著者
牧田 克巳
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.32, pp.20-21, 1991-08-01

稲作に取り組んで10年になるが、この間、稲との対話に明け暮れして楽しい人生の一時を過ごすことができたことを感謝している。天地人の恵によって、近年は安定して単収800kg内外の収穫を得ることができるようになった。この経験に基づいて、私が稲作りの基本とするところと、稲作診断の要点について述べてみたい。稲作りの基本は、あくまでも土作りで、よい粘土(客土)と有効腐植を多くし、深い耕土と、排水のよい田を創るならば、あまり手をかけなくとも米はよくとれる。前年の秋に、生ワラ全量を施し、これを早く腐熟させるため10a当り乾燥鶏ふん200kgと熔燐60kgを施用。秋耕はしないで、春耕時に過石20kg、塩加15kgを全層施肥する。これらは、土作りと基肥施用を兼ねた作業である。
著者
江口 洌
出版者
千葉商科大学
雑誌
千葉商大紀要 (ISSN:03854566)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.104-79, 2006-12-31

「初期万葉」は、朝廷が、王権意識とその指導理念とを示そうとした勅選の歌集である。それは、同じ時代思潮の中で、王権が企画、監修した『古事記』、『日本書紀』そして『風土記』と全く同じ性格の編纂物であった、と見る。天皇思想は、王権を天の存在として主張した。もうひとつ、革命を恐れた王権は、和の世界を主張した。そこに用いたのが中国から学んだ天・地・人の合一の精神であった。そうして、天の示す暦数、そして天(9)・地(8)・人(6)和合の数字を聖数とした。小論の主題は、「初期万葉」が、その天・地・人の構成を採り、その人部が柿本人麻呂の作品から成っているということであり、その証明であった。そのことを言うために、「初期万葉」の構造面での発展経緯を説くと共に、そのそれぞれの段階に働いた政治的な思惑に触れ、天分暦数、天文地理、陰陽五行説などいくつもの視点から触れることになった。もう一点、副題の柿本人麻呂という名前について。天・地・人構成の人部に人麻呂の作品のみが宛てられていることを証明し、柿本人麻呂が初めから人麻呂という名であったか、人部に作品を宛てられたことで、その名を人麻呂としたのか、という謎の問題を提示した。
著者
井関 智美 塚本 幸恵 三上 ゆみ 瀧崎 佐津紀 奥山 明香 Satomi ISEKI Yukie TSUKAMOTO Yumi MIKAMI Satsuki TAKIZAKI Asuka OKUYAMA 介護福祉学
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.141-149, 2002

高齢化に伴い,社会福祉法の改正や,介護保険法の新たな施行の中で,在宅介護の充実が進められてきた。介護福祉養成カリキュラムにおいても在宅介護に重点がおかれるように改定された。在宅介護は大きく分けて,利用者の身体介護と家事援助の2通りがある。実際の在宅介護実習では,家事援助に関わることが多いが,高齢利用者の家事ニーズを見出すに必要な家事の知識が学生に少ないように感じてきた。また,高齢者の家事と,学生の家事とは大きく異なっていると考えられる。そこで,今回は在宅介護教育の課題を得る目的で,地域の独居と夫婦世帯の高齢者と本学地域福祉学科学生を対象に,ご飯,味噌汁,おかず等の調理のやり方(調理行動)を調査し結果を検討した。その結果,高齢者はご飯や味噌汁を学生より頻回に調理しており,また,学生より多種類のおかずを調理し,調理方法にあった調理器具を選んで用いていた。高齢者は調理経験が豊富で調理技術があるが,学生は経験が少なく調理が未熟で,おかずの種類も少なかった。学生に高齢者の調理行動を理解させその認識を深めさせるという在宅介護教育の課題を得ることが出来た。
著者
井関 智美 塚本 幸恵 三上 ゆみ 瀧 佐津紀 奥山 明香
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.141-149, 2002-12-25

