著者
小野寺 美緒 黒田 英克 及川 隆喜 牛尾 晶 滝川 康裕 鈴木 一幸
出版者
特定非営利活動法人 Microwave Surgery研究会
雑誌
Journal of Microwave Surgery (ISSN:09177728)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.87-90, 2012 (Released:2013-01-29)
参考文献数
5

Radiofrequency ablation (RFA) has been widely used as a therapeutic method for hepatocellular carcinoma. RFA has been also used for metastatic liver cancer to reduce tumor mass. Here, we describe the result of RFA therapy for metastatic liver cancer in our institution. As a result, RFA is feasible in the majority of the metastatic liver cancer cases who cannot be treated by surgical resection. In the near future, RFA may be one of the important options for the treatment of metastatic liver cancer in the near future.
著者
黒田 寿美恵 山内 栄子 松井 美由紀 安田 千香 中垣 和子 菊内 由貴 澤岡 美咲 滝口 里美
出版者
県立広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究課題では,自宅や居宅系施設など,住み慣れた地域で暮らすがん患者がより充実したエンドオブライフを送り,その人らしく生き抜くことが可能となることを目指すための,外来看護師と訪問看護師の連携モデルを構築する。具体的には,訪問看護を受けながら地域で暮らしているがん患者の療養生活を支えるうえでの看護実践内容や連携の実際,連携上の課題を明示する基礎研究と文献調査とを基盤としてモデルを開発し,訪問看護を受けながら自宅や居宅系施設など,地域で暮らすがん患者への看護実践に適用して妥当性を評価し,必要な修正を行うことでより現実に適合する看護連携モデルに発展させる。
著者
黒田 隆之
出版者
桃山学院大学総合研究所
雑誌
桃山学院大学総合研究所紀要 = ST. ANDREW'S UNIVERSITY BULLETIN OF THE RESEARCH INSTITUTE (ISSN:1346048X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.163-177, 2022-03-18

This essay explains a necessity of an inclusive education and reasonable accommodationsfor students with intellectual disabilities or some kind of disabilities in high schools inOsaka, Japan. The Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology hasannounced that we need to build a system of an inclusive education to create an inclusivesociety in Japan. The board of education of Osaka prefecture has also been engaged invarious efforts in order to realize an inclusive education. Two programs of its efforts are introduced, one is an independence support course forstudents with intellectual disabilities, the other is classes for promoting inclusion. Theseare excellent programs not for students with disabilities but also for students withoutdisabilities. However, a number of students who can join these programs is so small thata lot of students with any disabilities can’t access to supports and cares. Therefore, weshould immediately establish an inclusive education system for all students by utilizingknowledges from there.
著者
小山 博史 柏木 公一 中口 俊哉 黒田 嘉宏 金井パック 雅子 井野 秀一 藤原 道隆 足立 吉隆 江頭 正人 松井 邦彦
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

研修医や新人看護師など医療者のリアリティショックによるPTSDや早期離職が社会問題となっている。その理由の一つに臨床現場における多重課題に対する訓練不足が指摘されている。本研究では、現実世界での経験が困難な多重課題の臨床現場をバーチャルリアリティ(以下VR)技術を用いて仮想世界に再現し、多重課題シナリオを被験者(熟練者と初心者)に体験させ、その際の被験者の観察箇所や判断データを取得し、ヒューマンファクターデータとともにデータマイニング手法を用いた解析により多重課題における意思決定要因の解明と今後の臨床現場でのナビゲーションの基礎となる意思決定支援モデルの作成に関する研究を行う。
著者
上紙 航 坂元 太朗 黒田 揮志夫 福岡 順也
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.81-89, 2020-04-20 (Released:2020-05-08)
参考文献数
20
被引用文献数
1

