著者
高田 知波
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤國文 (ISSN:04523652)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.65-78, 1994-02
著者
宮崎 光治 高田 十志和 遠藤 剛 稲永 昭彦
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
Dental Materials Journal (ISSN:02874547)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.9-18, 123, 1994-06-25
被引用文献数
1 13

スピロオルトエステルを側鎖に持つアクリレート(ASOE)およびメタクリレート(MASOR)を合成し,その重合と得られた重合体の性質について検討した.スピロオルトエステルはイオン重合開始剤(BSS, HPSS)による加熱重合によって良く開環重合した.しかし,得られた重合体には少量の未反応の二重結合が見られた.また,ラジカル重合開始剤(BPO, AIBN, DTBおよびCQ)による重合ではビニール基の重合のみならず開環重合も低調であった.BSS ,AIBNおよびBPO/BSSによる加熱重合によって得られたMASOE重合体はプラスチックス状であった.ASOEおよびMASOEのイオン重合開始剤による加熱重合や紫外線重合における重合収縮は汎用のモノメタクリレートに比べて有意に小さかった.
著者
高田 考平 櫻井 義尚 鶴田 節夫 Avelino J.Gonzalez Johann Nguyen
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.33, pp.55-60, 2009-03-11

専門家達の対話がウェブベースの協調ツールに制限される複雑なプロジェクトにおいて、製品品質の確保、予算超過や遅延の防止等、プロジェクトの目的達成を保証するためには、プロジェクト管理が不可欠である。通常これはプロジェクト管理者 (PM:Project Manager) の仕事である。本論文では、状況の認識とそれに対応する知識を記号表現した文脈知識をベースとする推論である文脈ベース推論 (CxBR:Context Based Reasoning) を用いて、プロジェクトマネージャの知能を PM エージェントとして実現する方式を提案する。また、ロケット設計プロジェクトをモデルとした実験システムにより、その有効性を評価する。In complex projects that require contributions from various experts whose interaction may be limited to a web-based collaborative tool, maintaining control of a project is difficult but it is essential to ensuring that the project objectives are met. This can help avoid cost overruns, shipment delays, but most importantly, product performance. This is typically the job of a project manager (PM). In this paper, a method is proposed to construct a PM agent, which exploits Context-based Reasoning (CxBR) as a tool of choice for implementing control measures typically used by competent PMs. Effects of the proposed method are evaluated, using an experimental system modeling a rocket development project.
著者
熊澤 教眞 道野 徹子 高田 薫 森原 秀雄 近藤 典男 川崎 康広 谷川 孝彦
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.955-956, 1991-10-15

イシマキガイとアマガイの軟体部乳剤からリン酸イオンの存在下で3%NaCl加BTB寒天培地上における腸炎ビブリオの増殖を阻止する活性が検出された. この抗腸炎ビブリオ活性はサザエ, クロアワビ, テングニン, マダコ, ミズダコ, シマメイカでは低レベル, アマオブネ, マガキ, アカガイ, ミミイカ,ホタルイカでは検出限界以下であった. この活性は易熱性で酸とアルカリに耐性であった.
著者
深津 敦 高田 智美 武内 信雄
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.40-47, 2007-01-01
被引用文献数
1

JAXAは我が国初の有人宇宙開発計画である「きぼう」の開発に際し,宇宙飛行士の安全に関するリスクをいかに低減するかという点を重視して開発を進めてきた.そしてその成果はHTVの開発に受け継がれている.本報告では,「きぼう」開発におけるリスクマネージメントのうち安全信頼性の確保に関する技術的な側面に焦点をあて,有人宇宙開発におけるリスクマネージメントの方法を紹介する.安全確保の取り組みとしては,ISS計画で定められた安全解析手法,安全確保の体制,安全審査プロセスにより,組織的且つ系統的な活動を実施している.安全解析としてはハザード解析を行い,その結果をまとめたハザードレポートをもって安全審査を実施している.信頼性確保の取り組みとしては,FTAのみならず,機器レベルからのFMEAを実施している.特にISSでは考慮すべき故障モードやFMEAの様式について共通の技術要求を各国際パートナーで遵守している.故障モードについてはFTA,FMEA,ハザード解析の内容を相互に比較し,網羅性を高め,リスクの低減につとめている.また,新たな取り組みとして定量的評価を加えたリスク評価を実施し,運用におけるリスクの抽出とその対応策の検討を行っている.
著者
高田 寛
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.267-275, 2009 (Released:2009-08-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

