1 0 0 0 国家の怠慢

著者
高橋洋一 原英史著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
2020
著者
原英史著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
2019
著者
久保田 恭行 矢吹 信喜 福田 知弘
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F3(土木情報学) (ISSN:21856591)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.21-34, 2022 (Released:2022-07-20)
参考文献数
38

シールドトンネルの工事では,計画線形に沿う掘進が基本であるが,実績との間に偏差が生じる.この際,生じた偏差を緩やかに計画線形に戻す目標線形を描き,これに沿って掘進する必要がある.これらの作業は熟練者の経験や試行錯誤の操作によりシールドマシンを制御しており,省力化が課題である.また,熟練した技術力を有する掘進管理者とオペレータは高齢化し,そうした技術力が失われることが懸念される.このため,機械学習によりシールドマシンの操作を自動化することが求められるが,関連研究の手法では目標線形に沿って掘進する操作パラメータを自動算出できなかった.そこで,本研究では,機械学習を用いて,計画線形が直線である区間を対象に,操作パラメータの最適値を自動算出する手法である自動操縦モデルを開発することを目的とする.
著者
山岡 亞夫
出版者
The Japan Institute of Electronics Packaging
雑誌
エレクトロニクス実装学会誌 (ISSN:13439677)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.89-97, 2002-01-01 (Released:2010-03-18)
参考文献数
27
被引用文献数
1 1
著者
永井 恵一 十代田 朗 津々見 崇
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.41.3, pp.935-940, 2006-10-25 (Released:2018-06-26)
参考文献数
10

本研究では、東京都内のキリスト教会を対象に、教会の立地の変遷と移転の要因から、教会が都市空間においてどのような位置付けにあるのかを考察することを目的とする。その結果、(1)東京都内における教会立地の変遷は、築地居留地を起点に、徐々に西進、郊外化が進んでいる。(2)教会の移転理由として大きく5種類が抽出され、戦後には、区画整理等や財政・立地の問題等、内部的問題による移転が多く見られた。特に区画整理による移転は、戦後に教会の移転が減少する中で、大きな割合をしめるようになっている。(3)教会史から移転に関する議論を抽出することにより、初期においては、教会の財政や伝道の進展の問題の原因を、教会の立地の悪さに起因するものと見なし、会員の獲得のために移転を議論する傾向がみられた。また、震災後の議論では区画整理が多く見られるとともに、教会の周辺の「環境の変化」が議論されており、移転の要因のひとつとなっていることが明らかになった。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1939年04月26日, 1939-04-26
著者
平山 久雄
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1989

上田正『切韻諸本反切総覧』に復元推定されている原本『切韻』の反切を,吟味を加えつつカ-ド化し,反切上字の韻母・反切下字の声母の全体的分布に関する詳しい統計表を作成した。これは随唐音韻史の基礎である『切韻』の音韻体系に関する考察を進める際の基本資料として永く役立つものである。現代諸方言の調査資料についても鋭意収集し,音韻の地理的分布について知見を増すことができた。これらの資料を用いて,従来から議論の多い随唐音韻史上の諸問題について考察し,自分として一応納得のゆく結論に達した。「舌上音」の音価については現在有力なretroflex説を否定しpalatal説を支持する結論を得た。「重紐」については声母によって音価のニュアンスが異なること,喉音韻尾については円唇性の弱化と口蓋性の強化とが随唐音韻史の経過において相互に関連すること,などを立証しえた。声調に関しては,方言資料・文献資料および押韻資料の分析を通じて,上古音より随唐を経て現代官話諸方言に至る声調調値価変化の大筋を初めて描くことができた。その結果,上古音時期には音韻論的な意味での声調はまだ存在せず,主母音・韻尾における喉頭緊張の有無が声調の区別に転化したとの結論を得た。これは中国語とチベット語との親近性に一つの追証をもたらすものである。以上のような中国語音韻史に関する新知見を織り込みながら,研究代表者の旧稿「中古漢語の音韻」(大修館『中国文化叢書』所収)を大幅に改訂補充した「中古音講義」なる原稿をほぼ完成した。更に多少の改訂を加えて出版を考える予定である。
著者
大饗 和憲 井口 浩一 森井 北斗 上田 泰久 八幡 直志 高橋 翼 松田 浩美 笠原 知樹 田沼 悠太
出版者
一般社団法人 日本外傷学会
雑誌
日本外傷学会雑誌 (ISSN:13406264)
巻号頁・発行日
pp.36.3_03, (Released:2022-03-04)
参考文献数
7