高齢化に伴い,社会福祉法の改正や,介護保険法の新たな施行の中で,在宅介護の充実が進められてきた。介護福祉養成カリキュラムにおいても在宅介護に重点がおかれるように改定された。在宅介護は大きく分けて,利用者の身体介護と家事援助の2通りがある。実際の在宅介護実習では,家事援助に関わることが多いが,高齢利用者の家事ニーズを見出すに必要な家事の知識が学生に少ないように感じてきた。また,高齢者の家事と,学生の家事とは大きく異なっていると考えられる。そこで,今回は在宅介護教育の課題を得る目的で,地域の独居と夫婦世帯の高齢者と本学地域福祉学科学生を対象に,ご飯,味噌汁,おかず等の調理のやり方(調理行動)を調査し結果を検討した。その結果,高齢者はご飯や味噌汁を学生より頻回に調理しており,また,学生より多種類のおかずを調理し,調理方法にあった調理器具を選んで用いていた。高齢者は調理経験が豊富で調理技術があるが,学生は経験が少なく調理が未熟で,おかずの種類も少なかった。学生に高齢者の調理行動を理解させその認識を深めさせるという在宅介護教育の課題を得ることが出来た。
著者
和田 淑子 阿部 廣子 杉山 久仁子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.37-45, 1998-02-20
被引用文献数
2

高齢化社会を迎えて, 健康な高齢者が充実した食生活を送ることはきはめて重要なことであり, 高齢夫婦にとって快適な食事作りのための環境を整えることは, この問題の出発点となる最も基本的なことである。しかし, 高齢夫婦のみの世帯を対象とした食事作りに関する調査はあまり行われていないため, その実態を調査し, 学生家族世帯(一般世帯)との比較検討を行った。調査は横浜市金沢区在住の高齢夫婦世帯274, 本学学生世帯475を対象とし, 自己記入法によりアンケート形式で行った。調査結果は次の通りである。食事の摂り方に関しては夫婦一緒に朝食, 夕食を食べることが多く, 90%以上であった。食事作りを楽しいと感じる人が42%いるが, 献立を考えることと後片付けには負担を感じている。高齢になるほど料理への負担感は増す一方, 後片付けの負担感は減少する。また, 食事は和風献立が多くなり, 食事内容を決める際には配偶者の意見が大きい。食料品の買い物は, スーパー以外に個人商店を利用する割合も高く, 買い物の頻度は約半数が毎日だあったが, 75才以上の高齢者では, 2〜3日おきが70%を占めていた。買い物では値段より自分の好みを考慮する割合が高く, 惣菜の購入が比較的多いのが特徴である。また, 買い物では荷物が重い, 少量買えない, 表示が見づらいなど不満点も見られた。高齢夫婦世帯の外食の頻度は学生家族世帯に比べて高いが, 75歳以上ではその割合が減少し, 学生家族世帯と同程度となる。食事サービスへの関心は, 弁当・寿司などの即喫食の可能な宅配サービスに高かった。調理器具については高齢者の方が所有器具をよく利用していたが, 器具の使用に際して, 力が入らない, 操作が複雑, 表示が見えにくい, 器具が重いなどの取り扱い上の問題点が多かった。以上の結果から, 高齢者の自立した食事作りを支援するために検討を要する問題として, (1)食料品の買い物時における不都合な条件が軽減されるような販売面での配慮やサービスが望まれる, (2)調理の場において加齢と共に低下する身体機能に対応できる使いやすい器具のあり方に多くの課題があげられる。
著者
松本 清 佐久間 春夫
出版者
日本バイオフィードバック学会
雑誌
バイオフィードバック研究 (ISSN:03861856)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.47-53, 2009-04-25

