著者
小野 裕次郎 名児耶 厚
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.336-337, 2010-08-21

東京都内の私立高校において,高校受験雑誌に掲載されている情報をもとに分析を行った.まずは,全サンプルを使用して分析を行ったが特筆すべき構造は発見できなかった.そこで,高校のデータはいくつかのサンプル群毎に異なった構造を持つと仮定し,男子校・女子高・共学校にデータを分割し解析を行った.その結果,男子校・女子高等それぞれのデータで有意な構造が発見できた.本研究では,高等学校を解析する上での分類の必要性と合わせて,男子校・女子高等見出された有意な構造について述べる.
著者
渡辺 昌介 横村 宏司 市川 隆幸
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.20, pp.186-187, 2004-08-10

保存する書類には新聞や雑誌の切り抜き、年賀状や名詞などの個人情報の保存や、企業内や企業間で必要とする書類の保存などがあるが、ここでは公的な書類の電子データとしての保存の方法や検索について述べる。
著者
加藤 貞夫
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.93-96, 1991-08-21

大切なメモをなくした時の思いは、本当にせつないものである。最近は情報量が爆発的に増えてきて、大切な情報がかえって埋没して困ることが多い。また、欲しい情報はなかなか入手できない。これらの問題点を探り、その対策を年賀状、パンフレット、切り抜きなどの身近かな情報の整理を実践例から考察する。
著者
田中 千博 渡邊 寛二
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.13, pp.98-101, 1997-08-08

女子高校生の読書の記録に情報カードを用いることで、読書感想がより活発に述べられるようになった。また、教師が感想からキーワードを抽出し、それらをデータベース化すると、彼女らが読書に求めるものが検出できた。
著者
村松 浩幸 田所 慎也 安達 一寿 城台 隆光
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.15, pp.66-67, 1999-11-11

校内のWebサーバーを利用して、会議室や掲示板などが難しいプログラムの知識なしで手軽に構築できるようなWebアプリケーションシステムを開発し、イントラネットワークを利用した学習環境を構築した。また各教室においた旧型DOS機からも情報共有に参加できるようなシステムにした。
著者
宮地 功
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.28-37, 1992-03-31
被引用文献数
1

FORTRAN言語の授業において言語を理解させ,プログラム作成能力を開発するために小テストやプログラム演習を行った.定期試験でその学習成果を,アンケートによって意識を調べた.大学生と高専生との比較を行った結果,両者の学習効果には有意な差がないことが分かった.文法の理解度に関係の深い要因として,プログラムの提出が早い,小テストの正答率が高い,などの要因が抽出出来た.すべての問題に正答するまで繰り返し問題用紙を再提出させる演習によって,文法について理解を向上させることが可能であることも判明した.
著者
加藤 真由美 大木 佐智子 谷 里佐 三宅 茜巳 佐藤 正明 後藤 忠彦
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.386-389, 2010-08-21

これまでの歴史・観光資料の書籍とくに,教科書は,主として印刷メディアで構成されてきた.しかし,最近の電子教科書・書籍は印刷物の二次利用としてデジタル化が進められ,さらに,最初から電子書籍を目的とした,映像・印刷物・関連資料を用いたマルチメディアの構成についての研究開発が進もうとしている.そこで,今回,奈良時代からの背景をもとに,手向山八幡宮(奈良県)の上司氏による現物(現地)での説明と関連資料を用いたデジタル・アーカイブを構成し,今後の電子書籍の方向性について検討を行った.
著者
興戸 律子 村瀬 康一郎 加藤 直樹 益子 典文 松原 正也
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.21, pp.240-241, 2005-08-20

平成16年度から国立大学は「国立大学法人」となり, 教育研究活動情報を整備し大学内外に対して発信することが求められるようになった. そのような情報の収集と管理のために, 今回教員の教育・研究における活動実績を蓄積管理するための情報システムを構築した. このシステムの特徴は, 教員自身が便利な道具箱として日常的にシステムを利用するメリットを感得でき, 複数人がデータベースの情報を共同利用するための「権限付与」, 「マイリスト」, 実績の入力を代理が行うための「代行入力」の処理機能が備わっていることである. この「権限付与」「代行入力」「マイリスト」機能は, 複数人がデータベースの情報を共有するために必須である機能と考えるものであり, 今回これらの機能について報告する.
著者
佐原 恒一郎
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.32-33, 2006-08-26

特別支援教育において,音楽の授業,とりわけ合奏は児童生徒にとって自己実現を図るなどで有効な題材である。しかし,鍵盤楽器を操作できる生徒がメロディを担当し,多くの児童生徒はタンバリンなどの打楽器を担当することが多いのが実情である。本研究では,その理由として教員の知識不足があるとの仮説に立ち,アンケートにより実証し,併せてメディア教材を提案するものである。
著者
宮地 功
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.21-32, 1999-09-30
被引用文献数
6

1年目の外書購読において,情報科学分野の英文を事前に1つずつ割り当てておいて,授業時に訳させ,誤りなどを指摘して,主語と述語動詞がどれかを示して,著者が再度訳した.試験では和訳した英文の中から出題した.その平均正解率は43%であり,あまり芳しくなかった.この方法を改善するために,2年目には,OHPシートに割り当てた英文をコピーして渡し,授業時までにその下に訳を書かせた.主語と述語動詞に赤と青の下線を引かせた.授業時にOHPを用いてその訳などを説明させ,著者が間違いなどを正しながら再度説明した.訳した英文の中から,次の週に小テストを行った.その平均正解率は36%であった.試験における平均正解率は55%であり,初年度よりかなり改善された.その学習効果と英文の特徴について報告する.
著者
堀口 秀嗣 井口 磯夫 安達 一寿 荒 義明 小林 裕光 前田 真人 本郷 健
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.23, pp.174-175, 2007-08-20

eラーニングは現在、企業や高等教育で積極的に導入されている。しかし、小中高校では積極的に導入することを検討している学校は少ない。その理由を考察するとともに、その目的に合うe-Learningシステムとして開発した。その考え方や機能の代表的な部分を紹介する。
著者
岡田 啓二 余田 義彦 山野井 一夫
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.52-55, 2006-08-26