近時,Googleは,従来の検索エンジンによるサービスのほかに,Googleブック検索やGoogleストリートビューなどの新しいサービスを提供し,社会的にも大きな影響を与え始めている。しかし,これらの新サービスには法的に未解決の部分も多い。本稿では,近時のGoogleのサービスの最新動向とともに,過去の重要判例を交えながら,これら検索サービスに関連する法的問題を整理し,今後の潜在的な法律上の問題を考えてみたい。
著者
高田 雅美 木村 欣司 岩崎 雅史 中村 佳正
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.47, no.7, pp.91-104, 2006-05-15
被引用文献数
6

高精度かつ高速に上2 重対角行列を特異値分解するために,我々は,dLV(離散ロトカ・ボルテラ:discrete Lotka-Volterra)系による新たな特異値分解ライブラリを開発している.既存ライブラリとしては,線形数値計算ライブラリLAPACK におけるDBDSQR がある.DBDSQR は,QRs法に基づいた特異値分解ライブラリであるが,計算量が多く,実行時間の面で大規模向きではない.また,いくつかの特異ベクトルのみを計算することも困難である.一方,dLV 系により定式化されたI-SVD(Integrable-Singular Value Decomposition)法は,計算量が抑えられる動作原理を持つ.本論文では,I-SVD 法の実装ライブラリDBDSLV を開発し,実行時間と計算精度について,DBDSQR との比較数値実験を行う.精度を調べる際,真の特異値と特異ベクトルが判明している上2 重対角行列が必要となる.そこで,Golub-Kahan-Lanczos 法によるテスト行列作成法を用いる.実験の結果,DBDSLV は,DBDSQR よりも誤差の少ない特異値と特異ベクトルを非常に短い実行時間で計算されることが確認された.計算された特異ベクトルの直交性も同程度であり,再直交化を行えばDBDSQR を上回ることも分かった.To perform SVD (Singular Value Decomposition) of bidiagonal matrices with high accuracy and high-speed, we develop a library by using the dLV (discrete Lotka-Volterra) system. Today's standard routine for SVD is DBDSQR provided in LAPACK (Linear Algebra PACKage). Since the computation of SVD by DBDSQR is based on the QRs (QR with shift) algorithm, DBDSQR is slow in speed and is unsuitable for large scaled problems. It is also difficult to obtain only a few singular vectors by using DBDSQR. On the other hand, the I-SVD (Integrable-SVD) scheme based on the dLV system enables us to cut down the computational cost by separating the computation process of singular values and vectors. In this paper, for evaluation of computational time and accuracy, we implement the I-SVD scheme to a new routine named DBDSLV and compare it with DBDSQR. For a comparison of accuracy, we use a method for constructing a class of upper bidiagonal random test matrices having true singular values and vectors by means of the Golub-Kahan-Lanczos method. As experimental results, we confirmed that DBDSLV is faster and errors of singular values and vectors in DBDSLV are smaller than those in DBDSQR. Though the orthogonality of computed singular vectors in DBDSLV is in the same order as in DBDSQR, we found that DBDSLV has a better orthogonality through a reorthogonalization.
著者
片山 幹基 木村 欣司 高田 雅美 坪井 洋明 岩崎 雅史 中村 佳正
出版者
一般社団法人日本応用数理学会
雑誌
日本応用数理学会論文誌 (ISSN:09172246)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.389-407, 2008-09-25
被引用文献数
1

本論文では,上2重対角行列の高速特異値分解法1-SVDにおける左特異ベクトル計算部を改善し,直交性の優れた精度のよい左特異ベクトルを高速に求める新たな手法を定式化する.さらに,その有効性を数値実験により評価する.
著者
高田 久靖 鶴巻 宏治
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.232-233, 1991-02-25

新ELIS(ELIS8200)は実用的な記号処理ソフトウェアの開発実行マシンとして開発されたLispマシンである。新ELIS上では、TAO/ELISのマルチパラダイム性を受け継ぎつつ、Common Lispに完全に準拠したELIS Common Lispが実現されている。本稿ではELIS Common Lispのプログラム開発支援系(以下、開発支援系)の設計方針・機能を述べると共に、複数のプログラミングパラダイムを含む融合型プログラムの実行追跡機構の実現法について報告する。
著者
大西 雅宏 高田 秀志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.48, pp.13-18, 2008-05-16

