著者
力丸 宗弘 石塚 条次 小松 恵 高橋 秀彰
出版者
秋田県農林水産技術センター畜産試験場
巻号頁・発行日
no.22, pp.56-60, 2008 (Released:2012-12-06)

秋田比内地鶏のDNA識別手法を確立するため、マイクロサテライトマーカーを用いて秋田比内地鶏の父親となる比内鶏の遺伝的特性について調査を行った。秋田県農林水産技術センター畜産試験場で維持している比内鶏160検体について調査した結果、5つの常染色体マーカー(ABR13、ABR277、ABR500、MCW298、MCW327)、5つのZ染色体マーカー(ABR89、ABR241、ABR311、ABR633、ADL250)において、それぞれ一つの対立遺伝子に固定していた。すなわち、比内鶏とのF1個体では、比内鶏で固定している10個のマーカーの対立遺伝子が必ずセットで検出されなければならないことがわかった。固定した遺伝子型を示した単型性マーカーの割合を常染色体、Z染色体別に比較すると、常染色体マーカーでは92個中5個(5.4%)、Z染色体マーカーでは22個中5個(22.7%)であり、常染色体よりZ染色体において、比内鶏に特徴的なマーカーが存在することが示唆された。これらのことから単型性マーカーの割合や生産形態を考慮すると、秋田比内地鶏のDNA識別には、Z染色体マーカーの方が常染色体マーカーよりも有効であることが示唆された。
著者
小松 恵 力丸 宗弘 石塚 条次
出版者
秋田県農林水産技術センター畜産試験場
巻号頁・発行日
no.22, pp.75-80, 2008 (Released:2012-12-06)

1997年に比内鶏およびロードアイランドレッド種の新たな種鶏群(以下「G7」とする)を造成してから10年が経過した。そこで、G7と現在の種鶏群の能力を比較するため、比内鶏およびロードアイランドレッド種の性能調査を行った。1 比内鶏の300日齢体重は雄が3,692g 、雌が2,874gであり、G7世代と比較して雄では296g 、雌では142g大きくなった。2 ロードアイランドレッド種の300日齢体重は雄が3,916g、雌が3,009gであり、G7世代と比較して雄では77g、雌では63g大きくなった。3 比内鶏の300日齢卵重は56.8gとG7世代より5g大きくなった。4 ロードアイランドレッド種の300日卵重は57.0gとG7世代より1.5g大きくなった。しかし、産卵率については両種鶏ともG7世代より劣っており、今後さらに改良する必要がある。
著者
堀田 秀之 小達 和子
雑誌
東北海区水産研究所研究報告
巻号頁・発行日
no.7, pp.60-69, 1956-03 (Released:2014-08-22)

1951年から1955年に亘って採集された約50標本1500尾のサンマの消化管を調査し、その食餌構成と摂餌行動について、次の様な知見が得られた。1.サンマの主なる餌はPlanktonic crustaceansで、稚魚・魚卵(主にカタクチイワシ)やSagittaが之に次いでおり、Phytoplanktonは消化管中には認められない。2.サンマの食性は幼魚期(体長約6cm)から固定し、幼魚から成魚に至る間に食性の変化が認められない。3.単位体重当りの摂餌量は体重の小さいものの方が一般に大きい傾向がある。4.サンマは産卵時期でも常に摂餌している。5.サンマの消化管内容物の季節的変化は、一般に春季(5月・6月)と秋季(10月・11月)にPlanktonic crustaceansの出現割合が高く、この時期には消化管の空虚なものは少ない。空虚な消化管の出現割合は海洋に於けるPlanktonの存在量と関連する。6.鈎頭虫類の1種の寄生虫が体長20cm以上のものに屡々見出される。この寄生率・寄生密度は餌料と関連を持つものと考えられる。7.サンマの索餌活動に日週期的変化が認められ、昼間から日没時にかけて盛んに摂餌し、夜間は摂餌しない様である。8.夜間棒受網と流網による漁獲物の摂餌量を比較すると、流網のものの方が多く、棒受網のものは消化管が殆んど空虚なものばかりである。
著者
水谷 信夫
出版者
農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター
雑誌
九州沖縄農業研究センター報告 (ISSN:13469177)
巻号頁・発行日
no.39, pp.15-78, 2001-12 (Released:2011-03-05)

卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの寄主選好性や種間競争など、寄主カメムシや他種卵寄生蜂との相互作用を解明し、本寄生蜂がダイズ圃場でホソヘリカメムシの有力な天敵となり得る理由を考察した。さらに、本寄生蜂を誘引する物質を発見し、ダイズカメムシ類の防除技術への応用を試みた。以下に主な結果を記載する。本寄生蜂は、茎や莢よりも葉で寄生率が高く、寄主として他種カメムシ卵よりもホソヘリカメムシ卵を選好した。これら本寄生蜂の寄主探索行動と寄主種に対する選好性が、野外で寄生種による寄生率の差をもたらす最も重要な要因と考えられた。また、ホソヘリカメムシ卵では、幼虫の生存率が高く、羽化した雌蜂の寿命が長く蔵卵数が多いことから、本寄生蜂のホソヘリカメムシ卵に対する選好性は適応的な行動であることが明らかとなった。本寄生蜂は、寄生率の高いホソヘリカメムシ卵よりも、寄生率の低いイチモンジカメムシ卵で他種卵寄生蜂との幼虫間の種間競争に強く、種間競争の結果が、野外で寄生種による寄生率の差をもたらす主要な要因ではなかった。本寄生蜂は、ホソヘリカメムシ合成集合フェロモンの1成分である(E)-2-hexenyl (Z)-3-hexenoateに誘引された。本物質をダイズ圃場に処理することにより、ホソヘリカメムシを誘引せず、雌蜂の密度を高めることができた。雌蜂の絶対的な密度が高くなる秋ダイズでは、本物質を処理することにより寄生率が高くなり、防除素材としての利用が考えられた。
著者
上妻 道紀 内村 力 安庭 誠
出版者
鹿児島県農業試験場
雑誌
鹿児島県農業試験場研究報告 (ISSN:03888215)
巻号頁・発行日
no.31, pp.1-15, 2003-03 (Released:2011-03-05)

カンショ新品種‘安納紅'、‘安納こがね’、‘種子島ろまん’、‘種子島ゴールド’は鹿児島県農業試験場熊毛支場において、種子島に栽培されている在来いも11系統(‘種子島在来「安納いも」’4系統、‘種子島在来「種子島紫」’7系統)を収集し、その中から形状・外観・肉色・収量性等、商品性の高い個体を選抜して育成した。1.‘安納紅’は、‘種子島在来「安納いも」’の中から選抜固定した品種で、1998年10月にカンショ‘安納紅’として命名登録された。主な特性は、頂葉色は“紫”、いもの形状は紡鐘形~下膨れ紡鐘形、皮色は“褐紅”で外観が良い。個数型で収量性も高い。蒸しいもの肉色は“黄”、肉質は粘質でブリックスが高く食味が良い。2.‘安納こがね’は、‘種子島在来「安納いも」’からの変異個体を選抜固定した品種で、1998年10月にカンショ‘安納こがね’として命名登録された。主な特性は、頂葉色は“紫”、いもの形状は円筒形、皮色は“淡黄褐”で‘安納紅’と区別できる。個数型で収量性も高い。蒸しいもの肉色は“黄”、肉質は粘質でブリックスが高く食味は良い。3.‘種子島ろまん’は、‘種子島在来「種子島紫」’の中から選抜固定した品種で、1999年3月にカンショ‘種子島ろまん’として命名登録された。主な特性は、頂葉色は苗床では“淡緑”であるが、ほ場では“淡紫”。葉型は心臓型で葉色は“暗緑”。いもの形状は円筒形で皮色は“紫”。個重型で‘種子島紫(在来系統)’より多収である。蒸しいもの肉色は“濃紫”で肉質は粉質。ブリックスは‘種子島紫(在来系統)’と同程度で食味は中である。4.‘種子島ゴールド’は、‘種子島在来「種子島紫」’の収集系統の中から、いもの皮色が“白”で肉色が“紫”の系統を選抜し固定した品種で、1999年3月にカンショ‘種子島ゴールド’として命名登録された。主な特性は、いもの皮色が“白”で肉色が“紫”葉形が多欠刻で特徴があり‘種子島ろまん’と区別できる。いもの形状は長紡鐘形である。株当たりいも個数は少なく個重型で、収量は‘種子島紫(在来系統)’や‘種子島ろまん’より多い。蒸しいもの肉色は“濃紫”で肉質は粉質。食味は中である。以上の4品種は種子島の地域特産物として普及を図る。

1 0 0 0 OA ウグイの養殖

著者
岩本 光一 叶木 彦治
出版者
[栃木県水産試験場]
雑誌
栃木県水産試験場研究報告 (ISSN:13408585)
巻号頁・発行日
no.8, pp.1-16, 1983-01 (Released:2013-10-08)
著者
金田 憲和
出版者
東京農業大学農業経済学会
雑誌
農村研究 (ISSN:03888533)
巻号頁・発行日
no.113, pp.25-38, 2011-09 (Released:2012-12-06)

