著者
薄井 俊二
雑誌
科学研究費補助金(一般研究 C)研究成果報告書
巻号頁・発行日
vol.平成5・6年度, 1995-03 (Released:2007-07-24)

研究課題番号:05801003
著者
佐々井 啓
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.117-124, 2006-02-15
参考文献数
37

In this essay, I will explain dandyism represented in Oscar Wilde's comedies, examining the lines and photos of dandy characters and comparing three characters in his novel The Picture of Dorian Gray. Wilde says in his letter, 'Basil Hallward is what I think I am: Lord Henry what the world thinks to me: Dorian what I would like to be-in other ages, perhaps.' In his comedies, there are many dandies: they show 'narcissism,' 'revolt against the society and moral,' 'pursuit of modernism,' 'aesthetics of decadence' and 'voluntary spirit' Lord Darington in The Lady Windermere's Fan and Lord Illingworth in A Woman of No Importance are decadents who revolt against society. They resemble Lord Henry. Lord Goring in An Ideal Husband is narcissist but he saves his friend voluntarily. He is the same as Basil who is conscious about real life. Jack and Algernon in The Importance of Being Earnest pursue pleasure in an imaginary life which resembles the fantastic life of eternal beauty in Dorian. As a result, Wilde wants to show his dandyism to describe many types of dandies in his comedies. These dandies, narcissists, create fashion with perfect attire. The most important dandy attire are the necktie and the buttonhole. In those days, the necktie was necessary for any man of society. The buttonhole was made of natural flowers, and was changed two or three times during the evening. Because they are so fragile, they symbolized the dandyism of Wilde.
著者
清野 善兵衛
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.801-808, 1961-01

第3次越冬期間中(1959年2月-1960年1月)に約100回のラジオゾンデ観測を行い,一応各高度気温の年変化を観測することが出来た.夏の状態曲線は300mb附近に極めてシャープなトロポポーズが現れ,成層圏では高度と共に気温は上昇する.トロポポーズの気温は比較的高温で-50℃に達しない時もある.一方冬の状態曲線は一般に地上附近に顕著な気温逆転が現われ,トロポポーズはあまり明瞭でなくなり,成層圏でも高度と共に気温は下降を続ける.気温の年変化は300mb以下では地上のKernlose型の変化と似た変化を示すが(振幅は少ない)300mb以上では単純な年変化となり,振幅も高度が高い程大きくなる.トロポポーズの平均高度は冬に高くなり,夏よりも2000m以上も高い.850〜700mb附近に第2の逆転層が見られ,この層は強固なものでブリザードがあっても却々解消せず,時間と共に次第に高い方に移動して行くことが認められた.
著者
森 友則 朝香 卓也 高橋 達郎
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J92-B, no.1, pp.54-68, 2009-01-01

Unstructured型P2Pネットワークでは,オーバレイネットワークの隣接ピア数(次数)分布やコンテンツのリクエスト数分布がべき乗則に近い性質をもつことが報告されている.このUnstructured型P2Pネットワークでは,高次数ピアに負荷が著しくかかってしまうこと,低人気コンテンツがネットワーク上から消滅してしまうため,ネットワーク全体のヒット率が低下してしまうといった問題がある.これらの問題に対し,キャッシュ置換えや複製配置の観点から解決を図った方式等が提案されている.しかし,キャッシュ置換えでは素早くコンテンツを広めることができない,複製配置では高負荷がかかるといった問題がある.本論文では,このような問題点を解決するためキャッシュ置換えと複製配置を組み合わせた,新たな複製配置の方式を提案する.本方式では隣接ピア数に応じて各ピアがそれぞれ異なる複製配置を行うことで,P2Pネットワーク全体としてヒット率を向上させながら隣接ピア数の多いピアにかかる過剰な負荷を隣接ピア数の少ないピアへ分散させることができる.また,本論文ではシミュレーションによる評価を行い,提案方式の有効性を示す.
著者
蔵 琢也 蔵 研也
出版者
岐阜聖徳学園大学
雑誌
Review of economics and information studies (ISSN:13453998)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.111-127, 2004-09-30
著者
蔵 研也 蔵 琢也
出版者
岐阜聖徳学園大学
雑誌
Review of economics and information studies (ISSN:13453998)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.470-510, 2001-03-01

