著者
田中 敏彦
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
神戸外大論叢 (ISSN:02897954)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.A25-A39, 2001-11-30
著者
桑原 達雄 斉藤 稔 牛山 智彦 田中 幹男 酒井 忠久 戸田 正行
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.57-59, 1988

シラネコムギは1986年長野県農事試験場において育成された冬小麦の新品種で, 北陸49号×東海80号の後代より集団育種法によって選抜された。小麦農林131号として農林水産省登録となり, 1986年に栃木県で, 1987年に長野県でそれぞれ奨励品種に採用された。シラネコムギは, 耐寒性, 耐倒伏性, 多収性および製麺適性等に秀れている。
著者
増倉 秀一 田中 克典 長谷 隆
出版者
日本流体力学会
雑誌
ながれ : 日本流体力学会誌 (ISSN:02863154)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.251-258, 2008-06-25
被引用文献数
1

二車線交通流における低速車による交通流への影響を研究する.車の追い越しと車線変更を考慮した拡張最適速度モデルを適用する.低速車によって交通状態や交通特性は大きく変化する.低速車を含む二車線交通流は三つの異なる交通状態を示し,その状態の間には自由流から渋滞流に転移する第一転移点と,渋滞流から混雑流に転移する第二転移点の二つの転移点密度が存在する.低速車の直前でのみ追い越し可能な二車線交通流を基にした一車線交通流の理論解析を行った.
著者
北田 悟史 田中 敦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.50, pp.1-4, 2005-05-11

個々人の要求(デマンド)に応じて巡回ルートを柔軟に変更するデマンド方式のバスが各地で導入をされている。しかし、デマンド方式に切り替える際の設備の費用などのコストは高く、予定通りにいかずに採算をとれない場合のリスクがある。リスクを軽減させるためには、事前に現行のシステムとデマンド方式をシミュレーションし、比較、考察する事が求められる。そこで今回、GISを用いて米沢の道路を仮想的に再現させ、デマンド方式を適応させた場合の効果を従来の巡回バスと比較し、シミュレーションした。
著者
林田 守正 水間 毅 大野 寛之 成澤 和幸 大聖 泰弘 紙屋 雄史 田中 洋祐
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
交通・物流部門大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, no.15, pp.171-174, 2006-12-13

An advanced on-demand bus system has been developed for regional public transportation using the advanced electric buses (WEB) as a part of NEDO's project. The on-demand system utilizes advanced ITS and associated technologies. It consists of three subsystems of a driver navigation system responding to demands by operations on mobile phones, a traffic running simulator for best routing and an estimation system for number of passengers. On-road proving tests were carried out using WEB in Honjo city, Saitama prefecture, and the reliability and the convenience for passengers' mobility have been clarified.
著者
川瀬 新司 大崎 章弘 金子 哲治 三輪 敬之 柴 眞理子 田中 朱美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.552, pp.21-24, 2008-03-15

リハビリ施設や精神科病院などで機能的な運動支援が行われているが持続性に問題があり,自発的な身体運動を創出する手法が求められている.そこで筆者らがこれまで開発してきた空中に3次元的に描画できる空中描画システムを,ダンスセラピーに活用することを考え,ダンス教室における鏡をイメージし,スクリーン上に使用者の姿と同時に身体の動作軌跡を合成して投影する手法を考案開発した.そして,精神科病院で行われているセラピーの現場において患者に対する効果について検証した結果,本手法が患者の身体運動を引き出す動機付けになるだけでなく,自発的に動いて表現する能動性と描線によって動きが引き出される受動性を循環させる可能性を見出した.
著者
森田 哲之 倉 恒子 日高 哲雄 大浦 啓一郎 田中 明通 加藤 泰久 奥 雅博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.1197-1208, 2007-03-15
被引用文献数
8

『過去に見た』という体験を思い出し,その体験で得られた情報を想起しようとすることは多いのではないだろうか.本論文では,Web ページの内容だけでなく,Web ページ間の関係,およびWebページから得た知識といったWeb ページの閲覧体験によって得られた情報を想起させるための,コンピュータ上の過去の行動を検索する手法を提案する.行動を検索するための元データとなるコンピュータ上の行動履歴を収集する手法を示すとともに,再検索のために入力したキーワードに関連した行動を集中して起こした期間,およびWeb ページをアクティブに表示している期間について着目し,それらの重要度を算出する手法を提案する.さらに,行動を検索するための行動検索インタフェースを示す.また,評価実験により,提案手法は従来手法に比べ,Web ページの閲覧体験によって獲得した重要な知識を,短期間で効率的に想起できることを示す.Most of us have tried to recollect obtained information by our past experience after we remembered the experience was useful. We propose a method for retrieving user action history. By finding his action history, he can acquire not only passes of web pages but also relation among the web pages and knowledge based on the web pages. We show a technique for collecting user action history which is basic data for the retrieving. We also propose a method for extracting a period when a user intensively takes action related a keyword and a period when he made a webpage shown actively, and a method for estimating the degree of importance of the periods. We also suggest interfaces for retrieving user action history. Finally we show proposed method let user recall knowledge obtained from the web pages viewed in the past more efficiently.
著者
田中 耕治
出版者
一般社団法人日本教育学会
雑誌
教育學研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.146-156, 2008-06-30
被引用文献数
1