本論文では,地域産業連関表のデータに基づき,近年における農業と食品産業の地域の生産額分布とその変動について検討した。まず,生産額の地域比率などの観察からは,近年,食品産業の生産額は特に関東で顕著に比率が高まり,北海道,東北,中国,四国などの地方で比率が低下するなど,都市的地域への集中が進んでいることが示された。地域集中度を表す指標の計算結果によれば,やはり食品産業では集中度の上昇が見られ,多くの品目で関東への生産の集中が起こっていた。シフト・シェア分析の結果によれば,農業では,どの地域も全体に生産額が縮小する傾向にあるのに対し,食品産業では「地域特殊要因」に非常に大きな地域差が存在し,食品産業の関東への集中の要因となっていた。このことから,6次産業化政策は必ずしも容易でなく,こうした傾向の十分な検討を行い対策を講じなければ,困難に直面する可能性があると考えられる。
著者
岸元 良輔 逢沢 浩明 吉岡 麻美 石田 康之 三井 健一 須賀 聡
出版者
長野県環境保全研究所
雑誌
長野県環境保全研究所研究報告 (ISSN:1880179X)
巻号頁・発行日
no.6, pp.13-16, 2010-03 (Released:2011-07-20)

霧ヶ峰においてニホンジカCervus nipponによる草原や湿原の植生への採食影響が懸念されることから、個体数変動をモニタリングするために2004〜2009年に道路沿い(延べ26km)及び八島ヶ原湿原でライトセンサス調査を行った。延べ58日の調査で、道路沿いでは、2006年までの3年間は平均発見頭数が20頭前後で安定していたが、2007年春から増加する傾向がみられ、2009年秋には約3倍の65.0頭になった。これは、2007年より1日の平均発見回数が増えたこと、及び2009年より1回の平均発見頭数すなわち群れサイズが大きくなったことが要因である。八島ヶ原湿原でも58日の調査のうち少なくとも33日で1〜23頭の入り込みが確認された。これらのことから、霧ヶ峰ではニホンジカの生息密度が高くなり、個体数が増えていると考えられる。
著者
田中 秀樹
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産學會誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, pp.345-351, 2011-05 (Released:2012-12-06)
著者
秋本 雄一
出版者
農林水産技術情報協会
雑誌
農林水産技術研究ジャーナル (ISSN:03879240)
巻号頁・発行日
vol.23, no.9, pp.34-41, 2000-09 (Released:2011-03-05)
出版者
農林統計協会
雑誌
食品微生物バイオテクノロジー
巻号頁・発行日
no.19, pp.416-422, 1993-03 (Released:2011-11-28)
著者
松浦 昌平
出版者
広島県立総合技術研究所農業技術センター
雑誌
広島県立総合技術研究所農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Agricultural Technology Research Center (ISSN:1882420X)
巻号頁・発行日
no.85, pp.1-70, 2009-09 (Released:2011-07-19)

TSWVおよびCSVdの特異的プライマーを設計し、キク発病葉から全RNAを抽出し、マルチプレックスRT-PCR法を行ったところ、RNAの単独、混合ともに予想される分子量の増幅DNAが認められた。両病原に重複感染したキク粗汁液を鋳型にワンステップ・マルチプレックスRT-PCR法を行った結果、TSWVは10(-8)、CSVdは10(-5)希釈まで検出できた。以上から、キクのTSWVとCSVdを同時に高感度検出することが可能であり、親株の簡易な診断手法として利用できると考えられた。TSWVのLAMPプライマーを設計し、キクを含む各作物から全RNA抽出後、RT-LAMP反応を行った。その結果、キク、トマトおよびピーマンから増幅産物が得られた。LAMP法とDAS-ELISA法の検出感度を比較したところ、LAMP法が約25倍高かった。以上から、RT-LAMP法を利用した、キクを含む数種農作物のTSWV診断が可能と考えられた。2006年、広島県の施設キクで、茎えそ、葉の退緑などの症状が発生し、経済的被害を生じた。罹病株をトスポウイルスのユニバーサルプライマーを用いてRT-PCR法を行った結果、増幅断片が得られた。この断片の塩基配列を解析したところ、Chrysanthemum stem necrosis virus(CSNV)と高い相同性を示した。本病原ウイルスをCSNVと同定し、「キク茎えそ病」と命名した。また、本ウイルスを特異的に検出するプライマーを設計し、RT-PCR法による特異的診断が可能となった。TSWV感染キク親株におけるウイルス局在性および親株から挿し穂への伝染率を調査した。TSWVは、感染親株から採穂した挿し穂内で局在し、その検出頻度は下位茎葉で高く、頂芽で低かった。感染親株から採穂した挿し穂でのウイルス検出率は、約20〜50%で、感染親株の根においては、検出率は50%以上であった。以上から、感染キク親株から挿し穂へのTSWV伝染率は比較的高く、主要な第一次伝染源であると考えられた。露地ギク栽培におけるTSWVの被害発生要因を調査した。その結果、親株が潜在感染し、本圃でミカンキイロアザミウマが多発した場合、着蕾期までにキクえそ病が大発生することを明らかにした。一方、親株が感染しても、本圃で媒介虫の発生が少ない場合、キクえそ病は顕在化しにくいことが判明した。以上から、親株の潜在感染を第一次伝染源とし、本圃で媒介虫の多発による二次感染の結果、キクえそ病が大発生することがわかった。トラップ植物によるキクえそ病の防除効果を検討した。施設においてバーベナをキクに対して約7〜25%の割合でキクと混植した。その結果、バーベナにミカンキイロアザミウマが誘引されることで、媒介虫の発生が着蕾期まで低密度で推移し、TSWVの発生が抑制された。以上から、トラップ植物バーベナの栽植が、キクのTSWV発生を抑制し、総合防除の一手段として利用できる可能性が示唆された。
著者
車 敬愛 鈴木 栄 石川 駿二 小池 洋男 荻原 勲
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.257-265, 2009-07 (Released:2011-03-05)

