著者
藤波 潔
出版者
沖縄国際大学
雑誌
沖縄国際大学社会文化研究 (ISSN:13426435)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.27-55, 2003-03-25

Taiwan had many natural resources, espcially sugar, tea, coal and camphor. So the Great Powers started to enter in Taiwan in order to obtain the resources since the middle of 19th century. British anticipated other Great Powers in entering into Taiwan, and got some ports to trade. But, British came into conflict with China over camphor trade in Taiwan. Its comflict depended on difference of interpretation on clauses of Tien-tsin Treaty. British claimed China to stringly apply the clauses of Tien-tsin Treaty, because British, who have much benefited from free trade, intended to establish and enlarge free trade system in China. The political leaders or diplomats thought doing so will ensure the British prosperity in the future. In the other hand, Biritish point of view of Taiwan contained a certain segregative sense. Its sense came from the sense of empire. Therefore, the British policy on Taiwan, consisting of free trade and segregative sense to the mariginal, had features which were inherent in 19th British diplomatic and imperial policy.
著者
齊藤 正隆 磯貝 愛 甲本 卓也 舩曵 信生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.562, pp.5-8, 2006-01-19
被引用文献数
1

近年, 広帯域ネットワークの普及に伴い, インターネットを用いたテレビ会議, 遠隔講義, ビデオオンデマンドなどのマルチメディア配信システムに対する需要が高まっている. 本論文では, ピアツーピア技術に基づくマルチメディアストリーミング可能なPeerCastをベースとした, マルチメディア配信システムPeerStreamの設計と実装について報告する. 学内LAN環境において本システムの伝送実験を行い, サーバからの遅延が中継ホスト数にほぼ比例することを示す. 今後, 本測定結果を配信経路木の最適化アルゴリズムの研究に活用する.
著者
世良 元 岩澤 昭一郎 森島 繁生 Terzopoulos Demetri
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎
巻号頁・発行日
vol.95, no.553, pp.9-16, 1996-03-06
被引用文献数
2

ヒューマンインタフェースにおける擬人化エージェントの実現やエンタティメント映像生成に向けCGによる人物像の生成が望まれている。本稿では現実感の高い人の顔を表現することを目的として物理法則に基づく筋肉モデルを提案する。一方、人の表情を作成する研究は数多く見られるが、会話時の口形状に対しての研究は少ない。特に自然な会話のアニメーションの合成のため、口形状の表現に適した筋肉の種類と形状の改良を行った。また、実画像からの測定結果に基づき口形状の作成を行った。また音韻継続時間を考慮に入れ、音と同期したアニメーションを生成した。
著者
石川 貴博 森島 繁生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
巻号頁・発行日
vol.98, no.682, pp.21-28, 1999-03-23
被引用文献数
1

コンピュータグラフィクス(Computer Graphics 以下 CG) による顔表現方法の1つとして顔面筋肉モデルが挙げられる。現在、顔面筋肉モデルの表情筋は、単なる線分で表現され、実際の表情筋の様な複雑な形状を与えられていない。そこで、本論文ではこれらのことに着目し、表情筋の形状データを使用し、同時にその表情筋の運動表現を試みる。表情筋の運動表現は、表情筋がバネの集合体であると仮定し、運動方程式を解くことで実現させる。また下顎骨を剛体と仮定し、咀嚼筋による下顎骨の運動制御を提案する。下顎骨は咀嚼筋の収縮時の力を受けて回転運動を行う。これらの結果、表情筋の形状を考慮した運動表現および咀嚼筋による下顎骨の運動表現が可能になった。
著者
伊東 大介 四倉 達夫 森島 繁生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.122, pp.17-24, 1999-06-17
被引用文献数
1