ユビキタス(いつでも何処でも)学習を実現するために、スマートフォンで稼動するモバイル学習システム"スタディノートポケット"を"スタディノート"の機能の1つとして開発した.本報告書では、"スタディノート"および"スタディノートポケット"について説明する.
著者
角田 真二
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.17, pp.190-191, 2001-11-10

本研究では, 企業のOA化の中でのコンピュータの学習について考えてみる. 企業では, 社員全員がコンピュータ教育を受けるのではなく, 一部の社員が研修でコンピュータを学び, 研修でコンピュータを学んだ社員が, さらに職場で他の社員にコンピュータを教えていくといった教育方法が取られる場合がある. その状況を考察してみる.
著者
高橋 国士
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.19-26, 1998-03-30

現代のように多様なメディアがなかった時代, 音楽情報の流通は, 演奏や伝承によるほか, 楽譜というメディアに記され, 出版されることによってのみ行われた.そのため本研究では, 古典派を代表する音楽家の一人モーツアルトのを取り上げ, その音楽伝播に果たしたメディアとしての楽譜の役割を明確にすることを目的として, 文献研究を行った.音楽伝播における楽譜の役割は, 生存中と没後に分けて考察した結果, 次の知見が得られた.その生存中の音楽伝播(2次元的伝播)は, 18世紀末から音楽が宮廷, 貴族社会から, 市民社会へ浸透したことが大きな要因であったといえる.これによって新たな音楽市場が発生し, 音楽を介しての経済活動が, 作曲者から出版社などの手に移り, 販売された楽譜は出版地だけでなく, 遠隔地にまでおよぶことによって, 音楽情報の流通の範囲が拡大されるようになった.さらに, 没後の研究成果と, これを基にした系統的な作品全集の出版は, 時間経過を伴わせて音楽情報の流通(3次元的伝播)をいっそう加速させている.
著者
沖 裕貴 林 徳治
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.27-34, 1999-03-31
被引用文献数
1

「たまごっち(1)」などの携帯型動物飼育ゲームに強い興味・関心を持つ小学生が,生命や動物飼育に関してどのような意識を抱いているかを,質間紙法によって調査した.その結果,低学年の4割近く,6年生においても約2割の児童が,ゲームの中の動物を「生きている」と認識していることが判明した.また,それらの意識とゲームに対する興味・関心との間には,有意な正の関連性のあることが浮かび上がった.しかし,ゲームに対する興味・関心は,実際の動物飼育に対する興味・関心とも有意な正の関連性があり,実体験への橋渡しになる可能性を示唆している.
著者
宮田 仁
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.56-59, 2006-08-26

筆者は受講者が所持している携帯電話(i-mode,vodafone,ez-web)に対応したコメントカードシステムを開発し,2002年より4年間,大学での多人数講義で活用してきた。教員が発問をし,受講者が各自の携帯電話からコメントカードシステムの携帯サイトに接続し,課題に対する自分の意見や質問を送信する。受講者からの意見や質問はテーマごとに整理され,リアルタイムで大講義室の液晶大画面に映し出される。その意見や質問を教員が講義中に取り上げながら,講義を展開していくアプローチを行ってきた。今回,そのシステムを機能強化し,カメラ付き携帯電話で撮影した画像にタイトルやコメントをつけ送信すれば,SQLサーバ側で自動的に画像データベース化できるシステムを開発した。受講者はユビキタスな学習環境で自分や他者のコメント付き画像をキーワード検索・抽出・閲覧できるようになった。本システムを多人数講義で活用した結果,受講者間での意見交換や視点の交換が促進され,知識共有をめざした多人数講義を支援できる可能性が示唆された。
著者
梅村 友規 中馬 悟朗
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.16, pp.86-87, 2000-11-11

パズル・ゲームを数学の授業に取り入れることで、それに向かう生徒のやる気が上昇することは容易に想像できる。またそれに伴い、相乗効果として数学に興味・関心を抱かせるきっかけになるかもしれない。その可能性を秘めた、パズル・ゲームを取り扱った教材にもいくつか問題点がある。それを改善するためにコンピュータを利用することの有用性を考察する。
著者
岩田 初美 加藤 直樹 村瀬 康一郎 松川 禮子 若山 皖一郎 後藤 忠彦
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.9, pp.118-119, 1993-07-27

マルチメディアの教育利用を進めるにあたり,パソコンを用いたマルチメディア教材を,図書,テキスト等の印刷メディアと併せて活用される場合が多いが,その関連をいかにもたせるかが課題である。このために,印刷物からもパソコンを用いたマルチメディア教材を,バーコードを用いて選択し利用可能とした。 その結果,図書,テキストとパソコンを用いたマルチメディア教材の利用や,教室での提示用のマルチメディア教材がバーコードで簡単に選択できるようになり,研修等の必要もなくなり,誰にでもマルチメディア教材の利用ができるようになってきた。