著者
河野 圭祐 横山 裕樹 森 裕紀 浅田 稔
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.29, 2015

ある変数の影響を除いた上で2つの多変量間の関係を強さを求める手法として偏正準相関分析があり,グレンジャー因果などの因果指標の計算などに用いられている.しかし偏正準相関分析は複数の異なる関係をもったデータが混ざったデータに対しては適用することが出来ない.本研究では偏正準相関の混合モデルを仮定することで,この問題の解決を試みる.また人工データを用いた実験を行い既存手法に対する優位性を示す.

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著者
横山又次郎 編述
出版者
冨山房
巻号頁・発行日
1903
著者
千葉 百子 横山 和仁
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.115-122, 2012

放射線の生体影響は早期影響, 晩発影響および遺伝的影響に分けて考えねばならない. 晩発影響や遺伝的影響は半世紀以上経過した広島・長崎の例, 四半世紀を経過したチェルノブイリの原発事故の例から学ぶことができる貴重なデータがある. 2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴って起きた福島第一原子力発電所事故では日本政府は原発から半径20km以内の住民に避難指示を, 半径30km以内の住民に屋内退避指示を出した. 事故から約1年経過した現在も残留放射線があり, わが家へ帰れない住民は少なくない. 環境の放射能汚染にとどまらず食品, 飲料水からも高い放射線が検出され, 厚生労働省は食品衛生上の暫定規制値を設定した. 放射線被曝に関連して過度に恐れることなく, 適切に対処するには正しく理解することが重要である. そこで1950年に12万人の対象者で開始された広島・長崎の追跡調査 (寿命調査), チェルノブイリ原発事故に関する知見, その他放射線に関する環境衛生学的な知見について紹介する.
著者
吉村 ミツ 村里 英樹 甲斐 民子 黒宮 明 横山 清子 八村 広三郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.87, no.3, pp.779-788, 2004-03-01
被引用文献数
24

本研究では,日本舞踊動作を解析して,舞踊家が師匠の技を模倣している程度,すなわち上達度を評価している.利用データは,赤外線追跡装置で取得した日本舞踊動作の3次元時系列である.筆者らの以前の研究では,このデータから注目動作部分を抽出するために,移動と回転に応じて動く3種類の動座標系を用いた.本研究ではその動座標系を改善した上で,移動,回転,向き補正,腰部揺動を同時に考慮した動座標系を考え,それを1回の変換で実現するアルゴリズムを考案している.筆者らは以前の研究で,舞踊家の上達度を客観的・定量的に表す指標として,動作の安定度と周波数特性に関する指標を定義した.本研究ではこれとは別の側面として,移動量に関する指標とガボール変換を利用したスペクトル成分の指標を定義している.ある流派の師匠と,その師匠から学んだ経験年数,性別が異なる4人の舞踊家,合わせて5人に舞踊実験を行ってもらい,注目動作の抽出と,その抽出結果を用いた指標の測定を行い,提案指標に基づいて上達度の評価を試みている.抽出が十分な精度で実現していて,指標が上達度や性による違いを表していることを確かめている.
著者
横山 道史
出版者
横浜国立大学
雑誌
技術マネジメント研究 (ISSN:13473042)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.21-33, 2007

本稿は、日本のフェミニズムにおいてエコフェミニズムが不在である理由とその背景について考察するものである。日本においても、エコフェミ論争(1985)が象徴しているようにエコフェミニズムに関する理論的知的格闘が存在してこなかったわけではない。しかし、日本においてエコフェミニズムがフェミニズムの一つの潮流として未だ根付いていないように見受けられるのはなぜなのか。本稿は、このような問題意識を基盤として、フェミニズムとエコロジー思想が接近・遭遇しつつも距離をとらざるを得なかった事情について考察するものである。その際、エコフェミ論争の議論を中心に検討し、また、日本におけるエコフェミニズムの可能性を探っていくという意味で欧米のエコフェミニズムの議論も併せて検討していきたい。This paper examines the reason why eco-feminism is absent in Japanese feminism and that background. In Japan, there was a theoretical intellectual fight about eco-feminism as an "eco-feminism controversy" in 1985. However, it is supposed that eco-feminism has not yet take root as a current in the feminism in Japan. This paper analyzes the circumstances that feminism and ecology have taken distance while they once come close and encounter, based on such my critical mind. On that occasion I examine mainly on an argument about "eco-feminism controversy" and, want to examine an argument of European and American eco-feminism in a meaning to investigate the possibility of eco-feminism in Japan.
著者
榎本 雅夫 横山 道明 新井 宏紀 硲田 猛真
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.219-226, 1991-04-15 (Released:2011-08-10)
参考文献数
16

