著者
鈴木 泰博
出版者
The Japan Society of Applied Electromagnetics and Mechanics
雑誌
日本AEM学会誌 (ISSN:09194452)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.396-401, 2019 (Released:2019-12-26)
参考文献数
6
被引用文献数
1

Internet of Things IoT has mainly developed based on analytic and logical thinking, while sensibility processing has poorly designed. The main reason for it is the difficulties of the informatization of sensitivity information. For example, the difference between the sensibility of hearing cheerful "Good morning" and not-cheerful "Good morning" is a difference in the way of speaking. The method of speaking is the change in the strength of voice. Although in-formatization of sensibility information is generally not easy, it can informatize by focusing on changes in intensity. Therefore, we proposed the Tactile Score as a method to describe the difference in strength. By using the tactile score, we can informatize and connect the multimedia sensibility to IoT. We have applied these techniques to extract sensibility information from body movements (sensibility informotion) and transform into sounds and tactile media.
著者
藤木 稔明 南野 朋之 鈴木 泰裕 奥村 学
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.23, pp.85-92, 2004-03-05
参考文献数
8
被引用文献数
19

近年、Web上には様々な意見情報が存在している。そのため、Web上でいつ、どのような情報が注目されていたかを把握することは企業活動にとって重要な情報になりつつあると考えられている。本研究では特にblogと電子掲示板を対象とし、その中で注目されている話題を示すトピックワードを発見するための手法を提案する。提案手法は、Kleinbergの提案するburst検出手法に基づいた手法であり、 blogや電子掲示板に対する書き込みを時間情報を含む文書列であるdocument streamとして扱い、その中でdocumentの出現間隔が短くなっている箇所(burst)に注目すべきイベントがあるとして検出する。その際、Kleinbergの提案する手法ではイベント発生と無関係にdocument数が変動するようなdocument streamをうまく扱うことができないため、手法の拡張を行った。また提案手法を用いてトピックワードの抽出実験を行い、手法の有効性を評価した。The reputation is now disseminated quickly on the WWW, because everyone can send a message to the world easily by using blog or BBS. Therefore, it is highly required to find out what information attracts people's attention and what opinion they have. We propose a method for extracting `burst of a word' which is related to a popular topic in a document stream. A document stream is defined as a sequence of documents which arrive in temporal order, and we regard blog and BBS as document streams to apply the method originally proposed by Kleinberg. However, since Kleinberg's algorithm cannot be applied to the document streams whose distribution of documents is not uniform, we extend the method to be able to apply to blog and BBS. We also describe experiments for blog and BBS with our proposed method and discuss the results.
著者
望月 朝香 鈴木 泰博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. MPS, 数理モデル化と問題解決研究報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.179-182, 2007-12-20
参考文献数
6

文章を読んだ後に「著者らしい雰囲気のする文章だった」と感じる経験はよくある。この目に見えない「雰囲気」、即ち作者特有の文体印象について、小説のテキストデータを数量化し分析することで考える。文体印象を醸し出す要素は様々考えられるが、本研究では(1)「句読点の分布」(2)「読みでの文字数」(3)「文章表現方法・多頻出言語」の3項目に着目する。句読点の使い方に著者特有の文構造が、読みでの文字数では頭の中のリズム、文章表現方法・多頻出言語から著者の愛用語や単語使用方法の癖が現れ、文体印象の要素となるためである。本論文では作者の特徴の抽出に相当する(1)と(2)について行う。かかる特徴付けを行い文体や作家の雰囲気を数量化することで、雰囲気を用いた文献検索を可能にし、また作者不詳の歴史文献の作者特定へ応用することが可能である。
著者
鈴木 泰博 大田 秀隆
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

最近,脳波のガンマー帯域に相当する40Hzの 神経刺激(視聴覚や触覚)が,アルツハイマー病などの認知症治療に有効である可能性が示されている。それらの研究では従来,強度が一定の神経刺激が用いられてきたが,本研究では熟練技術者のマッサージの圧力変化を参考に,快の感情を惹起させる40Hzの神経刺激を生成する。そして生成された神経刺激により認知症患者へ介入する臨床研究を行い,その有効性を調査する。一般に認知症は患者によって病状の変化や多様性大きい。そのため,神経刺激に対する生体応答を蓄積して学習することで,個別医療的に各々の患者にあわせ最適な神経刺激を提供することが可能なシステムを構築する。
著者
ジョルジュ ルフェーヴル 鈴木 泰平
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.1-43, 1949-10-01

序説第一章 貴族の革命 第一節 アリストクラシー 第二節 王朝の危機第二章 ブルジョアジーの革命 第一節 ブルジョアジー 第二節 ブルジョアジーの最初の勝利 第三節 三部會第三章 民衆の革命 第一節 民衆の動員第四章 農民の革命 第一節 農民第五章 八月四日の夜と人權宣言 第一節 人權宣言案と特權階級 第二節 人權宣言第六章 十月事件 第一節 ルイ十六世の消極的抵抗 第二節 革命派の分裂 二院制と拒否權 第三節 民衆の示威 第四節 十月事件結論革命史家としてのルフエーブル教授
著者
加藤 廉平 鈴木 泰 松浦 朋彦 佐藤 健介 島谷 蘭子 藤島 洋介 常盤 傑 小原 航
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.56, no.8, pp.453-456, 2010-08

