著者
安藤正純編述
出版者
日本佛教協會
巻号頁・発行日
1916
著者
安藤正純編
出版者
青山社
巻号頁・発行日
2004
著者
苣木 淺彦 長谷川 修三
出版者
The Society of Resource Geology
雑誌
鉱山地質 (ISSN:00265209)
巻号頁・発行日
vol.2, no.6, pp.185-196, 1952-12-25 (Released:2009-06-12)
参考文献数
49

The Hayama Mine is situated on the Abiikuma Plateau about 15 kilometers to the southeast of Fukushima City. The district is composed mostly of hornblende biotite granodiorite. However, some hornfels and ultra-basic rocks, such as dunite and diallagite, are present in the form of a roof-pendant. The nickel-bearing minerals, such as niccolite, gersdorffite, pentlandite and nickeliferous pyrrhotite etc., occur as fine grains in the forsterite aggregates, which form a vein-like body in dunite. The forsterite rock is also cut by remarkable black veinlets, composed of the acicular or fibrous crystals of ludwigite. Ludwigite is known to be produced by the chemical reaction of boron- and iron-bearing emanations from granitic magma on some magnesium-bearing rocks such as dolomite and magnesite. Under the microscope, the nickel minerals generally appear in pure crystals, filling up the interstices between the forsterite grains. The niccolite, is rarely rimmed with gersdorffite. Ludwigite is always accompanied by magnetite and chromite which are thought to have been derived from the ultra-basic rock.The paragenesis of nickel minerals-forsterite-ludwigite-chromite is very critical in the interpretation of the ore genesis. This deposit must be studied from two viewpoints, one from magmatic differentation and the other from contact metasomatism.
著者
楠 健志 上野 健一
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.100, no.6, pp.913-926, 2022 (Released:2022-11-30)
参考文献数
59
被引用文献数
3

夜間の気温逆転(NTI)は山岳域の局地気候を特徴づける重要な因子である。中部日本におけるほとんどの山岳斜面は森林で覆われているが、森林の開葉・落葉が盆地内のNTIに及ぼす影響は解明されていない。長野県菅平高原の標高1320mに位置する混交林で、3年間にわたり葉面積指数(LAI)を観測したところ、盆地内のNTIは開葉に伴い弱化し、落葉に伴い強化する事が明らかとなった。数値標高・土地利用データを用いて、夜間冷気流が生じる流域内の落葉・混交林の分布を特定した。有効積算気温に基づき推定した流域スケールでの開葉・落葉時期は、NTI変化とほぼ一致した。微気象観測によると、林床でのNTIと近隣草原での斜面下降風は放射冷却が卓越した落葉期夜間に強化した。春季落葉期間と夏季開葉期間で夜間静穏晴天日をそれぞれ22日、30日分抽出した。冷気湖の発達に必要となる損失熱量を推定し、森林域での貯熱フラックスに変換した。貯熱フラックスは落葉期に比べて開葉期が3.8W m -2増加し、従来の研究で推定されている森林の貯熱量(数10W m -2)より少量となった。これは、開葉に伴う森林の貯熱量増加が夜間の放射冷却量を相殺し林床での重力流を弱めている事を示唆している。

1 0 0 0 OA 年録

出版者
巻号頁・発行日
vol.[384],

1 0 0 0 OA 年録

出版者
巻号頁・発行日
vol.[351],
著者
森藤 雅彦 浜中 喜晴 平井 伸司 宮崎 政則 中前 尚久
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.94-98, 2001-01-25 (Released:2009-08-24)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

中皮腫は漿膜最上層のmesothelial cellを発生母地とする腫瘍である.われわれは,肉眼的に限局した形態で発見された悪性胸膜中皮腫の1例を経験したので報告する.症例は57歳,男性.胸部異常陰影にて入院した.精査にて横隔膜原発腫瘍を疑い胸腔鏡下切除術を施行した.術中迅速病理にて悪性所見を認め,肺,横隔膜にも浸潤していたため右肺下葉,横隔膜の一部を合併切除した.術後の病理組織検査にてmalignant mesotheliomaが疑われ,免疫組織学的検討にてCytokeratin陽性, Vimentin陽性, CD34陰性であった.その後2度局所再発し,手術と化学療法を施行し,現在外来通院中である. malignant mesotheliomaは診断が困難であるが,他疾患との鑑別に免疫組織学的検索が非常に有用である.現在本疾患に対する有効な治療法はなく,予後も極めて不良と言われる.新たな治療法の解明のためにも他疾患との明確な鑑別診断が必要と考える.
著者
横山 真太郎
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.86, no.4, pp.347-355, 1978 (Released:2008-02-26)
参考文献数
56