PISAに刺激されて作問された「全国学力・学習状況調査」には、明らかに最近の欧米で注目されている「真正の評価」論が影響を及ぼしている。「真正の評価」論とは、「質」と「参加」に着目する新しい教育評価の考え方である。その「質」に対応するパフォーマンス評価が、学力調査において採用された時に、硬直化や形骸化の危機に直面する。本論では、学力調査におけるパフォーマンス評価のあり方を考究するとともに、その隘路の突破口として「参加」に裏づけられた「結果妥当性」「公正性」「モデレーション」を検討した。
著者
宮森 恒 中村 聡史 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.46, no.18, pp.59-71, 2005-12-15
被引用文献数
4

本稿では,ウェブ上の実況チャットを利用することでテレビ番組のメタデータを自動的に抽出する手法を提案する.実況チャットは,テレビ番組と同期して視聴者によって書き込まれるウェブ上の掲示板である.番組実況チャットのデータを,利用者全体あるいは特定の傾向を持つ利用者のデータ集合として扱い,チャット上に表れる特徴的な表現を認識処理することで,番組の盛り上がり場面や,視聴者の嗜好・興味に沿ったリアクションなど,視聴者視点に関連するメタデータを効率良く抽出できる.実験の結果,提案方式により,視聴者の反応の大きさや喜び,落ち込みなどの感情度数などのメタデータを効率良く抽出できることを確認した.また,提案方式で得られるメタデータを利用した番組視聴システムを実装することにより,シーンのランキング表示やダイジェスト生成など視聴者視点を反映した多様な番組視聴へ応用可能になることを確認した.A method of automatically indexing broadcast content using live chat on the Web is proposed. The live chat is a Web bulletin board where the viewers post messages in sync with a TV program. The messages in the live chat written by all viewers or by viewers having similar interest or preference to the user are statistically analyzed with pattern recognition to effectively extract indices related to viewer's viewpoints such as important scenes in the program or responses by a particular viewer. Experiments indicate that the proposed method can efficiently extract indices such as the intensity of viewers' responses and degree of emotional delight or disappointment. They also indicate that a prototype TV viewing system using the extracted indices enables a new way of viewing TV content from different perspectives reflecting viewers' viewpoints such as scene ranking and digest generation.
著者
田中 麻未
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.149-160, 2006 (Released:2006-03-31)
参考文献数
36
被引用文献数
5 3 6

本研究は,個人内要因である身体的発達および,パーソナリティ特性と心理社会的要因であるネガティブ・ライフイベンツが,思春期の抑うつに及ぼす影響について検討した.中学生518名を対象にして身体的発達,パーソナリティ特性,そしてネガティブ・ライフイベンツからなる質問紙に回答してもらった.階層的重回帰分析の結果,Cloningerのパーソナリティ理論の気質因子である損害回避と友人問題に関するネガティブ・ライフイベンツの嫌悪感が,抑うつを高めることが明らかとなった.さらに,損害回避とネガティブ・ライフイベンツの嫌悪感との間に交互作用が見られた.この結果から,ネガティブ・ライフイベンツの嫌悪感が増加すると,損害回避の高い中学生は,損害回避の低い中学生よりも抑うつが高まることが示唆された.また,女子では,身体的発達と抑うつとの間に正の相関関係が示された.
著者
神野 健哉 田中 衛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題
巻号頁・発行日
vol.97, no.53, pp.89-96, 1997-05-23

全ての素子のパラメータが一様で相互に結合した簡素なヒステリシスネット(Simple Hysteresis Network 以下SHNと略す)が呈するハイパーカオスについて報告する。SHNは相互結合、自己結合、直流分の3個のみをパラメータとして有する。単体のヒステリシス素子はパラメータにより無安定、単安定、双安定の状態を有し安定平衡点アトラクタ、周期アトラクタが存在するが、単体ではカオス等の非周期アトラクタは存在しない。しかしながらこのような素子を複数個を一様に結合させた系において非周期アトラクタを呈することを我々はこれまでに発見し報告した。本報告では SHNがハイパーカオスを呈することを示し、同期現象との関係に関して考察を行う。