高齢者の非骨傷性頸髄損傷に対する積極的早期手術療法の治療成績について報告する. 対象と方法 : 70歳以上の非骨傷性頸髄損傷患者に可及的早期に除圧術を施行し, その術後成績を検討した. 結果 : 治療を行ったのは59例でそのうち手術を行ったのは57例であった. 男性48例, 女性9例, 平均年齢78.2歳, ASIA分類でAIS A13例, B8例, C36例であった. 受傷から手術までの時間は中央値9時間, 在院日数は46日, 入院中の死亡は5例 (8.8%) であった. 入院中にAISで1段階以上改善した症例は40例 (70.2%) で, そのうち7例 (全体の12.3%) では2段階以上の改善がみられた. 考察 : 高齢者の脊髄損傷は神経学的予後が悪く, 合併症により死亡率も高いと報告されている. しかし, 高齢者であっても積極的に早期に除圧を行うことで死亡率を下げることができ, 機能予後も改善できると考える.
著者
中永 士師明
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.847-852, 2010 (Released:2010-12-24)
参考文献数
29
被引用文献数
12 10

治打撲一方を服用した場合の酸化ストレス度と抗酸化力を測定し,経時変化について検討した。健常人20例に治打撲一方7.5g/日を3日間服用させ,服用直前と服用72時間後に酸化ストレス度(d‐ROMsテスト)と抗酸化力(OXY吸着テスト)を測定した。酸化ストレス度について服用前後で有意な変化はみられなかった。一方,抗酸化力は服用直前と比べて服用後には有意に低下した(p=0.0290)。服用中に副作用のため,中断した症例はなく,肩こり・便通・打撲痛などの改善といった好反応は6例にみられた。特に好ましい反応がみられなかった14例については,服用後に治打撲一方は酸化ストレス度,抗酸化力ともに有意に低下させた(p=0.0279,p=0.0413)。治打撲一方は体内の抗酸化力を動員して病態改善に寄与する可能性が示唆された。
著者
水沼 淑子
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.25, no.59, pp.463-466, 2019-02-20 (Released:2019-02-20)
参考文献数
6

The Toma residence located in Chigasaki was constructed in 1930, and Nishimura Architect Company joined in the construction. Nishimura Architect Company was normally conducting design with construction, but in the Toma house the company was responsible only for the design. The Toma Family possess the design books, specifications and estimates by Nishimura Architect Company. Those documents show that the company used original specifications, considering the Western style housing.
著者
小司 久志 平井 隆仁 白倉 哲郎 詫間 隆博 沖野 哲也 若月 保志 沖野 光彦 二木 芳人
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.87, no.5, pp.608-612, 2013-09-20 (Released:2015-02-18)
参考文献数
9
被引用文献数
4 5

A 37-year-old Nepalese man was admitted to Showa University Hospital because of a loss of consciousness and seizures. He had lived in Nepal, Qatar, Singapore, and India before the age of 34 years.He had no history of having eaten raw pork. His physical findings were normal excluding an abnormal visual field, and a positive serum antibody test result for Taenia solium, CT and MRI examinations showed multiple nodular lesions in his brain and thigh. We resected a cyst from his left thigh and diagnosed him as having cysticercosis based on the presence of characteristic hooklets and suckers on a pathological examination. Later, the Asian type of Cysticercus cellulosa was identified using a mitochondrial DNA test. Albendazole (800mg/day) and prednisolone (60mg/day) were administered for 14 days. All cysticercus were smaller on Day7 andhad almost disappeared on Day14. No adverse effects from the treatment occurred. Cysticercosis is rare in Japan, and cases requiring treatment for a large number of cysticercus in the brain and thigh are rare. We report a case of neurocysticercosis that had a good clinical course.