現在の物理学は十分に発連しており、基本的な謎は、素粒子や宇宙論に関連する問題を除いてないように宣伝されている。しかしながら、物理学は数学と異なり、公理から作られた体系というよりも、経験的に現実とうまくあった数式の運用規則の集まりという側面が強い。そのため、法則や原理、運用規則が完全に整合がとれて無矛盾であるとは眠らなくなっている。このようなことから、多くの研究者が集中的に研究する流行の問題以外にも、色々な種類の基礎的な問題がある。本論文では、そのようなものの中から幾つかの問題を示す。この中には一見初等的に見えるもの、解決済みに見えるもの、色々な意見がありながら店晒しになっているものなどが含まれている。それは以下の六つである。(1)因果率とトンネル時間(2)観測と保存則(3)重力と制動放射(4)重力と角運動量の転移(5)特殊相対性理論とポテンシャル(6)ホーキング幅射 各問題は理解しやすさと言う目的のため、具体的な思考実験の形式をとっており、十分に抽象化・一般化されているとは眠らない。抽象化や一般化の方向については一部述べた。また、各問題にはわれわれの解説や意見、あるいは暫定的な解答が述べられているが、必ずも同意を求めているわけではないし、重要でもない。むしろ、これらの問題は、読者の各自が自分自身で考えて、答えを出していただきたいと思う。なお、問題の順番は、基本的に我々が考え出した順番に並んでおり、あまり意味がない。また、多くの問題には我々より先に類似した問題を提唱し論じた研究者がいるが、それについても不十分ながら知る限りで論じている。
著者
川俣 純 山口 治 村松 浩幸 高崎 満 中村 雅俊 吉田 吉美
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.23, pp.256-257, 2007-08-20

茨城県南地区の中学校技術・家庭科(技術分野)におけるロボット製作とそのロボットコンテスト大会において,CMSを用いた情報共有システムを構築し共同学習をおこない、その効果を検証した。実践の結果、10校の生徒達から参考資料を明記した120件のアイディアが出願された。さらに出願時に参考資料を明記させたことで,アイディアが学校を越えて連鎖し,新たな技術開発につながったことも確認することができた。これらの成果は情報共有システム上に残され次年度へ継承された。生徒を対象した調査でも、学校を越えたアイディアの交流の効果が確認された。
著者
清水 康敬 山本 朋弘 堀田 龍也 小泉 力一 吉井 亜沙
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.249-257, 2007
参考文献数
3

教育の情報化の推進に関するアンケート調査を全国の5,000校に発送し,3,869名の教員と2,019名の管理職からの回答を得て,推進のための要因と阻害要因等に関する学校種の違い,教員の経験年数,学校に対するコンピュータや電子メールアドレスの支給の有無,教員の性別の違い等について分析した,その結果,小学校から中学校,高等学校になるにしたがって学校に対するコンピュータ等の整備が進んでいるが,利用については逆に減少していること,男性教員の方が女性教員より利用度が高いこと,授業でのコンピュータ等の利用度は小学校の方が高いこと,教員の経験年数が10年以上20年未満の教員の利用度が高いこと,コンピュータが学校等から支給されている教員の利用が有意に高いことなどを明らかにした.
著者
伊藤 直子
出版者
国立音楽大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:02885492)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.13-24, 2007

本稿は大正期のオペレッタ受容のあり方について、当時もっとも人気の高かったスッペの《ボッカチオ》を例に考察することを目的とする。まず最初に社会的・文化的背景として、都市化と大衆化、消費と娯楽、メディアの発達などの現象を挙げ、音楽的下地としては、明治期すでに外来歌劇団によるオペレッタ公演や軍楽隊によるオペレッタ関連楽曲の演奏が行われていたことを確認した。大正期のオペレッタ受容は明治期の官主導型の洋楽受容とは様相を異にし、帝劇、ローヤル館、浅草と上演空間を転じながら、大衆化の道のりを歩んでいった。上演の実際については、オペレッタ受容に不可欠である訳詞の観点から主に論を進め、代表的な訳者の一人で、《ボッカチオ》の訳詞を手がけた小林愛雄を取り上げ、あるべき訳詞の姿を求めて文語体から言文一致体へと至る小林の訳業と、その後の浅草オペラにおける庶民的かつ自由奔放な訳詞の世界を追った。
著者
渡辺 修身
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要 教育科学 (ISSN:05134668)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.67-78, 2002-02

近年,我が国におけるオペラブームに伴って,各地で市民オペラの活動が盛んになってきている。また教育の現場においてもオペラやオペレッタ,ミュージカル等(創作物も含める),舞台公演を行う機会が増えている。「総合舞台芸術」とも呼ばれるオペラを公演するには,多大な労力と時間が費やされる。本研究では,オペラ公演にいたるまでの音楽スタッフ,特に「コルペティトア(練習ピアニスト)」そして彼らの使用する楽譜「ヴォーカルスコア」に焦点をあて,いかに効率よく練習を進めていくかを考察する。 In recent years, musical performances have become more popular in Japan. In particular, the number of opera, operetta and musicals staged by professional groups and by amateurs at the collegiate level has increased. This is most encouraging since it indicates renewed opportunities for such an event to take place. Opera is a comprehensive stage art. It is time consuming and labor intensive to produce. In this report, efficient and effective ways by which the rehearsals for such a production can be carried out is analyzed. The roles of Korrepetitor, the practice pianist and the ways in which he utilizes musical notes and vocal scores is discussed in depth.
著者
岡 良典
巻号頁・発行日
2005-03

Supervisor:東条 敏