近年、人間の顔表情をCG (Computer Graphics)にて表現することは映画の特殊効果や、ヒューマンインタフェースのためのエージェントの表現として-般的になっており、そのクオリティは実写に近いレベルまで達している。しかしながらそれらの構築に対しアニメータ等の膨大な労力と資金が必要であり、製作期間も長期間にわたるのが現状である。そこで本論文ではリアルな顔画像生成のため、皮膚組織や表情筋を持つ顔面筋肉モデルを用いて表情表出を行うシステムを構築し、各表情筋の変化に対応した筋電を測定する装置を用いて各々の筋電を測定し、各筋肉の収縮をモデル化する。測定データから顔面筋肉モデルの表情筋をコントロールして、リアルな口形状のモデル化を実現するシステムも可能となった。
著者
村川 賀彦 杉山 悦男 大西 俊也
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.55-56, 1992-02-24

現在,金融・流通・製造などさまざまな業種のホストコンピューターではオンライン処理だけでなく,オンライン処理の集計などのデータの一括処理としてバッチ処理が行われている.近年,業務の拡大やEDP化の進行により,バッチ処理で扱うデータ量が急増し,それにともないバッチ処理時間も延びてきている.また,オンライン時間の延長により,主としてオンライン処理を行っていない夜間に実行されるバッチ処理の時間を短縮することは急務となっている.これまでも,各種チューニングにより短縮を図っていたが,それも限界となり新方式での解決が必要となってきた.そこで,バッチ処理の高速化を図る新方式としてエクセルバッチを開発した.本稿では,エクセルバッチの処理方式.その実現方式の概略と性態評価について述べる.
著者
板倉 弘幸 田村 雅樹 若木 利子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.85, pp.147-154, 2004-08-05

近年,WWW上のWebページは爆発的に増加しつつあり,それと共に ディレクトリースタイルの検索エンジンを持つYahooサービスのようなポータルサイトでは,膨大なWebページを複数カテゴリーに自動分類するニーズが高まりつつある.本研究では Webページ分類に貢献する適切な単語素性(feature)の撰択法に関して,ラフ集合理論の有効性を調べた.計算機実験による性能評価より,ラフ集合理論援用による属性選択法と分類器(classifier)として線形核のSupport Vector Machine を用いた組み合わせは,実用に耐えうる良い分類精度を保証しつつ,アドホックな閾値に依存しない高い次元圧縮(属性選択)を可能にするなどの結果が得られた.Recently Web-pages on World Wide Web are explosively increasing, and it is now required for portal sites such as Yahoo! service having a directory-style search engine to classify Web-pages into many categories automatically. This paper investigates how rough set theory can help select relevant features for Web-page classification. Our experimental results show that the combination of the rough set-aided feature selection method and the Support Vector Machine with linear kernel is quite useful for the practical purpose to classify Web-pages into many categories because the performance gives the acceptable accuracy achieving high dimensionality reduction without depending on arbitrary thresholds for the feature selection.
著者
鈴木 優 波多野 賢治 吉川 正俊 植村 俊亮 川越 恭二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.177, pp.195-200, 2004-07-07

現在,多くの検索システムを組み合わせることによって,検索システムの精度を向上させる方法が注目されている.このような検索システムでは,統合関数と呼ばれる,複数のスコアを統合するための関数を変更することによって,精度が向上することが知られている.ところが,最適な統合関数は利用者の問合せによって異なると考えられるため,あらかじめ一意に統合関数を定めることができない.ここで我々は,統合後のスコアの分布から,最適な統合関数を推定することができるのではないかと考えた.そこで本稿では,最適な統合関数を問合せごとに推定する方法として,シャノンの情報量の概念を援用した尺度を用いて,スコアの分布から統合関数の適合度を測定する方法の提案を行う.本提案では,利用者にとって必要な検索対象の数が検索対象全体の数と比較してきわめて少なく,検索結果に含まれる高いスコアの数が少ないとき,その検索結果は十分に正解集合を絞り込んでいると考えることができるため,利用者の検索目的に適した統合関数であると仮定した.評価実験を行うことによって,実際に適した統合関数を選択することができることを示した.
著者
塩崎 勤
出版者
判例タイムズ社
雑誌
判例タイムズ (ISSN:04385896)
巻号頁・発行日
vol.38, no.26, pp.p49-60, 1987-11-15
著者
大内 裕和
出版者
松山大学
雑誌
松山大学論集 (ISSN:09163298)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.329-349, 1999-10-01
著者
宮地 充子 近澤 武 竜田 敏男 渡辺 創 大熊 建司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.140, pp.159-169, 2007-07-12
被引用文献数
6