本稿では,競争的状況におけるP300について,平均振幅の分析から得られた結果を確かめるために,主成分分析(PCA)を用いて分析された.P300は競争の結果を呈示することによって誘発され,その競争では競争心の高い被験者と低い被験者が見える相手または見えない相手とともに,予告刺激を伴う反応時間課題を行った.その結果,slow waveやPINVといった8つの主成分が抽出され,3番目の成分は競争結果の呈示後約300msでピークとなっていたためP300と同定された.P300の振幅を反映しているとされる成分得点について,被験者の競争心の高さ,相手の可視性,勝敗,頭皮上の分布の効果が調査された.競争心の高い人は,見えない相手との競争的状況の方が見える相手とよりもP300が増大した.競争心の低い人は,見える相手と競争した時の方が見えない相手とよりも,P300が増大し反応時間が短縮した.これらの結果は,競争心の高い人が競争的状況下では注意資源を分散させることによって活発に情報処理を行い,競争心の低い人の覚醒レベルが見える相手と競争する時に増加したことを示唆している.競争条件での負けた試行よりも勝った試行におけるP300の増大が全体的に観察され,このことは競争事態における課題が勝つことを目指して遂行されたことを示している.頭皮上の分布は,これまでに報告されているように,頭頂部よりも中心部に,左半球よりも正中部に優位であった.本研究の結果は先行研究の結果を支持し,競争的状況下の認知活動の新しい特徴を見出した.
著者
菊池 健太郎 宮川 浩 阿部 和裕 北澤 絵里子 藤川 博敏 川口 直美 永井 孝三 賀古 眞
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.533-538, 1998-08-25
被引用文献数
16 7

HBV genotype A初感染後キャリア化した夫より夫婦間感染した妻の急性B型肝炎の1例を経験した. 症例は43歳, 家婦で, 1994年4月にトランスアミナーゼの高値を指摘され入院となった. HBs抗原は陽性, IgM-HBc抗体cut off indexは8.1で, 急性B型肝炎と診断した. 一過性の経過で肝障害は改善し, HBs抗原は陰性化した. 感染源と考えられる夫は1991年1月, 急性B型肝炎に罹患し, 以降トランスアミナーゼは正常化しているが, HBs抗原, HBe抗原はともに消失せず, HBV-DNA ponymerase活性の高値が持続し, HBVキャリアとして経過観察していた. 夫婦のHBs抗原のsubtypeはともにadwで, HBV-DNAの解析でも完全に一致し, 日本人で報告のないHBV-genotype Aと最もhomologyが高く, さらに, ユニークな4つの点突然変異を認めた.
著者
白井 義男
出版者
千葉経済大学
雑誌
千葉経済論叢 (ISSN:0915972X)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.57-62, 2005-01-31

P.コトラーのテキストを事例として、マーケティング・マネジメントの最近の変化を以下の4つの特徴として、日本のケースについて触れた。1.デジタル化の接続容易性 2.中間業者の排除と再構築 3.標準化から顧客の仕様対応、顧客化 4.産業の多角化と収束
著者
越後島 研一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.62, no.493, pp.245-246, 1997

There are three points to discuss regarding the treatise. (1)The term "form" has too wide a meaning to make a close examination. (2)In SECTION we can find not only a holizontal triparte organization, but a vertical one as well. (3)Kahn's sketches of design process are so incomplete, that in considering these sketches, it is necessary to prepare a general set of ideas regarding his buildings.

1 0 0 0 OA マン語の品詞

著者
フィリップス ジョン D
出版者
山口大学
雑誌
山口大學文學會誌 (ISSN:0551133X)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.A1-A15, 2003-03-08

