著者
大森 禪戒
出版者
駒澤大学
雑誌
駒沢大学実践宗乗研究会年報
巻号頁・発行日
vol.4, pp.7-11, 1936-03-05

2 0 0 0 OA 語録訳義

著者
木村 晟 片山 晴賢 片山 晴賢
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大學文學部研究紀要 (ISSN:04523636)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.130-234, 1988-03
著者
洪 在成
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.947-945, 2003-03-20
著者
西本 博則 島田 育廣 藤本 一郎 正木 信夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.99, pp.17-22, 2009-06-17
被引用文献数
2

声帯振動や歯茎ふるえ音等の高速で振動する調音器官の観測のための超高時間分解能MRI movieの撮像法を提案する.本手法では光マイクロホンを用いてMRI撮像中の被験者の音声を,さらに空芯ソレノイドコイルを用いてMRIスキャナーの傾斜磁場の磁場変動を両方同時収録することで両者の正確な時間的関係を求め,動画の各フレームを作成している.さらにMRIスキャナーの高性能化によりデータ収録時間の短縮が可能になり,MRI movieの高時間分解能化を実現した.本稿では,振動子からなるファントムによる実証実験を行い,最大6384 fpsのフレームレートの画像が得られた.さらに歯茎ふるえ音発話時の舌の振動の撮像を行い,舌の振動の様子が確認された.
著者
富田 弘美 中川 隆子 小菅 啓子 小林 茂雄
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 = Journal of the Japan Reseach Association for textile end-uses (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.39, no.12, pp.54-63, 1998-12-25
参考文献数
7
被引用文献数
1

社会人男性の生活場面における服装意識と生活意識の特徴及び関連性について20代と40~50代を対象に質問紙法により調査を行った.主な結果は次の通りである.<BR>(1) 服装意識について20代は職場では個性を重視した服装, 余暇では外出時の服装に関心がみられ, 40~50代は職場では規範意識を持ち機能的な仕事着を必要としている.<BR>(2) 生活意識について20代は家庭中心の人付き合いや積極的に余暇を過ごすなど個人を尊重している.40~50代は地域社会を背景とした人付き合いをし, 伝統的な社会ルールを受容している.<BR>(3) 服装意識と生活意識の関連性についてそれぞれ因子分析をした結果, 抽出された各因子の関連性を正準相関分析により解析した.職場の服装意識では規範性が低く, スーツ着用や仕事着の必要性に対して否定的な層は, 生活意識では余暇の過ごし方は積極的だが仕事に対しては消極的であった.また職場での服装の規範性が高く, 余暇の服装に興味の少ない層は, 生活意識では個人尊重や人付き合いの因子間に関連がみられ, いずれも消極的であった.さらに冠婚葬祭の服装や家庭での服装の因子は, 生活意識の個人尊重, 慶弔行事への考えの因子間に関連がみられた.
著者
須戸 和男
出版者
北海道大学大学院経済学研究科
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.77-99, 2006-06-08

本稿は,アメリカの通商政策と対外租税政策の相互関係を歴史的に概観し,今日のグローバルな世界経済におけるアメリカの対外経済政策の及ぼす影響を考察するものである。 その中心的論点は,アメリカ多国籍企業のグローバルな経営戦略であり,第二次世界大戦後のアメリカ多国籍企業は,政府の課税優遇措置による海外市場開拓促進政策に重大な役割を演じ,これによって両政策の密接な相互依存関係を創出した。しかし,1970年代以降の多国籍企業は,政府の政策目的とは離れた独自のグローバルな経営戦略を採り始め,両政策間に乖離・対立現象が現れ,次第にその相互関係は希薄になってきた。 多国籍企業の外国直接投資は,その実質的本拠を国外に移転し,国内産業の空洞化をもたらし,貿易収支および経常収支の巨額な赤字を生み出した。さらに,多国籍企業のグローバルな租税回避戦略は税収を減じて財政政策に重大な影響を与えた。このため,通商政策は戦後の多角的自由貿易体制の修正を迫られ,二国間および地域間自由貿易協定や保護主義的政策に向かった。対外租税政策は多国籍企業に対する課税強化政策および租税回避抑止政策へと大きく変容した。以上の如く多国籍企業の自立的展開は,両政策の変化・変容と両政策の相互関係に変転をもたらした。
著者
山中 英明 菊池 武昭 天野 慶之
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.115-120, 1977
被引用文献数
6

