペクティブに検討した.結果29.1%と高率にNAFLDが発現していた.そのうちの68%は可逆性であったが,TAMによるNAFLD発症頻度は高く,改善しない症例もあり,医療者はそのことに関して注意しなければならない.
著者
豊田 真吾 藤田 祐也 菅野 皓文 後藤 哲 熊谷 哲也 森 鑑二 瀧 琢有
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科 (ISSN:09145508)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.431-438, 2016 (Released:2016-12-27)
参考文献数
38
被引用文献数
1

Considering the excellent results of coil embolization in several clinical studies for cerebral aneurysms, endovascular treatment has often been selected as the first-choice treatment of cerebral aneurysms, even in Japan. However, recurrence, which occurs at a certain probability after coil embolization, is a crucial problem. As a result of the increased use of endovascular treatment, we have experienced increased frequency of recurrent aneurysms after coil embolization.Many authors have reported that re-coil embolization is safe and efficient for the treatment of recurrent aneurysms after coil embolization. On the other hand, surgical clipping is an alternative option for retreatment, especially in cases unsuitable for coil embolization. Surgical clipping for recurrent aneurysms after coil embolization is performed with or without removal of embolized coils. However, removal of embolized coils entails management of some uncertain elements during the procedure. Therefore, when technically feasible, clipping without removal of embolized coils is preferred.We present our experience with retreatment of 24 cerebral aneurysms after coiling between 2009 and 2015. Among the 24 aneurysms, 12 were retreated with coiling, and 12 were retreated with clipping. Among the 12 cases with clipping, 10 involved neck clipping and two involved partial clipping of the non-thrombosed portion. In all the cases, clipping was accomplished without coil removal. No neurological complications occurred in any of the cases retreated with surgical clipping.The management of recurrent lesions of embolized aneurysms requires appropriate choice of treatment that involves using coiling as well as clipping. In these cases, surgical clipping, especially without coil removal, plays an important role in ensuring safe treatment.
著者
本郷 一博 柿澤 幸成 後藤 哲哉 酒井 圭一
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.122-128, 2008-02-20 (Released:2017-06-02)
参考文献数
18
被引用文献数
2 1

脳幹部病変のうち,海綿状血管腫,比較的限局した神経膠腫などは摘出術の適応となる場合がある.摘出術に際しては,術前の神経症状の改善を目指すのはもちろんであるが,新たな神経症状を生じさせない手術が必要である.そのためのキーポイントは,脳幹部の神経解剖を熟知し,脳幹病変に対してどこから進入し摘出を行うのが最適か,またその際に起こりうる神経症状がどのようなものであるかを十分に把握することである.そして,神経症状が最小限となる摘出ルートを選択することが重要である.さらに,術中の脳幹モニタリングあるいはマッピングにより,可能なかぎり機能温存を図ることも重要である.本稿では,海綿状血管腫の自験例を提示しつつ,機能温存の点から脳幹内の種々の病変部に対する最適な手術アプローチの選択について考察する.
著者
真鍋 勝 後藤 哲久 田中 健治 松浦 慎治
出版者
農林省食品総合研究所
雑誌
食品総合研究所研究報告 (ISSN:03019780)
巻号頁・発行日
no.38, pp.p115-120, 1981-03

わが国で発見されたKAは,マイコトキシンという言葉が使われだした10数年前からこの範ちゅうに入っているが,実験動物に対する毒性が弱く,これによる事故が報告されていないことから余り問題にされていなかった。近年突然変異原性を有することがAmes testで明らかにされたことより,現在わが国の発酵工業で使用されている麹菌の中よりAsp. oryzae(149株),実験室保存のAsp. flavus(46株),Asp. tamarii(9株)について,KAとAFの産生能を検討した。1. Rec-assay法を使用してKA,AFを含む13種のマイコトキシンのDNA作用を検討し,KAとAF-B1を含む7種が陽性であることを明らかにした。2. 供試菌204株についてAF産生能を試験した結果,Asp. oryzaeとAsp. tamariiの全供試菌株には産生が認められず,Asp. flavus46株中24に産生が認められた。3. KA産生能試験は,坂口培地を使用し,30℃,14日間培養し,培養液を硫酸第二鉄で呈色し比色定量した。Asp. flavusとAsp. tamariiの全供試菌は,KAを産生し,最高産量は40mg/ml培養液以上であった。Asp. oryzae149菌株中105株にKAの産生が認められ,残りの44株(約30%)に産生が認められなかった。