北海道に生育した群(HK群)とそれ以外の群(非HK群)から成る被験者について,至適環境から寒冷環境移行に伴なう shivering による局所筋産熱と循環機能の心拍数変化を検討した。心拍数評価では,諸家の報告の検討を経て,それが冷刺激による副交感神経性の抑制と産熱の酸素消費増大に伴なう運動時と同様な交感神経性と思われる促進との拮抗関係の上に成り立ち,下降は個体全身にとって軽度の,上昇は重度の寒冷環境条件に対応していると考えるに至った。その観点に立って両群の寒冷適応の異同の説明を試みた。筋電図による局所筋産熱の評価では今回の設定条件においてHK群は体幹部のみを中心に増大していること,及び非HK群ではHK群と同様なグループと体幹部並びに下肢部の筋に増大がみられるグループに分かれ,両群には差異が存在することが明らかとなった。併せて,軽度と重度との間の心拍数の変動に関して,至適時に比して余り変化のない場合と増加状態へ転ずる場合の違いは,shivering が体幹部のみならず四肢部特に下肢部の巨大な筋にまで波及しているか否かによると考えられ,寒冷環境下の心拍数変化の意味付けが深まった。
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2013

1 0 0 0 OA 寿々

著者
山内吾八 著
出版者
芸艸堂
巻号頁・発行日
vol.〔第1期〕 2, 1918
著者
東 美希
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.312, 2019 (Released:2021-10-30)

平成28年熊本地震(以下、熊本地震)は、観測史上初めて、同一地域において28時間の間に、最大震度7の地震が2度発生し、熊本市や上益城地域、阿蘇地域を中心に多数の家屋倒壊や土砂災害など、甚大な被害をもたらした。この地震で、本県の総合周産期母子医療センターである熊本市民病院も深刻なダメージを受け、NICU(新生児集中治療室)やGCU(新生児回復期治療室)、小児病棟の入院患児らは、緊急避難および転院を余儀なくされた。 このような中、県は、県内の小児周産期医療の関係者と情報交換や連携をしながら、NICU病床等の調整や、主要医療機関による小児周産期医療提供の補完等、医療提供体制の再構築を行った。幸いなことに、平成27年度に本県の独自の取組みとして、小児在宅医療を提供している医療機関や事業所を対象に、災害時における非常用発電機を整備する補助事業を実施していたことから、熊本地震の停電の際に整備機器が有効に活用され、在宅医療児が安全に避難生活を送ることができた。 国は、平成28年12月に、東日本大震災の経験を踏まえ、災害医療コーディネーターと連携して小児周産期医療に関する情報収集や関係機関との調整等を担う「災害時小児周産期リエゾン」の養成を開始した。本県においても、熊本地震の経験を踏まえ、災害時の小児周産期医療の提供体制の強化を図るため、2024年度(令和5年度)までに産科医および小児科医を合計12名養成する方針を定めた(平成31年3月末までに8名養成)。さらに、この4月には熊本大学と連携のもと、九州各県の小児周産期リエゾンおよび行政職員の顔合わせを行い、九州ブロックでの連携強化を図ったところである。 また、昨年9月に発生した北海道胆振東部地震における大規模停電の実態を受け、特に停電の影響が大きい人工呼吸器を使用する在宅療養児の災害対応を再確認するために、県内の主要な小児在宅医療関係者を招集し、災害時における小児在宅医療提供体制に関する意見交換を実施した。今後の課題として、ライフラインが寸断するなどの大規模地震が発生した場合に、発災後3日間を乗り切るための平常時からの準備、自助・互助の意識の醸成や地域のつながりの強化、医療的ケア児等の全数把握と具体的な災害時対応の検討が挙げられ、平時からの訓練や災害時の活動を通じて、地域のネットワークを災害時に有効に活用する仕組みの検討を行っているところである。 略歴 熊本県健康福祉部健康局医療政策課 参事 東 美希

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1919年10月13日, 1919-10-13
著者
長 雄希 國部 雅大
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第20回大会
巻号頁・発行日
pp.84, 2022 (Released:2022-11-24)