本論文はマン語の品詞の細かい分類について述べる。この分析はタグ即ち文章に注釈で付ける為の詳しい品詞を表す象徴の形で示される。マン語はイギリス諸島のマン島の自国語である。十八世紀迄マン人の殆どの唯一の言語だったが、マン島が1765年に英国支配下になって、英語に取って変えられた。最後に母語としてマン語を話す人は1974年にいなくなった。タグの一揃が出来ると、少しの予備仕事でコンピュータによって程度の高い正確さで文章が注釈できる。そのように注釈された文章は言語学研究や自然言語処理の為に役立つ。それ故に本論文のタグの一揃はマン語の為の基本的な言語処理資源として見られる。
著者
佐野 潤一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.70, no.588, pp.229-235, 2005

コート・ハウスという言葉はニューヨーク近代美術館での1947年ミース・ファン・デル・ローエ展に添えたフィリップ・ジョンソンによるミースのモノグラフにおいて初めて登場し、その一連の作品はミースが「熱心に追求したテーマの一つ」で、「1930年代の最も際立った業績」などと評価されている。それらの中に、1934年の「三つの中庭を持つコート・ハウス」と「ガレージを持つコート・ハウス」(Fig.1,5)二作がある。前者は直線的、後者は曲線的と対照的ではあるが、両者はミース存命中のほとんどの作品集などに掲載され、さらには「ミースの空間概念の洗練化、理想化」などと賞賛もされている。つまり二つのコート・ハウスはミースにとって、とりわけ満足のいく作品であったと判断できよう。さてミースはアルベルティーの著名な美の定義を思わせる自らの建築原理について語っている。「我々は部分相互、及び部分と全体との首尾よき関係を達成する手段としての有機的秩序の原理を強調する。…我々は個々の要素に、それらに相応しい場所を割り当てる秩序を持たねばならない」。とすれば、洗練された理想的な二つのコート・ハウスは当然この「首尾よき関係」を十分に達成しているはずであり、まさにその解明には最適の事例と言えよう。二つのコート・ハウスの歴史的な背景などはかなりよく調べられている。しかし形態的な本質、特に「首尾よき関係」の形態的側面はこれまでほとんど言及されていない。筆者はこれまでの研究で、ミースの傑作とされる諸作品について、「個々の要素に、それらに相応しい場所を割り当てる」ために、共線性や黄金分割などの特別な幾何学的関係が使用された可能性を導出している。さて二つのコート・ハウスでは「首尾よき関係」達成のためにいかなる幾何学的関係が使用されたのか。また「首尾よき関係」は具体的にはどのように達成されているのか。この問題はミースの知られざる設計手法の解明につながっている。そこで本稿では二つのコート・ハウスの平面を幾何学的関係の観点から分析、考察し、問題の解明を試みた。「三つの中庭を持つコート・ハウス」(Fig.1)の平面は、煉瓦造田園住宅案の壁の配置やバルセロナ・バビリオンの規則的に配置された柱を思わせるが、建物全体を矩形の壁が完全に囲むやり方は初めてで、平面全体はユニークである。一見自由な配置に見えるが、屋内の主要な独立壁(Fig.2:FG,HI,JE)の端部は一直線上に並んでいる(FHJ)、つまり共線的である。さらにファニチャーの角や建物の主要な角なども一直線上にある。つまり個々の部分は共線性によって関係付けられていると言える。外周壁に囲まれた敷地全体(Fig.3:ABCD)は床目地のグリッド数で24×39、その比は1:1.625、黄金比と言える。