著者
財津 亘 金 明哲 Wataru Zaitsu Mingzhe Jin ザイツ ワタル キン メイテツ
出版者
同志社大学ハリス理化学研究所
雑誌
同志社大学ハリス理化学研究報告 = The Harris science review of Doshisha University (ISSN:21895937)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.181-188, 2018-10-31

本研究は,文章表現において性別を偽装した場合にともなう文体的特徴の変化について実験による検証を行った.実験では,実験参加者48名(男性24名,女性24名,20代から40代で等しく人数を割り当てることで性別年代を統制)が,ブログから抽出した原文を異性の文章に書き換えるといった課題を行った.分析の結果によると,男性実験参加者が女性に偽って文章を書き換えることで,「漢字」や「助詞(連体化)」,一人称代名詞「僕」「俺」の使用率が減少し,「ひらがな」や「動詞(非自立)」,一人称代名詞「私」の使用率が増加した.他方,女性実験参加者が男性を偽る場合は,「漢字」の使用率が増加する,または一人称代名詞「私」の使用率が減少するなど,男性実験参加者とは反対の変化がみられた.この他,「品詞(名詞,感動詞など)」や「カタカナ」,「読点」,「小書き文字」,「終助詞」,「読点前の文字」の使用率における変化はみられなかった.

1 0 0 0 OA 学級経営(1)

著者
福代 昭二
出版者
文教大学女子短期大学部
雑誌
研究紀要 = Annual Reports of Studies (ISSN:03855309)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.7-20, 1989-12-01
著者
高橋 拓也 山崎 祥行 千種 康民 服部 泰造
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.363-364, 2016-03-10

拡張現実感(AR)はスマートメディアの急速な普及とともに応用分野でも活用が広がっている。既存のARはマーカを利用する方式であり、マーカがデザイン的に適さないなど利用に制限を与えていた。本報告では位置情報を用いたマーカレス方式を実現し、応用例として画像やテキストだけでなく映像も表示可能な仮想掲示板を実現し、その有効性を明らかにする。
著者
植村 秀樹 ウエムラ ヒデキ
雑誌
流経法學
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.29-60, 2012-09
著者
高野 忠 前田 崇 相馬 央令子 今岡 啓治 吉田 真吾 服部 克己 Takano Tadashi Maeda Takashi Soma Eriko Imaoka Keiji Yoshida Shingo Hattori Katsumi
出版者
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
雑誌
宇宙利用シンポジウム 第23回 平成18年度 = Space Utilization Research: Proceedings of the Twenty-third Space Utilization Symposium
巻号頁・発行日
pp.163-166, 2007-03

Microwave emission was found when materials were destroyed by a static pressure. This paper describes the experimental setup to observe the phenomena, the obtained terms and results and the method to convert to power. According to the obtained experimental results, the cause of microwave emission is inferred to be the dissociation of atoms or molecules, but is not yet completely confirmed. Currently, the phenomenon is expected to be applied to geophysical explorations in the earthquake detection.
著者
渡瀬 典子 長澤 由喜子 菊地 尚子 川越 浩子 羽澤 美紀
出版者
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 = The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices (ISSN:13472216)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.1-8, 2010-02