The level of sulfur dioxide in the muscle portion of imported frozen prawn treated with sodium bisulfite ranged from 10 to 30ppm, which was below the permissible residual amount (100ppm) designated in the food additives standard under the Japanese Food Sanitation Law. However, at the same time, 4 to 6ppm of formaldehyde was detected in the muscle.<br> When the Japanese prawn (<i>Penaeus japonicus</i> B<sub>ATE</sub>) was dipped in 0.5% solution of sodium bisulfite, 40ppm of sulfur dioxide was recovered in the muscle immediately after the treatment, and 0.6ppm and 1.5ppm of formaldehyde were produced after 2 days of cold storage at 3°C and after 2 months of frozen storage at -20°C respectively, while no formaldehyde was detected in the muscle of the untreated prawn. It may be presumed that formaldehyde was generated from trimethylamine oxide in the muscle of prawn by a non-enzymatic reaction as a result of the treatment with sodium bisulfite.<br> Sulfur dioxide in the muscle and shell of prawn decreased considerably during frozen as well as cold storage.
著者
李 小妹
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理学会大会 研究発表要旨
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.501-501, 2008

本研究は,中国・シンセンにある「錦繍中華」,「中国民俗文化村」と「世界之窓」という三つのテーマパークにおいて,新しい都市空間がいかなる過程で作りあげられているのかについて考察する。これらのテーマパークは,中国国内で初めて作られた同類の観光施設として,中国の文化観光開発事業をリードし,経済開発の産物と見本であると同時に政治文化の発信地でもある。テーマパークがもつこのような経済的,政治文化的特性は,シンセンの都市空間のそれを反映している。そのうえ,市場経済化とグローバル化の中で成長したシンセンは,グローバル時代における中国都市の都市空間の変容と,都市空間を生きる人々とのかかわりのダイナミックな変容実態を,他のどの都市よりも先見的に,よりよく反映している。本研究において,これらのテーマパークの建設経緯,展示内容および展示手法について検討し,「見せ物の場所」と「生きられる空間」といった二つの視座から,開発側である中国政府と華僑資本家および「ユーザー」である観光客や少数民族の若い労働者による「空間の生産」がいかなるものかを明らかにした。 まず,「見せ物の場所」としてこれらのテーマパークは,中国および世界の歴史文化といった大きなテーマの下で,「社会主義的国民国家」と「市場経済の発展ぶりおよび生活の向上」を見せ,経済発展を正当化する手段であると同時に,愛国主義教育といったような政治宣伝の場でもある。 また,アンリ・ルフェーブルの「表象の空間」とエドワード・ソジャの「第三空間」の概念を用いて,これらのテーマパークが「見せ物の場所」であると同時に「生きられる空間」でもあると確認した。具体的に三つの場面を挙げながら論じる。場面_丸1_:「錦繍中華」において,観光客であるシンセン住民がテーマパークを自らの所有物でもあるように他の町から来た観光客に紹介する時の,彼らの表情や振る舞い型や使った言葉と話す口調から,彼らがこの空間に付与された意味を自分たちの住民としてのシンセン・アイデンティティとも言うべき主体性の発揮が見られる;場面_丸2_:「中国民俗文化村」に百人以上の少数民族の若者が働いている。彼らはテーマパークのすぐ近くにある社員寮に住み,テーマパークを中心に生活している。テーマパークの中での活動と言えば,観客にパフォーマンスしたり民族文化を紹介したりするような労働だけでなく,売店やレストランで自ら消費者になって見せる身から見る身に変身するのである。こうした「生産」と「消費」の間に移行する身体は,見せ物の場所を生きられる空間へと変えている。場面_丸3_:「世界之窓」で80歳の闇ガイドに出会った。彼は「75歳以上の老人が入場無料」という規則で毎日テーマパークに来ている。目的は観光ではなく,観光客にテーマパークを案内することで案内費を稼いでいるのだ。彼のようなテーマパークに雇われていないガイドをここにおいて「闇ガイド」と名付け,彼らによって「世界之窓」という空間が一種の抵抗空間として生産されている。つまり,シンセンのテーマパークは,観光客や少数民族の若者や闇ガイドのおじいさんのような住民や「ユーザー」の空間であって,彼らの諸活動によって抵抗の空間,または「生きられる空間」に練り上げられている。 国民国家のアイデンティティと民族文化は,常に変化しており,確立される必要性に迫られている。従って,それらが空間と時間の枠組みのなかで再生産され,再確認されるプロセスは,わたしたちの周りに絶えず展開されている。万里の長城が5000年の中国歴史文化を象徴するように,シンセンは経済発展がもたらした現代性を象徴する。シンセンの都市空間は,いわばひとつのテーマパークのような存在であって,そのテーマというのが,「グローバル化」であり,中国の改革開放の成功(「社会主義体制」と「市場経済様式」との接合)である。中国が社会主義の政治体制と資本の自由化との間に,その矛盾と戦いながら自らの発展の道を探りつつあると同様に,中国の人びとは,矛盾に満ちた都市に放り出された身をもって,都市を自分たちの需要に合わせながら作り変えている。こうした表象され,実践され生きられる空間には経済発展に巻き込まれている社会的諸主体間の関係性が生き生きと作られ,また現されてもいる。わたしたちが今日及び近未来の中国の都市空間と中国社会を理解するのに,こうした関係性としての空間を第三空間的想像力で考察することはきわめて有意義であろう。
著者
Daniel Luis Zanella Kantek Alberto Sergio Fenocchio Marta Margarete Cestari
出版者
日本メンデル協会、国際細胞学会
雑誌
CYTOLOGIA (ISSN:00114545)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.19-24, 2003 (Released:2003-10-10)
参考文献数
28
被引用文献数
1 4