そして敷地右短辺上に正方形をつくると、その左辺はちょうど暖炉の中心、つまりリビングの中心軸に一致する。次に残りのエリアの上方短辺上に正方形をつくると、その下辺は寝室の中心軸に一致する。さらに残りのエリアで同様な正方形をつくるとその一辺はバスルームと小コートを分ける煉瓦壁の左面に一致し、さらに正方形をつくると、一辺は柱の軸線に一致する。これらの一致が偶然であるとは考えられない。つまり敷地全体の矩形とT字型の建物部分の基本構造は黄金矩形の回転正方形によって関係付けられていると言える(Fig.3)。最後に敷地全体、T字型部分両者と屋内の独立壁などとの関係はどうか。三つの主要な壁(Fig.4:FG,HI,JE)はバスルームあたりを中心に回転するように配置されているが、玄関へ伸びるアプローチ(q)とT字型平面がこの回転を強めているように見える。興味深いことにこの回転は全体の回転正方形の螺旋運動とまさに同調しており、両者の関係が推測できる。「ガレージを持つコート・ハウス」(Fig.5)の平面と曲線要素については、ル・コルビュジェのサボア邸やフーゴー・ヘーリングの作品、さらにはミース自身のトゥーゲントハット邸からバルセロナ・チェアーの脚までさまざまな先例を指摘できるが、平面全体はあくまでもユニークである。特徴的なカーブした壁の端部やガレージの角は一直線に並んでいる(Fig.6:OPR,QST)。外周壁の角や屋外ファニチャーなども共線的である。興味深いことにリビングのカーブした壁は円弧をなすが、その円弧の円の中心(f)はちょうど敷地全体の対角線(AC)上にあり、これも共線的である。壁や屋外ファニチャー、さらに壁のカーブの中心点さえ共線性によって緊密に関係付けられている。ポーチの突出を除いた敷地全体はグリッド数で24×48、ダブルスクエアである(Fig.7)。また外周壁に囲まれた右コートと屋根の架かったエリア(AEFD)の短辺長辺比は1:1.6で黄金比に近く、またこの矩形を二分する中心線(GH)はちょうど屋根の右端に一致する。ここでも建物部分の配置に黄金矩形が介在した可能性が導出できる。この矩形(Fig.8:AEFD)内に回転正方形を描いていくと各正方形の辺の位置にいくつかの要素が一致する。さらに回転正方形の螺旋を描くとそのカーブは主要な要素など、つまり屋外ファニチャー、バスルームのカーブした壁、斜めのガレージの壁、リビングとキッチンのカーブした壁、使用人室の半円状の壁、ポーチの柱とことごとく対応、同調している。これらが全くの偶然とは考え難い。前例の螺旋と諸要素との関係をも考え合わせると、両案ともに黄金矩形の回転正方形が介在したと判断できる(Fig.4,8)。両者は一見対照的に見えるが、以上のようにそこには同じ見えざる幾何学的関係、つまり螺旋と共線性の存在が導出された。自由な構成はバラバラな印象につながりやすいが、両平面においては共線性が個々の部分のつながりをつけ、回転正方形の螺旋がそれらを全体的な一つのまとまりにし、かつ全体とも関係付けている。螺旋と共線性は両平面の形態上の特徴であり、「首尾よき関係」につながっていると言えよう。ミース作品において黄金比が特別なプロポーションの実現ばかりか、回転正方形の螺旋によって個々の部分をまとめ、かつ全体とも関係付けていることは特に興味深い。
著者
橘 英伸 大松 将彦 樋口 江 梅田 徳男
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.529-538, 2006-04-20
被引用文献数
1