近年,ホールスライドイメージ(WSI)と呼ばれる技術が確立し,モニター上で病理診断を行うことが可能になった.これにより,デジタルパソロジーの応用は今までの病理医の不足した施設のための遠隔診断にとどまらず,日常診断やコンサルテーションなどへと活用が広がっている.こうして病理組織標本のデジタル画像データが蓄積されることで,急速に人工知能(AI)による画像解析の基盤が整いつつある.現時点では未だ研究レベルではあるものの,腫瘍のリンパ節転移を認識するものや腫瘍細胞割合を計測するもの,あるいは腫瘍の遺伝子変異を予測するものなど,様々なAIが開発されている.今後も加速度的な発展が望まれる一方で,病理標本のデジタル化は期待されたようには拡散せず,多くの施設において診療にAIを活用できる環境は揃っていないのが現状である.また,AI開発の面からも,必要な教師データを作成することの困難さや,AIの判断根拠が不明瞭な状態で臨床応用することへのリスクなど,複数の問題が顕在化している.今後こういった課題解決が必要ではあるが,近い将来にAIがもたらす情報は病理診断にとって必要不可欠なものになるとの予想は変わらず,次世代の病理医にはAIをうまく活用するスキルが求められると予想される.
著者
黒田領治 著
出版者
光芸出版
巻号頁・発行日
vol.第3集, 1967
著者
松崎 雅子 黒田 敬之 城戸 健一
出版者
特定非営利活動法人 日本顎変形症学会
雑誌
日本顎変形症学会雑誌 (ISSN:09167048)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.149-156, 1999-12-15 (Released:2011-02-09)
参考文献数
19

The purpose of this study was to investigate acoustically the influence of orthognathic surgery on the phonetic quality of patients with skeletal mandibular protrusion. Samples of speech sounds were collected from nine patients (seven females, two males) before and after orthognathic surgery.The psychoacoustic analysis was carried out by 24 examiners using the paired comparison in naturalness of the five different Japanese words.The acoustic analysis, based on the linear predictive coding (LPC), were applied to determine the lowest two local spectral peaks (Fl, F2) on the vowels. Fl and F2 were compared with the normal speakers, and the changes of Fl and F2 with orthognathic surgery were evaluated using 40 Japanese words.The results were as follows:1) The naturalness of speech has been improved in most patients after orthognathic surgery in the psychoacoustic analysis.2) Distribution of Fl and F2 in patients after surgery approximated that of normal speakers.3) The psychoacoustic and acoustic analyses have a significant correlation. It was suggested that improvement in naturalness of speech is associated with the changes of Fl and F2 by orthognathic surgery.
著者
黒田 治 山内 清太
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.48, pp.21-24, 1996-09-26 (Released:2017-10-13)

February 10th of this year, involving a crash of a local-line bus and a vehicle, the collapse of a base rock in the Toyohama Tunnel in Hokkaido ended in a tragedy with the deaths of 20 people. Today, NHK would like to report how we coped with this accident by relay broadcasting throughout the country day and night.

1 0 0 0 OA 本草啓蒙補遺

著者
黒田楽善 著
出版者
厚生閣
巻号頁・発行日
1939
著者
古田 亮 木島 隆康 薩摩 雅登 岡本 明子 下東 佳那 田中 圭子 黒田 和士
出版者
東京藝術大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

web上で全資料のリストを公開し、全資料を検索可能なデータベースを公開した。あわせて全資料の総目録を作成した。また本研究の成果発表として、2015年12月に東京藝術大学大学美術館展示室において、「藤田嗣治資料公開展示」を行い、資料群の中から、藤田の生涯を通覧できる写真資料を展示したほか、本資料に特徴的なものを特に選出し、展示した。また、観覧者の理解の助けとするためのリーフレットを作成し、展示室で配布した。藤田の日記などをもとに藤田の詳細な年譜を作成した。この年譜は2017年に刊行予定である。
著者
黒田 春菜 小寺 浩二
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集 2022年度日本地理学会春季学術大会
巻号頁・発行日
pp.101, 2022 (Released:2022-03-28)