スぎ花粉症は増加しているといわれている。増加の要因としては様々なことが報告されているが, 自然集団の中でどの程度に増加しているかについての報告は少ない。著者らは和歌山県下無作為に集めた多数例の血清を対象にRAST, AlaSTATによりスギ特異IgE抗体の測定を行い1895年の調査と比較した。その結果は次の通りであった。1.スギRAST1以上の陽性者は22.7%, 2以上は18.3%であった。スギAlaSTATの陽性者頻度は, スコア1以上は33.8%, スコア2以上はRASTとほぼ同じ20.1%であった。2.女性よりも男性の方に陽性者が多かった。3.年齢的には16-19歳台で陽性者がもっとも多く, 加齢と共に陽性率は減少した。4.スギRAST陽性者は, 5年前の同調査と比較して増加していた。また, 好発年齢が若年化していた。5.スギ特異IgE抗体陽性者は針薬樹, スギやヒノキの樹林面積の多いところに多かった。しかし, 増加の要因としての大気汚染の関連は証明できなかった。
著者
横山 詔一 高田 智和 當山 日出夫 米田 純子
雑誌
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.4(2009-CH-081), pp.33-40, 2009-01-16

日本規格協会・国立国語研究所・情報処理学会の3者連合体が経済産業省の委託を受けて制作した平成明朝体グリフ約6万字種のうち,字形デザインにおける変異が顕著で,かつデザイナーから学術的な検討を要請されることが多いデザイン差をいくつか取り上げ,認知科学と社会言語学の手法を援用しながら分析をおこなった。社会言語学的な調査データは,東京の下町と山の手,京都のほか,海外の台湾においても収集された。その結果,非伝統的な新しいデザインが好まれる傾向にあることが明らかになった。
著者
嶋田 和孝 楠本 章裕 横山 貴彦 遠藤 勉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.110, pp.25-30, 2012-06-22
被引用文献数
1

複数人談話を対象とし,談話中の盛り上がり箇所を検出する手法について提案する.対話の盛り上がりを推定できれば,ユーザ心理の把握や,それに基づく詳細な対話状態の理解などが可能になる.提案手法では,言語的特徴の他に,笑いという状態に着目する.対話に現れる笑いを外部からの発話や行動に対して発生したものか,自発的な笑いかに分類する.また,笑いの大きさを3段階に分けて,特徴とする.これらの笑い特徴と,bag-of-wordsや時間的特徴,その他の言語的特徴などを組み合わせて,分類器に適用する.実験では,5分程度の複数人対話のデータを10セット用意し,提案手法で評価した.実験結果より,bag-of-wordsのみによる分類器と比較して,笑い特徴を利用した提案手法の有効性が確認された.
著者
横山 良平 伊東 弘一 湯浅 芳郎 陸 暁茜
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.60, no.573, pp.1759-1766, 1994-05-25
被引用文献数
1

An optimal unit sizing method is developed for hybrid power generation systems utilizing photovoltaic and wind energy. Equipment capacities and electric maximum demand are determined so as to minimize the annual total cost and annual energy consumption from the viewpoints of economy and energy conservation, respectively. This optimization problem is considered as a multiobjective one, and a discrete set of Pareto optimal solutions is derived numerically using the weighting method. Two systems interconnected with the electric power grid are inventigated : one has the option of reverse power flow into the grid, and the other, no option. By carrying out some case studies, the trade-off relationships between the two objectives are clarified, and optimal values of equipment capacities are determined. The effect of electricity deficit on unit sizing is also investigated.
著者
中村 慶春 恩田 昌彦 内田 英二 井上 松応 山村 進 松谷 毅 丸山 弘 横山 滋彦 石川 紀行 田尻 孝 山下 精彦 山口 敏和 憚 暁青
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.38, no.12, pp.2848-2852_1, 1996-12-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
15