本論文では,RFID タグを介した同じ場所を利用する人同士での情報交換を実現する手法を提案する.本手法により,ユーザに意図的な情報の発信や検索を意識させることなく,その場所に関連のある情報を交換することが可能となる.また,文書検索などに広く用いられている tf・idf を応用し,ユーザのその場所に対する重要度を求め,交換される情報の有益性を高める.本手法の有効性を検証するために,システムのプロトタイプを構築し,場所に対して重要なユーザが抽出できるかどうかの実験を行った.その結果,情報交換が行われた5ケ所のうち4ケ所では,その場所と関連の高いユーザを抽出することができた.また,特定のユーザとの関連がない残りの1ケ所では,関連の高いユーザは抽出されなかった.This paper proposes a method that enables information exchange among people who visit the same place using RFID tags. Users can exchange information related to a place without intentional sending or searching of information by this method. In addition, importance of users to a place is calculated using a fomula based on tf・idf, and users who are strongly related to a place are extracted. We have developed a prototype system using this method and conducted an experiment to verify that important users to a place are extracted by this method. As a result, users who are strongly related to a place were extracted in four places out of five places where information exchange had been done. In the other one place which no specific users are related to, users who are strongly related to a place were not extracted.
著者
高田 哲司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.45, pp.13-18, 2008-05-15

知識照合型個人認証の問題点を改善しうる認証手法として,画像を利用した認証が提案されている.しかしそれらの認証手法は,なんらかの理由により普及に至っていないのが現状である.そこで本論文では,画像認証においてその普及藍阻害している要因を調査する目的で,そのような認証を利用したことのないユーザに対してアンケート調査を実施した.その結果,認証システムが使用する画像種に関してはユーザが敬遠する傾向の高い画像種が明確になった.またその他にも,いくつかの設計要素に関して興味深い示唆が得られたこれらの調査結果は,今後の画像認証システムにおける設計や既存の画像認証の改善において設計方針を決定する際の指針として利用されることが期待される.In this paper, I describe about a user perception of image-based authentication systems. The purpose of this work is to extract positive and negative factors in their systems. And I consider that they will help to design a better image-based authentication systems and give a better direction to improve a system. To do that, I conducted a survey on graduate students that are inexperienced in such authentication systems. I asked them to make a ranking of five systems after I had given a lecture about them. I show a result and discuss about some indications to realize a better image-based authentication systems.
著者
高田 理恵 蓮池 公威 戸崎 幹夫 田丸 恵理子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.48, pp.284-285, 2001-10-15

The purpose of study is to investigate image structure about interaction views of products. We used the questionnaire to derive image structure of interaction views. We conducted several analyses on interaction views of 5 photocopier products. It was founded that each of interaction views had a different validation point of view. Value in use is important in office products. Because many of customer realize the value of a product in a office. So I think that the control of interaction image build strong product identity.
著者
飯田 幸雄 高田 政明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.231, pp.145-150, 2006-08-29

FDTD法において,損失のある金属を含む問題を解析する場合に,導体損失のモデル化法は大切である.ここでは,表皮抵抗法,表面インピーダンス境界条件,等価回路を用いた広帯域導体境界処理法について述べると共に,計算の安定性について議論している.損失のある導体境界の処理法を詳しく述べている.ステップ数の多い計算に対しても安定で実用的な方法を2つ示している.
著者
小川 みどり 高田 真一朗 高橋 正雄 安田 悦子 渡瀬 真梨子 谷口 初美
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.401-410, 2006-12-01

手洗いおよび手指消毒は最も基本的な感染防止策である.現在,速乾性擦式消毒剤による手指衛生が国際的なゴールドスタンダードとなっている.しかし,我々の調査では,2004年に10.4%(48人中5人),2005年に34.3%(35人中12人)と多くの無効例が認められた.2005年の検体について,コロニーの形態より円形,不整形,拡散性コロニーに大別し,残存菌の性状を調べた.円形コロニーはブドウ球菌属の菌であり,不整形・拡散性のコロニーはグラム陽性有芽胞桿菌であると考えられた.消毒後の菌数が消毒前と同数以上あるいは300個以上の無効例の中で,ブドウ球菌属の菌が残存したと考えられる場合が3例,セレウス菌を含むグラム陽性有芽胞桿菌が残存したと考えられる場合が9例であった.医療現場では,速乾性擦式消毒剤による手指消毒を過信することなく,必要に応じて滅菌手袋の着用などの対策を講じるべきである.