2005(平成17)年に成立した「食育基本法」では、食育を「様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる」ものとし、国民運動として推進することが明記されている。また、同法の第5,11,20条等では、学校が家庭、地域の諸機関とともに、子どもへの「食育」を推進する役割・責務を負うことが述べられている。学校教育における“食育”は、その呼称は異なるものの、食生活改善をはじめとする様々な実践が積み上げられてきた。その中で、「りんごの皮が適切にむける(注1)児童は28.6%」(文部省 1984)等の基本的な生活技術の定着に関わる課題が高度経済成長期以降、顕著に指摘されるようになった。同じ時期に、東北地区の家庭科教育学会では、家庭科教育において「生活の機械化や社会化をどう受け止めるか」、「子どもの心身発達を支えるための生活技術教育をどう捉えるか」を課題とし(壁谷沢 1985)、1985(昭和60)年に児童・生徒の食生活領域を含む「家庭生活技術の実技調査」が実施された(以後、「 年調査」と記述)。この中で用いられる「生活技術」という用語について、本研究では、「人間が日常生活を主体的に営むために生活環境に働きかける方法、手段であり、総合生活技術、情報による技術、家族関係を調整する技術、精神的な技術など、無形なもの、意思決定にかかわる領域も含む広範なもの」(中間 1987)と捉える。 この「生活技術」について1985年調査当時の『小学校学習指導要領家庭編(1977年改訂)』、現行学習指導要領(1998年改訂)、新学習指導要領(2008年改訂)の食生活に関する記述を見ると、基礎的な「調理技術力」と「献立作成力」が抽出される。具体的には、「食品を組み合わせて取る必要があることを知る」、「1食分の献立(注2)」、「調理に必要な材料の分量がわかり、手順を考えて調理計画を立てる」という「献立作成力」と、「調理に必要な用具及び食器の安全で衛生的な取扱い(並びに燃料(注3))及びこんろの安全な取扱いができること」、「ゆでたり、いためたりする」調理、「米飯、みそ汁の調理」、「盛り付けや配膳」といった「調理技術力」に関わるところであり、これらは一貫して、その「内容」に挙げられてきた。 そこで本研究は、現代の小学生が1食分の献立を整えるために、食材をどのように選び、調理できるかという献立作成力と基礎的な調理技術力に注目し、25年前の「 年調査」と比べ、どの点で技能の定着・応用に課題があるのかを明らかにする。また、ここで得られた示唆をもとに、小学生の「献立作成力」「調理技術力」を高めるための学習課題について検討する。
著者
川本 勝
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.23-35, 2014-10-31

東京証券取引所が公表しているTOPIX Core30の2013年のデータに限ったものではあるが、株式を、「局所的な極小値で買い、極大値で売る」事を繰り返せば、特別に株式投資の専門的知識を持たず、情報リテラシーの知識しかないような「素人」でも十分に利益を出せる事が解った。特に、このような売買を60回程度繰り返せば、その利益は投資した原資の2倍程度になる。また、取引手数料が無料なNISA業者を選んでNISA口座を作る事が、この手法の重要なポイントである。しかし、この調査結果が、東京証券取引所に上場している全ての企業について同様に当てはまるかどうかは、別途、検証が必要である。
著者
大屋 藍子 武藤 崇 Aiko Ohya Takashi Muto オオヤ アイコ ムトウ タカシ
出版者
心理臨床科学編集委員会
雑誌
心理臨床科学 = Doshisha Clinical Psychology : therapy and research (ISSN:21864934)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.53-64, 2011-12-15

肥満に対する治療は,従来,食事療法,運動療法,行動療法や薬物療法を組み合わせて患者の意欲を維持させながら行われ,肥満者が主体的に自分自身で生活をマネジメントすることが求められる。しかし,生活習慣のセルフマネジメントには,(1)個々人の動機のばらつきの大きさ,(2)習慣の中・長期的な維持の難しさという問題が挙げられる。本稿は,行動分析学の観点から肥満をもたらす生活習慣を分析し,肥満治療に対する提案を行った。その結果,セルフマネジメントの困難な要因は,(1)ストレス発散のための過食など,肥満者にとって連鎖的に形成された摂食行動が存在するため,生活習慣改善への動機が形成されないこと,(2)肥満者の希望する体重・体調変化が即時的に得られないため,中・長期的な食事改善や運動行動が難しいことの,2点に整理された。さらに,その困難さを改善するために,アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の観点から,摂食欲求や肥満に対するストレスを受け容れながら,生きたい価値に沿った生活習慣の再構築が必要とされ,その結果,対象者は,生きたい価値を追求することで,単なる肥満の治療ではなく,より高いQOL(生活の質)の実現を追究していくことができるということが示唆された。

1 0 0 0 OA 畳語の研究

著者
大里 彩乃
出版者
東京女子大学言語文化研究会
雑誌
東京女子大学言語文化研究 (ISSN:09187766)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.1-16, 2014-03-01

Reduplication is the repetition of all or part of a word and is one of the most basic word formation processes. Reproduction is not limited to onomatopoeia, and reduplicated words have many grammatical functions. They appear not only in Japanese but also in other languages.