1 0 0 0 OA 雪と国鉄

著者
小竹 豊
出版者
公益社団法人 日本雪氷学会
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.9-15, 1959 (Released:2009-07-23)
著者
緒方 美和子 原田 直子 山口 佐緒理 中島 正俊 田上 順次
出版者
一般社団法人 日本接着歯学会
雑誌
接着歯学 (ISSN:09131655)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.212-219, 1999-12-15 (Released:2011-06-07)
参考文献数
11
被引用文献数
1

#600研磨紙 (AP#600), ダイヤモンドポイント (DP), 目の粗さの異なる2種類のスチールバー (SB600, SB703) 仕上げの象牙質面に対するレジンの接着性を評価するため, ClearfilLiner Bond II, Clearfil Liner Bond IIΣ, Clearfil MEGABONDを用いて試料を作製しMicrotensile bond testを行った.その結果, いずれの接着システムにおいても, 接着強さはAP#600群において最大値を示し, SB600群, SB703群, DP群の順に低下した.特にLBIIΣ においては各群の接着強さの間に有意差を認めた (p<0.05).接着強さの低下の原因として, バーにより切削された群では基質象牙質面上のスメアー層の厚さや性質がAP#600群と異なるため, セルフエッチングプライマーによって脱灰, 除去しきれずに象牙質上に残存するスメアーが増加し, スメアー層下の象牙質の脱灰, 象牙質内へのボンディング材の浸透が不十分となったことが考えられた.
著者
岡野 一郎
出版者
国立循環器病センター(研究所)
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2003

α-ラトロトキシンはセアカゴケグモ(Latrodectus mactans)の毒腺より単離された神経毒である。その作用機序は。哺乳類の神経シナプス前膜に局在する、リガンドが未知の細胞膜7回貫通型受容体CL1(calcium independent latrotoxin receptor (CIRL)/Latophilin 1)に特異的に結合し、神経終末より神経伝達物質の異常放出を促す。その結果、痛み,発汗,呼吸不全などの自律神経の失調をもたらす。α-ラトロトキシンによりもたらされる細胞内分泌顆粒放出のメカニズムは、細胞内外のカルシウムイオンに非依存的に生じることから、この放出がこれまで知られている経路とは異なる、未知の細胞内シグナル伝達系を介している可能性が強く示唆されている。本研究では、CL1の内在性リガンドを単離することにより、神経伝達を含めた細胞内分泌顆粒の放出の新たなメカニズムを明らかにし、神経系,内分泌系における生理的な機能と意義の解明を目的とする。これまでの研究では、細胞内サイクリックAMP(cAMP)濃度の増減をルシフェラーゼ活性でモニターできるよう、cAMP応答配列の下流にルシフェラーゼ遺伝子を繋いだレポーター遺伝子を開発した。更にHEK293細胞とCHO細胞について、このレポーター遺伝子とCL1遺伝子を恒常的に発現する細胞株を樹立し、これらにラットの組織より抽出した生理活性ペプチド画分にて刺激を加えた。複数の画分において細胞株のcAMPを上昇させるものが認められたが、アミノ酸配列を解析したところ、既知のもの若しくは蛋白質が部分分解したものであった。そこで、これら偽陽性を早い段階で排除する目的と、受容体が似ているのならそのリガンドも相同性を持つであろうという予測のもとに、CL1と相同性のあるオーファン受容体CL2,CL3について同様の手法により細胞株を樹立した。これらに共通して反応する画分が最も可能性があるものではないかと考えていたが、検索の結果はこれまでと同様、既知蛋白質が分解したものが大部分であった。また未知のものについても、予想される塩基配列をもとにcDNAクローニングまで行ったが、分泌配列が見当たらず、生理活性ペプチドというよりも何らかの構成蛋白質と考えられるものであった。CL1,2,3が生理活性ペプチドの受容体であることはその構造から十分に予測できることから、恐らくこの結果はリガンドの組織含量が低いことが考えれる。そこで今後は、上記の細胞株を用いた検索を行うと共に、ラットの脳より単離した神経細胞にCL1,2,3とレポーター遺伝子を導入して検索を行うことを予定している。これら受容体は生体内では神経細胞に特異的に発現していることから、通常の細胞株よりも神経細胞を用いた場合の方が、より高感度で反応を検出できる可能性が考えられる。
著者
加藤 英明 高橋 大志
出版者
日本ファイナンス学会 MPTフォーラム
雑誌
現代ファイナンス (ISSN:24334464)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.35-50, 2004-03-31 (Released:2018-12-07)
参考文献数
11

本稿は,日本の株式市場と天候の関係を過去40年間の日次データを基に分析したものである.伝統的ファイナンスの立場にたてば,天候が株価に対し影響を与えると考えることは難しい.しかし,分析の結果は,株価の動きと天候の間には,統計的に有意な関係があることを示している.さらに,その関係は,これまでに報告されている月曜効果,1月効果などのアノマリーを考慮しても,強く残ることが確認された.これらの結果は,伝統的ファイナンスの仮定している合理的な意思決定では投資家行動を説明できないことを示唆している.
著者
高橋和雄
出版者
長崎経済研究所
雑誌
ながさき経済
巻号頁・発行日
vol.2006年(6月), no.200, 2006-05-26
出版者
熊本営林局
巻号頁・発行日
vol.昭和32年, 1957
出版者
熊本営林局
巻号頁・発行日
vol.昭和35年, 1960
出版者
元文社
巻号頁・発行日
vol.南日本編, 1900
著者
南 祐仁
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.109, no.1, pp.64-68, 2020-01-10 (Released:2021-01-10)
参考文献数
6

本邦で非アルコール性脂肪肝炎/非アルコール性脂肪性肝疾患の新規治療薬として開発されていた薬剤として,selonsertib(第III相)とobeticholic acid(第II相)があるが,十分な有効性が確認できず,国内での単剤での開発は中止されている.ClinicalTrials.govのホームページ(https://clinicaltrials.gov/)で検索すると,国内では,その他に5つの薬剤が第II相試験中であり,今後の結果が注目される.海外では,さらに多くの薬剤が開発中であるが,単剤だけでなく,新薬同士の併用試験もいくつか実施されており,今後の成果が期待される.
著者
岡林 希依 末永 宇識 淺井 雅人
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会論文集 (ISSN:13446460)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.41-49, 2016 (Released:2016-02-05)
参考文献数
28
被引用文献数
2

For practical CFD-aided design of riblets on aircrafts, we are aiming to develop a Reynolds-Averaged Navier-Stokes (RANS) turbulence model which can simulate drag reduction effects without resolving fine-scale flows near the riblets. Wilcox's rough wall boundary condition for Menter's SST model is modified to reproduce velocity shift in logarithmic region corresponding to riblet's drag reduction effects. Two basic relations for this model are derived from available experimental data and parametric analysis, and are validated in zero-pressure gradient boundary layers with two different-geometry riblets. Drag reduction rates corresponding to experimental results can be obtained with these relations. The new model, however, underestimates the effects of riblet mounted on NACA0012, which suggests that further improvement of the model is needed to account for influences of pressure gradient.