著者
護 雅史 福和 伸夫 飛田 潤
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、未曾有の被害が予測されているこの大震災に対して、有限かつ変動するヒト・コト・モノ・カネで、莫大な情報量の中から学術的に重要な被害調査情報を取捨選択するための、いわば「データトリアージ」と効率的な被災調査行動戦略の策定を、満足化手法により実現しようとするものである。研究成果としては、過去の地震被害調査状況調査の取りまとめや、被害予測等に必要なデータの収集とデータベース化とともに、WebGISによる公開システム等について検討した。さらに、2011年東日本大震災関連の情報収集に努め、情報集約拠点を設置した。また、戦略立案システム構築にあたって必要となる、想定東海地震、東南海地震、南海地震の地震動評価やこれらを用いて災害時に重要施設となる小学校の被害予測を行った。
著者
佐々木 哲朗 堀越 和夫
出版者
首都大学東京
雑誌
小笠原研究 (ISSN:03868176)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.155-171, 2008-03

南硫黄島周辺海域において、貝類、甲殻類および魚類の動物相調査を行った。同定作業は継続中であるが、現在までに27科53種の貝類、4科9種の甲殻類、22科63種の魚類を確認した。確認種は南硫黄島からの新記録種を多数含むが、多くは小笠原群島にも分布する種で占められていた。
著者
Shigeto Morita So Sugiyama Akira Tateishi Shigeru Satoh
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
The Horticulture Journal (ISSN:21890102)
巻号頁・発行日
pp.MI-127, (Released:2016-05-19)
被引用文献数
7

Transport of water into cells is mediated by plasma membrane intrinsic protein (PIP) families of aquaporin, which are involved in petal cell expansion during flower opening. In this study, we performed comprehensive characterization of aquaporin family genes and analyzed the expression of PIP genes in petals of opening flowers to examine the role of PIPs in flower opening in the carnation (Dianthus caryophyllus L.). A database search of the genome sequence revealed the existence of 26 aquaporin genes with 8 members of the PIP subfamily in the carnation ‘Francesco’. The expression of all the PIP genes was validated by the existence of expressed sequence tags, and expression analysis by quantitative reverse transcription-PCR showed that DcPIP2;1 and DcPIP1;1 are the two major PIP isoforms expressed in petals of the ‘Pure Red’ carnation. The transcripts of these two genes were also detected abundantly in other floral tissues including the calyx, style, receptacle, and ovary, as well as stems and leaves. The expression of DcPIP2;1 and DcPIP1;1 in petals was maintained at a high level throughout the flower opening process. These data suggest a putative role of these PIPs in petal growth for flower opening.
著者
牛久保佑樹 藤田茂
雑誌
平成23年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, 2011-09-22

Twitter上の文には新語やスラングなどの未知語が多く使用され,ツイートを理解する際の妨げとなっている.本研究では,ユーザが知りたい未知語の意味を推定し,ツイートの内容理解を支援する手法を提案する.
著者
池辺義象 著
出版者
吉川半七
巻号頁・発行日
vol.上, 1907
著者
太田 鉄也 吉川 馨 松本 由奈
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2016年大会
巻号頁・発行日
2016-03-10

