著者
杉本 大一郎 佐藤 文隆 中野 武宣
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.38, no.6, pp.433-436, 1983-06-05
被引用文献数
1
著者
久保 駿介 杉本 大輔 上原 哲太郎 佐々木 良一
雑誌
マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.352-358, 2016-07-06

近年,不正に入手した情報を利用したアカウントの乗っ取りが多発しており,パスワードの設定方法などに関して様々な注意喚起が行われている.しかし,どんなに安全性の高いパスワードを設定しても,パスワード再発行時に脆弱性があると安全性は失われてしまう.ここでパスワード再発行とは,パスワードを忘れた際場合などに新規パスワード作成のため,アカウントの管理先が行う手続きのことを指す.本研究では,パスワード再発行の調査を行い 7 つの方式があることを明確にするとともに,各方式の安全性の評価を行った.その結果, “ページ方式” の安全性が最も低いことを明らかにするとともに,この方式によってメールアカウントを取得し,それを利用し安全性の高い他サイトのアカウントを取得した場合,安全性の高い方式のアカウントの安全性が低くなることを示した.あわせて,それらの問題点を解決する方法の提案を行っている.
著者
杉本 大一郎
出版者
日本惑星科学会
雑誌
遊・星・人 : 日本惑星科学会誌 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.211-221, 2011-09-25
参考文献数
11

中澤清さんが「林太陽系の日々」と題して,「林忠四郎先生の人となり」について,3回にわたって連載された.そこでの話は,中澤さん(林研究室大学院8期生)が京都大学に在籍された時期(1965〜1982年度)に,また研究については太陽系起源に限ったものであるとされている.それを補うものとして,林研究室開設の頃のことと,林先生の京都大学定年退官(1985年3月)以降のことについて書いて欲しいと,小久保編集委員に頼まれた.そう言われても,私が林研究室に在籍したのは大学院生の5年間(1959〜1964年度)だけだし,私は物事が済んだらさっさと片付けてしまう性格なので,記録は殆ど残っていない.それでも,林先生の研究のもう一つの大きい柱である星の進化をとおしての関係だったし,中澤さんが関係されなかった側面のことがいくつかあるので,それを紹介したい.ただし話は,私が直接に関わったことを断片的に述べるだけのことになるのを,お許しいただきたい.
著者
日野 遥 杉本 大己 高橋 優輔 橋本 成広
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.858, pp.17-00202-17-00202, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
16

Mechanical stimulation affects cell behaviors (proliferation, orientation, migration and differentiation) in vivo, and a lot of models of experiments on mechanical stimulation in vitro have been reported. The development of control technique on cell is important in the field of regenerative medicine. Recently, skeletal myoblasts have been applied for cardiac repair. In the previous study, C2C12 (mouse myoblast cell line) made orientation perpendicular to the streamlines in the donut shape flow channel. In the present study, C2C12 has been cultured in the Couette type of the shear field between the rotating disk and the stationary culture plate to study quantitatively the effect of shear stress (for 24 hours, < 2 Pa) on orientation of myoblasts in vitro. The time lapse image of myoblasts shows that C2C12 tilts perpendicularly against the flow direction at the wall shear stress of 2 Pa and that C2C12 tends to migrate to the lower wall shear stress region of 0.4 Pa.
著者
杉本 大 宮本 秀範
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.91, no.8, pp.475-483, 2022-08-01 (Released:2022-08-01)
参考文献数
30

機器が人に優しく,頼りにされる存在になるためには確かな信頼性と性能を兼ね備えていなければならない.技術開発の進化は加速度的に多くの新技術を誕生させ社会を豊かにする.一方,それらは新たな信頼性課題の起源でもあった.これらの課題を克服するサイクルを繰り返すことで,製品はより高い信頼性を獲得してきた.無休で安定な動作が必然とされるようになった現代では,システムがひとたび停止すると,政治経済までを巻き込む問題となる.機器が重要な役割を担うようになればなるほど重要になる信頼性を半導体を1つの切り口として,信頼性とは何かから,課題解決までのアプローチをいくつかの具体例とともに解説する.
著者
小川 祐生 山木 誠也 八村 寿恵 鐘ヶ江 晋也 杉本 大輝 網本 宏和 岡本 芳晴 網本 昭輝
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.74, no.12, pp.810-817, 2021-12-20 (Released:2022-01-20)
参考文献数
9