3種のブルーベリーの栽培が可能な東京において、64品種・系統について生育と果実の成熟・品質の特性を3年間調査した。主成分分析の結果から、5倍体のサザンハイブッシュブルーベリー(SHB)‘Pearl River’を除いて、ラビットアイブルーベリー(RB)だけのグループとノーザンハイブッシュブルーベリー(NHB)とSHBの混合のグループに分類された。主成分分析のNHBとSHBの混合グループの下方に分布したSHBの品種は、果実が小さく、クエン酸含量が少なく、糖酸比は高く、リンゴ酸の割合が高い特徴を示した。また、収穫日と開花日および収穫日と着色開始日との間に正の相関関係が認められ、NHBについては、収穫日と1果重、収穫日と全有機酸含量、収穫日とクエン酸含量との間に正の相関関係が、収穫日と糖酸比との間に負の相関関係が認められた。さらに、考察ではブルーベリー育種において交配親として有用と予想される各品種の特徴を評価した。
著者
石嶋 久男
出版者
[栃木県水産試験場]
巻号頁・発行日
no.41, pp.3-12, 1998 (Released:2013-10-08)

1. 中禅寺湖漁協の増殖事業により採捕されたヒメマス,ホンマスの尾数の周期性判定のためコレログラム解析を行った。両種とも周期性は見られなかったが,ホンマスは減少していることがわかった。2. ヒメマスとホンマスの関係を明らかにするために,採捕年次毎及び対応する回帰線はどの次数がもっとも当てはまりがいいか検討した。ヒメマスとホンマスの関係は,1年後のホンマスの採捕尾数(同一年級群)との間が一番高い負の相関を示した。3. ヒメマスとホンマスの関係を表すモデルとしてロトカ・ボルテラの競争系を用いて,両種の関係を同一年級群同士で考察した。平衡点(交点)付近は一方からは遠ざかり,他方からは近づく鞍部点となり一方の種が絶滅することを示したが,1年前のホンマスの資源量によっては共存の可能性があることが示唆された。4. 漁獲は,アイソクラインの各々の直線を下方へ平行移動させる働きをしている。今回の推定では,両種が強い漁獲圧を受けて著しく減少した最後の段階での資源量を用いた。それ故に,解禁当初の両種の資源量はもっと多く,それが漁獲減耗,その他の減耗(自然死亡,捕食など)により平衡点(交点)が低い位置に平行移動したと考えられた。5. 中禅寺湖に生息するブラウントラウトなどの捕食魚の役割は,ヒメマス,ホンマスの関係を調整する役割をしていることが予想され,漁獲の強弱,各種の捕食魚の資源量によって平衡点の位置(K1、K2、交点)に向けて,常にダイナミックに変動していると考えられた。6. 1975~81にかけて採捕されたヒメマス,ホンマスの体長から数量的にヒメマスの回帰の主群は3年目,ホンマスは,4年目と考えて良いものと思われた。7. 同一年に放流されたヒメマス,ホンマスが種内,種間とでどのような関係にあったのか推察するため3,4年後の採捕尾数と両種の放流尾数及び翌年の放流尾数を説明変数として相関を求めた。ヒメマスでは相関がなかったが,ホンマスでは同じ年および翌年に放流されるヒメマス放流尾数の方が強く作用することが至竣された。8. 採捕されたホンマスの尾数(z軸)及び同じ年級のヒメマス放流尾数(x軸)並びに翌年のヒメマス放流尾数(y軸)をベクトルで表し,面プロットするとヒメマス放流尾数100万尾付近で大きくホンマスの採捕尾数が落ち込むことが示された。ホンマス資源回復の方策として1)放流魚の確保2)再生産力の活用3)稚魚の成育の場としての河川の保全が考えられた。