2016年度日本ジオパークネットワーク全国大会の開催地は伊豆半島ジオパークである。当ジオパークでは、フィリピン海プレートの動きと共に伊豆の北上及び本州への衝突という、島弧-島弧衝突の過程を、海底火山や陸上火山活動(独立単成火山群を含む)、南方系生物化石など、多様なジオサイトから知ることができる。また、温泉や海山の幸があふれ、首都圏からの観光客が多い地域である。このような地域で開催される全国大会では、来訪者は何を求め、地域に何を残すことができるのか。私たちは大会コンセプトを「連携:つながりを作ろう、深めよう」に定め、特に以下の3つのテーマで内容を深めていこうと考えている。1)ジオパーク同士の連携各ジオパークの背景にある「日本固有の物語」や「列島誕生と各地域の物語」のつながりを探り、世界に発信していくべき物語は何かを考える。(これは伊豆半島ジオパークが世界に向けた課題とされているものでもある)さらに、近接する箱根ジオパークと連携したジオツアーを行う2)世界遺産やエコパークとの連携伊豆半島とその近接地域には、世界文化遺産「富士山」及び、同じく世界文化遺産である「明治日本の産業革命遺産」の構成資産(韮山反射炉)が存在する。また、静岡県という規模まで視野を広げると、南アルプスエコパークや世界農業遺産「静岡の茶草場」も存在する。保全、教育、住民参加を促す仕組みなど、世界遺産やエコパーク等と共通する課題と手法について情報を共有し連携の可能性を探る。3)食とジオの連携当ジオパークでは、ジオパークの活動に賛同する法人や個人を応援会員やサポーター会員として募り活動の裾野を広げている。これらの会員には地元の商店主や旅館ホテル等様々な業態が存在するが、全国大会の会場で彼らと連携し、地域の食を紹介することを検討している。当ジオパークは、面積2,027k㎡(海域を含む、陸域で1,585k㎡)の中に15の市と町で構成される広域のジオパークである。事務局は各市町及び県から派遣された職員によって構成され、行政組織と絶妙な距離感を保ちつつ運営がされている。また、推進協議会が認定したジオガイドが自らの意思でジオガイド協会を立ち上げ各地のジオパークと交流を図るなどジオガイドの活動が熱心な地域でもある。さらに、地域の小中高校では教師と事務局の専任研究員が連携して熱心な教育活動が行われている。このような広域の行政区域でどのように意思決定を行い、大会を運営していくのかも今後の当ジオパークに課せられた大きなチャレンジである。
著者
藤間 繁義
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学キリスト教論集 (ISSN:0286973X)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.17-42, 1978-03-25
著者
Norifumi Takeda Hiroki Yagi Hironori Hara Takayuki Fujiwara Daishi Fujita Kan Nawata Ryo Inuzuka Yuki Taniguchi Mutsuo Harada Haruhiro Toko Hiroshi Akazawa Issei Komuro
出版者
一般社団法人 インターナショナル・ハート・ジャーナル刊行会
雑誌
International Heart Journal (ISSN:13492365)
巻号頁・発行日
pp.16-094, (Released:2016-05-13)
被引用文献数
1 50

Marfan syndrome (MFS) is an autosomal dominant heritable disorder of connective tissue that affects the cardiovascular, skeletal, ocular, pulmonary, and nervous systems and is usually caused by mutations in the FBN1 gene, which encodes fibrillin-1. MFS is traditionally considered to result from the structural weakness of connective tissue. However, recent investigations on molecular mechanisms indicate that increased transforming growth factor-β (TGF-β) activity plays a crucial role in the pathogenesis of MFS and related disorders, such as Loeys–Dietz syndrome (LDS), which is caused by mutation in TGF-β signaling-related genes. In addition, recent studies show that angiotensin II type 1 receptor (AT1R) signaling enhances cardiovascular pathologies in MFS, and the angiotensin II receptor blocker losartan has the potential to inhibit aortic aneurysm formation. However, the relationship between TGF-β and AT1R signaling pathways remains poorly characterized. In this review, we discuss the recent studies on the molecular mechanisms underlying cardiovascular manifestations of MFS and LDS and the ensuing strategies for management.
著者
富田 昌平
出版者
一般社団法人日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.86-95, 2009-04-20

本研究の目的は,不思議を感じとりそれを楽しむ心の発達について明らかにすることであった。研究1では,幼稚園年少児29名,年中児34名,年長児33名に3つの手品を見せ,そのときの幼児の顔の表情,探索行動,言語回答を観察し分析を行った。その結果,年少児では手品を見せられても顔の表情にあまり変化がなく,手品の不思議の原理を探ろうとする探索行動も全く見られなかったのに対して,年中児では軽く微笑んだり声をあげずに笑うなどの小さい喜び反応が増加し,探索行動も現れるようになり,さらに年長児では声をあげて笑ったりうれしそうに驚くなどの大きい喜び反応が増加し,探索行動も増加するといった一連の発達的変化が確認された。研究2では,研究1に参加した幼児86名に対して空想/現実の区別課題を行い,研究1の手品課題における反応との関連について検討した。その結果,空想/現実の区別を正しく認識している幼児ほど,手品を見たときに喜び反応をより多く示していたことがわかった。以上の結果から,不思議な出来事に遭遇したときに生じる,出来事の不思議に気づき,それを楽しみ,探究するといった心の動きが幼児期において発達すること,そしてその発達の背景には空想/現実の区別についての認識発達が存在することが示唆された。
著者
新城 直樹
出版者
国語学研究と資料の会
雑誌
国語学研究と資料 (ISSN:03855546)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.25-36, 2004-03-15
著者
藤村 忠明 諏訪 將良
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー学会誌 (ISSN:09167382)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.52-53, 1993-10-20
被引用文献数
1