It is not easy to connect a Web-based server with an existing DICOM server, and using a Web-based server on the Internet has risks. In this study, we designed and developed a secure DICOM-Network Attached Server (DICOM-NAS) through which the DICOM server in a hospital LAN was connected to the Internet. After receiving a client's image export request, the DICOM-NAS sent it to the DICOM server using the DICOM protocol. The server then provided DICOM images to the DICOM-NAS, which transferred them to the client, using HTTP. The DICOM-NAS plays an important role between the DICOM protocol and HTTP, and stores the requested images only temporarily. The DICOM server keeps all of the original DICOM images. If an unauthorized user attempts to access the DICOM-NAS, medical images cannot be accessed because images are not stored in the DICOM-NAS. Furthermore, the DICOM-NAS has features related to reporting and MPR. Therefore, the DICOM-NAS does not require a large storage capacity, but can greatly improve information security.
著者
金尾 健美
出版者
川村学園女子大学
雑誌
川村学園女子大学研究紀要 (ISSN:09186050)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.1-28, 2006

Voici la premiere edition de deux manuscrits inedits et sa version japonaise accompagnee par un commentaire; ils sont conserves aux Archives Departementales de la Cote-d'Or a Dijon et cotes B11210. Ce sont deux lettres redigees par les membres de la Chambre des Comptes de Dijon concernant le marche monetaire aux derniers mois de 1420. Ils rapportaient que le prix de l'argent surpassait le prix officiel, 26 francs le marc, et s'approchait de 32 francs et que la demande de plusieurs maitres particuliers de monnaie pour en acheter etait anormalement forte. En ete 1420, Philippe le Bon, due de Bourgogne, ordonna la fabrication de monnaie de 80 mille marcs d'argent dont une grande partie serait affectee a l'acquittement de la rancon de Guillaume de Vienne en otage, conseiller fidele a son pere defunt, feu duc Jean sans Peur. Et encore la lettre annonce que deux ateliers monetaires essayerent avec ardeur a Troyes mais avec repugnance a Dijon a fabriquer un denier noir dont l'aloi etait 2 grains et demi, et echouerent egalement a le forger. L'equipe dijonnais craignit que la fabrication d'une telle mauvaise monnaie leur perdit la confiance du peuple et qu'elle nuisit a la gloire du duc finalement.
著者
岩崎 宗治
出版者
人間環境大学
雑誌
こころとことば (ISSN:13472895)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.47-60, 2006-03-31

恋愛ソネット集『アストロフェルとステラ』におけるフィリップ・シドニーの霊感の源は<自然の女神>である。ここに歌われている愛はペトラルカ風の精神的な愛ではなくて、中世文学の<自然の女神>に結びついたエロテイクな欲望である。この時代の文化のなかで、変という私的な領域は、政治という公的領域と交叉していて、ソネット連作における求愛のレトリックは、政治における雄弁のレトリックと通底している。シドニーは、ステラへの求愛の背後に、エリザベスに対する婉曲な政治的メッセージを隠しているのかもしれない。
著者
ブシェ フィリップ ポッペ ギド
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.15-32, 1988-04-15

Alcithoe aillaudorum n. sp. is the first Alcithoe known outside New Zealand waters ; it is however not considered a Gondwanian vicariant relict but is probably a recent immigrant that dispersed from New Zealand to New Caledonia via the Norfolk ridge. Lyria exorata n. sp. is known from Capel and Kelso Banks, two submerged flat plateaus surrounded by abyssal depths in the Coral Sea. L. habei Okutani, 1979 is a new record for New Caledonia. Records of other Lyria are reviewed and summarized. Although the distribution of Lyria in the Western Pacific corresponds rather well with the limits of the Pacific plate, this distribution appears to be a result of constraints in larval biology rather than a reflection of the plate tectonic history of the area.
著者
デ グズマン フィリップ 緑川 光正 麻里 哲広 石山 祐二
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.71, no.607, pp.73-80, 2006

In current seismic design practice, the design yield strength of a structure is typically obtained through the use of strength reduction factor that reduces elastic strength demand to design levels. The strength reduction factor due to the inelastic behavior of structure is usually formulated in terms of target maximum ductility. This conventional approach fails to consider cumulative damage that occurs under cyclic loading. In this study, damage-based strength reduction factor was evaluated from the strength demands computed considering cumulative damage and different site conditions. The results indicate that the spectral shape of damage-based strength reduction factor has similarity with the conventional ductility-based reduction factor. An equivalent limit ductility ratio as a certain percentage of the monotonic ductility capacity may therefore also be used. This reduction depends on the monotonic ductility capacity and while it is not significantly affected by the natural period of the structure, it should be carefully evaluated in the case of soft soil site and where the natural period of the structure is close to the predominant period of ground motion. Simple expressions for estimating the damage-based strength reduction factor are also proposed.