ミニチュアダックスフント(以下MD)は上顎犬歯部の歯周病による口腔鼻腔瘻の好発犬種であるが,その進行パターンについては未だ不明である.今回,歯科処置時に上顎犬歯口蓋側の歯周ポケットが4mm以上ある症例,及び口腔鼻腔瘻が確認された症例を対象に回顧的研究を行い,MDと他犬種の歯科X線検査における上顎犬歯側面像の所見を比較した.その結果,歯周ポケット深度が同じ区分において,MDは他犬種よりも犬歯近位及び遠位の歯槽骨吸収像が少なく,吸収部位の吻尾方向への広がりが少ないと考えられた.また,MDは口蓋側方向の吸収程度を反映するホワイトラインの明瞭割合も高いことから,口蓋側方向への広がりも少ないと考えられた.以上より,MDの上顎犬歯部歯周病の進行は,水平吸収よりも口蓋側の垂直吸収が大きく進行する特徴を有すると考えられた.
著者
杉本 大一郎
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.D87-D94, 1974

青色超巨星と赤色超巨星の観測される数の比から,(eν_e)(eν_e)相互作用の強さを推定するという問題が,最近どのような決着を迎えつつあるかについて論ずる。この相互作用の結合定数と普通のV-A理論の結合定数の比の二乗をxとすると,天体物理の側面から現在はっきり云えることは,10^<-6>&lsim;x&lsim;10である。1962年以来,観測に矛盾すると思われていたx&bsim;1の場合は,最近になされた星の進化のくわしい計算によって,必ずしも矛盾するとは云えなくなった。
著者
斎藤 貴 杉本 大貴 中村 凌 村田 峻輔 小野 玲 岡村 篤夫 井上 順一朗 牧浦 大祐 土井 久容 向原 徹 松岡 広 薬師神 公和 澤 龍一
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2015, 2016

【はじめに,目的】近年がん医療においては疾病の早期発見,治療法の発展により生存率が向上している一方で,治療による副作用が問題視されている。化学療法の副作用の1つに化学療法誘発性末梢神経障害(chemotherapy-induced peripheral neuropathy,以下,CIPN)があり,その好発部位から「手袋・靴下型」と称されている。リハビリテーション実施場面においても,化学療法実施中の患者にはしばしば見られる症状である。CIPNは多様な感覚器の障害様式を呈するが,その評価は医療者による主観的な評価が中心であり,どのような感覚器の障害様式なのかはについて詳細な評価はなされていない。本研究の目的は感覚検査の客観的評価ツール用い,CIPNを縦断的に調査し,その障害様式を明らかにすることである。【方法】本研究は前向きコホート研究であり,任意の化学療法実施日をベースラインとし,フォローアップ期間は3ヶ月とした。本研究の対象者は,2015年2月から7月までの期間内に,神戸大学医学部附属病院の通院治療室にて,副作用としてCIPNが出現する化学療法を受けているがん患者35名であり,脊椎疾患を有する者,フォロー不可能であった者,欠損値があった者を除く18名(63.7±11.3歳,女性11名)を解析対象者とした。CIPNの評価は下肢末端を評価部位とし,客観的評価として触覚検査,振動覚検査,主観的評価としてしびれについて検査を行った。触覚検査はモノフィラメント知覚テスターを用い,母趾指腹,母趾球,踵部,足首の四カ所の触覚を測定し,測定方法にはup and down methodを用いた。振動覚検査は音叉を用い,内果の振動覚を測定し,測定方法はtimed methodを用いた。しびれの主観的検査はVisual Analog Scale(以下,VAS)を用い前足部,足底部,足首の三カ所の主観的なしびれを評価した。測定はベースライン,フォローアップ時ともに化学療法実施日に行い,薬剤の投与前に上記評価を完了した。統計解析は対応のあるt検定およびWilcoxonの符号付順位検定を用い,それぞれの評価項目におけるベースライン時からフォローアップ時の値の変化を検討した。【結果】触覚検査では踵部のみに有意な変化がみられ,フォローアップ後に有意に触覚が低下していた(<i>p</i><0.01)。振動覚検査においてはフォロー後に有意に増悪がみられた(<i>p</i><0.01)。下肢末端のしびれの主観的検査においては前足部,足底部,足首部ともにフォロー後に有意差は見られなかった。【結論】三ヶ月のフォローアップ調査により,CIPNの障害様式は主に踵部の触覚低下および振動覚の低下であることが明らかとなった。一方で,主観的なしびれは変化がなく,客観的評価ツールで足底した触覚や振動覚の方が鋭敏に神経障害を反映しており,患者が障害を認知する前から感覚障害が生じていることが示唆された。
著者
大野 洋介 牧野 淳一郎 蜂巣 泉 戎崎俊一 杉本 大一郎
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.72(1993-HPC-048), pp.41-48, 1993-08-19

