著者
塚本 浩司 颯々野 学
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. NL,自然言語処理研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.146, pp.81-88, 2001-11-20
被引用文献数
2

本稿では、テキスト分類のタスクに対し、AdaBoostを用いた能動学習の手法を適用した結果を報告する。対象文書としてReutesr-21578コレクションを用いたところ、能動学習なしのAdaBoostの精度を、約1/10の正解データ量で実現できた。また、文書の表現を語の出現回数を特徴値とするベクトルから、語が出現したかどうかのbinary値を特徴値とするベクトルに変えるとにより、能動学習で観察されることのあるサンプル数の増加に伴う精度の劣化について考察した。
著者
白井
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, 1963-12-20
著者
寺野 隆雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理
巻号頁・発行日
vol.98, no.499, pp.23-24, 1999-01-12

計算組織論は、組織科学・計算機科学双方の研究者に、記号処理に基づくモデルや技法、応用分野を与えるものである。本講演では、人間同志またはソフトウェアエージェント間の社会的インタラクションや組織行動などのマルチエージェントシステムの研究を、計算組織論の立場から実施する場合の問題点について議論する。現在のアプローチには3つの欠点がある:モデルが単純すぎること;人為的なパラメタ調整が必要なこと;現実の問題との関連が希薄なこと。このような問題に対処する視点から、我々は、組織学習指向型分類子システム(OCS)と社会的インタラクションのシミュレータ(TRURL)の開発を行ってきた。本講演では、これらの概要を紹介するとともに、エージェントの理論と実問題の双方を扱う新しい枠組としての組織計算のありかたについて考察する。
著者
道下 尚文 越智 和之 新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SAT, 衛星通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.50, pp.7-12, 2002-05-09

近年,無線通信においては使用周波数の高周波化が進んでいる.波長が短くなることによりアンテナ部分だけでなくアンテナ付近の線路やコネクタなどの導体部分でも共振してしまう可能性がある.そのため,アンテナ特性をアンテナ部分の形状のみから決定することができなくなる.本報告では,高周波数帯におけるパッチアンテナを同軸給電線路やコネクタ,半田部分までモデリングし,HFSSシミュレータにより解析を行う.実験結果と解析結果を比較するこで給電回路がアンテナ特性に及ぼす影響について検討した結果,アンテナ部分だけでなくその給電回路も含めた解析モデルによる解析の必要性を確認した.
著者
増井 三夫 福山 暁雄 鈴木 智子 齋京 四郎
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.231-244, 2004

「学級」を同質的集団であるとする思い込み一学級文化主義はいま根本的な転換を余儀なくされている。相互行為の視点が導入されて久しいが,この文化主義を超える方法はいまだ模索の段階にある。合意形成研究が示すように,相互行為にみられる行為者の意味はもともと不確定である。とすると「学級」が異文化ないし個別文化が共生する空間へ転換する可能性は閉ざされているのか。本共同研究は,この共生の可能性について,まずは,保健室における養護教諭と来室者の会話記録から,両者の相互行為を解釈する方法として,エスノメソドロジーとコミュニケイション的行為論の有効性を検証することから着手している。検討と考察の結果は,養護教諭と来室者との間で相互に了解を志向する行為を解釈する方法はコミュニケイション的行為論による方法が有効であった。Changing a priori premise that classroom is homogenous group is almost inevitable nowadays. A view point of interactive action hat been discussed in fields of educational science and educational sociology: neversless the development of Methodology is till at groping level. According to the study of conflict and consensus, sense of actors in interactive action is naturally uncertainty. Then is the possibility of changing over schoolroom to a space coexisting with diverse individualties closed? This cooperative research aims at verifing the validity of theory of ethnomethdology and communicative action as the method to interpret interractive action between nurseroom attendance and school nurse. The result of verifing is the following: theory of communicative action by Habermas is more valid than ethnomethdology.
著者
高木浩光
雑誌
Internet Week
巻号頁・発行日
2002
被引用文献数
1 1
著者
石川 治 橋本 勉 中嶋 暉躬 田中 治 糸川 秀治
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.98, no.7, pp.976-979, 1978-07-25

For the analysis of Coptidis Rhizoma, high-speed liquid chromatography was examined, not only for its major alkaloid, berberine, but also for its minor alkaloids. It was found that under an appropriate condition [on starch gel (LS-170), eluted with the solvent system of H_2O : MeCN : AcOH : Et_3N=80 : 20 : 0.3 : 0.745,pH 8.5], sufficient separation of berberine, magnoflorine, jatrorrhizine, palmatine, coptisine, and some other unidentified alkaloids was obtained. By means of the present procedure, content of berberine and relative content of palmatine and coptisine to berberine in some of wild and commercial coptis rhizomes were determined. Since the solvent system does not contain any nonvolatile salt, the present technique also offers the possibility of application to rapidpreparative separation of alkaloids of this type by liquid chromatography. The application to analysis of alkaloids of phellodendron-cortex is also described.
著者
福井 準之助 山口 建二 仲間 三雄 富田 康敬 原田 勝弘 小俣 和一郎
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.76, no.10, pp.1561-1566, 1985-10-20

71歳,16歳,23歳女性に生じた3例の心因性尿閉を報告する.全症例共,神経学的検査で異常なく,器質的下部尿路閉塞も認められなかった.2症例で尿閉は"emotional stress"の後に生じた.症例1では両側VURと軽度の肉柱形成膀胱を認めたが,症例2と症例3では通常の泌尿器科検査では異常がなかった.全症例で膀胱容量は500ml以上で尿流動態検査にて排尿中の外括約筋のaction potentialの増大を認めた.精神科的考察では,症例1はdepressionの1つの型であり,抗うつ剤の投与で尿路症状の改善をみた.症例2はヒステリーであり,精神安定剤と自律神経訓練法により尿路症状の改善をみた.症例3は神経分裂病によるもので,種々の治療に対し抵抗性であった.結婚と共に症状の消失をみたが,その後離婚し,再び残尿の増大を認められた.心因性尿閉の治療は,泌尿器科医と精神科医との協力の下でなされるべきである.
著者
中嶋 正之 柴 広有
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.42, pp.7-12, 1993-07-15

近年、仮想現実世界を構築するための新しいマンマシンインタフェースとして、手の動きをそのまま入力する研究が行なわれている。中でも機器を装着しないで、画像処理技術だけを使用する手法は関心が高く、また多くの手法が検討されている。筆者らは、指の動きに着目し、実時間でかつインタラクティブな処理が可能な検出法を考察している。本稿では、まず、色テープを指先と指の付け根に貼り、画像中から三次元位置座標の値を検出する処理を簡易にして検出処理時間を短縮する手法を提案する。そして、コンピュータ内に予め指の骨格線モデルと形状決定ルールを作製し、モデルに与える情報を指先と指の付け根の座標値の2つだけにして、余分なデータのやりとりを極力抑えそ手法を考察する。さらに,実世界での指の動きに合わせてコンピュータ内のモデルを逐一動かしていくモデルマッチング手法を検討する。