情報社会の進展に伴い,安全な社会システムの構築が産官学において進められている.情報セキュリティ技術の国際標準化活動は,安全な社会システムの構築にとって重要な役割をもつ.ISO/IEC JTC 1/SC 27/WG 2では,情報セキュリティのアルゴリズム及びプロトコルに関する国際標準化規格の策定を進めている.本報告書は,現在,ISO/IEC JTC 1/SC 27/WG 2で審議事項を解説すると共に,特に今年の5月に行われたロシア会議に関して報告する.
著者
高橋 玲
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.19, pp.49-54, 2007-04-16
被引用文献数
4

ユーザに経済的で快適な通信サービスを提供するためには,サービス提供前のネットワーク及び端末の品質設計ならびにサービス提供中の品質管理が重要である.適切なサービス品質設計・管理のためには,音声・映像メディアのユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)を安定かつ効率的に評価する方法が不可欠である.通信品質の評価は人間が品質を判断する主観品質評価が基本であるが,品質評価・設計の効率化や品質管理への適用のためには,通信の物理的な特徴量から主観品質を推定する客観品質評価技術が重要となる.本稿では,音声・映像メディアの主観品質評価技術と客観品質評価技術を様々な観点から分類し,それぞれの技術領域における国際標準化動向を概観する.
著者
ダラール Y. M. パンジヤ G. T.
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.83-90, 1973-12-31

アシヒダナメクジの足腺から分泌される粘液の組織化学的研究を行ない又, 生活史の間における変化を見た。アシヒダナメクジの粘液腺は足の後端背側にあり, 腺は柱状の上皮細胞からなりこれから粘液を分泌する。成熟個体ではこの粘液は用いられたすべての組織化学的染色法によってよく染まったが, 幼若個体では染色反応は微弱であった。反応は性的成熟に伴い強さを増し, 成熟すると最大となる。粘液の成分は酸性粘液多糖と, 中性の粘液物質とサルファミュシンであった。これらの粘液物質の濃度は生活史中種々に変化をすることが判った。
著者
斎藤 努 松井 孝誌 本多 英基 田所 嘉昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-03-11

楽器音の自動採譜に関する研究として、倍音の影響を無視することができる方式として、くし型フィルタに基づく採譜方式が提案されている。今回はこのくし型フィルタをオーバーサンプリング法を用いて構成し、音階の識別について検討する。
著者
干場 圭太郎 川村 新 飯國 洋二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.64, pp.31-36, 2007-05-17
被引用文献数
4

自動採譜システムを実現するためには,音高推定技術が不可欠である.音高推定技術とは,楽音の基本周波数を推定する技術のことである.従来の研究では,楽音データを周波数領域に変換してから,基本周波数を求めることが多い.しかし,楽音の平均律音階の隣り合う音高の基本周波数比は2^<1/(12)>であり,その周波数配置は等間隔にならない.そのためFFTなど等間隔の周波数成分を求める手法では,多重音の求めたい音高の基本周波数を直接求めることができず,周波数補正などの処理が必要とされる.また,この方式では,演算量の観点から音高推定のリアルタイム実現は困難である.これに対して本論文では,ノッチフィルタを利用した時間領域の音高推定法を提案する.提案法では,少ない演算量で基本周波数を求めることができ,音高推定のリアルタイム実現に適している.