膵癌を疑われた33例に対して, 十二指腸乳頭括約筋を弛緩させるためにニトログリセリン舌下錠を投与し経口的膵管内視鏡検査を施行した. 最大2錠 (0.6mg) の投与により外径2.2mmの膵管鏡は容易に乳頭を通過しえた (29/33, 87.9%) . 通過不能の4例はすべて膵頭部癌症例で, カニュレーションを深く行えず十分にガイドワイヤーを留置できなかったことが原因であった. 乳頭通過後に膵管内を尾部あるいは病変まで観察できたものが29例中23例であった. 血圧の変動はニトログリセリン非投与群と比し有意差を認めず, 合併症は1例も経験しなかった. ニトログリセリン投与は簡便かつ安全で, 確実に乳頭を開大させることが可能で, 経口的膵管鏡検査において有効な方法と思われた.
著者
黒田 登志雄 横山 悦郎
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.541-548, 1990-08-05
被引用文献数
4

雲の中の過冷却水滴の凍結によって球形の氷単結晶がまずつくられ, そこから雪の形態形成が開始される. その後の成長にともなって, 球から六角プリズムへ, さらには複雑な樹枝状形態へと時々刻々と新しい形がつくりだされるしくみをシミュレーションを交えて考察する. また, 氷結晶の表面融解が雪の晶癖変化や気相成長機構にどのように関連しているかを示す. さらに, 土の凍結によって地面が数10cmも隆起する凍上現象に土粒子と氷結晶の間に存在する擬似液体層が重要な役割を果たしていることにも言及する. これらの問題は, 非線形非平衡な系における形態形成の動力学の観点から, あるいは表面・界面物理の新しい問題として重要である.
著者
横山 清子 松岡 孝幸 水野 康文 高田 和之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.331, pp.31-34, 1999-09-24
被引用文献数
7

本稿では、車輌運転時の居眠り防止技術の開発を目的とし、運転時の眠気度推定方法を提案する。実車走行による実験を行った。眠気度は、走行後の休憩時に走行を思い出した主観評価値とした。重回帰モデルを用いて、心拍変動パラメータからの推定を行う。四輪車と二輪車各々に関して、眠気度を推定するモデルを算出し、心拍変動パラメータからの眠気度推定の可能性を得ることができた。
著者
横山 斉理
出版者
日本大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

研究成果は、大きくは以下の4点にまとめられる。第1は、スーパー業態のマクロ指標の整理により、日本の流通構造における中小商業者の位置づけを確認することができた。第2は、事例研究により、小売業の店頭従業員においては、店頭従業員特有の知識構造プロセスが存在することを確認した。第3は、小売店舗への来店客から得られたデータを顧客満足度モデルを用いて分析した結果、一見不利に思われる価格において優位性がみられることが確認された。第4は、小売店頭の従業員から得られたデータの分析結果から、店頭従業員の能力獲得には外部環境のプレッシャーがポジティブに働く場合とネガティブに働く場合があることが確認された。
著者
横山 俊治 柏木 健司
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

四国山地では付加体の硬岩が滑っている.四国山地の尾根は、至る所で、約100年に一度発生する南海地震によって裂けている.この裂け目に流れ込んだ雨水が特定の岩相の地層を劣化させ、劣化した地層には初生地すべりのすべり面が醸成されていく.付加体地すべりは尾根の裂け目から滑り出し、地すべり末端の侵食がなくても滑動を続ける.

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著者
武田 洋幸 五所 恵実子 鹿野 悠 曇 由紀子 久保 健雄 横山 広美 蓮尾 一郎 佐藤 薫
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学理学系研究科・理学部ニュース
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.3-7, 2013-05

第12回理学系研究科諮問会/第6回理学部学生選抜国際派遣プログラム/プログラムに参加して/留学生・外国人研究員・理学部教職員の懇談会/祝2012年度学修奨励賞・研究奨励賞・総長賞受賞/高校生のための春休み講座2013/第23回理学部公開講演会開催される/理学部・理学系研究科女子学生の声