我々は差分法による数値流体力学における記憶容量不足を解消する専用計算機DREAMの試作機DREAM?1Aを開発した。DREAMは主記憶としてハードディスクを使用することで低コスト大容量を実現するアーキテクチャである。DREAM?1Aの場合、100万円程度のコストで記憶容量は1.4Gバイトである。実効計算速度は14Mフロップスになる。ハードディスクは転送速度が遅く、アクセスタイムが長いという問題がある。DREAMでは転送速度の問題は並列化と小規模の半導体メモリの併用により解決する。差分法はデータあたりの演算量が多いので半導体メモリの利用効率を上げることができる。アクセスタイムの問題は1回の転送量を大きくすることで解決する。
著者
杉本 大一郎
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.97-102, 1993-11-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
細谷 和範 高山 由暉 加藤 学 井上 浩行 曽利 仁 漆原 史朗 杉本 大志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.2A1-G05, 2018

<p>In this research, a novel rough terrain track mechanism for agricultural robot and levee weed robots was developed. Soft and long spike track provides enough shear forces by insert the comb like soft spikes on weed covered steep slopes which we can often see along rice field. In addition, spikes are composed of flexible materials to enable running on uneven surfaces and muddy areas. In this report, a relationship between the spike length and the climbing performance on the grass covered slope will be described.</p>
著者
小川 祐生 山木 誠也 鐘ヶ江 晋也 杉本 大輝 八村 寿恵 網本 昭輝
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.71, no.12, pp.713-718, 2018-12-20 (Released:2019-01-20)
参考文献数
12

今回,われわれは犬の歯科X線検査における二等分面法の新たなX線入射角度決定法を考案した.この方法では,フィルム面の口腔外への延長線と撮影対象歯の歯軸で成す角を二等分する角度でX線を照射する.この新しい方法と従来から用いられてきた基本的な方法,及び近年提案された別の方法の3つの方法を用いて,頭蓋及び模擬フィルムで作成したモデルにおける入射角度決定の検証を実施した.作業開始から入射角度決定までの時間を簡易性,得られた入射角度による画像長変化率を正確性,及びそのばらつきを精度の指標とし,それぞれの初回実施時の傾向及び習熟の関与について比較検証を行った.われわれの考案した方法は角度決定時間が最も短く,得られた角度は他法と同等で,ばらつきも少なかった.このことから初心者にも理解のしやすく応用しやすい方法と考えられた.
著者
日野 遥 田村 卓也 杉本 大己 高橋 優輔 橋本 成広
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.858, pp.17-00368-17-00368, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
9