Ⅰ はじめに 本研究では、最新の現地調査(2021 年 11月)と過去のデータ及び既往研究との比較を行うことで、猪苗代湖の中性化の現状をより明らかにすることを目的としている。また、2021年11月に底泥採取および珪藻分析を行ったため、その報告も兼ねる。 Ⅱ 地域概要 猪苗代湖は、汽水湖であるサロマ湖を除けば、国内における湖面積第3位を誇る。流入河川としては主に北岸へ流入する長瀬川があり、総流入量の半分以上を占める。ついで南岸へ流入する舟津川がある。流出河川は日橋川と安積疎水がある。日橋川は天然の流出河川であり、安積疎水は人的に管理されている。 Ⅲ 研究方法 現地では気温、水温、pH、RpH、電気伝導度(EC)の測定をおこなった。試料は実験室で処理し、TOC やイオンクロマトグラフを用いて主要溶存成分(N+、K+、Ca2+、Mg2+、Cl−、NO3−、 SO42−)の分析をしている。その他湖心の調査なども行った。また、採取した底泥は筒状に採泥し、上部5mm。下部5mmずつ削って珪藻プレパラートを作成した。 Ⅳ 結果と考察 猪苗代湖および浜では、とりわけ湖西部で生活排水や湖岸植生「ヨシ」の枯死によって人的もしくは自然的な影響によるpHの上昇が見られた。沼ノ倉2号橋では、放水が起こるとEC値が通常時の50µS/cm前後から150µS/cm以上にまで大きく上昇することがわかった。しかしこの放水が湖水にもたらす影響は微々たるものであるため、猪苗代湖の中性化は長瀬川の水質に大きく左右されることがわかった。長瀬川に合流する旧湯川(湯川橋)の水質は、強酸性である硫黄川とアルカリ性である高森川の2河川の水質に大きく左右されることもわかった。上下で2枚作製した珪藻プレパラートは、上下で出現珪藻に違いが見られた。上部における最多出現属はフラギィラリア(Fragilaria)属、下部ではナビィクラ(Navicula)属が最多であった。 Ⅴ おわりに 化学的分析および生物学的分析により猪苗代湖の中性化についての議論が深まったが、これらをより確固なものとするためにも今後も定期的な調査が必要である。特に珪藻分析の質を高め、流量の測定に一段と気を配りつつ、猪苗代湖および集水域の調査を継続していきたい。 参 考 文 献 小寺浩二・森本洋一・斎藤圭(2013):猪苗代湖および集水域の水環境に関する地理学的研究(4) -2009年 4 月~ 2012年 11月の継続観測結果から-, 2013年度日本地理学会春季学術大会発表要旨集.
著者
内野 博之 牛島 一男 平林 剛 石井 脩夫 芝崎 太 黒田 泰弘
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.527-550, 2007-10-01 (Released:2008-10-24)
参考文献数
63

集中治療における脳保護の成否は, (1) いかに早期に脳への血流を再開させ, エネルギー代謝を改善することができるか (脳機能回復を念頭に置いた脳蘇生法) と, (2) 血流再開後にいかに脳を保護できるか (脳神経障害から脳を保護する治療法の適用) の2点が大きな柱となるものと思われる。すなわち, 心停止後の頭蓋外臓器の機能を脳に有利になるような方法で管理し, かつ頭蓋内の恒常性を維持することをその意図とすることをその主目的としている。神経集中治療における救命救急処置法の改善および脳保護法の進歩や脳指向型集中管理法が併用され, これまでは回復が難しいと思われてきた神経機能回復に光明を見い出すことができるようになったが, 人の脳神経細胞障害のメカニズムは複雑かつ多要素で, 神経機能回復を目指した治療を開始するまでの時間が極めて短く, 虚血性脳神経細胞障害を完全に抑制できる状況とは言い難い。本稿では, 虚血性神経細胞障害における細胞内カルシウム動態とフリーラジカルの関与を紹介し, 細胞死に深く関わるミトコンドリア機能不全とカルシニューリン/イムノフィリン情報伝達系の重要性を概説する。
著者
矢島 領 今岡 楓太 輪湖 哲也 黒田 裕子 松元 一明 木津 純子 片山 志郎
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.135, no.12, pp.1397-1402, 2015-12-01 (Released:2015-12-01)
参考文献数
18

Stomatitis frequently occurs during chemotherapy and radiotherapy for cancer. Because of its pharmacological properties including anti-inflammatory activity and stimulatory effects on endogenous prostaglandin synthesis, rebamipide has been suggested as a potentially effective treatment against stomatitis. In the present study we tested the stability of oral rebamipide solutions prepared in our hospital pharmacy using sodium alginate as a thickener to increase retention of this agent in the oral cavity, and the addition of different flavoring mixtures intended for use in enteral diets to reduce the bitterness of rebamipide and sodium alginate. Samples of oral rebamipide solution prepared with 13 kinds of flavoring and sodium alginate were evaluated in terms of their appearance, redispersibility, pH, viscosity, and rebamipide content immediately after preparation and 1, 3, 7, and 10 days after storage at room temperature under ambient light or in a cool, dark place. After 10 days of storage, favorable stability was observed in four sample solutions supplemented with green apple, pineapple, yogurt, and tomato flavoring mixtures intended for use in Elental® diets. These oral solutions may have potential clinical application.