著者
蓮井 洋志
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.11, pp.1-7, 2010-11-27

本研究では、作曲モデルにメロディー内のユーザの好みの偏りを学習する方法を導入し、それを用いて対話型選択集団山登り法を利用した対話型作曲支援システム rank-c-Sonneteer2 を実現する。本手法は、評価のランクによって親を選択する集団山登り法である。Rank-c-Sonneteer2 は、対話、親の入れ換え、選択、学習と生成をくり返す。まず、対話において、ユーザが、入力のメロディーを改善、評価する。評価では各音符ごとに 4 段階評価する。親の入れ換えにおいて、評価値が親よりも高ければ、前の親と入れ換えて、親ベースに登録する。選択において、システムは評価のランクに親を選ぶ。学習と生成において、作曲モデルがシステムに選ばれた親を 11 回学習し、親ベースの他の親を 1 回学習し、その学習情報をもとに近傍解、つまり子を生成する。この 4 つのプロセスを好みのメロディーを作曲するまで繰り返す。モデルは学習データをもとにメロディーを生成するが、ランダムウォークで生成するために好みの部分を持たないメロディーを作曲してしまう場合がある。モデルが音符ごとの 4 段階の評価に対して好みの部分の音符の重みを大きくして学習すれば、よりユーザの好みを反映した近傍解を生成できる。本論文では、このモデルを実現したシステムとそのシステムを使って作曲したメロディーについて述べる。In this study, I implemented the computer aided composition system, rank-c-Sonneteer2, with the interactive selective population climbing, where the composing model introduced on learning the favorite bias of the user's evaluation. This method is population climbing which selects the parent with respect of the rank of its evaluation value. Rank-c-Sonneteer2 repeats the interaction, the exchanging the parent, the selection, and the learning and generating until the user gets the favorite melody. First, in the interaction, the user improves the inputted 10 melodies into more favorite melodies, and evaluates the improved melodies. The evaluation method is that the user evaluates 4 level of every note in these melodies. In the exchanging the parent, the system exchanges the offspring higher evaluation value with the parent, and enters into the parent base. In the selection, the system selects 10 parents with respect of the rank. In the learning and generating, the composing model learns the selected melodies 11 times and the other parents in the parent base once, and generates the melody, the offspring near the parent, with randomwalk. Although the model generates the melody based on learning information, it sometimes generates a melody which does not have favoroite part, because of generating with randomwalk. If can learn the favorite bias, the model can generate neighbours which are more reflected on the user's favor. In this paper, we described about the implementation of rank-c-Sonneteer2 with this composing model and the composed melodies with the system.
著者
礒川 直大 西山 勇毅 大越 匡 米澤 拓郎 中澤 仁 高汐 一紀 徳田 英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. UBI, [ユビキタスコンピューティングシステム] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.5, pp.1-8, 2015-05-04

魚を飼い,その水槽を鑑賞することは,我々の生活に潤いと落ち着きを与えてくれる.観賞魚を飼育する上で水槽内の環境や魚の体調管理が重要となるが,観賞魚は自分の状態を飼い主に伝えることができないため,飼い主が魚の状態に基づきインタラクティブに飼育することは難しい.本研究では,観賞魚の位置情報をもとに水槽背面のディスプレイに観賞魚の状態を表示することで,飼い主に水槽内の環境や観賞魚の体調などの情報を伝えるシステム "Aqua Mapping" を提案する.本システムにより水槽を介した観賞魚とユーザのインタラクティブな飼育環境を提供する.
著者
山本 強 青木 由直
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.1-8, 1990-07-15
被引用文献数
1