It is already known that micro gravity affects astronaut’s body. In contrary, hyper-gravity might affect myoblasts. In the present study, mouse muscle cells (C2C12) were cultured four five hours in hyper-gravitational environment (50 G, 100 G) using the centrifugal machine placed in the incubator. Cells were observed at the incubator microscope for 24 hours after stopping centrifugation. The contour of each cell at the time-lapse images was approximated to the ellipsoid and several parameters were calculated: the angle, the area, and the aspect ratio. Each cell tends to shrink from the extended shape under hyper-gravitational environment. The directions of the major axis at 50% of cells tilt to the parallel direction to the hypergravity. After 24 hours, 51% of cells tilt to the perpendicular direction of the hypergravity in the 50 G group. The result shows that the history of hyper-gravitational environment affects the shape of cells.
著者
日野 遥 杉本 大己 篠崎 祐輔 高橋 優輔 橋本 成広
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.858, pp.17-00166-17-00166, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
18

A parallel-piped flow channel with micro-striped patterns has been designed to study the effect of the shear field on the myoblast in vitro. The micro-pattern was manufactured with the photolithography technique and used for the scaffold of the cell culture in the flow chamber placed in the incubator on the microscope. Variation was made on the angle between the stripe of the pattern and the flow direction: 0, 45, and 90 degrees. After cultivation for 4 hours, C2C12 (mouse myoblast cell line) adhered on the micro-pattern was exposed to the shear flow for 4 hours. The wall shear stress is estimated from the parabolic velocity profile in the medium between the parallel walls. With the experimental system, the following tendencies of responses (deformation, orientation, and migration) of each cell was observed. Under the wall shear stress of < 3 Pa, each cell deforms to the round shape at first, and extends again along the stripe-pattern. Orientation of each cell is collapsed during exposure to the wall shear stress of 3 Pa, and is recovered after stopping exposure to the shear field. The results show that the experimental system is available to investigate quantitatively the effect of mechanical stress field on the oriented cell.
著者
坂井 正宏 永井 伸治 河野 明廣 後藤 俊夫 古橋 秀夫 内田 悦行 佐々木 亘 米谷 保幸 河仲 準二 窪寺 昌一 加来 昌典 田中 鋭斗 島田 秀寛 和仁 郁雄 遠藤 雅守 武田 修三郎 南里 憲三 藤岡 知夫 河野 貴則 杉本 大地 川上 政孝 長友 昭二 梅原 圭一 砂子 克彦 登倉 香子 中澤 幹裕 福田 祥吾 草場 光博 綱脇 恵章 大東 延久 藤田 雅之 今崎 一夫 三間 囹興 大久保 宏一 古河 祐之 中井 貞雄 山中 千代衛 奥田 喜彦 太田 篤宏 直川 和宏 清地 正人 田中 秀宏 Roy Prabir Kumar 文 雅可 佐野 栄作 中尾 直也 沓掛 太郎 衣笠 雅則 山口 滋 森 啓 鈴木 薫 中田 順治 上東 直也 山中 正宣 和田 一津 内藤 靖博 永野 宏 蓮池 透 谷脇 学 清水 幸喜 佐藤 俊一 高島 洋一 中山 通雄 湯浅 広士 津野 克彦 滝沢 実 小西 泰司 畠山 重雄 沈 徳元 劉 安平 植田 憲一 桐山 博光 西田 幹司 日浦 規光 市位 友一 松井 宏記 田中 広樹 井澤 靖和 山中 龍彦 久保 宇市 神崎 武司 宮島 博文 宮本 昌浩 菅 博文 沖野 一則 今井 浩文 米田 仁紀 上田 暁俊 門馬 進 斎藤 徳人 赤川 和幸 浦田 佳治 和田 智之 田代 英夫 Droz Corinne 古宇 田光 桑野 泰彦 松原 健祐 田中 歌子 今城 秀司 早坂 和弘 大向 隆三 渡辺 昌良 占部 伸二 小林 準司 西岡 一 武井 信達
出版者
The Laser Society of Japan
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.27-55,60, 1998