A 64-year-old man took levofloxacin 100 mg three times a day from the day before trans-rectal prostate needle biopsy. He suddenly fell into septic shock about 12 hours after the biopsy. We performed polymyxin B-immobilized fiber-direct hemoperfusion treatment at our intensive care unit. The circle dynamics was stable after five days of observation, and he was discharged seven days after the event. Levofloxacin-resistant Escherichia coli (E. coli ) was detected by blood and urine culture.
著者
湊山 梨紗 野池 賢二 鈴木 泰山 徳永 幸生 杉山 精
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.5, pp.1-6, 2010-11-27

本稿ではピアノ譜を対象として適切な譜めくりタイミングの推定法を提案する.音楽演奏では演奏中に楽譜をめくる "譜めくり" が必要となる.この譜めくりを行うタイミングは演奏曲や演奏者によって異なると考える.しかし,具体的にどのような要因が譜めくりタイミングを変化させているのかは明らかでない.そこでまず,楽譜構造における時間軸方向の音符密度に着目した推定法を考案した.本推定法では,楽譜のページ末尾に休符などによって打鍵を行わないときに譜めくりが行われることから楽譜上で時間軸方向に音符の少ない箇所を抽出し,その長さをもとに譜めくりタイミングを推定する.また,本推定法を用いて被験者実験を行い,推定した譜めくりタイミングと演奏者が望むタイミングとを比較し,推定手法の評価と考察を行った.その結果,推定した譜めくりタイミングが演奏者の望むタイミングと概ね一致したことなどから,本推定法が有用である見通しを得た.This paper proposes an estimation method of page-turning point for piano score. Page turning is necessary for performing music, and page turning point varies according to performer and score. However, what influence for page turning point is unapparent. So, we propose an estimation method which considering density of notes on time series based on score structure. We also conducted an experiment to evaluate this method by comparing estimated point with performer preferring point. Results from this experiments showed that proposed method is useful for estimating page turning point.
著者
鈴木 泰平
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.293-363, 1961-04

史學科開設五十周年記念序論 史料解説およびデムーラン略傅本論 (一) 「ヴュウ・コルドリエ」研究 (一) 「ヴュウ・コルドリエ」發行の背景 (二) 「ヴュウ・コルドリエ」一號,二號 (三) 「ヴュウ・コルドリエ」三號,四號 (四) 「ヴュウ・コルドリエ」五號,六號 (五) 「ヴュウ・コルドリエ」の史料的價値と問題提起 (二) ダントン,エベール兩派の研究 (一) アルフォンス・オーラールの所論 (二) アルベェール・マティエの所論 (三) ジョルジュ・ルフェーブルの所論 (四) 史學史的研究に於る問題の所在 (三) ブーショット大佐の研究 (一) ブーショットに於る問題提起およびエベール派とダントン派 (二) ブーショットとエベール派(一) (三) ブーショットとエベール派(二)結論 陸軍長官ブーショットあとがき 補註"Vieux Cordelier", the paper published by Camille Desmoulins, tell's us not only about political assertion of Dauton's party, but aboutcomplicated matters of Revolutionary France from the end of 1793 to early 1794. Colonel Bouchotte, the name of which is put as the title was one of the characters through those matters. He was attacked violently by Danton's party through Desmoulins's paper. Colonel Boucotte was nothing but the director of Military Committee belonged to Temporary Administration Committee, an excutive body of Revolutinary Government of Robespierrian party, but the matter in why he came to be attacked. About details of this attack, we found little accounts in materials so the problem why he was attacked was left unsolved. But after exermining the Collection of Historical Materials of Comite du salut public" by Bouchez et Roux and Aulard, we found the facts that Hebert's party, as well as well as Danton's, moved serching for some profit to the Government and especially, the conflict between the two about military supply, was severe and then resulted in Desmonlins's attack against Bouchotte.
著者
戸田山 和久 久木田 水生 間瀬 健二 唐沢 かおり 鈴木 泰博 秋庭 史典
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は、人類よりも知的な人工システムが技術的に可能になる日であるとされるシンギュラリティを巡り、その技術予測としての妥当性、そこで用いられる「人類よりも知的」の意味を明らかにし、その基礎作業の上で、なんらかの意味でのシンギュラリティが起こりうるという仮定にもとづき、予防的にシンギュラリティに人類はどのように対処すべきかを検討し、提言することを目指す。平成29年度は、シンギュラリティの「哲学的問題」として(1)知能爆発の可能性(必然性?)を論証する回帰的議論は果たして妥当か。(2)知性・知能とは何か。そもそも機械はどのような心的能力をもちうるか。(3)知能爆発の結果、倫理や価値(真・善・美)はどうなるのか。(4)シンギュラリティ後の世界において、われわれ人間はどんな役割を果たせるのかという問題群を取り出した。また、これまでに「シンギュラリティ」について書かれた言説について包括的なサーベイを行い、技術予測、シンギュラリティ概念、知性の概念、コンピュータ観、人間観等にかかわる基礎的概念について、著者によって大きく異なることを見出し、それを整理し、「シンギュラリティ」についてどのように論じるべきかというメタ的・方法論的なことがらについて結論を得た。それは、研究代表者により『人工知能学大事典』の「シンギュラリティ」の項目執筆というかたちで発表された。その他、シンギュラリティについて考察するのに関わりをもつ副次的概念や問題(とりわけ機械が犯した失敗についての責任の所在、機械は責任主体になりうるかという問題)について、研究成果を得て、さまざまな媒体で発表した。
著者
古川 まき 鈴木 泰博 中村 純 森 敏彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.85, pp.43-46, 2008-09-11