創造性は一般的に, 現在行っている課題から注意が逸れて自発的な思考を行うマインド ワンダリング(以下 MW)と関連があることが明らかになっているが, スポーツ領域におけ る両者の関係性は未だ明らかにされていない。また, サッカーにおいて, スポーツに特化 した創造性はポジションや競技経験との関連が深いことが報告されているが, これらの要 因と MW の関係性は不明である。そのため, 本研究ではサッカー経験者における創造性, MW 傾向の相違, ポジション及び競技経験の各要因の関係性を検討することを目的として, サッカーの競技経験(経験年数:15.6±3.3 年)を有する大学院生 18 名を対象にアンケート 調査, 質問紙調査及び創造性テストを実施した。その結果, 一般的な創造性と MW 傾向や 競技レベル, ポジションとの関係性は示されなかったが, ポジションの違いによって MW 傾向が異なる可能性は示唆された。本検討より, サッカーにおける各要因の関係性を検討 するには, サッカーに特化した創造性の課題や MW の尺度を利用することが望ましいと推 察された。
著者
小池 誠
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2022-CE-167, no.19, pp.1-2, 2022-11-26

第二次世界大戦中に米国海軍に従軍したウィラード・ヴァン・オーマン・クワインは,1951 年に「経験主義の2つのドグマ」という論文を発表したのだが,2 つのドグマとは分析・合成のドグマ及び還元・検証のドグマを意味する.分析・合成のドグマは最高傑作「純粋理性批判」のカント道徳哲学を「神の声」ないし幻聴として実装するとともに,還元・検証のドグマは哲学者カントの「実践理性批判」で提唱した定言命法を実装する.ここで,還元はリモート・センシングで計測した脳波を解読して言葉に変換することであり,その検証として,論理機械ないし人工知能から電磁波ビームを頭部に照射して対象者の脳波及び行動を変更し,言葉と脳波と行動が対応することを実証する.定言命法の実装は記号論理の実装であり,対人レーダーに搭載された人工知能にゲーム理論が応用されている.バートランド・ラッセルなどの分析哲学,ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタインなどの論理実証主義は秘密にされている人工知能の機能を解説するものであり,カントが提唱した理念は,200 年以上に渡る秘密国家プロジェクトで次第に実現していった.フォン・ノイマンは,ゲーム理論に関する秘密の機械の一側面について哲学として開示するのでなく,経済学者モルゲンシュテルンとの共著「ゲームの理論と経済行動」を通じて経済学として開示した.ノバート・ウィーナーはサイバネティクスとして無線通信とコンピュータが一体化した機械を開示した.罪刑法定主義に起因して慣習刑法は禁止されるべきであるが,自然法による制裁が世界各国で慣習刑法として秘密裏に実行された結果,統合失調症が発症する.
著者
中島丈博
出版者
NHK
巻号頁・発行日
1975-11-15
著者
竹内 淑恵
出版者
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター
雑誌
イノベーション・マネジメント (ISSN:13492233)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.53-78, 2019-03-29 (Released:2020-03-31)
参考文献数
48
被引用文献数
1

多くの企業が、Facebookページ(以下、FBページ)を統合マーケティング・コミュニケーション戦略の一環として活用している。これまでの研究では、FBページを展開している企業が多数存在するにもかかわらず、少数のFBページに限定して調査する、あるいは、多数のFBページのデータを収集した後、集計して分析するというアプローチが採られてきた。そこで本研究では、38ブランドのFBページに対する消費者反応データを用いて、階層線形モデルの適用可能性を検討した。階層線形モデルは、個人レベル(消費者)と集団レベル(FBページ)という階層的なデータを適切に分析するための手法である。分析の結果、集団レベルの誤差を固定効果としたモデルよりも、変量効果としたモデルのほうが適合度が有意に高いこと、個人レベルの効果に関して、FBページ間の異質性を仮定したモデルのほうが、独立変数(信頼、相互作用、コミットメント)による従属変数(推奨意図)に対する説明力が高いことが明らかになった。また、集団レベルの変数である、年齢、男女比率、人気ランキングには有意な効果が認められなかった。一方、満足度、快楽的動機においては、個人レベルの効果のみならず、集団レベルの効果を扱うことにより、モデルの説明力が高まることが見出された。
著者
三宅 明正
出版者
千葉大学文学部
雑誌
千葉大学人文研究 (ISSN:03862097)
巻号頁・発行日
no.41, pp.1-13, 2012

千葉大学「人文研究」第41号