本論文では小型 高速のCommon Lisp処理系を実現するための記憶領域管理の方式を提案し それにもとづいた処理系 HCL (Hokkaido Common Lisp)について報告する.本論文で提案する単一ヒープ2領域法は一個の連続するヒープ領域を下向きに成長する可変長オブジェクト領域と上向きに成長する固定長オブジェクト領域に分割して管理するものである.本方式は領域の細分化を行わないためページ型の管理を行う処理系に見られるページ残量がオブジェクトサイズに満たない場合に生ずる無効領域が発生しない方式の一つである.またガーベジコレクションに関してアプリケーションプログラムの動的な特性解析を行った結果 一般にコンス領域が大食消費 大量回収の傾向があることが明らかになり その特性を考慮した新しいガーベジコレクションの制御法を提案し実装した.HCLにおいてそれを用いない単純な制御方式と比較した結果GC時間について15%程度の改善が可能であることが示された.
著者
畑野 快 溝上 慎一
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.13-21, 2013
被引用文献数
2

本研究の目的は,大学生の学習を態度と時間の2側面から捉えた上で主体的な授業態度に着目し,その測定尺度(Active Class Attitude scale;ACA尺度)の妥当性の検討を行い,主体的な授業態度と授業内,外学習時間に基づいて学生タイプを作成することで,大学生の学習を量・質の両方の側面からサポートする視点を検討することであった.そのために大学1年生204名を対象とした質問紙調査を行い,まず主体的な授業態度と学習に対する積極的関与との弁別性を因子分析によって検討したところ,主体的な授業態度と積極的関与の項目が異なった因子に負荷することが確認された.次に主体的な授業態度と授業内学習時間,授業外学習時間,自主学習時間との相関関係を検討したところ,主体的な授業態度は全ての学習時間と有意な正の関連を示すことが確認された.最後にクラスタ分析によって主体的な授業態度と授業内,外学習時間に基づく学生タイプを作成したところ,5つの学生タイプが得られた.以上の結果を踏まえ,ACA尺度の弁別的,収束的妥当性及び学生タイプに基づいたサポートの方策について議論を行った.
著者
上倉 泉
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.23-29, 2003-03-15
著者
黒木 康平 溝田 武人 大屋 裕二 岡島 厚
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.147-148, 2008

Less spinning soccer ball aerodynamics are studied by wind tunnel experiments. Aerodynamic force of unsteady lift and side ones acting on the ball at rest are measured and estimated flight trajectory. Well agreements of flight shift magnitude in lateral direction between observed and calculated ones are obtained. As a result, in this stage the cause of this strange behavior of less spinning soccer ball is clarified by self-excited buffeting phenomenon of irregular behavior of horseshoe-shaped vortex and longitudinal twin one, which already discovered with supper critical Re number region of smooth sphere by Taneda(1976).
著者
松原 英輝 入口 豊 中野 尊志 西田 裕之 中村 泰介
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. IV, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.51-70, 2006-09-29

競技スポーツにおいて,若年期から発育・発達を考慮した選手育成を行っていく必要性があることは世界の常識となっている。フランスは,1970年代始めにヨーロッパにおいてプロサッカー選手育成システムをいち早く導入し(モアン,2000),世界のサッカー界の中でも先駆的に若年層の体系的・組織的育成に着手している国である。また同時に,強豪国の中で唯一国立のサッカー学院を持つ国でもある。その成果が,1998年のワールドカップでのフランス代表チーム優勝へと結実したとも言われている。本研究は,このフランスの青少年期におけるサッカー選手育成システムに着目し,その長期的な視野に立った若年層の選手育成システムの理念と実情を分析し,今後の日本の青少年サッカー選手育成システム改革に資する資料を得ることを目的とする。特に,本稿ではフランスの若年層におけるサッカー選手育成システムの現状とその特徴について、(1)育成スタイル(2)育成年齢とその期間(3)システム化されたプログラム(4)育成のための特別な施設(5)中央と地方との結びつき(6)育成システム終了後のプロサッカー選手への到達率とその活躍の6つの視点から明らかにした。
著者
堀田 真理
出版者
東洋大学
雑誌
経営論集 (ISSN:02866439)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.149-172, 2010-03