ミツバチの集団的知性 (Collective Intelligence) の代表的な例として、巣内の蜂蜜需要量に応じた労働調整がある。明確な言語などの情報伝達なしに採蜜蜂が適切な労働調整を行う挙動は以前から注目されていたが、蜂蜜の必要量が巣のミツバチの個体数や季節、時間帯、そのときの貯蔵量など考慮すべき点が多く複雑なため今までモデル化が行われていない。本研究では、巣の中の限られた少数の貯蜜用空き巣穴を対象とし、採蜜蜂から受け取った蜜を貯蔵蜂が空き巣穴を探しあてて貯蔵する素過程に絞ってコンピュータシミュレーションした。本報告はこのモデルが現実の蜜蜂の採蜜・貯蜜行動の連携行動を表現するに有効であるということを示すものである。It is well known that labor quantity is controlled depending on amount of demanded honey as a typical example of a collective intelligence of honey bee. It has attracted attention long before this is conducted without any information media such as a language, but a modeling of this labor control has not been carried out because there are many complicated things to be considered. In this paper, for simplicity a few limited hoarding cells are treated and the thing simulated by a computer is restricted that a field workers has picks nectar from a flower, gives it to an inside bee and a latter see looks for and hoards to a cell
著者
南野 朋之 鈴木 泰裕 藤木 稔明 奥村 学
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.23, pp.129-136, 2004-03-05
被引用文献数
4

近年注目され始めている情報源としてblog (Weblog)がある.現在,blogというと,blogツールと呼ばれる管理ツールを使用して作成されるWebページを指すことが多いが,日本ではblogツール登場以前から,Web日記という形で個人による情報発信が行われており,非常に有用な情報源となっている.そこで本研究では,このようなWeb日記も含めてblogと呼び,特定のツールやメタデータに依存しない,HTML文書の解析に基づいた手法で,これら個人の発信する時系列に沿って掲載される情報を網羅的に収集,監視するシステムを提案する.We present a system that tries to automatically collect and monitor Japanese blog collections that include not only ones made with blog softwares but also ones written as normal web pages. Our approach is based on extraction of date expressions and analysis of HTML documents. Our system also extracts and mines useful information from the collected blog pages.
著者
新居 智将 鈴木 泰成 徳永 裕己
雑誌
量子ソフトウェア(QS) (ISSN:24356492)
巻号頁・発行日
vol.2022-QS-5, no.27, pp.1-10, 2022-03-17

表面符号は現在量子誤り訂正符号として最も注目されているものの 1 つである.表面符号の復号方法の 1 つに,エラーの推定を最小重み完全マッチング問題に帰着して復号する方法がある.量子ビットによってエラーが起きている確率が均一でない場合,重みが不均質な最小重み完全マッチング問題を解くことで復号の精度が向上することが知られている.しかし,その際に必要な計算量は確率が均一である場合に比べて大きくなってしまう.この発表では,一定の仮定の下でフェニック木を用いることで,最小重み完全マッチング問題による表面符号の復号で必要となる計算量を削減する方法を提案する.
著者
池原 研 畢 東 鈴木 泰輔 木下 泰正
出版者
日本堆積学会
雑誌
堆積学研究会報
巻号頁・発行日
vol.29, no.29, pp.9-18, 1988

Heavy mineral analyses were made for 18 samples of marine surface sediments in the Osumi Strait, south of Kyushu, Japan. Hypersthene is the most abundant, common hornblende, augite and olivine are next among the non-opaque minerals. The amount of heavy minerals is rich in the southwestern part of the Strait. There is a tendency to decrease in the total amount of heavy minerals and in specific gravity of bulk sediments northeastward. Surface sediments tend to become finer in the same direction. The current velocity necessary to move the sediment grain is changed with the specific gravity at the same grain size, because the grains with higher specific gravity are less mobile than the grains with lower specific gravity. It is considered that the grains are transported to the direction toward which the sediments become lighter in specific gravity and finer in grain size. Therefore, surface sediments distributed in the Osumi Strait are moved from southwest to northeast. This direction is concordant with the dominant current direction in the Strait. This means that the sediments are transported by the ocean current, the Osumi Branch Current, one of the branches of the Kuroshio flowing through the Strait and that the sediment distribution is highly influenced by the current.