The characids belong to the greater freshwater fish family of the world with around 700 recognized species. Whithin this group the genus Astyanax includes several species with unclear phylogenetic relationships, showing a wide karyotypic diversity. In the highly endemic Iguaçu river basin these problems are also observed being distinguished 6 unnamed Astyanax species (A to F). In the present work were cytogenetically studied 2 populations of A. sp. C from the first plateau of the Iguaçu river (Paraná State, Brazil). Fishes of both populations are similar in chromosome number, having 2n=50, however were evidenced clear differences in C-banding and nucleolar organizing regions (NORs) patterns. With the use of the restriction enzyme Alu I were obtained the same results as C-bands. These results indicate the complexity of Astyanax and the importance of further taxonomic revisions joining morphological, cytogenetic and molecular approachings.
著者
Lana Cristina Fazoli Valquíria de Almeida Bernardo da Silva Ana Luiza de Brito Portela-Castro Horácio Ferreira Júlio Júnior
出版者
日本メンデル協会、国際細胞学会
雑誌
CYTOLOGIA (ISSN:00114545)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.389-394, 2003 (Released:2003-12-30)
参考文献数
32
被引用文献数
3 9

Cytogenetics studies on Astyanax sp B, an endemic species of the Iguaçu River (Paraná, Brazil) were carried out. The specimens showed a standard diploid number of 2n=50 chromosomes with a karyotype consisting of 6 metacentric, 24 submetacentric, 6 subtelocentric and 14 acrocentric chromosomes. In addition to the basic karyotype, all the specimens presented 1–2 supranumerary or B chromosomes in mitotic metaphases. Three morphological types of B chromosomes have been identified in population under analysis: an acrocentric-type microchromosome; a metacentric macrochromosome smaller than the first pair of the normal karyotype complement; a small submetacentric chromosome. C-band analysis shows discrete markings in the centromeric regions of various chromosomes which contrast with strongly heterochromatic blocks in the telomeric regions of the long arms of chromosome pairs 20, 21 and 22 (acrocentric). Heterochromatic block-sized heteromorphism has been among homologues of pair 20. The chromosome characterisitics of Astyanax sp B indicate similarity with other species of the genus Astyanax with regard to karyotypic macrostructure, distribution of constitutive heterochromatin (C-band pattern) and occurrence of B chromosomes. Some aspects related B chromosomes in this species are discussed.
著者
Kiyoshi Kitano Kiyoshi Furuta Shinichiro Kanai Yo-ichi Takei
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.533-536, 2016 (Released:2016-03-01)
参考文献数
10
被引用文献数
2

A 41-year-old nurse was referred to our hospital with a fever and disturbed consciousness. She tested positive for influenza antigen. CT and MRI findings revealed low density and intensity areas in the right occipital and lateral lobes with remarkable brain edema, which led to a diagnosis of influenza encephalopathy. Influenza A antibodies in the serum were below the detection limit despite the patient receiving previous vaccination three months earlier. A PCR analysis revealed that the influenza HA gene was classified into clade 3C.2a, subclass AH3N2. The present case indicates the potential development of encephalopathy in adults under certain conditions.